42 / 115
第五章 恋の行方
◇42 デビュタント
しおりを挟む
あれから日が経ち、ついに私のデビュタントの日が来てしまった。
「とってもお似合いですよ! お嬢様!」
「お美しい……!」
「わぁ~、すごいね。大変身!」
「お嬢様が元々お美しいからですよ」
「え?」
いつも出かけるのとは全然違うお洋服、あ、ドレス? 青色の素敵なドレスを着せてくれた。普通ならもっとドレスって重いみたいなんだけど、リアさんが軽量化された素敵なドレスを用意してくれた。
あ、ちゃんと装飾品もついてるの。とってもキラキラしてて綺麗なの。そんなにいらないよ、とは言ったけど、これくらいはないと! とマリア達が付けてくれた。
鏡の中のこの人は誰? と思えるくらい大変身。朝早起きして何時間もかけたから、長い時間頑張ってくれたマリア達のお陰だ。ありがとう、みんな。
「も~ウチの娘はほんっとうに何着ても似合うんだから~!」
お母様に会った瞬間抱きしめられてしまった。お母様もとてもお綺麗ですよ、と言ったらもっと褒められてしまった。
「とてもよく似合ってるよ」
「ありがとうございます、お父様」
フレッドもそう思うだろ? と隣の人に振ったお父様。そう、今回はお兄様まで参加する事になったのだ。普段はパーティーなんて行かないくせに~、ってお母様に言われてた。珍しいこともあるものだね。
じゃあ、仕事は休んじゃった感じ?
「いいと思います」
「それだけ?」
「……」
はぁ、とお父様とお母様の深いため息。そういうの思ったことないんだろうなぁ。
「お兄様、カッコいいですよ!」
「……」
「いつもと違う装いだから、ビックリしちゃいました。お兄様イケメンだからより一層カッコ良いです!」
「……そうか」
……あれ、照れた? 褒めちぎれ作戦成功?
もうちょっと褒めちぎろうかしら、と思っていたらカフスボタンが目に入って。あれ、見覚えがあるぞ。と思ったら、あれ、お父様もそれ付けてるの? 私作ったやつだよね。お仕事用じゃなかったの?
そう聞きたかったけど、そろそろ行きましょう、と言われてしまい馬車に乗り込んだのだった。
あ、因みにお母様も私も押し花髪飾りです。ヘアクリップね。絶対これね、ってお母様に言われたので。いいのかな? って思ったけど、まぁいっかって流してしまった。
今回のパーティーは昼間に行われる。夜じゃないらしい。普通パーティーって夜なんじゃ? あ、私の読んでた本がそういうのが多かったからか。
王城に着き、入口の門に到着すると、王宮の人が目が飛び出すほど吃驚していた。あ、分かった。お父様とお兄様がいるからだ。私とお母様しか参加しないと思ってたんじゃないかな。
案内された会場は、カリナが言っていた通りとっても素敵な会場だった。中は、とっても広いし豪華だ。すごい、こんな所で私デビュタントしていいだなんて、いいのかな?
お父様の爵位は王族より一つ下の階級だから、会場入りするのは主催者である王妃様より先だけど貴族の皆様達より後だ。だから、もう沢山の貴族の皆さんが揃っているみたい。と言っても、普通のパーティーより半分くらいの人数だそうだ。
入った瞬間、揃ってる貴族の皆様の視線は私達に向けられていて。だいぶ怖かった。ギラギラしてません?
お兄様のご登場に驚く人達。お母様に馬車の中で教えてもらったんだけど、一年に2回? とても重要なパーティー以外は全く姿を現さないらしい。
うわ、ご令嬢達怖くありません? 今お兄様にエスコートされてるけど、逃げた方がいい?
と、思っていたら離してもらえなかった。
「離すな」
「……はい」
え、道連れ? 道連れですか?
「今日は私達から絶対離れちゃダメよ?」
「え?」
「体調は良いみたいだが、何かあれば大変だろう。だから、絶対私達の近くにいなさい」
「は、はい……」
あ……お兄様、お母様、お父様のガッチリガード的な? まぁ、ありがたいですけど。
待ってましたと言わんばかりにどんどん貴族の皆様が挨拶に来た。勿論、自分の娘、息子の紹介付きだ。お友達に如何ですかな? とか。もれなくお母様とお父様が玉砕させていってるけど。
「お久しぶりです、アドマンス公爵」
「あぁ、メルト伯爵。あのパーティー以来か」
メルト伯爵と一緒に来たのは、カリナだ。娘と仲良くしてくださってありがとうございます、そう言っていて。こっちの方こそ、色々と教えてもらってるからこっちがお礼を言いたい。
「今日のドレス、とっても素敵よ」
「カリナだってとっても似合ってるよ。もしかして、【ブティック・シェリシア】?」
「そう!」
リアさんのブティックのドレスだったみたい。毎日着てるから、何となく分かっちゃうのよね。いいのかな、これ。
少しすると、大きな声が聞こえてきた。王妃殿下、第一王女殿下のおなーりー、と。今回の主催者だ。けど、第一王女殿下もですか。
「よくいらっしゃいました、アドマンス公爵、侯爵夫人、アルフレッド子息、そしてアヤメさん」
「王妃殿下にご挨拶いたします、本日はご招待いただきありがとうございます」
と、お父様の言葉に私達も会わせて頭を下げた。そんな肩苦しい事はしなくていいのよ、と言われて私達は頭を上げた。
「アヤメさんは初めてでしょう。私の娘、ミレイアよ」
「初めまして、ミレイア・ラミス・ラスティウスです」
とっても綺麗な、王妃様とよく似た女性だった。慌てて私もご挨拶を。私が後になってしまってごめんなさい。と思ったけれど、お二人は気にしていないようで。いいのかな?
彼女には年下の婚約者がいるそうだ。その相手は隣国の王太子で、今こちらに留学中だそう。彼女は今20歳。相手の方は15歳でまだ成人していない。だから、こちらに留学し卒業後隣国へ嫁ぎ式を挙げると決められたそうだ。
年下の人と結婚かぁ~、しかも5歳差でしょ? どうなんだろう、やっぱり気にしちゃったりする?
「少しの間となってしまうけれど、どうか仲良くしてくださいな」
「わ、私でよければ、喜んで」
「ふふ、ありがとう」
凄い美人だ、微笑んだら男子はイチコロだな。あ、お兄様は例外だったみたい。無表情だ。元々表情筋仕事してないけれど。
その後も、色々な貴族の方々が私達の元へやってきた。私の事業の話とか、お友達の話とか。今度お茶会を開くから招待状を送りたいと思っているのです、とかもね。
遠くの方から、グループとなっているご令嬢達の視線もあった。きっと、私とお話したいのかな? この前王宮でバッタリ会った人もいるし。2回目の時の方ね。でも、お母様達がいらっしゃるから近づけないのだろうか。でもさ、私もここから動くなと言われちゃってるから、ダメなんだよね。ごめんね。
「疲れたか」
「え? あ、いえ」
疲れたら言え、とお兄様が心配してくださった。そういえば、お兄様って婚約者いなかったよね? そういうのって全然興味なさそうだけれど、いずれは結婚しなきゃいけないでしょ? 政略結婚とか? 貴族の結婚ってそういうのだよね?
だとしても、お兄様だったらもう引っ張りだこだろうね。今向けられてるご令嬢達のこのギラギラした眼を見れば分かるもん。
結婚かぁ、私国王様達に目を付けられてるみたいだけどお父様達が私の気持ちを尊重するって言ってくれたし、王太子殿下は今想い人がいるわけだし。
でも、結構問題があるらしくて。王族の結婚って、爵位が伯爵以上のご令嬢のみらしいの。殿下の想い人は子爵令嬢、中立派だからそこら辺は大丈夫なんだろうけれど、それだと結婚出来ないって事だ。いやぁ、難ありですね。でも、愛の力で何とか出来るでしょ!
その日のデビュタントは、何事もなく終わることが出来た。疲れたけれど、熱も出さなかったよ!
「とってもお似合いですよ! お嬢様!」
「お美しい……!」
「わぁ~、すごいね。大変身!」
「お嬢様が元々お美しいからですよ」
「え?」
いつも出かけるのとは全然違うお洋服、あ、ドレス? 青色の素敵なドレスを着せてくれた。普通ならもっとドレスって重いみたいなんだけど、リアさんが軽量化された素敵なドレスを用意してくれた。
あ、ちゃんと装飾品もついてるの。とってもキラキラしてて綺麗なの。そんなにいらないよ、とは言ったけど、これくらいはないと! とマリア達が付けてくれた。
鏡の中のこの人は誰? と思えるくらい大変身。朝早起きして何時間もかけたから、長い時間頑張ってくれたマリア達のお陰だ。ありがとう、みんな。
「も~ウチの娘はほんっとうに何着ても似合うんだから~!」
お母様に会った瞬間抱きしめられてしまった。お母様もとてもお綺麗ですよ、と言ったらもっと褒められてしまった。
「とてもよく似合ってるよ」
「ありがとうございます、お父様」
フレッドもそう思うだろ? と隣の人に振ったお父様。そう、今回はお兄様まで参加する事になったのだ。普段はパーティーなんて行かないくせに~、ってお母様に言われてた。珍しいこともあるものだね。
じゃあ、仕事は休んじゃった感じ?
