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7話

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オレの名前は五十嵐友祈イガラシトモキ

二十一才無職

ではなくて

今はソウとマロンの家の家政夫

そして、ソウの助手?

家政夫は職業だけど助手って職業なのか?

まあ、どうでもいいか

ソウとマロンはヤクザに追われてガケから落ちたオレを助けてくれた


ソウはカミサマでマロンはアクマだ


そして、先日ソウに連れられて行った神社でモモちゃんと言う女の子がK学院大学に通うことになっていると聞いた

「もし、オレがこの神社を継ぐために通うとしたら何大学なの?」

ソウに聞いてみた

「K学院大学だよ、この世界にはそこしかないから」

「そうなんだ」

「継ぐ気になったの?」

「いや、そう言うわけではないけど、、、ただきいてみただけ」

「返事は急がなくてもよいよ、それよりも、はい、これ」

そう言って渡されたのは少し厚みのある封筒だった

「何、これ?」

「お給料」

お給料?ソウの助手をするようになってから一ヶ月は経ってないと思う

「オレ、一ヶ月働いてないと思うけど」

「ああ、これはトモキがウチに来てからずっと家事全般してくれてた分、助手としての分は別だから」

「助手としての分は別?」

「それから、今回は手渡しだったけどこれからは銀行振込にするから通帳作らないと、、住人登録も必要だし、契約書も作らないと」

「契約書?」

「この世界では、人を雇う時は契約書が必ず必要なんだ、マロンに言っておくから、銀行も役所も明日マロンと行って来て」

「住人登録って何?」

「この世界に住むにはきちんと住人登録して身分証作らないといけないんだ」

あれっ?待って?この世界で住人登録したら元いた世界のオレってどうなるの?ってか元いた世界のオレって今どうなっているんだろう?行方不明者扱いか?死んだことになってるのか?まさか、オレって実はもう死んでいて、ここは死後の世界なのか?
まあ、行方不明者扱いでも、死んだことになっていたとしても、オレのことを心配してくれる人なんて誰もいないのだからどうでもいいか

「ここは死後の世界なんかじゃないからダイジョーブだよ」

やはりソウはオレの心が読めるのだろうか

「じゃあさ、元いた世界でのオレの扱いってどうなっているの?」

「それは、心配しなくても良いよ、上手く処理できてるはずだから」







    
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