3 / 3
第一章 軍学校の少女たち
第三話 出会い③
しおりを挟む
「よし、誰もいないな」
建物の陰から誰もいないことを確認すると、目立たないよう慎重に先へ進む。二人の少女に殺されそうになってからも、裕二は校内を彷徨っていた。
まったくひどい目に遭った。まかり間違えば、本当に死んでいたかも知れない。だから誰にも見つからないよう、こうして隠密行動を取っている。
「それにしても、本当にここは軍学校なのか……?」
裕二がずっと気になていることだ。
軍学校はその名の通り、軍の兵や士官を養成することを目的にする学校だ。かつては日本にも多く存在したが、軍が解体された現在は、一つとして残っていないはず。
「もしかして、自衛隊の学校って意味だったのかな?でもそれなら、わざわざ軍学校なんて言い方する必要ないし……」
ミリタリーの知識をフル活用し結論を出そうとするが、いくら考えても答えは見つからなかった。
再び建物の角から先を確認する。幸い誰もいなかったが、その代わり、今までとは違う外見の建物を見つけた。
「なんだあれ?」
石造の巨大な建物だった。外壁の石は桃色がかった灰色で、正面にはまるでギリシャ神殿のような石柱が立ち並んでいる。
一体何の建物なのか?
気になった裕二は、建物を横目に見る。おかげで大量の本を抱えた少女が、正面から来ていることに気づかなかった。
「うわぁ!?」
「きゃっ!?」
そのまま二人は真正面から衝突。裕二は後ろへよろめき、少女は尻餅をついた。
今までの少女より背が低く、体格も小さい。桃色の髪は肩あたりで切り揃えられ、クリクリとした可愛らし目をしていた。見た目からして、小学校高学年くらいだろうか?
そうすると裕二は、思いっきり小学生を突き飛ばしてしまったことになる。
「はうぅ…痛いのですぅ」
「ご、ゴメン!考え事してて気づかなか———」
すぐ彼女に謝罪しようとする。だが裕二は、はっきりと言葉を伝えられなかった。少女はあの、軍服のような制服を着ていたのだ。
この少女も、俺に何かするつもりじゃ……!?
今までその制服を着ていた二人は、いずれも裕二に危害を加えようとした。小学生くらいとはいえ、彼女が裕二に何もしないとは限らない。
すぐに裕二は、もしもに備え逃げの姿勢をとった。
だが少女は、
「はわわわわ!?ご、ごめんなさい!あ、あの、七海急いでたものですから、前がよく見えてなくてっ!」
裕二を見るなり、怒涛の勢いで謝り始めたのだ。目に涙を浮かべながら、腕をブンブン振り回し、謝ることに必死であることが十分すぎるほど伝わってくる。おかげで裕二は、申し訳なく思う以前に困惑してしまった。
「えっ、ああいや、あの……」
「ももももしかして、ど、どこかお怪我をされたんですかっ!?それは大変ですっ、直ぐに医務室へ……」
「ちょ、ちょっと待って!一旦落ち着こう。ほら、とりあえす深呼吸して」
弾丸のように謝罪を述べ続ける少女に、なんとか落ち着くよう宥める。数回深呼吸を繰り返した後、ようやく少女は落ち着きを取り戻した。
「ボーとしてた俺も悪かったよ。それに怪我だってしてないし、むしろ君の方が怪我しそうだった気がするけど、大丈夫?」
「は、はいっ!七海はどこも痛くありませんっ。えっと、その……普段から訓育の時間に鍛えてますのでっ」
少女は服に付いた埃を払いながらそう答えた。
よかった。どうやら怪我はなさそうだし、あの二人みたいに急に襲ってくることもないだろう。
安心する裕二だったが、辺りに少女の本が散らばってしまったことに気づいた。早くここから離れたいというのが本心だったが、流石にこのままでは申し訳ない。早く片付けてしまおうと、素早く本を集め始める。
「だ、大丈夫ですっ!七海が集めて、教育参考館に返してきますからっ!」
「いや、ぶつかったのは俺の方だし、これくらいはさせてくれ」
あの神殿みたいな建物は、どうやら教育参考館というらしい。教育という単語が付いているということは、やっぱり……。
気になった裕二は、本を集めながら少女に聞いた。
「あの、少し聞きたいんだけど、ここが『軍学校』っていうのは間違いないのか?自衛隊の学校じゃなくて?」
「ジエイタイ?そんな単語は七海、初耳ですよっ。でも軍学校なのは間違いないですねっ」
「……その軍学校って、例えば映画とかマンガの設定だったり?」
「ち、違いまうよっ!七海はここの生徒なんですからっ!」
そんなのおかしい。日本に軍学校はもう存在しないはずだぞ?
