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第三章 神龍山
『旧(いにしえ)』
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エリスの持つ剣は長剣と呼ばれる刀身が長い剣だ。
ローザは槍の横に月牙と呼ばれる三日月状の横刃の付いたハルバードと呼ばれる槍を持っている。
共にリーチの長い武器だ。
2人が構えていると同時に男はレーザーサーベルを2本どこからともなく出した。
電気の走る音が聞こえる。
先にエリスが斬り込んだ。
大剣を軽々振るう。
男は2本のレーザーサーベルで防いだ。
と同時に男は左の足を長くして蹴りを放った。
エリスはいきなり男がアンドロイドのような動きになった為避けきれずまともにくらった。
しかし、ローザはその瞬間にハルバードを振り下ろしていた。
だが、男はスラリと躱し、ハルバードは地面に突き刺さる。
が、ローザはそのままハルバードを薙いだ。
だが男は後ろに飛んで躱した。
吹き飛ばされたエリスだったが、駆け寄りまた男に斬りつけた。
男は右手のレーザーサーベルで防ぎ、左のレーザーサーベルでエリスに斬りつけた。
今度はエリスが後ろにジャンプした。
エリスとローザの2人掛かりの攻防は続いたが勝負はつかない。
「さすがに剣術の腕は確かだ。
だが、我々『旧』はロボット生命体でな。
[大火炎]!!」
男は魔法を唱えた。アンドロイドならば使うことは出来ないはずである。
巨大な炎がエリスとローザを包んだ時だった。
「魔法の壁!」
リナがエリスとローザの前に魔法の壁を作りあげた。
「剣術だけだと勝てませんでしたか?
魔法なら私が相手ですよ。」
「大魔道士リナか。」
「[エクスカリバー]!!」
リナは古代最強魔法の一つ、[エクスカリバー]を放った。
「いきなり最強魔法か。
とはいえ、果たして最強かな?
[ダーインスレイブ]!!」
男も古代魔法を唱えた。“血染の魔剣”と呼ばれるその魔法は[エクスカリバー]の光の刃を次々と弾いた。
ピーピピピピピッ!!
男は何かを計算していた。
ーー勝率89%ーー
ーー相討率9%ーー
ーー敗北率2%ーー
ーー退却成功率100%ーー
ピピピピッ!
「フッ、お前達エフライム王国の主力を葬るなぞ容易いが、我々は100%の可能性で動く。ここは一旦引くとしよう。
しかし、神竜族の末裔は必ず我々『旧』が手に入れる。」
と言うと男は瞬間移動の魔法で飛んで行った。
エリスは呼吸を整えてからリナに聞いた。
「リナ殿、何者なのだあやつは?ロボットでありながら魔法も使っていた。」
「ロボット生命体と言っていたな。」
ローザも何者か聞いていた。
「分かりません。ただ、魔族と変わらぬ脅威かも知れません。」
3人は未知の生物との戦闘で疲労していた。
ローザは槍の横に月牙と呼ばれる三日月状の横刃の付いたハルバードと呼ばれる槍を持っている。
共にリーチの長い武器だ。
2人が構えていると同時に男はレーザーサーベルを2本どこからともなく出した。
電気の走る音が聞こえる。
先にエリスが斬り込んだ。
大剣を軽々振るう。
男は2本のレーザーサーベルで防いだ。
と同時に男は左の足を長くして蹴りを放った。
エリスはいきなり男がアンドロイドのような動きになった為避けきれずまともにくらった。
しかし、ローザはその瞬間にハルバードを振り下ろしていた。
だが、男はスラリと躱し、ハルバードは地面に突き刺さる。
が、ローザはそのままハルバードを薙いだ。
だが男は後ろに飛んで躱した。
吹き飛ばされたエリスだったが、駆け寄りまた男に斬りつけた。
男は右手のレーザーサーベルで防ぎ、左のレーザーサーベルでエリスに斬りつけた。
今度はエリスが後ろにジャンプした。
エリスとローザの2人掛かりの攻防は続いたが勝負はつかない。
「さすがに剣術の腕は確かだ。
だが、我々『旧』はロボット生命体でな。
[大火炎]!!」
男は魔法を唱えた。アンドロイドならば使うことは出来ないはずである。
巨大な炎がエリスとローザを包んだ時だった。
「魔法の壁!」
リナがエリスとローザの前に魔法の壁を作りあげた。
「剣術だけだと勝てませんでしたか?
魔法なら私が相手ですよ。」
「大魔道士リナか。」
「[エクスカリバー]!!」
リナは古代最強魔法の一つ、[エクスカリバー]を放った。
「いきなり最強魔法か。
とはいえ、果たして最強かな?
[ダーインスレイブ]!!」
男も古代魔法を唱えた。“血染の魔剣”と呼ばれるその魔法は[エクスカリバー]の光の刃を次々と弾いた。
ピーピピピピピッ!!
男は何かを計算していた。
ーー勝率89%ーー
ーー相討率9%ーー
ーー敗北率2%ーー
ーー退却成功率100%ーー
ピピピピッ!
「フッ、お前達エフライム王国の主力を葬るなぞ容易いが、我々は100%の可能性で動く。ここは一旦引くとしよう。
しかし、神竜族の末裔は必ず我々『旧』が手に入れる。」
と言うと男は瞬間移動の魔法で飛んで行った。
エリスは呼吸を整えてからリナに聞いた。
「リナ殿、何者なのだあやつは?ロボットでありながら魔法も使っていた。」
「ロボット生命体と言っていたな。」
ローザも何者か聞いていた。
「分かりません。ただ、魔族と変わらぬ脅威かも知れません。」
3人は未知の生物との戦闘で疲労していた。
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