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本編

06-02 性器を2時間しごきなさい

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それからどれくらいこのままだったのか、腕が疲れてきた。…ギゼル、遅漏すぎないか?あれから一度もいってないんだけど。
かといって全然扱いてないっていうことはないし…ズボンとかは先走りで水たまりのようになっちゃって…。
ギゼル自身は汗を垂らしながら吐息を吐いていて、色気がすごいし、なんだかギラギラしているというか、えっちさがやばい!

「ギゼル、イけるほど気持ち良くない…?」

「…あ?あー、いや、あんまりイっても疲れるだけだからな。…試練が終わったらそのままダンジョンに放り出されるから、あんま好き勝手できねえ」

いつもと違ってワンテンポ遅れて反応される。なんか、えっちなことして頭が鈍ってるのかな……。うう、なんだそれ、それってえっちすぎないか!?

……イってるギゼル、見れないのかな。

「そっかぁ」

「はぁ…俺がイくの見てえか?」

「………うん」

うっ、やばい、顔に出ちゃったか!? こっちを挑発するような表情で見てくる。でも、何も間違ってないので、頷くしかない。ギゼルがイくところ、絶対えっちだろ。見たいにきまってる。

「あ゛ー…ユキミが全裸になるなら、イってもいい」

「ぇ…え!?」

「お前腕疲れてきてるだろ。代わりといったらあれだが、見てえ」

なにそれ!? まさかそんなことお願いされるとは思はなかった。

裸かぁ、まあもうほぼ見られたことあるし…良いといえば良いんだけど…。ギゼルがイくのと俺の裸なんかじゃ釣り合うきがしないよ。

「わ、かった」

頷いたものの……なんかこの状況で裸になるって、死ぬほど恥ずかしい気がしてきた。どうしよう、ギゼルの方が見れない。

いや、でもなんか、せっかくならもっと俺でドキドキしてほしいよな。
そろそろと胡坐から下りて、上から脱ぐか下から脱ぐか考える。普段だったら上から脱いで下なんだけど…下から脱ぐべきか…?

なんか誰かがそんなこと言ってた気がするようなしないような。何だったかなぁ、こうなるならちゃんとあいつらのアホな猥談を覚えておくんだった!
見えるか見えないかが良いとか言ってたよな?あー、あれはスカートの話だったか。いや、彼シャツか?くっそ、よく思い出せない!

先に下を脱いで、その後に上か…なんかどこかにえっちな脱ぎ方ないか!?ギゼルぐらい良い体だったら、どんな脱ぎ方しても絶対えっちだよなぁ。
だめだ…全然良い脱ぎ方が思いつかない。

そういえば、超特大ふかふかマットレスのせいで、立ち上がって脱いだらこけそうだよな……それはかっこ悪いからやめよう。

悩んだわりに何も思いつかない自分にがっかりしつつ、諦めて下を脱いでいく。うん、とてもあっさり脱ぎ終わった…もう俺にはえっちな脱ぎ方は無理だ。投げやりな気分でTシャツもがばりと脱ぐ。

全部脱いで、ここで気づいた。ギゼルの方向いてなかった!
いや、えっちな感じで脱ぐならあっち向いてた方が良かったんじゃないか!?俺は馬鹿か!?

そして、なんだか改めて向き直るのが恥ずかしい。おれ、今お尻まる出しだよな…マットレスに座り込んでいるのが唯一の救いか…?

そうっとギゼルの方に体を向けると…予想していた通りガッツリこちらを見ていた。手は相変わらずぐちゅぐちゅと扱いていて、途方もなくえっちだ。

これ、本当に俺の貧相な体で大丈夫か? そう思いつつも、ギゼルがイくところはちゃんとみたいから、ずり寄ってギゼルに近づく。

「脱ぎ、ました」

「……おう」

いや、それだけか!?まあ他になにも言いようがないかもしれないけどさ。
っていうかやっぱりギゼルのちんこでっか。俺のちんこ…いや、別に小さくはない、ちっさくは…。触ってもいないのに先走りで汚れてる自分のちんこがめちゃくちゃはずいよ。

「じゃあ、そろそろ出すぞ」

「あ、待って!」

そう言われて、慌ててさらに近づく。できるだけギゼルの顔を見たいから、胡坐の上に座っていたときほどは近くないのは仕方ないけど、胡坐の間に手をついて体勢を整える。

「あ、えっと、もう…お願いします」

ちょっと間抜けな感じになってしまったけど、仕方ないギゼルがイくのをじっと待つ。

「はぁっ…わかった」

ギゼルはまるで我慢しているような声でそういった。いざイこうとしたのを邪魔しちゃったかもしれない、ごめん。

竿の部分だけを扱いていたのをやめて、先っぽまで包むようにしごきだした。ギゼルはこちらをジッとみていて、見せつけるようにしてくれる。

それを見ているだけで、まるで自分も扱かれているような感覚になってくる。ちょっと腰が揺れてしまう。

「ふーっ…ユキミ」

「はぁっ…」

俺を呼びながら扱くギゼルに心がきゅぅっとなる。
そうして今か今かと待ちながら、だんだんと俺の方が呼吸が荒くなってくる。まだイってくれないのか?