「な、なあ。日本の軍隊は70年以上前に解体されてるんだよ。もちろん軍学校も、全部無くなったはずなんだけど……?」
「かかか解体なんて、されてませんよっ!それに———」
少女は首を傾げ、不思議そうにこう言った。
「ニホンって……なんですかっ?」
「……は?」
一瞬その言葉の意味を、裕二は理解できなかった。
ニホンは日本、この国の名前だ。まさか彼女は、自分の国の名前を知らないのか?それとも、俺が言ってることが間違いなのか?
背中に嫌な汗が走る。おかしいという感情を超え、もはや不気味だ。裕二は少女の手を取ると、必死に訴えた。
「に、日本は日本だよ!俺も君も日本人で、話してるのは日本語だ!なあ、頼むから変な冗談はやめてくれ……」
しかし少女は、「ふうぇっ!?ああああのぉ……」と小さな悲鳴を出すだけだった。
ここが日本じゃない?そんなわけが……。
目線を落とし、うなだれる裕二。そんな彼に手を握られた少女は、その時ようやく気づいた。
「あ、あの……もしかしてあなた、男性ですかっ?」
「え?うん、そうだけど……」
今の自分が置かれた状況に比べれば、性別なんて大したことじゃない。そんな気持ちで、裕二は生半可な返事をする。
しかしそれを聞いた少女は、顔を真っ青にしながら、怯えた様子で後退りを始める。
そして、絶叫した。
「い、いい嫌やあぁぁぁ!!ちちちち近付かないでくださいぃぃぃぃ!!!」
「えっ、ええぇぇ!?」
困惑が一瞬で断ち切られた裕二には、なぜ少女が突然叫んだのかがわからなかった。
「ちょっと、急にどうしたの!?」
「ここここっちに来ないでくださいっ!!殿方が私に、ななな何する気ですかっ!?ああああなたも七海を誘拐するつもりですかっ!?」
「いやいや、誘拐なんてしないから!」
思わず手をとってしまったのが浅はかだったと、裕二は後悔した。少女をどうすればいいのかも思いつかない。
それに……。
「あんた!今度は七海を誘拐するつもり!?」
「七海に何してるんだい!早く離れろっ!」
悲鳴を聞きつけたあの二人が、全力疾走で迫っていたのだ。ポニテ少女の刀は無事?抜けたらしい。
このままだとやられる!
裕二は少女に深々とお辞儀をしながら、「ほ、ほんとにゴメン!今度、ちゃんと謝るから!」と言って、二人の少女とは反対側へ逃げ出した。
後ろからは二人の罵声と、一人の泣きわめく声が聞こえてきた。
建物の陰から誰もいないことを確認すると、目立たないよう慎重に先へ進む。二人の少女に殺されそうになってからも、裕二は校内を彷徨っていた。
まったくひどい目に遭った。まかり間違えば、本当に死んでいたかも知れない。だから誰にも見つからないよう、こうして隠密行動を取っている。
「それにしても、本当にここは軍学校なのか……?」
裕二がずっと気になていることだ。
軍学校はその名の通り、軍の兵や士官を養成することを目的にする学校だ。かつては日本にも多く存在したが、軍が解体された現在は、一つとして残っていないはず。
「もしかして、自衛隊の学校って意味だったのかな?でもそれなら、わざわざ軍学校なんて言い方する必要ないし……」
ミリタリーの知識をフル活用し結論を出そうとするが、いくら考えても答えは見つからなかった。
再び建物の角から先を確認する。幸い誰もいなかったが、その代わり、今までとは違う外見の建物を見つけた。
「なんだあれ?」
石造の巨大な建物だった。外壁の石は桃色がかった灰色で、正面にはまるでギリシャ神殿のような石柱が立ち並んでいる。
一体何の建物なのか?
