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本編

02-02 乳首を2時間舐めなさい

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「…はぁ……あんっ!!」

うわぁ最悪、変な声でた…。

あれから結構舐められていた。直接的な気持ちよさは少なくてもギゼルに舐められていることがじんわりと気持ちよくて、興奮しつつも半ばリラックスして無防備に呼吸をしていた。
そのせいで、急にギゼルが吸いついてきたことにそのまま声を出してしまった。

「んっ…んんっ……んっ…吸うなっ」

なぜか急に舐めるのではなく乳首を吸うようになって、じんわりとした気持ちよさだけだったのに、じんじんと疼くような、一気に直接的な気持ち良さに変ってしまう。
なんでだ、さっきまでなんともなかったのに!

「ゃっ…舐めるしれん…んんっ……っ」

言葉で咎めようとするも、気持ちよくてうまく喋れない。
自分の乳首が起ってしまったのが分かるし、それを吸い上げては舌でぐりぐりと押し戻されるのがたまらない、気持ちいい。

「はぁ…一応舐めてはいるだろ」

ギゼルが口を離して息を吐きだす。その息があたる、それだけでもう気持ちよくなってしまって、こんなの絶対おかしい。

「んっ……そうだけど…んっ」

またちゅぅっと吸いつかれては舌でぐりぐりと弄られる。それがすごく気持ちいい。

そういえば、急に気持ちよくなったことに驚いてしまったけど、これは別に問題ないのか。普通に舐めるより試練を達成するのが遅くなってしまうとしても、別にギゼルは困らない。
夢だから、俺が気持ちよくなるだけで問題がない、むしろ俺のご褒美だ。そう考えると何も心配がなかった。気持ちよさを堪能しないともったいない。

「んっ…ギゼル…先っぽ気持ちいぃ。…んんっ、吸いながらぐりってぇっ」

話してる途中で強く吸いつかれて、言葉が途切れてしまった。でも、気持ちよくて続きを話す気になれない。
服を握りしめていた手を離して、ギゼルの頭を包むように回す。

「ぎぜるっ……んっんっ…きもちいいっ」

恥ずかしいけど、次いつこんなチャンスがくるか分からないと思うと素直に気持ち良さを言葉にできた。
そのまま甘噛みされて、ビクッと体が動く。きもちいいきもちいい。

なんだかキスがしたくなる。でもこの試練にキスは関係がない…。仕方ないから、キスがしたくなる度にギゼルの名前を呼んで誤魔化そうかな。

「おいおい、ユキミ、これは俺の試練なんだがな?」

俺が気持ちいいとうるさいからか、ギゼルが咎めるようなことを言う。
うるさいよ、確かにギゼルにとっては試練だけど、俺にとってはご褒美の夢なんだから、いいじゃん。
ちょっとむっとするけど、でもギゼルの声は怒ってない、気のせいか楽しそうにすら感じるから、まあ許してあげよう。

「…ギゼルが試練に引っかかったのが悪い。諦めてくれ」

呼吸を整えながらギゼルを見つめる。ずっと目を瞑っていたからなんだか眩しいや。余裕そうな表情…くそぅ、俺はこんなに情けない状態なのに。せめてもっとかわいい女の子だったら…目に見えて興奮してくれただろうか。

「はやく、舐めて」

胸がじんじんとするような感覚がもどかしくて、恥ずかしいけど、待ちきれないから精一杯アピールしてみる。ギゼルの頭を寄せるように腕に力をいれて抱き寄せ…なんだこれ、びくともしないぞ。

俺がそんなことをしていたら、ギゼルはジッとこちらを見たあと、先ほどまで舐めていた右側ではなく、左の乳首に吸いついてきた。

「ぇっ!?」

なんで!そっちじゃないよな!?

むっとしてギゼルを睨んでも、楽しそうな表情をするばかりで全然気にしていない。なんて意地が悪いんだ!

「違う、そっちじゃっ、ぁっ」

抗議しようとしたけど、ギゼルが右の乳首をぎゅっと指で摘まんだせいで声にならなかった。左の乳首も遠慮なく吸われて、すぐにそちらも気持ちよくなってくる。そのまま左の乳首も起ってしまった。

「んンっ」

しっかり起っている乳首の先っぽをくすぐるように撫でられる。それだけで頭がビリビリするほど気持ちいい。こすられたいような、つねってほしいような、ひっかいてほしいような。

「あっ…ぎぜるっぎぜる」

ギゼルが俺の乳首に吸いつく様子をばっちりと見てしまい、軽くイきかける。だめだ、このままじゃイっちゃう。
さすがにイったのがバレたらやめちゃうかな、乳首でイく男とか嫌かな?また最初みたいに舐めるだけになる? …それだけじゃもう我慢できる気がしない。俺の夢なのに全然思い通りにならないから心配だ。

