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第六部 二章 「今と過去の星」
「受け入れること」
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失った過去を悪夢として、見終えたエリーに残されたのは、永遠と続く漆黒の闇。
まるで、これ以上見るものがないかの様だ。
全てが終わった。忘れていた記憶。当初の自分が忘れたかった、嘘であってほしいという記憶。
「…………」
エリーは、細かな、ため息に似た息を吐く。
「……やっぱり、本当だったんですね。…………」
母親殺しの実態。事実を目の当たりにして、感想など「辛い」というもので固めてしまう。むしろ、それ以上なんと言えばいいのかわからない。
過去は見ても全てではない。
母親の愛情は本物であった。本来あるべき自分の周囲の環境。どれだけ自分が周囲に恐怖心を抱いていたのか。
十年間の全てを知るには内容が足りなさすぎる感覚もあった。
酷い部分だけを切り取ったようなものでしかない。
まだエリーには、他人の思いで見ていたという感覚が残っている。
しばらく沈黙して一通り思い返すも、ただ実際にあった事実として受け止めるのみでしかない。
「此処から出ないと……」
終わったのならと、エリーは周囲を見渡し道を探す。
この異常事態が起こる前には他の三人も近くにいたはずだった。その姿はどこを見ても見当たらない。
自分だけが離れてしまったのか、不安をおし殺して名を呼んでもみた。
……反応はない。不自然な反響音がするのみ。
闇雲ではあるが、暗闇の中を歩きだそうとした。
その時。……ふと後ろから呼び止める声が聞こえてくる。
『……どうして?』
前にも聞いたことのある、悲しみを染みこませた様な声だ。疑問の声に、エリーは目を丸くして後ろを振り向く。
見覚えのある姿。鏡合わせの如く、少女とエリーは向き合っていた。
少々うつむく少女の表情は、見てきた記憶の通りにくもっており、今にも泣いてしまいそうなものだ。
その姿を見るだけで、胸が痛む。
「……貴方は、私なんですよね?」
『…………』
質問に対し、少女はだんまりだ。
エリーはまず自分が問われている事を思い出す。
「どうしてって、どういう意味なんですか?」
『…………』
問いに首を傾げるも、その意味は少し考えればわかる事だった。
少女は前にもこの問いかけに、続けて言葉を投げていたのだから。
「……ひょっとして、クロトさんと一緒にいる事が……ダメなんですか?」
……。
わずかながら、少女はぴくりと反応する。それは頷いている様にも見えた。
少しだけ顔をあげ、少女は堪えた声で呟く。
『どうして……貴方はあの人と一緒にいるの? ……あの人は……母様を…………私の大事なものを奪ったのに』
知っている。
母親が少女にとっての居場所であったことも。失った時の絶望から嘘でありたいと願ったことも。
その事実から目を背ける事はできない。
エリーは辛そうな少女にへと歩み寄る。
近づくたびに、空気が重くのしかかってくる。少女の悲痛と恐怖、そして憎悪と拒絶が強く圧をかけてきた。
少女は頭を抱え、ぶつぶつと呟く。
呪いの様な、否定の言葉を……。
『あの人は……怖い。…………許せないっ。……何もしてないのに……、みんな私に酷い事する。嫌い、嫌い、嫌い……っ。母様を返して……っ。私は、母様と一緒にいたかったのに……』
「……」
『なのにっ、貴方はあの人なんかをどうして選ぶの……っ? 私なのに……っ。私の抜け殻なのに……っ!』
――抜け殻。
エリーと少女は一緒だが、異なっていた。
少女という【厄災の姫】を構築した悲劇の記憶を失った、まっさらな抜け殻。