気になった裕二は、建物を横目に見る。おかげで大量の本を抱えた少女が、正面から来ていることに気づかなかった。
「うわぁ!?」
「きゃっ!?」
そのまま二人は真正面から衝突。裕二は後ろへよろめき、少女は尻餅をついた。
今までの少女より背が低く、体格も小さい。桃色の髪は肩あたりで切り揃えられ、クリクリとした可愛らし目をしていた。見た目からして、小学校高学年くらいだろうか?
そうすると裕二は、思いっきり小学生を突き飛ばしてしまったことになる。
「はうぅ…痛いのですぅ」
「ご、ゴメン!考え事してて気づかなか———」
すぐ彼女に謝罪しようとする。だが裕二は、はっきりと言葉を伝えられなかった。少女はあの、軍服のような制服を着ていたのだ。
この少女も、俺に何かするつもりじゃ……!?
今までその制服を着ていた二人は、いずれも裕二に危害を加えようとした。小学生くらいとはいえ、彼女が裕二に何もしないとは限らない。
すぐに裕二は、もしもに備え逃げの姿勢をとった。
だが少女は、
「はわわわわ!?ご、ごめんなさい!あ、あの、七海急いでたものですから、前がよく見えてなくてっ!」
裕二を見るなり、怒涛の勢いで謝り始めたのだ。目に涙を浮かべながら、腕をブンブン振り回し、謝ることに必死であることが十分すぎるほど伝わってくる。おかげで裕二は、申し訳なく思う以前に困惑してしまった。
「えっ、ああいや、あの……」
「ももももしかして、ど、どこかお怪我をされたんですかっ!?それは大変ですっ、直ぐに医務室へ……」
「ちょ、ちょっと待って!一旦落ち着こう。ほら、とりあえす深呼吸して」
弾丸のように謝罪を述べ続ける少女に、なんとか落ち着くよう宥める。数回深呼吸を繰り返した後、ようやく少女は落ち着きを取り戻した。
「ボーとしてた俺も悪かったよ。それに怪我だってしてないし、むしろ君の方が怪我しそうだった気がするけど、大丈夫?」
「は、はいっ!七海はどこも痛くありませんっ。えっと、その……普段から訓育の時間に鍛えてますのでっ」
少女は服に付いた埃を払いながらそう答えた。
よかった。どうやら怪我はなさそうだし、あの二人みたいに急に襲ってくることもないだろう。
安心する裕二だったが、辺りに少女の本が散らばってしまったことに気づいた。早くここから離れたいというのが本心だったが、流石にこのままでは申し訳ない。早く片付けてしまおうと、素早く本を集め始める。
「だ、大丈夫ですっ!七海が集めて、教育参考館に返してきますからっ!」
「いや、ぶつかったのは俺の方だし、これくらいはさせてくれ」
あの神殿みたいな建物は、どうやら教育参考館というらしい。教育という単語が付いているということは、やっぱり……。
気になった裕二は、本を集めながら少女に聞いた。
「あの、少し聞きたいんだけど、ここが『軍学校』っていうのは間違いないのか?自衛隊の学校じゃなくて?」
「ジエイタイ?そんな単語は七海、初耳ですよっ。でも軍学校なのは間違いないですねっ」
「……その軍学校って、例えば映画とかマンガの設定だったり?」
「ち、違いまうよっ!七海はここの生徒なんですからっ!」
そんなのおかしい。日本に軍学校はもう存在しないはずだぞ?
「な、なあ。日本の軍隊は70年以上前に解体されてるんだよ。もちろん軍学校も、全部無くなったはずなんだけど……?」
「かかか解体なんて、されてませんよっ!それに———」
少女は首を傾げ、不思議そうにこう言った。
「ニホンって……なんですかっ?」
「……は?」
一瞬その言葉の意味を、裕二は理解できなかった。
ニホンは日本、この国の名前だ。まさか彼女は、自分の国の名前を知らないのか?それとも、俺が言ってることが間違いなのか?