目を瞑ってやりすごさないと、見てたら絶対イっちゃう。

「んんっ…」

吸いつかれながらガジガジと噛まれる。さっきよりも強いけど全然いたくない、きもちいい。ギゼルはそのまま吸ったり舐めたりを交互に繰り返す。

反対の乳首もひっかくようにして弄られては、唾液をぬりこむようにぐりぐりとこすられて、せっかく見ないようにしているのにイきそうなほど気持ちいい感覚が落ちついてくれない。

そのまま好き勝手に動くギゼルは、どんどん硬くなる感触を楽しむように捏ねたりかじったり。
気持ちいいのがどんどん強くなってきて、腰が勝手に震えてくる。我慢しなくちゃいけのに、我慢できない。

「ぎぜるっ…んっ…きもちくてごめん、やめないでぇっ」

ギゼルの頭をぎゅっと抱きしめて、なんとか堪えようと思ったのに全然だめだった。
ピクピクと体全体を震わせて、全てを吐き出した解放感、我慢しようとして力を入れていた反動でぐったりとしてしまう。もともとかなり濡れてしまっていた下着にはぐちゅぐちゅとした感触がする。

なんとか出す直前にギゼルに懇願してみたが、イった俺を見てあれだけ好き勝手していたギゼルはピクリとも動かなくなってしまった。いや、イった直後だからすぐに触られるとツラいところではあるんだけど。

「あの…ギゼル?」

目を瞑ったまま呼吸を整えつつ、声をかけてみる。……無反応ってかなり怖いよ。


「ユキミ…大丈夫か?」

「ぅ…うん」

間をおいて返ってきた反応に、気まずくなる。いっそここでイったことを揶揄ってくれたりすれば安心できたのに。

…………いや、逆に考えよう。これはギゼルにとっては試練なんだから、ちょっとぐらい嫌な感じになった方が試練がいもあるってものじゃないか!? うん、きっと、たぶんそうだ。

するりとギゼルの頭から腕を解いて最初のように服を掴み、舐めやすいようにちょっと胸をそらせた体勢になって待つ。もちろん目を瞑ることも忘れない。下着がぐちゃぐちゃなのは見ないふりをする。

無言でも舐めはじめてくれるギゼルに少し安心したけど、もう何も考えたくなくて、その後はそのまま気持ちよさに身を任せた。




「んんっ…ぎぜるぅ…きもちぃっ……ぎぜるっ」

いじられるのが気持ちいい。

その後もギゼルに弄られるたびに気持ちが良くて、イかないように我慢するのが大変だった。

でもどうしよう、そろそろ我慢できない…またイっちゃいそうだ。腰が勝手にカクカクと震える。濡れた下着にこすれるのすら気持ちがいい。

いやだ、またあんなに気まずいのはいやだ、我慢、あの気まずさを思い出して我慢。そう思って息を落ち着けるように吐き出す。

「ふーっ…ふぅー………ぁっ、ぎぜるまって」

そんな俺の様子に構うことなく、ギゼルは周りごと指でつねるようにした乳首に歯をぐりぐりとあてている。
だめだ、これ、最悪に気持ちがいいんだよ。少し前にされたときはギゼルの邪魔をするように手を出しちゃったやつ。もう一度遮るために手を使ってギゼルの顔を押す。

でも全然どいてくれない、むしろ押し返すように顔を近づけて、指でつまんだ乳首を歯にこすりつけるように動かしてくる。

「あゃっ、だめっ、それはだめだっ」

さきっぽにぐりぐりと歯があたってキシキシとこすられる。つねられているようなのに、痛みはなくて気持ちよさしかわからない。反対の乳首も爪で先っぽを押しつけるようにして左右にこすられる。

「っゃぁああ」

気持ちいい、気持ちいい、きもちいい。 そのまま声を上げてイってしまう。

「ぁっなんでっ」

きもちいいのやめてくれ、もうイってるっ!

俺がイったのが分かったはずなのに、ギゼルはそのまま動き続ける。やめてくれない。

歯でいじられた方は、指でなんども摘ままれて引っぱっては放される。爪でこすられていた方は舌でぐりぐりと舐められては痛いほどに吸われる。

「ぎぜるっ ぎぜるっ」

きもちいいきもちいい、きもちいい。

あまりにも強い刺激に、気持ちいいのに苦しくて、またギゼルの頭にすがるように抱きつく。それでも気持ちいのは終わらなくて泣き叫ぶようにギゼルの名前を呼ぶしかできない。



そのまま何度もやめてほしいと思った気がする。

気持ちよさでわけが分からなくなって、気づいたらまた自室のベッド横になる自分がいた。

「ぅわぁ……」

つい擦れた声が漏れてしまう。こんなに鮮明に覚えていて、心臓がバクバクしているんじゃないかと思ったけどそんなことはない。ついでに下着も綺麗だった。

うーん、これはクリスマスプレゼントみたいなもんか? とんだエッチなクリスマスプレゼントだけど…悪くない。むしろすごく良かった。


「………しかし、俺って気づいてないだけで、エムだったりすんのかな?」

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