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第五章 保元の乱
京の空
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目を開けて最初に飛び込んできたのは空だった。
淡い青にさっと白く刷毛ではいたような雲が、今が秋だと思い出させる。
正清はゆっくりと瞬きをした。
(──京の空は、狭いな)
朦朧とした意識のなかで、浮かんできたのはそんな言葉だった。
四方を山に囲まれた京の空は、どちらを向いても稜線に縁どられている。
都に上がったばかりの頃は、その景色を憧れをもって眺めたこともあった。しかし、一年が経ち、二年が経つうちに、いつからかこの狭い空を息苦しく感じるようになっていた。
生まれ故郷の相模の、どこまでも続く空と草原──そのむこうに海が見える東国の景色が恋しかった。
もうどれくらい帰っていないのだろう。
木々の緑、花の色。目に映るものすべてが鮮やかで力強く、京とはまるでちがって見える懐かしい故郷に。
風が吹き、まわりの草を揺らした。青々とした匂いが鼻をつく。
正清は自分が丈の高い草むらの中に仰向けに寝転がっていることに気がついた。
そんなことをしたのは久しぶりな気がした。昔はよくこうやって義朝と一緒に草むらのなかに隠れて一日じゅうでも遊んだものだ。
義朝の名が浮かんだ途端に、主人が今どこにいるのかが気になった。
(俺は、いったい何を──)
起き上がろうとしたが、体じゅうが水を吸ったように重くて指先さえも動かせない。
その時になってはじめて、鈍い痛みが全身を包んでいることに気がついた。特に首と背中、肩のあたりが痺れたようで、動かそうとするとそれだけで強い痛みが走った。
何があったのか、記憶をたどろうとするのを痛みが邪魔をする。
そうしているうちに、またすうっと意識が遠のいていった。
戦いの日から一夜が明けた七月十二日。
「新しい怪我人です。馬から落ちて足首を痛めたらしくて……」
「そんなものは冷やしておけば治るでしょう! こちらは忙しいのですよ! その程度の怪我の方はどこかそのへんで適当に休んでいて下さいな!」
槇野のピシピシとした声が響き渡る。腕に太刀傷を負ったという人の傷口を洗って薬を塗り直そうとしていた私は、はあっと溜息をついて立ち上がった。
「槇野ったら、またそんなズケズケと。みんな戦場から戻ってきたばかりなのよ。少しは労わってあげたらどうなの。そんな言い方がありますか!」
「そうは言ってもですよ、姫さま。こう次から次へと怪我人ばかりここへ運び込まれてはきりがありませんわ。お部屋の数にも限りがありますし。たいしたことのない人はよそへ行って貰わないと」
「だからその、たいしたことがないかどうかって言うのは槇野が決めることじゃないでしょ。お医師に診て貰わなくちゃ」
「そのお医師どのの手がとても間に合わないから申し上げているのです! だいたいあのぼんくらお医師ときたら、血や太刀傷を見るたびにヒイヒイ言って真っ青になって。てんでだらしがないのですから。あれなら診ても診なくても一緒ですわ」
「また、そんなきつい事言って……」
そこは三条坊門邸の東の対だった。
本来ならば、鬼武者さま、竜王さまの若君がたのお部屋のあるそこは戦の直前には諸国から上がって来た武士たちの詰め所になっていた。
その一角を、義朝さまは戦で傷を負った兵たちの手当をしたり、療養させたりする場所に割り振られた。
昨日。槇野と致高さまのあまりと言えばあんまりな話を聞いた怒りの勢いで立ち上がった私は、まっすぐその場所へ行った。もし正清さまがお怪我をされて戻られたら真っ先にお迎え出来るのはそこだと思ったからだ。
そこでは、戦から戻った人々が思い思いに鎧を脱ぎ、部屋の床や簀子、庭先に座り込んでいた。
比較的元気で武器や馬具の手入れをしながら談笑しているような人たちもいたけれど、矢や太刀で傷を受けたり、落馬したり、馬の蹄に踏みつけられたしてひどい傷を負い、横になって呻いている人たちも多くいた。そういった重傷の人たちは建物の北面の方に集められていた。
「怪我人ならばあちらの方だ」
と教えられて行った私は、簀子縁の角を曲がった途端に立ちすくんだ。
建物の北側の庭には、一面に筵が引かれ収容された遺体の安置所になっていたのだ。
身内か従者らしい人たちが、言葉もなく遺体から鎧や腹巻を脱がせたり、刺さったままの矢を抜いたりという陰鬱な作業をしていた。
