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第八章 国際サミット
◇70 酢豚
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朝、不思議な手紙が私の元へやってきた。珍しい事に白い封筒だった。
「これ、誰が持ってきたの?」
「受け取ったものによると、上級階級の家の使用人のような身なりだったそうです。お嬢様に言えばわかると言っていたみたいで」
「そう……」
上級階級の家の使用人、か……平民用のレターセットで作った手紙を持ってきた。しかも、切手が貼られているのに消印はない。【フラワーメール】配達員が持ってきたわけじゃないから当たり前か。
でもこれ、差出人の名前が書いていないのよね。もしかして、その為にわざわざ持ってきた? 手紙は差出人の名前を書かなければ送れないから、という事?
一体誰からだろう、そう思いつつ手紙を取り出した。字がとても綺麗。挨拶から入って……
「ラピス宮に来てほしい?」
「ラピス宮……王城の敷地内にある宮のうちの一つですね。もしや、今来訪していらっしゃっている他国の方でしょうか」
「あ、そっか。今そこに泊まってるんだもんね」
でも、平民用のレターセットを使うなんて。しかも新商品。定規と簡易コンパスと押し花でデザインしたんだけど、我ながら上手くいったと思う。
さて、行くのはいいとしてどうやって王城にはいればいいのだろうか。
……前のやつ、使う?
そんな不安の中、マリアに外出の準備を頼みお母様に出かける事を伝えに行った。
「アドマンス嬢、お待ちしておりました」
……あれ?
王城に来たら、何も言わないまま案内いたしますと言われてしまった。用件、何も言ってないよね。
以前陛下から頂いた王城出入り許可証、ピぺリメの花を撮る許可を頂いた時の証明書を持ってきてみたんだけど、これはどういう事?
けれど案内人さんに付いていっている途中で、またまたおかしなことが起こってしまった。
「あっ」
「えっ」
「あ~~!」
こんな所では絶対会わないだろう人達と鉢合わせしてしまったのである。いつもとは違う、女性用の洋服と男性用の紳士服を身に纏った人達。
「タクミ!? ナナミちゃん!?」
「えっ、えぇえ!?」
「何でこんな所にいるの!?」
いやいや、それはこっちのセリフですよ!?
「もしや、アヤメちゃんもラピス宮に?」
「あ、うん、呼ばれて……」
あぁ、と呆れ顔をする二人。……この招待状を送った人物を、知ってる?
そう思っていた時、え、もしかして、と悟ってしまった。いやまさか。
案内人のお兄さんに連れられて来た、青系統の色をしている綺麗な建物。中に入り、とある部屋の扉をノックすると……
「どうぞ、入ってくれ」
と、若めの男性の声が入出許可を出してくれた。聞いた事のない声だ。
扉が開くと……中には、三人。
若い男性、騎士のような身なりの女性、そして……
「何でじいさんも来てんだよ……!!」
タクミの、そんな驚きの声で悟った。もしかして、この人……
「んだと? この泣き虫小僧が」
「はぁ!? 泣き虫じゃねぇし!! それに今いくつだと思ってんだよ!!」
「タクミ、殿下の御前よ。礼儀正しくしなさい」
「……申し訳ありませんでした、殿下」
「よいよい、元気そうで何よりだ」
「ママも来たんだ~!」
「国内でナカムラ夫人の近くほど安全な場所はないからな」
「殿下、今の団長が泣きますよ」
「はは、それは失礼したな」
ま、じか……
「あっ、アヤメ・アドマンスと申します。お目にかかれて光栄です。スフェーン王国王太子殿下」
メトリス・ファン・ドリファリス王太子殿下。そして、
「お初にお目にかかります、ナカムラ夫人、先代ナカムラ男爵様」
ナナミちゃんがママと呼び、タクミがじいさんと呼んだ。こういう事だろう。
「ご丁寧にありがとう、アドマンス嬢。おかしな手紙を送ってしまい呼び出したような形になってしまい申し訳ないな。私も会えて嬉しいよ」
「勿体ないお言葉です」
まさか、こんな所でこの方々とお会いできるなんて。しかも、同じ異世界人である中村裕孝さんと、も……あれ? 確か、ナカムラさんって、106歳だったよね。全く見えないんだけど……80歳って言われても疑わないくらい若々しくないですか……?
