22 / 115
第三章 幸運のしるし
◇22 ご令嬢達
しおりを挟む
陛下方への謁見も終わり廊下を歩いている途中で、私達に駆け寄ってくる人物がいた。若い男性で、見た事のある騎士団の制服を着ていた。アルフレッドさんと同じ制服だ。という事は、彼は近衛騎士団の方なのではないだろうか。
彼はお父様に話があるらしくて。
「お父様、私はもう大丈夫ですので、どうかお仕事に戻ってください」
「だが……」
「馬車までの戻り方は分かりますから、大丈夫ですよ」
ずっと渋っていたけれど、気をつけて帰りなさい、と言ってくれて。お父様は急いで騎士団の方と戻っていった。忙しそうだったから、戻ってくれてよかった。
さて、私も遅くなってしまうと馬車で待っているマリア達や屋敷にいるお母様に心配されちゃうから、早く戻ろう。
そう思った時だった。
「ご令嬢」
それは、私の事だろうか。声のした後ろに目を向けると、女性が三人いて私を見ていた。私の事だったらしい。
「初めまして、ご令嬢」
令嬢の3人はご丁寧に自己紹介をしてくれた。私も続けて、先程陛下達に向けてしたものと違った挨拶をした。
この国で公爵家はアドマンス家一つ。なのでこの中で一番階級の上の人物は私という事になる。なので、自分より下の者達にする挨拶となる。相手の身分によって挨拶の仕方が変わってくるのだ。
「わたくし達、ぜひご令嬢とお会いしたかったのです。まるであの貴重な黒曜石のような黒い瞳と、素敵な黒い髪をされていたので、すぐに分かりましたわ。この国にはなかなかいらっしゃらないですから」
確かに、この国にいる人達の容姿の色は様々だけれど黒い人はいないとお母様に教えてもらった。だから、この国にいる同じ色の人はタクミ君くらいだ。
「ご令嬢が立ち上げたあの装飾ブランドもとても素晴らしいものですわ。わたくし達、残念な事に手に入れられなかったのですが、友人に見せて頂いた時には感動してしまいました。とっても素敵なデザインですわ。さすが、異世界からいらっしゃった方ですね」
「次の販売は何時なのでしょう。次こそは手に入れたいものですわ」
そ、そこまで褒められてしまうとは……て、照れてしまいそうだ。
「そんな素晴らしい方とぜひお友達になりたいとわたくし達話していましたの。異世界からいらっしゃったとお聞きしています。まだ分からないこともあるでしょうから、お手伝いさせていただきたいですわ」
お友達……お友達になってくれるの!? しかも3人!! 同じくらいの歳のご令嬢と会うのも初めてなのに、お友達になってくれるなんて! う、嬉しい……!!
……と、思っていたのに。
私は、思い知ってしまった。
「わたくし達は産まれた時からこの国の貴族として生活してきましたの。見たところ、ご令嬢は今まで違った生活をしていらしたようですね。貴族になりたてという事ですから、貴族の礼儀作法からお教えしたほうがよろしいと思います」
「ご令嬢はあのアドマンス家のご令嬢ですわ。貴族社会のお手本となる方です。例え異世界からいらっしゃった方だとしても、注目の的となるのですからこれくらいは身に付けて下さらないと」
礼儀作法は、レッスンで一番最初に習うのが基本。もしかして、さっき挨拶とかしたけれど、全然ダメだった?
でも、これはどうしたらいいのだろう。教えてくれるって言っているけれど……
「あっ! こんな所にいらっしゃったのですね!」
悩んでいる時、そんな女性の声が聞こえてきて。誰の事だろうか、と思っていたら私達の所に駆け寄ってきた。
「初めまして、カリナ・メルトと申します。失礼ですが、アドマンス令嬢でしょうか?」
「は、はい。アヤメ・アドマンスです」
「良かった! お会いできて!」
とっても元気なご令嬢だ。でも、急いでいる様子。
「先程、アドマンス子息がご令嬢をお探しになっていた所をお見かけしたのです」
「え?」
「西棟に行く廊下の手前だったと思うのですが……王宮内は少し複雑な所がありますから、ご迷惑でなければご案内しましょうか?」
「わざわざありがとうございます。では、お願いします」
では、御機嫌よう。と令嬢3人に挨拶をしてその場を離れたのだ。助かったぁ~。教えてくれるって言ってくれたけれど、今はマリアに教えてもらってるし、なんか話しててグサグサ刺さる感じ? 私を見てくる目があまりいい感じじゃなかったし。
「ご令嬢、大丈夫ですか?」
「え?」
「あの人達、あまりいい性格じゃないんですよ。だから気を付けたほうがいいですよ。
特にルセロ侯爵令嬢、あの人社交界の中で自分より下の身分の女性達を仲間に引き入れてるんですよ。従わなければどうなるか分かってるの? って自分の身分を利用して脅しかけてくるんですよ?」
「なる、ほど……」
ルセロ侯爵令嬢は、先程の令嬢達の中の赤い髪の扇子を持った方だって教えてくれた。
成程、社交界でもそういう女性社会が出来ちゃってるのね。学校とかでそういうのあった気がする。あまり行けなかったけど、グループがあった。
そしたら、この人は助けてくれたって事だよね。
「ご令嬢は、これからお帰りですか?」
「え?」
「あ、違いました? そしたらどこにお送りした方がよろしいですか?」
「え……?」
あれ? アルフレッドさんの所に連れてってくれるんじゃなかったっけ……?
「あぁ、あれは嘘ですよ。よく使う手なんです」
使い勝手がいいですから覚えたほうがいいですよ、と教えてくれた。なるほど、逃げる口実なのね。確かに使い勝手が良さそう。お手洗い、とは言えないし。
もう用事が済んだから帰る所です、と伝えると王宮の玄関に連れてってくれて、外にあるアドマンス家の馬車まで付いてきてくれた。
「ありがとうございました」
「いえいえ、困った時にはお互い様ですからね」
ではまた、と彼女と別れた。
心優しい人が近くにいてくれて本当に良かった。
「お友達、ですか?」
「ううん、助けてくれたの」
「なるほど、それは良かったですね」
「うん!」
カリナ・メルトさんかぁ。また会えるといいな。
その日の夜、今日の王様達との事を知ったお母様は頭を抱えていた。
「うちの娘を、だなんて……全く、相変わらず気が早いんだから」
「はぁ、本当に困ったものだな」
「もうっ、アヤメちゃんに婚約者だなんて早すぎるわ!」
明日王宮に行ってガツンと言ってやるんだから! と暴走寸前のお母様をお父様がなだめていた。こんなお母様初めて見たかも。