背中に嫌な汗が走る。おかしいという感情を超え、もはや不気味だ。裕二は少女の手を取ると、必死に訴えた。
「に、日本は日本だよ!俺も君も日本人で、話してるのは日本語だ!なあ、頼むから変な冗談はやめてくれ……」
しかし少女は、「ふうぇっ!?ああああのぉ……」と小さな悲鳴を出すだけだった。
ここが日本じゃない?そんなわけが……。
目線を落とし、うなだれる裕二。そんな彼に手を握られた少女は、その時ようやく気づいた。
「あ、あの……もしかしてあなた、男性ですかっ?」
「え?うん、そうだけど……」
今の自分が置かれた状況に比べれば、性別なんて大したことじゃない。そんな気持ちで、裕二は生半可な返事をする。
しかしそれを聞いた少女は、顔を真っ青にしながら、怯えた様子で後退りを始める。
そして、絶叫した。
「い、いい嫌やあぁぁぁ!!ちちちち近付かないでくださいぃぃぃぃ!!!」
「えっ、ええぇぇ!?」
困惑が一瞬で断ち切られた裕二には、なぜ少女が突然叫んだのかがわからなかった。
「ちょっと、急にどうしたの!?」
「ここここっちに来ないでくださいっ!!殿方が私に、ななな何する気ですかっ!?ああああなたも七海を誘拐するつもりですかっ!?」
「いやいや、誘拐なんてしないから!」
思わず手をとってしまったのが浅はかだったと、裕二は後悔した。少女をどうすればいいのかも思いつかない。
それに……。
「あんた!今度は七海を誘拐するつもり!?」
「七海に何してるんだい!早く離れろっ!」
悲鳴を聞きつけたあの二人が、全力疾走で迫っていたのだ。ポニテ少女の刀は無事?抜けたらしい。
このままだとやられる!
裕二は少女に深々とお辞儀をしながら、「ほ、ほんとにゴメン!今度、ちゃんと謝るから!」と言って、二人の少女とは反対側へ逃げ出した。
後ろからは二人の罵声と、一人の泣きわめく声が聞こえてきた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
唯一無二のマスタースキルで攻略する異世界譚~17歳に若返った俺が辿るもう一つの人生~
専攻有理
ファンタジー
31歳の事務員、椿井翼はある日信号無視の車に轢かれ、目が覚めると17歳の頃の肉体に戻った状態で異世界にいた。
ただ、導いてくれる女神などは現れず、なぜ自分が異世界にいるのかその理由もわからぬまま椿井はツヴァイという名前で異世界で出会った少女達と共にモンスター退治を始めることになった。
男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松田は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
↓
PS.投稿を再開します。ゆっくりな投稿頻度になってしまうかもですがあたたかく見守ってください。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~
松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。
異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。
「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。
だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。
牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。
やがて彼は知らされる。
その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。
金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、
戦闘より掃除が多い異世界ライフ。
──これは、汚れと戦いながら世界を救う、
笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。
この世界、貞操が逆で男女比1対100!?〜文哉の転生学園性活〜
妄想屋さん
SF
気がつけば、そこは“男女の常識”がひっくり返った世界だった。
男は極端に希少で守られる存在、女は戦い、競い、恋を挑む時代。
現代日本で命を落とした青年・文哉は、最先端の学園都市《ノア・クロス》に転生する。
そこでは「バイオギア」と呼ばれる強化装甲を纏う少女たちが、日々鍛錬に明け暮れていた。
しかし、ただの転生では終わらなかった――
彼は“男でありながらバイオギアに適合する”という奇跡的な特性を持っていたのだ。
無自覚に女子の心をかき乱し、甘さと葛藤の狭間で揺れる日々。
護衛科トップの快活系ヒロイン・桜葉梨羽、内向的で絵を描く少女・柊真帆、
毒気を纏った闇の装甲をまとう守護者・海里しずく……
個性的な少女たちとのイチャイチャ・バトル・三角関係は、次第に“恋と戦い”の渦へと深まっていく。
――これは、“守られるはずだった少年”が、“守る覚悟”を知るまでの物語。
そして、少女たちは彼の隣で、“本当の強さ”と“愛し方”を知ってゆく。
「誰かのために戦うって、こういうことなんだな……」
恋も戦場も、手加減なんてしてられない。
逆転世界ラブコメ×ハーレム×SFバトル群像劇、開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる