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第23話
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はじめて男に突かれる快感は自分が想像していたもの以上だった。
苦しくて圧迫感がある。でも、それ以上に体の奥から快楽が湧き上がってくる。
太くて硬い欲望でイイところを突かれれば、否でも体が跳ね上がるのだ。
一体自分は何度果てたのか?
それすらも分からなくなり、ひたすら、快楽に耐えていた時、沖田の荒い息遣いが耳に響いてくる。
「お菊さん」
ふいに名前を呼ばれ、うっすらと目を開けると、欲情したオスの顔が映る。
「中に出してもいいですか?」
その言葉に慧の顔が青ざめていく。
「だめっ! だめですっ」
慧は必死に沖田に訴えた。
今は発情期ではないから妊娠の可能性は低いだろう。
しかし、こっちに来てからというもの周期が安定していないので油断はできない。
もしもこんな場所で子どもを孕んでしまったら、そう思うだけでぞっとする。
「どうしたんですか、そんなに取り乱して」
沖田が意地悪く片方の口角を上げて、慧の欲望へと手を伸ばす。
「あっ! んんっ」
ソコをこすられるだけでたまらない。体がビクンと跳ねて沖田を受け入れている場所を否応なく締め付けてしまう。
その瞬間、沖田の顔が苦しそうにゆがんだ。
「誘ってるんですか?」
沖田は慧の腕を一つにまとめ頭上で拘束し、何かのスイッチが入ったように一層激しく腰を打ち付ける。
「やめて、くださいっ あっん! おきたさんっ!」
快楽に流されそうになりながらも、慧は目の前にある沖田の顔を見上げ必死に叫んだ。
すると、沖田はその言葉を遮るように慧の口に唇を押し当てる。
「ふぅん、うっん」
沖田の舌が慧の口内をかき乱す。
苦しく、息ができないような口づけだ。
歯型をなぞられ、散々舌を吸い尽くされた後、慧と沖田はほぼ同時に果てた。
慧の願いもむなしく、沖田が発した白濁は、どくどくと慧の中へと送り込まれたのであった。
苦しくて圧迫感がある。でも、それ以上に体の奥から快楽が湧き上がってくる。
太くて硬い欲望でイイところを突かれれば、否でも体が跳ね上がるのだ。
一体自分は何度果てたのか?
それすらも分からなくなり、ひたすら、快楽に耐えていた時、沖田の荒い息遣いが耳に響いてくる。
「お菊さん」
ふいに名前を呼ばれ、うっすらと目を開けると、欲情したオスの顔が映る。
「中に出してもいいですか?」
その言葉に慧の顔が青ざめていく。
「だめっ! だめですっ」
慧は必死に沖田に訴えた。
今は発情期ではないから妊娠の可能性は低いだろう。
しかし、こっちに来てからというもの周期が安定していないので油断はできない。
もしもこんな場所で子どもを孕んでしまったら、そう思うだけでぞっとする。
「どうしたんですか、そんなに取り乱して」
沖田が意地悪く片方の口角を上げて、慧の欲望へと手を伸ばす。
「あっ! んんっ」
ソコをこすられるだけでたまらない。体がビクンと跳ねて沖田を受け入れている場所を否応なく締め付けてしまう。
その瞬間、沖田の顔が苦しそうにゆがんだ。
「誘ってるんですか?」
沖田は慧の腕を一つにまとめ頭上で拘束し、何かのスイッチが入ったように一層激しく腰を打ち付ける。
「やめて、くださいっ あっん! おきたさんっ!」
快楽に流されそうになりながらも、慧は目の前にある沖田の顔を見上げ必死に叫んだ。
すると、沖田はその言葉を遮るように慧の口に唇を押し当てる。
「ふぅん、うっん」
沖田の舌が慧の口内をかき乱す。
苦しく、息ができないような口づけだ。
歯型をなぞられ、散々舌を吸い尽くされた後、慧と沖田はほぼ同時に果てた。
慧の願いもむなしく、沖田が発した白濁は、どくどくと慧の中へと送り込まれたのであった。
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