たった一つ。記憶を失う事で、同じでもその人格は別物になってしまっている。
エリーこれまで少女を他人の様に見てしまっていたのは、それが一番の原因だ。
いわば。目の前の少女はエリーの最も辛い記憶と時間を押し付けられた存在。全てを否定し、受け入れる事をできない、拠り所を失った哀れな存在だ。
強い憎しみと、エリーすら否定しようとする少女は、いくら流しても足りない涙を溢れさせる。
それだけ少女の絶望は絶大で、世界すら許せないのだろう。
これが、――本来の【厄災の姫】だ。
少女に向け、エリーは重苦しい大気の中、そっと手を差し出そうとする。
しかし、少女は簡単に自身のことを受け入れる事ができるとは思えない。
不安からか、エリーは手を引いて、自身の胸に手を当てる。
まだ……。エリーは少女の問いに答えていない。
「……私は、貴方の辛い事を、全部知る事は出来ないと思います。……見たものも、全部本当で、私がそうだったら耐えられないかもしれない。きっと、今の貴方の様に……全部嫌になってたと思います。……でも、ごめんなさい。今の私には、拾ってくれた優しい人と、クロトさんたちとの時間が……大事なんです」
過去の自分に、エリーは自身の想いを打ち明ける。
少女の悲惨な十年間の時間。エリーの記憶を失ってからの時間。その差は大きくあっても、過ごした時間は後者でしかない。
事実は受け入れる。だが、今の時間を捨てる決断はできない。
エリーの周囲には、過去にとって嘘のような温もりがあった。
見ず知らずとも受け入れられ。好いてくれる者もいて。身を挺して守る者がいた。
「貴方の悲しい気持ちもわかってあげたい。全部は理解できなくても、私は貴方にも、怖いだけじゃないってことを知ってほしいんです」
『……なんでっ。貴方も、私に嘘つくの? あの人は怖い! みんな……、全部っ』
「――でも、私にとってそれは……過去でしかないんですっ」
少女を否定したいわけではない。
エリーは少女に寄り添い、身を抱きしめた。
少女が一番に否定したかった、呪われて忌み嫌われた、己の存在である記憶の少女を。
「ごめんなさい」と、エリーは呟く。
「私は……クロトさんが大事です。一緒にいるって、約束もしたんです」
『……なんで、……なんでそこまで、あの人を信じれるの?』
泣き呟く少女の疑問。
これが、あったかもしれないエリーの姿。記憶を失わなければ、クロトを信じる事などできなかっただろう。
クロトだけではなく、絶望しきってしまった少女に信じるものなど、もはやないかもしれない。
だが、今のエリーはクロトを信じる事ができる。
「私も、最初は信じれませんでしたよ? でも、クロトさんはこんな私を守ってくれるんです」
『……貴方の、ためじゃないのに』
「知ってます。それでも、私は嬉しいですよ。信じないと、私は一人で不安になってしまう。クロトさんや皆さんを信じれるから、私は安心していられるんです。……きっと、大丈夫ですよ。人は、変われるんです。どんなに酷くても、どんなに辛くても。私は皆さんと、クロトさんを信じて、前に進みます」
『…………私を、忘れて……。私を……否定して?』
エリーは首を横に振る。
「忘れるつもりは……ありません。それが事実なら、私はその事実を捨てたりしません」
これが、エリーの答えだ。
エリーは少女を受け入れる。受け入れて、前に進むと決めたのだ。
その意思にあてられてか、少女は溜まっていた涙の粒を最後に一滴こぼし、呆けてしまう。
『……そう、なんだ。…………じゃあ、もう此処にいても、意味ないね』
少女は最後にそう呟く。
エリーの姿は暗闇から消え、少女だけが残った。
上を見上げ、何処か心が晴れた思いで深く呼吸をとる。
――悲しい?