情けないことに私はそこから一歩も動けなくなった。
そのとき、「来なくていい」という私を無視して無理やりにくっついてきていた槇野がいなかったら、そのまままた気を失っていたかもしれない。
けれど、槇野の
「まあっ。怪我人のすぐ横に遺体を並べておくなんてなんて無神経な!」
という声が私を現実に引き戻した。
槇野は私の横をすり抜けてさっさと庭に下りていった。並んでいる遺体の間をぐるりと一周してくると私の方を見て、
「姫さま、殿は今のところいらっしゃらないようですわよ。よろしゅうございましたわね」
と言ってのけたのだ。
「どっちが無神経なのよっ! なんてこと言うのっ!!」
とっさに叫んだ勢いで、引いていた血の気が一気に戻ってきた。
「亡くなられた方や、そのお身内の面前で、なんてことを……そもそも今のところって何なのよ! 殿は絶対にご無事でお戻りになるって言ってるでしょ!!」
「それはもう分かっておりますわよ。けれど万が一ということがありますからね」
「なにが万が一よ。だからついて来ないでって言ったのに!」
その時、
「うわっ、大丈夫ですか。先生?」
背後で叫び声があがった。
見ると医師らしい服装の若い男性がふらりと勾欄にもたれかかり、若い武士に介抱されている。
「あらまあ、どうなさいましたの?」
槇野が声をかける。
若い武士は困ったように肩をすくめた。
「いやあ。見ての通り怪我人が多いもんで北の方さまがお邸に出入りのお医師をさしむけて下さったんだけれど、この先生、血や傷がてんで駄目みたいでさっきから目を回してばかりおいでになるんで」
そうして指さす方を見れば、床の一部が一面血の色に染まり、そこに横たわっている男の人の肩口がざっくりと裂けて真っ赤な傷口から白い骨がのぞいている。
私は思わず口元を覆い顔を背けた。
「だらしのないこと! それでもお医師ですか!!」
槇野が医師の青年をしかりつける。
「そんなことを言ったって私は風邪やら血の道やらの診察しかしたことがなくて、こんな……こんな恐ろしいものは見たこともなくて……」
勾欄にしがみつくようにして言うその背中を槇野は容赦なく張り飛ばした。
「なにを言っているのですか! 見たことのあるものだけしか分からないのなら今見れば良いではありませんか。しっかりなさい!!」
「そんなことを言われても」
泣き声をたてる医師にかまわずに槇野はあたりを見回し、てきぱきと動き出した。
「切り傷、矢傷を負っている人が多いようですわね。とりあえず血を止めて傷口を綺麗にしなくては。そこの人たち、手が空いているのなら水屋に行ってありったけの鍋にお湯を沸かして下さいな。ほら、そっちの人たちは井戸に水を汲みに行く。あとは布がたくさんいりますわね。このような非常時です。そのあたりにあるものを何でも使わせていただきましょう。姫さま。そちらの塗籠を探すのを手伝って下さいな」
そう言ってさっさと奥へ入っていく槇野のあとを慌てて追いかける。
槇野は塗籠から長櫃を引っ張り出して、中に入っていた着物や夜具を手当たり次第に引きずり出しはじめた。
「姫さま、こちらの薄物を細く引き裂いて下さいな」
「う、うん」
言われるままに手を動かそうとするが、指先が震えてなかなか捗らない。
「ま、槇野はよくそんなに落ち着いてられるわね。あんな、怪我人を目の当たりにして…」
「平気なわけがありますか! このか弱く繊細な私が内心ではどれだけ怯えていることか。姫さまの御為に心を励まして気丈に振舞っているのです!」
「そ、そう。ありがとう」
誰がか弱く繊細なんだか。そもそも、こういうのって心を気丈に保つとかそういう精神論で頑張れてしまうもの? そんなことが出来るならさっきのお医師も倒れていないと思うのだけれど。
槇野は私の疑問に構わずに、次から次へと通りかかる人をつかまえては用事を言いつけ、雑然としていた部屋のなかを病室として整えていく。
(まさか本当に前世は安達ケ原の鬼婆で……その頃にああいうの見慣れてるから平気なのかしら)
槇野が知ったら怒るに違いない感想をこっそり抱きながら、私は言われるままにあれこれと働きはじめた。昨日も遅くまで。そして今朝も早くから。
槇野はすっかりこの特設の診療所の主になって威張り散らしている。
「佳穂、無理をしてはダメよ。少し休んでいなさい」
由良の方さまは気遣って下さるけれど、横になっていたりしたら正清さまのことが不安でおかしくなってしまいそうだったので、こうして槇野と口争いをしながら忙しく立ち働いているのはかえってありがたかった。
