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第1話 かわいい後輩
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「先輩、魔法使えますよね?」
今日の昼休み、俺が会社の休憩スペースで後輩の女性社員と一緒に食事をしている時に、いきなり言われた言葉だ。
普通なら「何言ってんの?」と返すところだが、実は当たっていた。
俺は魔法が使える。なぜなら異世界から帰って来たから。では異世界で何をしていたかというと、特に何もしていない。いや、何もする暇が無かったというのが正しいだろう。
魔王を倒す勇者候補として異世界に召喚されたが、中肉中背・黒髪短髪のただの25歳会社員にそんな力があるわけない。当然すぐに帰ると主張したが魔王が存在する限り帰る手段は無いという、ふざけた説明を受けた。
なんでも異世界の王は勇者候補を片っ端から召喚していたようで、数撃ちゃ当たるとの考えだったらしい。
そんな倫理観ぶっ壊れた王のために命をかけて魔王を倒すだなんて、やってられるか。
でも帰る手段が全く分からない以上、準備だけでもしておこうと考えた俺は魔法の修行をすることにした。
まったく、俺がライトノベルやアニメが好きでよかったな、異世界の王。普通ならそんな話理解できないだろう。
そして修行を始めてから1ヶ月、突如として元の世界に帰れることになった。他の勇者候補が魔王を倒したからだ。
そのまま異世界に残るか元の世界へ帰るか選択することになったので当然、元の世界へ帰って来たというわけだ。
元の世界へ帰って来ると、全く時間が経過しておらず7月のままだった。おまけに習得した魔法がこの世界でも使えるようになっていた。
習得したのは『瞬間移動』と、『手に持った物の温度を変えられる魔法』の2種類。
普段は魔法を使わないようにしているけど、今日はなぜかアラームが鳴らず寝坊してしまったり、自販機で買ったサイダーがぬるいままで出てきたり、職場の電子レンジが故障して弁当が温められなかったりとツイてない日だった。
そのため、つい魔法を使ってしまったのだ。そして昼休みに俺が魔法で温めたコンビニ弁当を食べようとしたところで、後輩から声をかけられたのだった。
後輩の名前は日向さん。今年大学を卒業したばかりで、俺と席が隣の後輩だ。俺が教育係になっている。
黒のストレートロングで、大きな目が特徴的だ。色白で整った顔立ちというのだろう。正直かわいいと思う。背は160センチくらいだろうか? 有名アイドルグループにいてもおかしくないだろう。
スタイルもいいし、絶対モテるだろうな。
俺にとっては明るく元気な『かわいい後輩』だ。
休憩スペースのテーブルをはさんで対面している俺と日向さん。「魔法使えますよね?」なんて言われて、どうやってごまかそうかと考えていると、日向さんが俺に向けてこう言った。
「私、魔法を察知できるんです」
そう言った日向さんは真剣だった。いきなりそんな突拍子のないことを言うのは勇気がいるだろう。よほど自信があるに違いない。
「どこで分かったの?」
「驚かないんですね。普通、魔法を察知できるなんて言うとイタい子扱いされるのに」
「日向さんが真剣だったからね」
「私も異世界に行っていたんですよ」
その一言で理由は十分だった。
「じゃあ日向さんも異世界で身に付けた能力が使えるの?」
「私は魔法を察知することしかできませんよ。それだけ習得したら魔王が倒されたんです」
「日向さんも帰るという選択をしたんだね」
「だってあの王様、身勝手すぎですよ。それに私はこっちの世界が好きなんです」
良かった、あの異世界の王がぶっ壊れてると思うのは俺だけじゃなかったんだ。
「先輩、私のお弁当も温めてもらえませんか?やっぱり温かいほうがおいしいですから」
「もちろんいいけど、普段はなるべく魔法を使わないようにしているんだ」
「どうしてですか?」
「すごく疲れるから」
「フフッ、すごくシンプルですね」
「それにしても異世界とか魔王とか、よくすんなり受け入れられたね」
「私こう見えて、マンガとかゲームが好きなんです」
「そうなんだ、俺も好きなんだよ。ついでにアニメもね」
「私もです! 放送中のアニメでは何が好きですか?」
「そうだなあ……」
その後も趣味の話で盛り上がり、昼休みが終わろうとしていた。いつもは時間を持て余すというのに、楽しい時間は過ぎるのがあっという間だ。
「私先輩が同じ趣味とは知りませんでした!」
「俺もだ。もっと異世界での話も聞きたかったな」
「それなら今日の仕事終わりにご飯食べに行きましょうよ!」
「そうだなあ、さすがに会社の休憩スペースで異世界がどうのという話はしたくないな」
「私たち二人だけの秘密ですね!」
弾む声でそう言った日向さんはとても嬉しそうだった。結構大胆なことを言っている気がするけど、日向さんの性格を考えると純粋に『仲間がいて嬉しい』という意味合いが強いんだろうなぁと思う。
とはいえ「二人だけの秘密ですね!」なんて、パワーワードにも程があるだろう……。
18時30分。俺と日向さんは職場から少し離れたレストランに到着した。二人ともスーツ姿だ。話せる時間を優先させるなら近場がいいと思うけど、やっぱり偶然同じ職場の人に見つかるリスクは高くなるだろう。
日向さんは年代や男女問わずいろんな人から話しかけられている。特に男からの人気は絶大だ。
二人でいるところを見つかったら、日向さんに迷惑をかけてしまうかもしれない。どこから変な噂が広まるか分からないからな。
俺だけが聞かれるのなら、「人違いじゃないですか?」、「その日はまっすぐ帰りましたよ」、「ボクは仕事が終わったら速攻で帰って寝ます」とか何とでも言うのに。
そもそも、後輩と食事するだけだから全然悪いことじゃないんだけど。
(さあ、今から異世界の話をたっぷりとするぞー!)
今日の昼休み、俺が会社の休憩スペースで後輩の女性社員と一緒に食事をしている時に、いきなり言われた言葉だ。
普通なら「何言ってんの?」と返すところだが、実は当たっていた。
俺は魔法が使える。なぜなら異世界から帰って来たから。では異世界で何をしていたかというと、特に何もしていない。いや、何もする暇が無かったというのが正しいだろう。
魔王を倒す勇者候補として異世界に召喚されたが、中肉中背・黒髪短髪のただの25歳会社員にそんな力があるわけない。当然すぐに帰ると主張したが魔王が存在する限り帰る手段は無いという、ふざけた説明を受けた。
なんでも異世界の王は勇者候補を片っ端から召喚していたようで、数撃ちゃ当たるとの考えだったらしい。
そんな倫理観ぶっ壊れた王のために命をかけて魔王を倒すだなんて、やってられるか。
でも帰る手段が全く分からない以上、準備だけでもしておこうと考えた俺は魔法の修行をすることにした。
まったく、俺がライトノベルやアニメが好きでよかったな、異世界の王。普通ならそんな話理解できないだろう。
そして修行を始めてから1ヶ月、突如として元の世界に帰れることになった。他の勇者候補が魔王を倒したからだ。
そのまま異世界に残るか元の世界へ帰るか選択することになったので当然、元の世界へ帰って来たというわけだ。
元の世界へ帰って来ると、全く時間が経過しておらず7月のままだった。おまけに習得した魔法がこの世界でも使えるようになっていた。
習得したのは『瞬間移動』と、『手に持った物の温度を変えられる魔法』の2種類。
普段は魔法を使わないようにしているけど、今日はなぜかアラームが鳴らず寝坊してしまったり、自販機で買ったサイダーがぬるいままで出てきたり、職場の電子レンジが故障して弁当が温められなかったりとツイてない日だった。
そのため、つい魔法を使ってしまったのだ。そして昼休みに俺が魔法で温めたコンビニ弁当を食べようとしたところで、後輩から声をかけられたのだった。
後輩の名前は日向さん。今年大学を卒業したばかりで、俺と席が隣の後輩だ。俺が教育係になっている。
黒のストレートロングで、大きな目が特徴的だ。色白で整った顔立ちというのだろう。正直かわいいと思う。背は160センチくらいだろうか? 有名アイドルグループにいてもおかしくないだろう。
スタイルもいいし、絶対モテるだろうな。
俺にとっては明るく元気な『かわいい後輩』だ。
休憩スペースのテーブルをはさんで対面している俺と日向さん。「魔法使えますよね?」なんて言われて、どうやってごまかそうかと考えていると、日向さんが俺に向けてこう言った。
「私、魔法を察知できるんです」
そう言った日向さんは真剣だった。いきなりそんな突拍子のないことを言うのは勇気がいるだろう。よほど自信があるに違いない。
「どこで分かったの?」
「驚かないんですね。普通、魔法を察知できるなんて言うとイタい子扱いされるのに」
「日向さんが真剣だったからね」
「私も異世界に行っていたんですよ」
その一言で理由は十分だった。
「じゃあ日向さんも異世界で身に付けた能力が使えるの?」
「私は魔法を察知することしかできませんよ。それだけ習得したら魔王が倒されたんです」
「日向さんも帰るという選択をしたんだね」
「だってあの王様、身勝手すぎですよ。それに私はこっちの世界が好きなんです」
良かった、あの異世界の王がぶっ壊れてると思うのは俺だけじゃなかったんだ。
「先輩、私のお弁当も温めてもらえませんか?やっぱり温かいほうがおいしいですから」
「もちろんいいけど、普段はなるべく魔法を使わないようにしているんだ」
「どうしてですか?」
「すごく疲れるから」
「フフッ、すごくシンプルですね」
「それにしても異世界とか魔王とか、よくすんなり受け入れられたね」
「私こう見えて、マンガとかゲームが好きなんです」
「そうなんだ、俺も好きなんだよ。ついでにアニメもね」
「私もです! 放送中のアニメでは何が好きですか?」
「そうだなあ……」
その後も趣味の話で盛り上がり、昼休みが終わろうとしていた。いつもは時間を持て余すというのに、楽しい時間は過ぎるのがあっという間だ。
「私先輩が同じ趣味とは知りませんでした!」
「俺もだ。もっと異世界での話も聞きたかったな」
「それなら今日の仕事終わりにご飯食べに行きましょうよ!」
「そうだなあ、さすがに会社の休憩スペースで異世界がどうのという話はしたくないな」
「私たち二人だけの秘密ですね!」
弾む声でそう言った日向さんはとても嬉しそうだった。結構大胆なことを言っている気がするけど、日向さんの性格を考えると純粋に『仲間がいて嬉しい』という意味合いが強いんだろうなぁと思う。
とはいえ「二人だけの秘密ですね!」なんて、パワーワードにも程があるだろう……。
18時30分。俺と日向さんは職場から少し離れたレストランに到着した。二人ともスーツ姿だ。話せる時間を優先させるなら近場がいいと思うけど、やっぱり偶然同じ職場の人に見つかるリスクは高くなるだろう。
日向さんは年代や男女問わずいろんな人から話しかけられている。特に男からの人気は絶大だ。
二人でいるところを見つかったら、日向さんに迷惑をかけてしまうかもしれない。どこから変な噂が広まるか分からないからな。
俺だけが聞かれるのなら、「人違いじゃないですか?」、「その日はまっすぐ帰りましたよ」、「ボクは仕事が終わったら速攻で帰って寝ます」とか何とでも言うのに。
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