「ぎぜる、イってよ」

「ぐっ…ユキミ」

「んンンっ」

もどかしくてたまらなくなって我慢できずに声をだしたら、応えるようにイってくれた。
だけどギゼルが出した精液が俺の胸元からお腹、ちんこにまでかかって、その刺激でつられて軽くイってしまった。結局最後は目を瞑ってしまって、ちゃんと見れなかった気がする…。

少し呼吸を荒くしながら、出しきるように扱いているギゼルのえっちさに腰が震えてしまう。

「あ゛ー、わりぃついぶっかけちまった」

精液にまみれていたはずのギゼルの手が一瞬でキレイになったかと思うと、そういいながら俺の胸元やお腹についていた精液を拭うようになぞってくる。

「ぁっ…待って、俺もちょっとだけイっちゃたからっ」

なぞられるのが気持ち良くてつらいのと、このままだと俺の精液も拭うことになるギゼルを止める。

「お前も出したのか」

「…うん」

ちょっと驚いたように言われていたたまれない。
自分の手にも少し精液が飛んでいて、どうすればいいか迷う、脱いだ服で拭うのもなんか嫌だ。

「ギゼル…クリーンかけてほしい」

「いや、クリーンじゃなくてこっちな」

そういうと小瓶に残っていた液体を全て俺の胸からお腹とちんこまでかけてしまった。そのまま俺の腕をつかむと、液体に擦りつけるように動かされる。

「うわ、もったいない」

「手っ取り早くていいだろ」

「まあ、手っ取り早くはある…ありがとう」

この液体ってなんなんだろう、液体とくっついた精液がどんどん消えてく?溶けてく?不思議だ。
そのまま液体と精液を混ぜて、消えていく様子を見て遊んでいるとギゼルに抱きあげられて胡坐の上に向かい合うように座らせられる。予想していなかった行動に慌ててギゼルをみるとニヤりと笑っていた。

「ぇ…この体勢」

「ペニスがくっついちまうな?」

そのまま揺するように動かされて、くちゅりとちんこ同士がこすれる。

「んぁっ……ぁっ、んっんっ」

「この間は俺の腹だったが、今度はペニス同士ってのもいいよな?」

そういって試すように揺するギゼルに、慌ててぎゅっと縋りつく。すでにギゼルのちんこはバキバキになっていた。
揺すられるたび、釣られるように俺のちんこも起ってくる。

「でも、イっちゃうとつかれるって」

「あー、もったいねえけど、俺は出さねえから」

なんだそれは!なんでそんな器用なんだよ!やっぱり我慢できるぐらい余裕があるんじゃないか?ちょっとムカつく。

「結構時間経ってるからな、ユキミが1回イくぐらいでなんとか終わるんじゃねえか?」

「そんんっっ、ぁっ…んンっ…んっ」

反論しようとしたけど、揺さぶられてしまって言葉が出せない。
両手で腰を掴まれて揺すられていたけど、少しすると片手で俺とギゼルのちんこを包みこみ、片手で俺の尻を鷲掴んで、器用に動かしてくる。

「まっ…おしり、んっ、やだっ」

お尻をがっつり掴んでくるせいで、お尻の穴にギゼルの指が触れてしまっている。今日はそこに綺麗になる液体がかかったことはないし、もちろんクリーンなんてされていない。
汚いところを触ってほしくないし、お尻を左右に動かしてなんとかギゼルの手から逃れようと頑張る。

「……触られたくねえなら、お前が動くか?」

「ぇっ…う、うんっ、動く、動くから手、離してぇっ」

気持ちいい、気持ちいい、でも、汚いところ触られるのはいやだ。

聞かれる間もギゼルの手はとまってくれない。お尻の穴に触られたくなくて、何度も頷いた。そうしたらやっと手を離してくれたので、ゆっくりと腰を前後に動かしていく。

「ぁっ、ありがと、んンっ…ぎぜる」

ギゼルが動かしていたスピードには遠く及ばないけど、ギゼルのちんこ全体にくっつけられるように気をつける。
多分、こうしたほうがギゼルはもっと気持ちよくなってくれる、はず。その間もギゼルはぐちゅりぐちゅりと手を動かしていて、たまらなく気持ちがいい。

「ユキミ」

「ふぁぁっ…ぎぜるぅっんっ、きもちい?」

優しい声で名前を呼ばれる。縋りつくみたいに抱きついているから顔は見えないけど、今までと違ってギゼルも興奮してるって分かるから、それだけで嬉しいし安心できる。
うなじから背中を何度もなぞられて、それだけで勝手に腰が震えてしまう。ちゃんとギゼルにも気持ちよくなってほしいから、きちんと動いていたいのに。

「ああ、すげえいい」

すっごい甘い声で返されて、その声でイきそうになってしまった。あぶない!
ぎゅうっと抱きついて、動きを止めて、なんとかイかないように堪える。ずっとギゼルの手は扱くように動いているけど、俺がイっちゃいそうなのが分かるのか、かなりゆっくりと動かしてくれる。良かったぁ。



「はぁっ…んンっ…ふぅっ…きもちぃ」

きもちいい。きもちい。
あれからイきそうになるとゆっくりに、少し落ち着いたらスピードを戻されて、気持ちいいのにイけない状態が続いていた。ギゼルと一緒にイけるわけじゃないからそれで良いんだけど。
どこか落ち着かせるように頭を撫でてくれるのに、止まることはない扱き。安心するのに興奮して、頭がおかしくなりそう。



そろそろゆっくりにされてもイっちゃいそうだと思っていると………気づけば自室のベッドで横になっていた。


少し余韻に浸るようにぼーっとしてから、そのままベッドの上で左右にゴロゴロと転がる。

まさか、ギゼルが俺で興奮してくれてたなんて…!最高すぎる!
今までで一番のご褒美的な夢だった。夢さん最高すぎるわ。あんなラブラブっぽい感じの事ができるとか思ってなかった…!!


はぁ…やば、思い出すと勃ちそう。勃ったところで上手くイけないからなぁ。そういえば最近は夢精しかできてないような……?


「はぁ、やめやめ、顔洗お」

ベッドから立ち上がって伸びをする。また、ギゼルの夢が見れるといいなぁ。

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