「よぉ、初めましてだな。ヒロタカ・ナカムラ。あぁ、中村裕孝って言ったほうがいいか?」
「あ……奥村菖です」
「お嬢ちゃんの話はよく聞いてる。額縁、ありがとな」
「お義父様、いつもそれを見てはニコニコしていらっしゃるのよ」
「見間違いだろ」
「ふふっ」
立ち話もなんだからこっちで座って話そう、そう言われて殿下のお座りになっていたソファーの向かい側に座らせていただいた。
殿下は、積もる話もあるだろうから私は退出しようと気を遣って出て行ってしまわれた。
「体調は」
「元気です、ご心配なく」
「そうか、そりゃあよかったよ」
「お爺様、どうやって来たの?」
「あぁ、アイツを脅してきた」
「うわぁ、可哀想に」
アイツ、たぶんスフェーン王国の王様の事かな。お友達って言ってたし。脅したって、何で脅したんだろう。
予定より遅れたって言ってたけれど、大荒れだった為遠回りをして来たらしい。
「使われてない道を使ったからな、えらい目にあったぜ。フィアリスがいなかったら俺ら大熊の餌食だったわ」
「ご謙遜を、お義父様」
「お前が言い出したんだろうが」
「ふふ、間に合いましたし皆ご無事でしたから良かったではありませんか」
「ったく」
一体道中で何があったのでしょうか。タクミとナナミちゃん、遠い目をしてるのはどうしてだろう。こういうの、もしかして日常茶飯事、とか?
二人のお母様、恐るべし。さすが元近衛騎士団団長。
「どうだ、異世界生活は。慣れたか?」
「あ、そうですね。お勉強は大変ですが、何とか」
「こいつら、粗相しでかしてないだろな」
「いえ、むしろ感謝しています。初めてのお友達になってくれたし、ずっと食べたかった日本食を食べさせてくれたので」
「そうか、ならいい」
今思えば、もし二人がいなかったらもっと大変な日々を送っていたかもしれない。二人がいなければ出来なかった事だってある。だから、二人の存在は私の中でとても重要になってるのかも。
「んじゃ、後で俺が腕を振るってやる。こんなひよっこの飯だけじゃ物足りねぇだろ」
「は?」
「あ、いえ、タクミ君の料理もとても美味しいですし」
「こいつはまだまだ半人前だ、何食いたい? 何でも作ってやるぞ」
なん、でも……
「……酢豚、食べたいです……」
「よし分かった、今日の夕飯に出してやる」
「はぁ!?」
ごめん、タクミ。ほら、あの時チャーハン頼んだじゃない? 中華料理を頼んじゃったからちょっと悪いなって思ってたのよ。だから中々中華料理頼めなくて。どうしても食べたかったんだけど、うん、ごめんなさい。
今日、中村さんはこちらのアドマンス家に泊まる事となった。夕飯、出してくれるみたい。なんか、ごめんなさい。長旅でお疲れのはずなのに。大変な料理頼んじゃって。
でも、ウチの厨房に立つ中村さんはとても楽しそうで。付いてきたタクミとナナミちゃんと言い合いになりながらも息ピッタリであっという間に出来上がってしまった。
「まぁ! これが酢豚と言うのね! 酸っぱいけれど甘味もあって、お肉も柔らかくてとても美味しいわ!」
お母様も絶賛。食べれなかったお父様達には後で自慢するらしい。あぁ、あの写真の事根に持ってるみたいね。
「どうだ」
「最高です……!!」
「そうかそうか。食いっぷりいいな嬢ちゃん」
「中村さんの料理が美味しいんです!!」
「わっははっ、いいなぁ嬢ちゃんは! 作りがいがあって!」
泣きそうなくらい。だから言葉がそれしか出てこなかった。
タクミ達に胃袋掴まれていたけれど、中村さんがぶんどっちゃった感じだった。
「ほぉ、東京タワーの他にか!」
「はい、新しい電波塔があの後建ったんです。634m、だったっけ?」
「はぁ!? 倍じゃねぇか!」
「結構高いんですよ。だから下から見上げると首痛くなっちゃって、あはは」
「作ったやつらの気が知れねぇな」
「あはは、私展望台にすら登れませんでした」
私達の会話には、一切入ることの出来なかったお母様達であった。気付いてはいたけれど、地球トーク? で盛り上がっちゃって止まらなくなっちゃってついね。
「これ、誰が持ってきたの?」
「受け取ったものによると、上級階級の家の使用人のような身なりだったそうです。お嬢様に言えばわかると言っていたみたいで」
「そう……」
上級階級の家の使用人、か……平民用のレターセットで作った手紙を持ってきた。しかも、切手が貼られているのに消印はない。【フラワーメール】配達員が持ってきたわけじゃないから当たり前か。
でもこれ、差出人の名前が書いていないのよね。もしかして、その為にわざわざ持ってきた? 手紙は差出人の名前を書かなければ送れないから、という事?
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「ラピス宮……王城の敷地内にある宮のうちの一つですね。もしや、今来訪していらっしゃっている他国の方でしょうか」
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でも、平民用のレターセットを使うなんて。しかも新商品。定規と簡易コンパスと押し花でデザインしたんだけど、我ながら上手くいったと思う。
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……前のやつ、使う?
そんな不安の中、マリアに外出の準備を頼みお母様に出かける事を伝えに行った。
「アドマンス嬢、お待ちしておりました」
……あれ?
王城に来たら、何も言わないまま案内いたしますと言われてしまった。用件、何も言ってないよね。
以前陛下から頂いた王城出入り許可証、ピぺリメの花を撮る許可を頂いた時の証明書を持ってきてみたんだけど、これはどういう事?
けれど案内人さんに付いていっている途中で、またまたおかしなことが起こってしまった。
「あっ」
「えっ」
「あ~~!」
こんな所では絶対会わないだろう人達と鉢合わせしてしまったのである。いつもとは違う、女性用の洋服と男性用の紳士服を身に纏った人達。
「タクミ!? ナナミちゃん!?」
「えっ、えぇえ!?」
「何でこんな所にいるの!?」
いやいや、それはこっちのセリフですよ!?
「もしや、アヤメちゃんもラピス宮に?」
「あ、うん、呼ばれて……」
あぁ、と呆れ顔をする二人。……この招待状を送った人物を、知ってる?
そう思っていた時、え、もしかして、と悟ってしまった。いやまさか。
案内人のお兄さんに連れられて来た、青系統の色をしている綺麗な建物。中に入り、とある部屋の扉をノックすると……
「どうぞ、入ってくれ」
と、若めの男性の声が入出許可を出してくれた。聞いた事のない声だ。
扉が開くと……中には、三人。
若い男性、騎士のような身なりの女性、そして……
「何でじいさんも来てんだよ……!!」
タクミの、そんな驚きの声で悟った。もしかして、この人……
「んだと? この泣き虫小僧が」
「はぁ!? 泣き虫じゃねぇし!! それに今いくつだと思ってんだよ!!」
「タクミ、殿下の御前よ。礼儀正しくしなさい」
「……申し訳ありませんでした、殿下」
「よいよい、元気そうで何よりだ」
「ママも来たんだ~!」
「国内でナカムラ夫人の近くほど安全な場所はないからな」
「殿下、今の団長が泣きますよ」
「はは、それは失礼したな」
ま、じか……
「あっ、アヤメ・アドマンスと申します。お目にかかれて光栄です。スフェーン王国王太子殿下」
メトリス・ファン・ドリファリス王太子殿下。そして、
「お初にお目にかかります、ナカムラ夫人、先代ナカムラ男爵様」
ナナミちゃんがママと呼び、タクミがじいさんと呼んだ。こういう事だろう。
「ご丁寧にありがとう、アドマンス嬢。おかしな手紙を送ってしまい呼び出したような形になってしまい申し訳ないな。私も会えて嬉しいよ」
「勿体ないお言葉です」
まさか、こんな所でこの方々とお会いできるなんて。しかも、同じ異世界人である中村裕孝さんと、も……あれ? 確か、ナカムラさんって、106歳だったよね。全く見えないんだけど……80歳って言われても疑わないくらい若々しくないですか……?
