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第1章
妹からの授業
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「…そうそう。その値をxに代入して...」
昨日お仕置きで叩かれたお尻がヒリヒリと痛む。
お尻をすこし浮かせて床につかないように座らないと。
一晩経っても引かない程の痛みを与えられるお仕置きはそう沢山は受けたことがない。
とにかく今日が土曜日でよかった。
...そんな土曜日に私は朝から妹の部屋で妹に勉強を教わっている。
なんで中1の陽菜が中2の私に勉強を教えられるんだよ。
まあ数学や英語などの主要教科は1年分以上先取りして勉強してるってさっき聞いたんだけど。
陽菜の教え方は凄くわかりやすいけど、朝からずっと頭を使っているのは疲れて来ちゃうよ。
「お姉ちゃん、ちゃんと聞いてる?」
「...え?あ、うん。ちゃんと聞いてるよ。」
「じゃあこの章の勉強は終わり!確認テストをするよ。」
陽菜からプリントを受け取って解き始める。
数分前に教わった問題なので順調に解き進めていく。
数も多くないしそろそろ終わり...あれ?
…どうしよう。
1つの問題の解き方がわからない。
というかこれ、さっき集中して聞いてなかった問題だ。
何とか答えを埋めて陽菜にプリントを渡す。
それを受けった陽菜が採点を始めた。
「...お姉ちゃん、この問題間違えてる。計算ミスとかじゃないよね?何で解けなかったの?」
「お、教わったばっかりだから...」
「数分前に教わった問題が解けなかったらテストの問題なんか解けるわけないよね?さっき、私の説明をちゃんと聞いてなかったでしょ?」
「……」
「…はぁ。"お仕置き"だね、お姉ちゃん」
「っ!...」
「壁に手をついて、お尻をこっちに向けて。」
「うぅ...」
やってしまった。
陽菜は勉強の途中でお仕置きをしてくる。
立たせてお仕置きをすることは多くないが、私が集中を切らしたり、しょうもないミスをすると座っている私の太ももを叩いたりする。
立ち上がって両手を壁につき、お尻を後ろに突き出すような体勢をとる。
陽菜は机から30cmの定規を手に取りヒユッ、ヒュッと素振りしている。
あまりしならない、硬い定規...素手で叩かれた時にあんなに痛かったのに耐えられるだろうか。
バシン!
「っう!」
バシン!
「っああ!」
バシン!
「ぐぁっ!」
「はい終わり。座っていいよ。ちゃんと集中してね、お姉ちゃん。」
そんなに強く叩かれなかったけど、昨日の痛みが残ってる場所を刺激されて痛みが広がる。
手で叩かれるよりも狭い範囲に衝撃が集中するから直撃する時の痛みは大きい。
「うぅ...」
お尻を擦りながら机に向かって座る。
「…でも、ちゃんと解けるようになってるから...。頑張ってて偉いよ、お姉ちゃん。」
...陽菜は私のことをどう思っているのだろうか。
勉強を教えてくれたりして。
嫌っているわけではないのだろうか。
でも、だとしたら昨日はなんであんなに強く叩いたんだろう。
今日だって勉強を教えるのに何度も叩かなくたっていいはずだ。
...わからない。
私には陽菜のことがわからない。
何を考えていて、何がしたいのか。
姉なのに、わからない。
「じゃあこれで数学は終わり。次は英語ね。」
…どうやら妹の授業はまだまだ続くらしい。
昨日お仕置きで叩かれたお尻がヒリヒリと痛む。
お尻をすこし浮かせて床につかないように座らないと。
一晩経っても引かない程の痛みを与えられるお仕置きはそう沢山は受けたことがない。
とにかく今日が土曜日でよかった。
...そんな土曜日に私は朝から妹の部屋で妹に勉強を教わっている。
なんで中1の陽菜が中2の私に勉強を教えられるんだよ。
まあ数学や英語などの主要教科は1年分以上先取りして勉強してるってさっき聞いたんだけど。
陽菜の教え方は凄くわかりやすいけど、朝からずっと頭を使っているのは疲れて来ちゃうよ。
「お姉ちゃん、ちゃんと聞いてる?」
「...え?あ、うん。ちゃんと聞いてるよ。」
「じゃあこの章の勉強は終わり!確認テストをするよ。」
陽菜からプリントを受け取って解き始める。
数分前に教わった問題なので順調に解き進めていく。
数も多くないしそろそろ終わり...あれ?
…どうしよう。
1つの問題の解き方がわからない。
というかこれ、さっき集中して聞いてなかった問題だ。
何とか答えを埋めて陽菜にプリントを渡す。
それを受けった陽菜が採点を始めた。
「...お姉ちゃん、この問題間違えてる。計算ミスとかじゃないよね?何で解けなかったの?」
「お、教わったばっかりだから...」
「数分前に教わった問題が解けなかったらテストの問題なんか解けるわけないよね?さっき、私の説明をちゃんと聞いてなかったでしょ?」
「……」
「…はぁ。"お仕置き"だね、お姉ちゃん」
「っ!...」
「壁に手をついて、お尻をこっちに向けて。」
「うぅ...」
やってしまった。
陽菜は勉強の途中でお仕置きをしてくる。
立たせてお仕置きをすることは多くないが、私が集中を切らしたり、しょうもないミスをすると座っている私の太ももを叩いたりする。
立ち上がって両手を壁につき、お尻を後ろに突き出すような体勢をとる。
陽菜は机から30cmの定規を手に取りヒユッ、ヒュッと素振りしている。
あまりしならない、硬い定規...素手で叩かれた時にあんなに痛かったのに耐えられるだろうか。
バシン!
「っう!」
バシン!
「っああ!」
バシン!
「ぐぁっ!」
「はい終わり。座っていいよ。ちゃんと集中してね、お姉ちゃん。」
そんなに強く叩かれなかったけど、昨日の痛みが残ってる場所を刺激されて痛みが広がる。
手で叩かれるよりも狭い範囲に衝撃が集中するから直撃する時の痛みは大きい。
「うぅ...」
お尻を擦りながら机に向かって座る。
「…でも、ちゃんと解けるようになってるから...。頑張ってて偉いよ、お姉ちゃん。」
...陽菜は私のことをどう思っているのだろうか。
勉強を教えてくれたりして。
嫌っているわけではないのだろうか。
でも、だとしたら昨日はなんであんなに強く叩いたんだろう。
今日だって勉強を教えるのに何度も叩かなくたっていいはずだ。
...わからない。
私には陽菜のことがわからない。
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姉なのに、わからない。
「じゃあこれで数学は終わり。次は英語ね。」
…どうやら妹の授業はまだまだ続くらしい。
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