「いいと思います」
「それだけ?」
「……」
はぁ、とお父様とお母様の深いため息。そういうの思ったことないんだろうなぁ。
「お兄様、カッコいいですよ!」
「……」
「いつもと違う装いだから、ビックリしちゃいました。お兄様イケメンだからより一層カッコ良いです!」
「……そうか」
……あれ、照れた? 褒めちぎれ作戦成功?
もうちょっと褒めちぎろうかしら、と思っていたらカフスボタンが目に入って。あれ、見覚えがあるぞ。と思ったら、あれ、お父様もそれ付けてるの? 私作ったやつだよね。お仕事用じゃなかったの?
そう聞きたかったけど、そろそろ行きましょう、と言われてしまい馬車に乗り込んだのだった。
あ、因みにお母様も私も押し花髪飾りです。ヘアクリップね。絶対これね、ってお母様に言われたので。いいのかな? って思ったけど、まぁいっかって流してしまった。
今回のパーティーは昼間に行われる。夜じゃないらしい。普通パーティーって夜なんじゃ? あ、私の読んでた本がそういうのが多かったからか。
王城に着き、入口の門に到着すると、王宮の人が目が飛び出すほど吃驚していた。あ、分かった。お父様とお兄様がいるからだ。私とお母様しか参加しないと思ってたんじゃないかな。
案内された会場は、カリナが言っていた通りとっても素敵な会場だった。中は、とっても広いし豪華だ。すごい、こんな所で私デビュタントしていいだなんて、いいのかな?
お父様の爵位は王族より一つ下の階級だから、会場入りするのは主催者である王妃様より先だけど貴族の皆様達より後だ。だから、もう沢山の貴族の皆さんが揃っているみたい。と言っても、普通のパーティーより半分くらいの人数だそうだ。
入った瞬間、揃ってる貴族の皆様の視線は私達に向けられていて。だいぶ怖かった。ギラギラしてません?
お兄様のご登場に驚く人達。お母様に馬車の中で教えてもらったんだけど、一年に2回? とても重要なパーティー以外は全く姿を現さないらしい。
うわ、ご令嬢達怖くありません? 今お兄様にエスコートされてるけど、逃げた方がいい?
と、思っていたら離してもらえなかった。
「離すな」
「……はい」
え、道連れ? 道連れですか?
「今日は私達から絶対離れちゃダメよ?」
「え?」
「体調は良いみたいだが、何かあれば大変だろう。だから、絶対私達の近くにいなさい」
「は、はい……」
あ……お兄様、お母様、お父様のガッチリガード的な? まぁ、ありがたいですけど。
待ってましたと言わんばかりにどんどん貴族の皆様が挨拶に来た。勿論、自分の娘、息子の紹介付きだ。お友達に如何ですかな? とか。もれなくお母様とお父様が玉砕させていってるけど。
「お久しぶりです、アドマンス公爵」
「あぁ、メルト伯爵。あのパーティー以来か」
メルト伯爵と一緒に来たのは、カリナだ。娘と仲良くしてくださってありがとうございます、そう言っていて。こっちの方こそ、色々と教えてもらってるからこっちがお礼を言いたい。
「今日のドレス、とっても素敵よ」
「カリナだってとっても似合ってるよ。もしかして、【ブティック・シェリシア】?」
「そう!」
リアさんのブティックのドレスだったみたい。毎日着てるから、何となく分かっちゃうのよね。いいのかな、これ。
少しすると、大きな声が聞こえてきた。王妃殿下、第一王女殿下のおなーりー、と。今回の主催者だ。けど、第一王女殿下もですか。
「よくいらっしゃいました、アドマンス公爵、侯爵夫人、アルフレッド子息、そしてアヤメさん」
「王妃殿下にご挨拶いたします、本日はご招待いただきありがとうございます」
と、お父様の言葉に私達も会わせて頭を下げた。そんな肩苦しい事はしなくていいのよ、と言われて私達は頭を上げた。
「アヤメさんは初めてでしょう。私の娘、ミレイアよ」
「初めまして、ミレイア・ラミス・ラスティウスです」
とっても綺麗な、王妃様とよく似た女性だった。慌てて私もご挨拶を。私が後になってしまってごめんなさい。と思ったけれど、お二人は気にしていないようで。いいのかな?
彼女には年下の婚約者がいるそうだ。その相手は隣国の王太子で、今こちらに留学中だそう。彼女は今20歳。相手の方は15歳でまだ成人していない。だから、こちらに留学し卒業後隣国へ嫁ぎ式を挙げると決められたそうだ。
年下の人と結婚かぁ~、しかも5歳差でしょ? どうなんだろう、やっぱり気にしちゃったりする?