お母様のお兄様なんだっけ。だからよく知ってるって事だよね。
今日はだいぶ、怒涛の一日だった。
彼はお父様に話があるらしくて。
「お父様、私はもう大丈夫ですので、どうかお仕事に戻ってください」
「だが……」
「馬車までの戻り方は分かりますから、大丈夫ですよ」
ずっと渋っていたけれど、気をつけて帰りなさい、と言ってくれて。お父様は急いで騎士団の方と戻っていった。忙しそうだったから、戻ってくれてよかった。
さて、私も遅くなってしまうと馬車で待っているマリア達や屋敷にいるお母様に心配されちゃうから、早く戻ろう。
そう思った時だった。
「ご令嬢」
それは、私の事だろうか。声のした後ろに目を向けると、女性が三人いて私を見ていた。私の事だったらしい。
「初めまして、ご令嬢」
令嬢の3人はご丁寧に自己紹介をしてくれた。私も続けて、先程陛下達に向けてしたものと違った挨拶をした。
この国で公爵家はアドマンス家一つ。なのでこの中で一番階級の上の人物は私という事になる。なので、自分より下の者達にする挨拶となる。相手の身分によって挨拶の仕方が変わってくるのだ。
「わたくし達、ぜひご令嬢とお会いしたかったのです。まるであの貴重な黒曜石のような黒い瞳と、素敵な黒い髪をされていたので、すぐに分かりましたわ。この国にはなかなかいらっしゃらないですから」
確かに、この国にいる人達の容姿の色は様々だけれど黒い人はいないとお母様に教えてもらった。だから、この国にいる同じ色の人はタクミ君くらいだ。
「ご令嬢が立ち上げたあの装飾ブランドもとても素晴らしいものですわ。わたくし達、残念な事に手に入れられなかったのですが、友人に見せて頂いた時には感動してしまいました。とっても素敵なデザインですわ。さすが、異世界からいらっしゃった方ですね」
「次の販売は何時なのでしょう。次こそは手に入れたいものですわ」
そ、そこまで褒められてしまうとは……て、照れてしまいそうだ。
「そんな素晴らしい方とぜひお友達になりたいとわたくし達話していましたの。異世界からいらっしゃったとお聞きしています。まだ分からないこともあるでしょうから、お手伝いさせていただきたいですわ」
お友達……お友達になってくれるの!? しかも3人!! 同じくらいの歳のご令嬢と会うのも初めてなのに、お友達になってくれるなんて! う、嬉しい……!!
……と、思っていたのに。
私は、思い知ってしまった。
「わたくし達は産まれた時からこの国の貴族として生活してきましたの。見たところ、ご令嬢は今まで違った生活をしていらしたようですね。貴族になりたてという事ですから、貴族の礼儀作法からお教えしたほうがよろしいと思います」
「ご令嬢はあのアドマンス家のご令嬢ですわ。貴族社会のお手本となる方です。例え異世界からいらっしゃった方だとしても、注目の的となるのですからこれくらいは身に付けて下さらないと」
礼儀作法は、レッスンで一番最初に習うのが基本。もしかして、さっき挨拶とかしたけれど、全然ダメだった?
でも、これはどうしたらいいのだろう。教えてくれるって言っているけれど……
「あっ! こんな所にいらっしゃったのですね!」
悩んでいる時、そんな女性の声が聞こえてきて。誰の事だろうか、と思っていたら私達の所に駆け寄ってきた。
「初めまして、カリナ・メルトと申します。失礼ですが、アドマンス令嬢でしょうか?」
「は、はい。アヤメ・アドマンスです」
「良かった! お会いできて!」
とっても元気なご令嬢だ。でも、急いでいる様子。
「先程、アドマンス子息がご令嬢をお探しになっていた所をお見かけしたのです」
「え?」
「西棟に行く廊下の手前だったと思うのですが……王宮内は少し複雑な所がありますから、ご迷惑でなければご案内しましょうか?」
「わざわざありがとうございます。では、お願いします」
では、御機嫌よう。と令嬢3人に挨拶をしてその場を離れたのだ。助かったぁ~。教えてくれるって言ってくれたけれど、今はマリアに教えてもらってるし、なんか話しててグサグサ刺さる感じ? 私を見てくる目があまりいい感じじゃなかったし。
「ご令嬢、大丈夫ですか?」
「え?」
「あの人達、あまりいい性格じゃないんですよ。だから気を付けたほうがいいですよ。
特にルセロ侯爵令嬢、あの人社交界の中で自分より下の身分の女性達を仲間に引き入れてるんですよ。従わなければどうなるか分かってるの? って自分の身分を利用して脅しかけてくるんですよ?」
「なる、ほど……」
ルセロ侯爵令嬢は、先程の令嬢達の中の赤い髪の扇子を持った方だって教えてくれた。
成程、社交界でもそういう女性社会が出来ちゃってるのね。学校とかでそういうのあった気がする。あまり行けなかったけど、グループがあった。
そしたら、この人は助けてくれたって事だよね。
「ご令嬢は、これからお帰りですか?」
「え?」
「あ、違いました? そしたらどこにお送りした方がよろしいですか?」
「え……?」
あれ? アルフレッドさんの所に連れてってくれるんじゃなかったっけ……?
「あぁ、あれは嘘ですよ。よく使う手なんです」
使い勝手がいいですから覚えたほうがいいですよ、と教えてくれた。なるほど、逃げる口実なのね。確かに使い勝手が良さそう。お手洗い、とは言えないし。
もう用事が済んだから帰る所です、と伝えると王宮の玄関に連れてってくれて、外にあるアドマンス家の馬車まで付いてきてくれた。
「ありがとうございました」
「いえいえ、困った時にはお互い様ですからね」
ではまた、と彼女と別れた。
心優しい人が近くにいてくれて本当に良かった。
「お友達、ですか?」
「ううん、助けてくれたの」
「なるほど、それは良かったですね」
「うん!」
カリナ・メルトさんかぁ。また会えるといいな。
その日の夜、今日の王様達との事を知ったお母様は頭を抱えていた。
「うちの娘を、だなんて……全く、相変わらず気が早いんだから」
「はぁ、本当に困ったものだな」
「もうっ、アヤメちゃんに婚約者だなんて早すぎるわ!」
明日王宮に行ってガツンと言ってやるんだから! と暴走寸前のお母様をお父様がなだめていた。こんなお母様初めて見たかも。
お母様のお兄様なんだっけ。だからよく知ってるって事だよね。
今日はだいぶ、怒涛の一日だった。
78
お気に入りに追加
2,436
あなたにおすすめの小説

