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レッツ大脱走
26話 家出は3時間が限界らしい。
しおりを挟むガラガラガラガラーーーー
4人の男の人が二手に分かれて門を引く。
どうやら門が開き始めたらしい。
「、、、もうちょっと。」
外から人が来始めたらどさくさに紛れて塀の外に行こうと思った。
ザワザワーーードタドターーー
お城の中が少し騒がしくなってきた。
お部屋から出たのがもう知れ渡ったのかな?
お城の中から騒ぎごえも聞こえてきた。
少し怒気を含んだ声もある。
ーーー怖い。
昔の記憶が蘇ってくる。
「(息が、、、っ。ダメ!こんなところで発作なんてなったら、、、ぶたれちゃうかも。)」
施設の人の影が見えた。
そんなはずないのに。
耳を覆ってしゃがむ。
バタバタッと城の中から人が出てきて門に立っている人に何かを言ってる。
やばい。
今のチャンスを逃したらまた迷惑をかけちゃうのに。。。
「(えい!もうどうなってもどうせボクは。。。)」
バッと走り出して門を抜けようとした。
「っ!退いてください!!」
走ったとはいえボクは今までの栄養失調のせいでそんなに早く走れない。
「えっ?!神子様?!」
「ッ、、、!!」
植え込みからでて全力で走ろうとしたら左足がジクジクと痛む。
出来るだけ速く走る。
「の、、、って!!!」
冷や汗が止まらない。
少し進んだところでーーーギュッ
「えっ、、、?」
「ッハァ、捕まえた。レイ。」
「?!セネス、、、さん、、?ルイズさんも。」
「ッどうして、、!、、、いや。君が無事でよかったよ。レイ。」
僕の中途半端な家出のせいで多大なご迷惑をかけてしまった。
「あ、、、あぁ、、、。」
後ろからギュッと抱きしめられているので怖かったのですが恐る恐る上を向く。
お二人の顔は、怒りと焦燥と安堵と、、、、
底知れない狂気だった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
作者の中ではここからヤンデレ感に入っていければな、と思います。
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リク、感想、日常会話何でもオッケー!!とにかく作者が寂し死にしないようにお願いします。はしゃいではしゃいで語りまくれ!※愚痴でも可※作者の本体否定不可
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