「少しの間となってしまうけれど、どうか仲良くしてくださいな」
「わ、私でよければ、喜んで」
「ふふ、ありがとう」
凄い美人だ、微笑んだら男子はイチコロだな。あ、お兄様は例外だったみたい。無表情だ。元々表情筋仕事してないけれど。
その後も、色々な貴族の方々が私達の元へやってきた。私の事業の話とか、お友達の話とか。今度お茶会を開くから招待状を送りたいと思っているのです、とかもね。
遠くの方から、グループとなっているご令嬢達の視線もあった。きっと、私とお話したいのかな? この前王宮でバッタリ会った人もいるし。2回目の時の方ね。でも、お母様達がいらっしゃるから近づけないのだろうか。でもさ、私もここから動くなと言われちゃってるから、ダメなんだよね。ごめんね。
「疲れたか」
「え? あ、いえ」
疲れたら言え、とお兄様が心配してくださった。そういえば、お兄様って婚約者いなかったよね? そういうのって全然興味なさそうだけれど、いずれは結婚しなきゃいけないでしょ? 政略結婚とか? 貴族の結婚ってそういうのだよね?
だとしても、お兄様だったらもう引っ張りだこだろうね。今向けられてるご令嬢達のこのギラギラした眼を見れば分かるもん。
結婚かぁ、私国王様達に目を付けられてるみたいだけどお父様達が私の気持ちを尊重するって言ってくれたし、王太子殿下は今想い人がいるわけだし。
でも、結構問題があるらしくて。王族の結婚って、爵位が伯爵以上のご令嬢のみらしいの。殿下の想い人は子爵令嬢、中立派だからそこら辺は大丈夫なんだろうけれど、それだと結婚出来ないって事だ。いやぁ、難ありですね。でも、愛の力で何とか出来るでしょ!
その日のデビュタントは、何事もなく終わることが出来た。疲れたけれど、熱も出さなかったよ!
38
お気に入りに追加
2,242
あなたにおすすめの小説
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
異世界でイケメンを引き上げた!〜突然現れた扉の先には異世界(船)が! 船には私一人だけ、そして海のど真ん中! 果たして生き延びられるのか!
楠ノ木雫
恋愛
突然異世界の船を手に入れてしまった平凡な会社員奈央。私に残されているのは自分の家とこの規格外な船のみ。
ガス水道電気完備、大きな大浴場に色々と便利な魔道具、甲板にあったよく分からない畑、そして何より優秀過ぎる船のスキル!
これなら何とかなるんじゃないか、と思っていた矢先に吊り上げてしまった……私の好みドンピシャなイケメン!!
何とも恐ろしい異世界ライフ(船)が今始まる!
えっ、じいちゃん昔勇者だったのっ!?〜祖父の遺品整理をしてたら異世界に飛ばされ、行方不明だった父に魔王の心臓を要求されたので逃げる事にした〜
楠ノ木雫
ファンタジー
まだ16歳の奥村留衣は、ずっと一人で育ててくれていた祖父を亡くした。親戚も両親もいないため、一人で遺品整理をしていた時に偶然見つけた腕輪。ふとそれを嵌めてみたら、いきなり違う世界に飛ばされてしまった。
目の前に浮かんでいた、よくあるシステムウィンドウというものに書かれていたものは『勇者の孫』。そう、亡くなった祖父はこの世界の勇者だったのだ。
そして、行方不明だと言われていた両親に会う事に。だが、祖父が以前討伐した魔王の心臓を渡すよう要求されたのでドラゴンを召喚して逃げた!
追われつつも、故郷らしい異世界での楽しい(?)セカンドライフが今始まる!
※他の投稿サイトにも掲載しています。
拾った宰相閣下に溺愛されまして。~残念イケメンの執着が重すぎます!
枢 呂紅
恋愛
「わたしにだって、限界があるんですよ……」
そんな風に泣きながら、べろべろに酔いつぶれて行き倒れていたイケメンを拾ってしまったフィアナ。そのまま道端に放っておくのも忍びなくて、仏心をみせて拾ってやったのがすべての間違いの始まりだった――。
「天使で、女神で、マイスウィートハニーなフィアナさん。どうか私の愛を受け入れてください!」
「気持ち悪いし重いんで絶対嫌です」
外見だけは最強だが中身は残念なイケメン宰相と、そんな宰相に好かれてしまった庶民ムスメの、温度差しかない身分差×年の差溺愛ストーリー、ここに開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる