それぞれの異世界

プン・クタータ

文字の大きさ
上 下
4 / 6

近未来、どうしても近親相姦したい人はVRの世界で。

しおりを挟む
  


「ただいまー。」


「おかえりお兄ちゃん!」


深澤  正(ただし)とその妹、瑠奈(るな)は5つ離れた兄妹で2人暮らしをしていた。
正確には1人暮らしをしていた正の処に妹の瑠奈が転がり込んできたのだ。

正直、正は妹の瑠奈がどうしようもなく好きだった。
1人暮らしをしたのも、瑠奈への禁忌な愛を払拭する為瑠奈と離れて暮らす道を選んだ筈だった。
しかし、瑠奈が高校を卒業した際、進路は専門学校だったが、何故か正の就職先近くの学校だった。
そう、瑠奈もどうしようもなく正が好きだった。

2人は共に兄妹であることを理由に僅かな性的接触も我慢していた。
父も母も真面目で厳格な性格であった為、2人共理性を保ち続けていた。
正は何度も妹の瑠奈を押し倒そうと思ったが、本能と理性の狭間で理性を保ちつつ今日まできた。
そんなある日だった。


『あなたの夢はVRの世界で。近未来への扉』


と書かれた広告がネットに転がっていた。
正はバーチャルの世界なら何となく大丈夫だろうと、瑠奈を誘った。


「瑠奈、何か夢が叶うんだって。やってみない?」


「え、VRの世界?何でも有りなの?」


瑠奈は正と一緒にパソコンの画面を覗きこんだ。
ユルユルなキャミソールにノーブラの瑠奈の豊満な乳房。
瑠奈は乳首まで見えるように正の視界にわざと入る。
正は画面を見ていたが、瑠奈の巨乳が視界に飛び込んでくる。
正は今までに何度も瑠奈の性的誘惑を受けてきた。
しかし、その度に理性を全開にしていきり勃つものを抑えて我慢してきた。
しかし、瑠奈は本能に忠実だった為、容赦ない性的誘惑をしかけ、兄との一線を越えたかった。
だが瑠奈は決して自分から一線を越えようとはしなかった。
あくまで兄が押し倒してくるのを待っていた。


「えー何か楽しそう!やってみようよお兄ちゃん!」


正はVRの世界でなら妹と何があっても問題ないだろうと瑠奈と一緒に『近未来への扉』の中へ入っていった。



ーーーーーーーー



現実の世界は2086年。
多くの人間はVRの世界に依存していた。
正は初めてVRの世界に入ってきた。
VRの世界ではVRの世界が確立されていた。
正はまずは妹を捜すことから始めた。

VRの世界では自分がどういったキャラクターになるか選択出来る。正は容姿の整ったイケメンになった。
正は見たいものを見れるVRの世界でどうやって瑠奈を捜すか考えた。
現実世界で瑠奈に何処にいるか聞くことは簡単である。しかしそれでは意味が無かった。全く知らない他人同士で妹との愛を掴みたいのだ。
正はVRの世界の情報館へ向かった。


ーーーーーーーー


瑠奈は兄の勧めでVRの世界に入ってきた。
瑠奈は兄がこの世界でなら自分と一線を越えられると思って誘ってきたのだと分かっていた。
だがお互いそのことには一切触れず、ただ他人を装って出会うつもりだった。
瑠奈のキャラクターは自分に近いキャラクターだった。その方が兄が捜し易いと思ったからだ。
現実世界の瑠奈はスタイル抜群であるが、VRの世界では胸とお尻を更に強調していた。


(ウフフ、現実よりおっぱいおっきぃ!)


瑠奈は鏡を見ながら自分のエロい身体付きに興奮していた。
どうやって兄を見つけるかなど全く分からなかった為、日課である兄とのセックスを妄想してのオナニーがVRの世界ではどうなるのか試すのだった。


「あ…  あぁん…  乳首の感触も一緒だぁ…」


瑠奈は自分のおっぱいを揉み揉みしていた。
大きくした分いつも以上に揉み応えのある胸だ。
そして陰部にもその手を伸ばす。


「あぁ…  スゴい…  現実と変わらない…  あぁん…  気持ちいい…  スゴいVR…  全く同じだよぉ…」


瑠奈はクリトリスを触りながら乳首もつねっていた。
現実世界では額にはめたリングが脳神経へと伝達しているに過ぎない。
正と瑠奈はそれぞれのベッドの上で目を瞑って寝た状態になっているだけである。


瑠奈はVRの世界の何処かも分からない部屋のベッドで自慰行為を試していた。
何故か置いてあったバイブに手がいく。


「アァァン…  私のバイブよりおっきぃ…  お兄ちゃんのおチンポなんてもっとおっきかったよぉ…」


瑠奈は小さい頃に正と一緒に入っていたお風呂での正の陰茎の大きかったのをはっきりと覚えていた。
瑠奈に陰毛が生えてきてから一緒に風呂に入ることがなくなったが、今でも覚えている兄の巨ちんを思い出しながら妄想するのだ。


「アァッ…!  アァッ…!イイッ…!イイよぉっ…!
アァァンッ…!早くお兄ちゃんとエッチしたいよぉ…!お兄ちゃんのおっきぃおチンチンで瑠奈の中メチャクチャにして欲しいよぉ…!」


瑠奈は正とのセックスを妄想したままVRの世界の中でイッてしまった。
現実世界と何ら変わらない快感にVRの世界が気に入った瑠奈だった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

女の子がいろいろされる話

ききょきょん
恋愛
女の子がいじめらたり、いじられたり色々される話です。 私の気分であげるので、性癖とか方向性はぐちゃぐちゃです、よろしくお願いします。 思いついたら載せてくゆるいやつです。。

r18短編集

ノノ
恋愛
R18系の短編集 過激なのもあるので読む際はご注意ください

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

【完結】【R18百合】会社のゆるふわ後輩女子に抱かれました

千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。 レズビアンの月岡美波が起きると、会社の後輩女子の桜庭ハルナと共にベッドで寝ていた。 一体何があったのか? 桜庭ハルナはどういうつもりなのか? 月岡美波はどんな選択をするのか? おすすめシチュエーション ・後輩に振り回される先輩 ・先輩が大好きな後輩 続きは「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」にて掲載しています。 だいぶ毛色が変わるのでシーズン2として別作品で登録することにしました。 読んでやってくれると幸いです。 「会社のシゴデキ先輩女子と付き合っています」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/759377035/615873195 ※タイトル画像はAI生成です

完結【R―18】様々な情事 短編集

秋刀魚妹子
恋愛
 本作品は、過度な性的描写が有ります。 というか、性的描写しか有りません。  タイトルのお品書きにて、シチュエーションとジャンルが分かります。  好みで無いシチュエーションやジャンルを踏まないようご注意下さい。  基本的に、短編集なので登場人物やストーリーは繋がっておりません。  同じ名前、同じ容姿でも関係無い場合があります。  ※ このキャラの情事が読みたいと要望の感想を頂いた場合は、同じキャラが登場する可能性があります。  ※ 更新は不定期です。  それでは、楽しんで頂けたら幸いです。

【R18】幼馴染の男3人にノリで乳首当てゲームされて思わず感じてしまい、次々と告白されて予想外の展開に…【短縮版】

うすい
恋愛
【ストーリー】 幼馴染の男3人と久しぶりに飲みに集まったななか。自分だけ異性であることを意識しないくらい仲がよく、久しぶりに4人で集まれたことを嬉しく思っていた。 そんな中、幼馴染のうちの1人が乳首当てゲームにハマっていると言い出し、ななか以外の3人が実際にゲームをして盛り上がる。 3人のやり取りを微笑ましく眺めるななかだったが、自分も参加させられ、思わず感じてしまい―――。 さらにその後、幼馴染たちから次々と衝撃の事実を伝えられ、事態は思わぬ方向に発展していく。 【登場人物】 ・ななか 広告マーケターとして働く新社会人。純粋で素直だが流されやすい。大学時代に一度だけ彼氏がいたが、身体の相性が微妙で別れた。 ・かつや 不動産の営業マンとして働く新社会人。社交的な性格で男女問わず友達が多い。ななかと同じ大学出身。 ・よしひこ 飲食店経営者。クールで口数が少ない。頭も顔も要領もいいため学生時代はモテた。短期留学経験者。 ・しんじ 工場勤務の社会人。控えめな性格だがしっかり者。みんなよりも社会人歴が長い。最近同棲中の彼女と別れた。 【注意】 ※一度全作品を削除されてしまったため、本番シーンはカットしての投稿となります。 そのため読みにくい点や把握しにくい点が多いかと思いますがご了承ください。 フルバージョンはpixivやFantiaで配信させていただいております。 ※男数人で女を取り合うなど、くっさい乙女ゲーム感満載です。 ※フィクションとしてお楽しみいただきますようお願い申し上げます。

レズビアン短編小説(R18)

hosimure
恋愛
ユリとアン、二人の女性のアダルトグッズを使った甘い一夜を書いています。

【R18】絶対中出し希望学園~ミタサレナイ雌タチ~

イクイク座衛門
恋愛
中出しを希望する女性なら、誰でも入学許可が下りる―― 『絶対中出し希望学園』。 学園に集う女性徒たちは、皆それぞれの事情や闇を抱えていた。 自身の抱えているモノと決別するために、 女性徒たちは、学園の門を叩き、自らの門を開いていく。 『絶対中出し希望学園』の「中出し希望」の名に恥じないように、 女性徒たちは、感度を高める授業やSMプレイ講習、性に纏わる ありとあらゆるテクニックを学園で学んでいくが……!?

処理中です...