「よぉ、初めましてだな。ヒロタカ・ナカムラ。あぁ、中村裕孝って言ったほうがいいか?」
「あ……奥村菖です」
「お嬢ちゃんの話はよく聞いてる。額縁、ありがとな」
「お義父様、いつもそれを見てはニコニコしていらっしゃるのよ」
「見間違いだろ」
「ふふっ」
立ち話もなんだからこっちで座って話そう、そう言われて殿下のお座りになっていたソファーの向かい側に座らせていただいた。
殿下は、積もる話もあるだろうから私は退出しようと気を遣って出て行ってしまわれた。
「体調は」
「元気です、ご心配なく」
「そうか、そりゃあよかったよ」
「お爺様、どうやって来たの?」
「あぁ、アイツを脅してきた」
「うわぁ、可哀想に」
アイツ、たぶんスフェーン王国の王様の事かな。お友達って言ってたし。脅したって、何で脅したんだろう。
予定より遅れたって言ってたけれど、大荒れだった為遠回りをして来たらしい。
「使われてない道を使ったからな、えらい目にあったぜ。フィアリスがいなかったら俺ら大熊の餌食だったわ」
「ご謙遜を、お義父様」
「お前が言い出したんだろうが」
「ふふ、間に合いましたし皆ご無事でしたから良かったではありませんか」
「ったく」
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「は?」
「あ、いえ、タクミ君の料理もとても美味しいですし」
「こいつはまだまだ半人前だ、何食いたい? 何でも作ってやるぞ」
なん、でも……
「……酢豚、食べたいです……」
「よし分かった、今日の夕飯に出してやる」
「はぁ!?」
ごめん、タクミ。ほら、あの時チャーハン頼んだじゃない? 中華料理を頼んじゃったからちょっと悪いなって思ってたのよ。だから中々中華料理頼めなくて。どうしても食べたかったんだけど、うん、ごめんなさい。
今日、中村さんはこちらのアドマンス家に泊まる事となった。夕飯、出してくれるみたい。なんか、ごめんなさい。長旅でお疲れのはずなのに。大変な料理頼んじゃって。
でも、ウチの厨房に立つ中村さんはとても楽しそうで。付いてきたタクミとナナミちゃんと言い合いになりながらも息ピッタリであっという間に出来上がってしまった。
「まぁ! これが酢豚と言うのね! 酸っぱいけれど甘味もあって、お肉も柔らかくてとても美味しいわ!」
お母様も絶賛。食べれなかったお父様達には後で自慢するらしい。あぁ、あの写真の事根に持ってるみたいね。
「どうだ」
「最高です……!!」
「そうかそうか。食いっぷりいいな嬢ちゃん」
「中村さんの料理が美味しいんです!!」
「わっははっ、いいなぁ嬢ちゃんは! 作りがいがあって!」
泣きそうなくらい。だから言葉がそれしか出てこなかった。
タクミ達に胃袋掴まれていたけれど、中村さんがぶんどっちゃった感じだった。
「ほぉ、東京タワーの他にか!」
「はい、新しい電波塔があの後建ったんです。634m、だったっけ?」
「はぁ!? 倍じゃねぇか!」
「結構高いんですよ。だから下から見上げると首痛くなっちゃって、あはは」
「作ったやつらの気が知れねぇな」
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