少女の耳は呟くような声を聞き取る。
応える様に、少女は首を横に振った。
『……まだ、此処に来るのが早すぎただけ』
後ろを振り返る。何処までも続く、同じ暗闇だというのに、その先はより一層混沌としていた。
少女は迷う事もなく、その混沌にへと溶け込んで行く。
混沌の闇は少女を慰める様に抱き、哀れみを感じていた。
『いつか……また貴方は此処に来る。その時は、私とは違う理由で……。だって、そうでしょ? ――私たちは結局、何かを恨まずにはいられないように、そうできているんだから』
******************************
『やくまが 次回予告』
一つの悪夢が、終わりを告げる。
だが、悪夢はまだ終わらない。
次なる悪夢は鎖に繋がれた少年のもの。
【願い】を叶える前の、囚われた哀れな魔銃使いになる前の少年の悪夢。
愛情に縛られた少年と星の少女は出会う。
少女の知らない魔銃使い。
少年の最も忘れたかった時間。
魔銃使いを構築した、最悪の悪夢に、少女は足を踏み入れる。
少年の過ごした、忌まわしき歪んだ愛情の鎖がはびこる、記憶にへと……。
【厄災の姫と魔銃使い:リメイク】第六部 三章 「繋がれた少年」
まるで、これ以上見るものがないかの様だ。
全てが終わった。忘れていた記憶。当初の自分が忘れたかった、嘘であってほしいという記憶。
「…………」
エリーは、細かな、ため息に似た息を吐く。
「……やっぱり、本当だったんですね。…………」
母親殺しの実態。事実を目の当たりにして、感想など「辛い」というもので固めてしまう。むしろ、それ以上なんと言えばいいのかわからない。
過去は見ても全てではない。
母親の愛情は本物であった。本来あるべき自分の周囲の環境。どれだけ自分が周囲に恐怖心を抱いていたのか。
十年間の全てを知るには内容が足りなさすぎる感覚もあった。
酷い部分だけを切り取ったようなものでしかない。
まだエリーには、他人の思いで見ていたという感覚が残っている。
しばらく沈黙して一通り思い返すも、ただ実際にあった事実として受け止めるのみでしかない。
「此処から出ないと……」
終わったのならと、エリーは周囲を見渡し道を探す。
この異常事態が起こる前には他の三人も近くにいたはずだった。その姿はどこを見ても見当たらない。
自分だけが離れてしまったのか、不安をおし殺して名を呼んでもみた。
……反応はない。不自然な反響音がするのみ。
闇雲ではあるが、暗闇の中を歩きだそうとした。
その時。……ふと後ろから呼び止める声が聞こえてくる。
『……どうして?』
前にも聞いたことのある、悲しみを染みこませた様な声だ。疑問の声に、エリーは目を丸くして後ろを振り向く。
見覚えのある姿。鏡合わせの如く、少女とエリーは向き合っていた。
少々うつむく少女の表情は、見てきた記憶の通りにくもっており、今にも泣いてしまいそうなものだ。
その姿を見るだけで、胸が痛む。
「……貴方は、私なんですよね?」
『…………』
質問に対し、少女はだんまりだ。
エリーはまず自分が問われている事を思い出す。
「どうしてって、どういう意味なんですか?」
『…………』
問いに首を傾げるも、その意味は少し考えればわかる事だった。
少女は前にもこの問いかけに、続けて言葉を投げていたのだから。
「……ひょっとして、クロトさんと一緒にいる事が……ダメなんですか?」
……。
わずかながら、少女はぴくりと反応する。それは頷いている様にも見えた。
少しだけ顔をあげ、少女は堪えた声で呟く。
『どうして……貴方はあの人と一緒にいるの? ……あの人は……母様を…………私の大事なものを奪ったのに』
知っている。
母親が少女にとっての居場所であったことも。失った時の絶望から嘘でありたいと願ったことも。
その事実から目を背ける事はできない。
エリーは辛そうな少女にへと歩み寄る。
近づくたびに、空気が重くのしかかってくる。少女の悲痛と恐怖、そして憎悪と拒絶が強く圧をかけてきた。
少女は頭を抱え、ぶつぶつと呟く。
呪いの様な、否定の言葉を……。
『あの人は……怖い。…………許せないっ。……何もしてないのに……、みんな私に酷い事する。嫌い、嫌い、嫌い……っ。母様を返して……っ。私は、母様と一緒にいたかったのに……』
「……」
『なのにっ、貴方はあの人なんかをどうして選ぶの……っ? 私なのに……っ。私の抜け殻なのに……っ!』
――抜け殻。
エリーと少女は一緒だが、異なっていた。
少女という【厄災の姫】を構築した悲劇の記憶を失った、まっさらな抜け殻。
たった一つ。記憶を失う事で、同じでもその人格は別物になってしまっている。
エリーこれまで少女を他人の様に見てしまっていたのは、それが一番の原因だ。
いわば。目の前の少女はエリーの最も辛い記憶と時間を押し付けられた存在。全てを否定し、受け入れる事をできない、拠り所を失った哀れな存在だ。
強い憎しみと、エリーすら否定しようとする少女は、いくら流しても足りない涙を溢れさせる。
それだけ少女の絶望は絶大で、世界すら許せないのだろう。
これが、――本来の【厄災の姫】だ。
少女に向け、エリーは重苦しい大気の中、そっと手を差し出そうとする。
しかし、少女は簡単に自身のことを受け入れる事ができるとは思えない。
不安からか、エリーは手を引いて、自身の胸に手を当てる。
まだ……。エリーは少女の問いに答えていない。
「……私は、貴方の辛い事を、全部知る事は出来ないと思います。……見たものも、全部本当で、私がそうだったら耐えられないかもしれない。きっと、今の貴方の様に……全部嫌になってたと思います。……でも、ごめんなさい。今の私には、拾ってくれた優しい人と、クロトさんたちとの時間が……大事なんです」
過去の自分に、エリーは自身の想いを打ち明ける。
少女の悲惨な十年間の時間。エリーの記憶を失ってからの時間。その差は大きくあっても、過ごした時間は後者でしかない。
事実は受け入れる。だが、今の時間を捨てる決断はできない。
エリーの周囲には、過去にとって嘘のような温もりがあった。
見ず知らずとも受け入れられ。好いてくれる者もいて。身を挺して守る者がいた。
「貴方の悲しい気持ちもわかってあげたい。全部は理解できなくても、私は貴方にも、怖いだけじゃないってことを知ってほしいんです」
『……なんでっ。貴方も、私に嘘つくの? あの人は怖い! みんな……、全部っ』
「――でも、私にとってそれは……過去でしかないんですっ」
少女を否定したいわけではない。
エリーは少女に寄り添い、身を抱きしめた。
少女が一番に否定したかった、呪われて忌み嫌われた、己の存在である記憶の少女を。
「ごめんなさい」と、エリーは呟く。
「私は……クロトさんが大事です。一緒にいるって、約束もしたんです」
『……なんで、……なんでそこまで、あの人を信じれるの?』
泣き呟く少女の疑問。
これが、あったかもしれないエリーの姿。記憶を失わなければ、クロトを信じる事などできなかっただろう。
クロトだけではなく、絶望しきってしまった少女に信じるものなど、もはやないかもしれない。
だが、今のエリーはクロトを信じる事ができる。
「私も、最初は信じれませんでしたよ? でも、クロトさんはこんな私を守ってくれるんです」
『……貴方の、ためじゃないのに』
「知ってます。それでも、私は嬉しいですよ。信じないと、私は一人で不安になってしまう。クロトさんや皆さんを信じれるから、私は安心していられるんです。……きっと、大丈夫ですよ。人は、変われるんです。どんなに酷くても、どんなに辛くても。私は皆さんと、クロトさんを信じて、前に進みます」
『…………私を、忘れて……。私を……否定して?』
エリーは首を横に振る。
「忘れるつもりは……ありません。それが事実なら、私はその事実を捨てたりしません」
これが、エリーの答えだ。
エリーは少女を受け入れる。受け入れて、前に進むと決めたのだ。
その意思にあてられてか、少女は溜まっていた涙の粒を最後に一滴こぼし、呆けてしまう。
『……そう、なんだ。…………じゃあ、もう此処にいても、意味ないね』
少女は最後にそう呟く。
エリーの姿は暗闇から消え、少女だけが残った。
上を見上げ、何処か心が晴れた思いで深く呼吸をとる。
――悲しい?
少女の耳は呟くような声を聞き取る。
応える様に、少女は首を横に振った。
『……まだ、此処に来るのが早すぎただけ』
後ろを振り返る。何処までも続く、同じ暗闇だというのに、その先はより一層混沌としていた。
少女は迷う事もなく、その混沌にへと溶け込んで行く。
混沌の闇は少女を慰める様に抱き、哀れみを感じていた。
『いつか……また貴方は此処に来る。その時は、私とは違う理由で……。だって、そうでしょ? ――私たちは結局、何かを恨まずにはいられないように、そうできているんだから』
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『やくまが 次回予告』
一つの悪夢が、終わりを告げる。
だが、悪夢はまだ終わらない。
次なる悪夢は鎖に繋がれた少年のもの。
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愛情に縛られた少年と星の少女は出会う。
少女の知らない魔銃使い。
少年の最も忘れたかった時間。
魔銃使いを構築した、最悪の悪夢に、少女は足を踏み入れる。
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