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

公爵家の隠し子だと判明した私は、いびられる所か溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
実は、公爵家の隠し子だったルネリア・ラーデインは困惑していた。
なぜなら、ラーデイン公爵家の人々から溺愛されているからである。
普通に考えて、妾の子は疎まれる存在であるはずだ。それなのに、公爵家の人々は、ルネリアを受け入れて愛してくれている。
それに、彼女は疑問符を浮かべるしかなかった。一体、どうして彼らは自分を溺愛しているのか。もしかして、何か裏があるのではないだろうか。
そう思ったルネリアは、ラーデイン公爵家の人々のことを調べることにした。そこで、彼女は衝撃の真実を知ることになる。

義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます
富士とまと
恋愛
25歳で行き遅れとして実家の伯爵家を追い出されるように、父親より3つ年上の辺境伯に後妻として嫁がされました。
5歳の義息子と3歳の義娘の面倒を見て12年が過ぎ、二人の子供も成人して義母としての役割も終わったときに、亡き夫の形見として「若返りの薬」を渡されました。
15歳からの人生やり直し?義娘と同級生として王立学園へ通うことに。
初めての学校、はじめての社交界、はじめての……。
よし、学園で義娘と義息子のよきパートナー探しのお手伝いをしますよ!お義母様に任せてください!

騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。

【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました
成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。
天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。
学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる