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第二部 学校編

3.

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 まさか、生ライブでオナニーを見せることになるなんて、思わなかったよ。
 ――もしかしてだけど、小山田くんてムッツリ……?

 スマートフォンを立てて、ベッドにいるぼくの全身が映るようにする。

「見える?」
「ちょっと小さいけどな」
「下半身だけにしようか?」
「いい。カズの顔も見たいし」

 そういえば、小山田くんて、抜きっこのときもぼくの顔見て、シてたよね。

 なんで? とたずねたら、ゴホゴホ咳き込まれた。
 なんか聞いちゃいけないいことを聞いちゃった?

「んっ、んっ、んっ」

 とりあえず、説明書を読んだところオナホを使うためには、ちんぽを勃起させておく必要があるらしい。
 たしかにふにゃちん状態じゃ、突っ込むのはむずかしいよね。

 ベッドの上で足を開いたぼくは、ローションまみれの手のひらで、ちんぽをごしごしと扱いた。

 オナニーをするのは久々だ。
 そもそもえっちな気分でもないから、なかなか勃起しないよ!!

「小山田くん、ちんぽ見せて」
『えっ? え、いや、ちょっといまは……』

 画面の向こう側で、小山田くんがうろたえている。
 ぼくはピーンとキた。

「小山田くんもシてるでしょ!」
『うっ!』

 小山田くんは観念したように、スマートフォンを遠ざける。

 わあ! と思わず感嘆の声をあげてしまう。

 もう、フル勃起じゃん!! トーテムポールじゃん!! 小山田くんの中心でバベルの塔が建ってるよ!!

「小山田くん、ひどい! 自分だけ、そんなに大きくしちゃって!!」
『悪い。久々だったから、興奮しちまった』
「ひどいひどい。ぼくだって、小山田くんのちんぽをさわったり、しゃぶったり、くんかくんかしたいよお!」
『あ、そっち?』

 もうイヤ。完全にやる気なくした。
 小山田くんのちんぽがそこにあるのに、さわれないなんて――ぐすっ。

 ぼくは画面に鼻先をくっつけるようにして、小山田くんの下半身をガン見する。
 
「見ててあげるから、さっさとフィニッシュ決めちゃって」
『カズが冷たい』
「だって、小山田くんが悪いんだもん……」
『カズ……』

 ぼくは尻孔に指を突っ込んだ。
 中をぐちゅぐちゅしてみるけれど、こんなんじゃ物足りない。

『よし、わかった』

 ん? なにがわかったの?
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