淡い青にさっと白く刷毛ではいたような雲が、今が秋だと思い出させる。
正清はゆっくりと瞬きをした。
(──京の空は、狭いな)
朦朧とした意識のなかで、浮かんできたのはそんな言葉だった。
四方を山に囲まれた京の空は、どちらを向いても稜線に縁どられている。
都に上がったばかりの頃は、その景色を憧れをもって眺めたこともあった。しかし、一年が経ち、二年が経つうちに、いつからかこの狭い空を息苦しく感じるようになっていた。
生まれ故郷の相模の、どこまでも続く空と草原──そのむこうに海が見える東国の景色が恋しかった。
もうどれくらい帰っていないのだろう。
木々の緑、花の色。目に映るものすべてが鮮やかで力強く、京とはまるでちがって見える懐かしい故郷に。
風が吹き、まわりの草を揺らした。青々とした匂いが鼻をつく。
正清は自分が丈の高い草むらの中に仰向けに寝転がっていることに気がついた。
そんなことをしたのは久しぶりな気がした。昔はよくこうやって義朝と一緒に草むらのなかに隠れて一日じゅうでも遊んだものだ。
義朝の名が浮かんだ途端に、主人が今どこにいるのかが気になった。
(俺は、いったい何を──)
起き上がろうとしたが、体じゅうが水を吸ったように重くて指先さえも動かせない。
その時になってはじめて、鈍い痛みが全身を包んでいることに気がついた。特に首と背中、肩のあたりが痺れたようで、動かそうとするとそれだけで強い痛みが走った。
何があったのか、記憶をたどろうとするのを痛みが邪魔をする。
そうしているうちに、またすうっと意識が遠のいていった。
戦いの日から一夜が明けた七月十二日。
「新しい怪我人です。馬から落ちて足首を痛めたらしくて……」
「そんなものは冷やしておけば治るでしょう! こちらは忙しいのですよ! その程度の怪我の方はどこかそのへんで適当に休んでいて下さいな!」
槇野のピシピシとした声が響き渡る。腕に太刀傷を負ったという人の傷口を洗って薬を塗り直そうとしていた私は、はあっと溜息をついて立ち上がった。
「槇野ったら、またそんなズケズケと。みんな戦場から戻ってきたばかりなのよ。少しは労わってあげたらどうなの。そんな言い方がありますか!」
「そうは言ってもですよ、姫さま。こう次から次へと怪我人ばかりここへ運び込まれてはきりがありませんわ。お部屋の数にも限りがありますし。たいしたことのない人はよそへ行って貰わないと」
「だからその、たいしたことがないかどうかって言うのは槇野が決めることじゃないでしょ。お医師に診て貰わなくちゃ」
「そのお医師どのの手がとても間に合わないから申し上げているのです! だいたいあのぼんくらお医師ときたら、血や太刀傷を見るたびにヒイヒイ言って真っ青になって。てんでだらしがないのですから。あれなら診ても診なくても一緒ですわ」
「また、そんなきつい事言って……」
そこは三条坊門邸の東の対だった。
本来ならば、鬼武者さま、竜王さまの若君がたのお部屋のあるそこは戦の直前には諸国から上がって来た武士たちの詰め所になっていた。
その一角を、義朝さまは戦で傷を負った兵たちの手当をしたり、療養させたりする場所に割り振られた。
昨日。槇野と致高さまのあまりと言えばあんまりな話を聞いた怒りの勢いで立ち上がった私は、まっすぐその場所へ行った。もし正清さまがお怪我をされて戻られたら真っ先にお迎え出来るのはそこだと思ったからだ。
そこでは、戦から戻った人々が思い思いに鎧を脱ぎ、部屋の床や簀子、庭先に座り込んでいた。
比較的元気で武器や馬具の手入れをしながら談笑しているような人たちもいたけれど、矢や太刀で傷を受けたり、落馬したり、馬の蹄に踏みつけられたしてひどい傷を負い、横になって呻いている人たちも多くいた。そういった重傷の人たちは建物の北面の方に集められていた。
「怪我人ならばあちらの方だ」
と教えられて行った私は、簀子縁の角を曲がった途端に立ちすくんだ。
建物の北側の庭には、一面に筵が引かれ収容された遺体の安置所になっていたのだ。
身内か従者らしい人たちが、言葉もなく遺体から鎧や腹巻を脱がせたり、刺さったままの矢を抜いたりという陰鬱な作業をしていた。
情けないことに私はそこから一歩も動けなくなった。
そのとき、「来なくていい」という私を無視して無理やりにくっついてきていた槇野がいなかったら、そのまままた気を失っていたかもしれない。
けれど、槇野の
「まあっ。怪我人のすぐ横に遺体を並べておくなんてなんて無神経な!」
という声が私を現実に引き戻した。
槇野は私の横をすり抜けてさっさと庭に下りていった。並んでいる遺体の間をぐるりと一周してくると私の方を見て、
「姫さま、殿は今のところいらっしゃらないようですわよ。よろしゅうございましたわね」
と言ってのけたのだ。
「どっちが無神経なのよっ! なんてこと言うのっ!!」
とっさに叫んだ勢いで、引いていた血の気が一気に戻ってきた。
「亡くなられた方や、そのお身内の面前で、なんてことを……そもそも今のところって何なのよ! 殿は絶対にご無事でお戻りになるって言ってるでしょ!!」
「それはもう分かっておりますわよ。けれど万が一ということがありますからね」
「なにが万が一よ。だからついて来ないでって言ったのに!」
その時、
「うわっ、大丈夫ですか。先生?」
背後で叫び声があがった。
見ると医師らしい服装の若い男性がふらりと勾欄にもたれかかり、若い武士に介抱されている。
「あらまあ、どうなさいましたの?」
槇野が声をかける。
若い武士は困ったように肩をすくめた。
「いやあ。見ての通り怪我人が多いもんで北の方さまがお邸に出入りのお医師をさしむけて下さったんだけれど、この先生、血や傷がてんで駄目みたいでさっきから目を回してばかりおいでになるんで」
そうして指さす方を見れば、床の一部が一面血の色に染まり、そこに横たわっている男の人の肩口がざっくりと裂けて真っ赤な傷口から白い骨がのぞいている。
私は思わず口元を覆い顔を背けた。
「だらしのないこと! それでもお医師ですか!!」
槇野が医師の青年をしかりつける。
「そんなことを言ったって私は風邪やら血の道やらの診察しかしたことがなくて、こんな……こんな恐ろしいものは見たこともなくて……」
勾欄にしがみつくようにして言うその背中を槇野は容赦なく張り飛ばした。
「なにを言っているのですか! 見たことのあるものだけしか分からないのなら今見れば良いではありませんか。しっかりなさい!!」
「そんなことを言われても」
泣き声をたてる医師にかまわずに槇野はあたりを見回し、てきぱきと動き出した。
「切り傷、矢傷を負っている人が多いようですわね。とりあえず血を止めて傷口を綺麗にしなくては。そこの人たち、手が空いているのなら水屋に行ってありったけの鍋にお湯を沸かして下さいな。ほら、そっちの人たちは井戸に水を汲みに行く。あとは布がたくさんいりますわね。このような非常時です。そのあたりにあるものを何でも使わせていただきましょう。姫さま。そちらの塗籠を探すのを手伝って下さいな」
そう言ってさっさと奥へ入っていく槇野のあとを慌てて追いかける。
槇野は塗籠から長櫃を引っ張り出して、中に入っていた着物や夜具を手当たり次第に引きずり出しはじめた。
「姫さま、こちらの薄物を細く引き裂いて下さいな」
「う、うん」
言われるままに手を動かそうとするが、指先が震えてなかなか捗らない。
「ま、槇野はよくそんなに落ち着いてられるわね。あんな、怪我人を目の当たりにして…」
「平気なわけがありますか! このか弱く繊細な私が内心ではどれだけ怯えていることか。姫さまの御為に心を励まして気丈に振舞っているのです!」
「そ、そう。ありがとう」
誰がか弱く繊細なんだか。そもそも、こういうのって心を気丈に保つとかそういう精神論で頑張れてしまうもの? そんなことが出来るならさっきのお医師も倒れていないと思うのだけれど。
槇野は私の疑問に構わずに、次から次へと通りかかる人をつかまえては用事を言いつけ、雑然としていた部屋のなかを病室として整えていく。
(まさか本当に前世は安達ケ原の鬼婆で……その頃にああいうの見慣れてるから平気なのかしら)
槇野が知ったら怒るに違いない感想をこっそり抱きながら、私は言われるままにあれこれと働きはじめた。昨日も遅くまで。そして今朝も早くから。
槇野はすっかりこの特設の診療所の主になって威張り散らしている。
「佳穂、無理をしてはダメよ。少し休んでいなさい」
由良の方さまは気遣って下さるけれど、横になっていたりしたら正清さまのことが不安でおかしくなってしまいそうだったので、こうして槇野と口争いをしながら忙しく立ち働いているのはかえってありがたかった。
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