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第20話

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土方に言われると沖田は立ち上がった。

慧の足を強引に開いて股の間に体を入れ、代わりに土方が後ろに回って慧の腕を押さえつける。

下着をめ繰り上げられ、あらわになった慧の秘穴からは、蜜が溢れ出していた。

「あなた、本当に男ですよね……。まるで女みたいにこんなに濡らして」

慧のソコを興味津々に見つめ、蜜をすくい、それを指にからめて細長い指を入れ込んだ。


同時に、慧の腰がうねる。


「何言ってんだ総司、こんなに立派なものがついてんだ、当たり前だろ」


「それは、そうなんですけど……」


ぐちゅり、ぐちゅり、と卑猥な音がたち、沖田は目を丸くする。

「潤滑剤もないのに、この濡れようは……」

段々と指の本数は増やされ慧の中はほぐされる。

長らく触っていなかったせいか、それともさっきの媚薬のせいかは分からないが、蕩けるほどの快感が湧き上がってくる。


(だめだ……、きもちいい)


危うく意識を飛ばしかけた時、上から土方の声が降ってくる。

「なに、ばててんだ。これから、尋問だから意識をはっきり持て。おい総司、もうそのくらいでいいだろ、 たったと始めろ」


「そうですね、分かりました」

土方に言われると沖田の顔つきが一瞬で変わり、その端正な顔立ちに冷気が宿った。



「では、まず最初に。あなたは攘夷派の人間ですか?」

 沖田が慧の中に指を入れながら、冷静な口調で尋ねる。

快楽に流されかけていた慧には、沖田の言葉はどこか朧気に聞こえた。

答える余裕もなく、ただこれ以上甘ったるい声が漏れないように、唇をかみ締めていると、沖田が中の指を乱暴に動かした。

「答えなさい」

そのすこし痛みを伴う刺激で、慧の意識は覚醒する。


「あっ! ちがっ、ちがい、ます……」

 慧は必死に頭を振って否定した。

「では、なぜ攘夷派の人間が池田屋の方にいると?」

 沖田は冷めた目で慧を見る。


(だから、それは歴史の教授が言ってて……)


しかし、そんなことを言ったら余計怪しまれるに決まっている。

何かほかに、いい言い訳は無いものか。

思いつかず、答えあぐねていると沖田の指がひと際深い場所をこすった。


「ああっ」


その瞬間、背筋を駆け巡るような快感が走る。


「ここですか」

 
沖田が意地の悪い笑みを浮かべて、慧のイイところをこする。その度に慧の体は跳ね、厭らしい声が漏れた。
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