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愛のカタチ
19話★ 怖い
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「ッ、、、?!?」
ボクのからだの上に馬乗りになって乗っている侍女さんはギラリ、と眼を光らせてる。
小動物を狙うヤツだこれ。
何て、呑気に考えたいたら目の前に侍女さんの顔があった。
「ッ?!?!ッふ、、、んぅ。。。」
濃厚なキスをされ、唾液が喉を伝う。
「んッはっっ」
暫くしてやっと解放されたかと思うと、口に猿ぐわみたいな拘束具を突っ込まれる。
急なことで少し吐き気を覚えてしまった。
、、、そう言えば昔、こんなことを施設の女の子にされたことがあった。
この世界の侍女さんは男の人だけどその時の記憶がまざまざと思い出され、やっと状況を理解したらしい体がガタガタと震えてくる。
「ふふっ。震えていらっしゃるのですね。お美しい。。。ああっ愛しい君、、!」
「ンンーーーッ!」
そのまま侍女さんはボクの乳首に再び吸い付いた。
着ていたネグリジェを今度は完璧に破り裂きボクの太ももをなぞる。
こそばゆいのに堪えていると口の中に入れられていた猿轡みたいな拘束具がうねうねと動き始めた。
「んッ?!はぅっ?!」
「ふふっ。レイ様、それはこちらの世界の魔獣です。そいつは意思を持っておりまして、、、んふふ流石ですレイ様。気に入られたようですよ。そいつから汁が出てきたいるでしょう?その成分は媚薬なんですんふふ。。。淫乱ですねぇ神子ともあろうお方が。」
媚薬と聞いた瞬間にボクはこの生き物から出る汁を飲まないようにしようとするけど生き物がどんどん口の中に入ってくる。
「ん、、、んく、、、。」
飲んだ瞬間に身体が熱くなる。
いやいやと首を振るが逆効果なようだ。
「、、、お美しい。流石は我がレイ様!!アアッ!アアッ!アア、、、ッ!」
身体が熱くなるにつれ、なにも考えられなくなってくる。
フッと脳裏をよぎるのは施設の女の子たち。
ボクをこんな風に襲った子達。
ボクよりずっと年上で綺麗で皆にちやほやされてた3人組。
二人がボクを抑えて一人がボクの上に跨がっていた。
嗚呼。もうどうでもよくなってきた。
このまま汚されてもボクはまた、以前のボクに戻るだけ。
そう思うと考えることが、脳が、身体がシャットアウトした。
最後にほんの一瞬だけ愛する二人の姿がうかんだ気がした。
ーーーーーー
俺はレイ様が起きたときにいたと言う侍女を探していた。
レイ様がお眠りになるのをしっかりと見届けてから。
俺たち、レイ様専属の侍女や執事、警備の騎士は特別な試験をクリアしてここにいる。
まあつまり、普段はバカやってる俺も凄い侍女ってことだ!
解ったか?読者の皆!!
そんなことはおいておいて、俺は出会う獣人皆に聞き回っていた。
だがしかし、これといってめぼしい情報はない。
城の侍女が間違えてここに来たのかと思い、ドミールに確認してもらったが何しろ数が多すぎてわからない。
ちゃんとしろよと思うけどさすがの俺でも首が跳ぶのは嫌なので黙っておく。
「メリー!」
ふと、後ろから声をかけられた。
「??あっ!ルイズ様~!」
声をかけてきたのはレイ様の伴侶の一人であるルイズ様だ。
この国の皇太子であるのに騎士団団長も勤めている凄い人だ。
レイ様のもう一人の伴侶で騎士団副団長のセネスティ様もこの国じゃ名の知れた貴族の御子息だ。
「おい!レイに変な輩が訪ねてきたらしいじゃないか。あそこの侍女は俺達が直々に面接をしているから俺が知らない奴なんているはずがないんだ!!」
とにかく急ぐぞ!とルイズ様が俺を引っ張って走る。
だから人材確認はしっかりしとけよ、、!
喉のすぐそこまで出掛かった言葉を飲み込む。
セネスティ様には知らせているらしく、レイ様のお部屋の窓の下で警備をしているらしい。
レイ様がお眠りになられているこの間に何としてでも不届きものを成敗しなくては。
横にいるルイズ様も傍にいるだけで判ってしまうくらいの濃密な魔力を発しながら最高レベルの結界と守護の術式を展開させている。
これなら安心。
そう、一息着けそうなときだった。
バチンッ
「「っ?!?」」
ルイズ様の高濃度の魔術のなかに何かレイ様以外の異物が入ったようだ。
まさか、、、!
と俺が顔を真っ青をにしていたらルイズ様が俺のすぐ横をスッと風のように通り抜けた。
バン!
そのままルイズ様が体当たりしたレイ様の扉はミシリ、と音を出した。
レイ様のお部屋の扉は頑丈に出来ている。
それはもうサイが突進しても破れないくらいに。
だが、今ルイズ様のたった一度の体当たりでミシリ、といった。
ブルッ
無意識に体が震えた。
パリンッ
窓の方から割れるような音が聞こえた。
中にいる不届きものが気づいたのだろうか。
だがしかし、窓の方にはセネスティ様率いる部隊がいる。
「ア"ア"ア"、、!」
明らかにレイ様のものではない呻き声が聞こえる。
そして、少ししてから、、、
「「レイ!/レイ様!」」
お二人のレイ様を呼ぶ声が聞こえる。
俺も駆けつけた治癒師のローザと医術師のスメローと共に中に入る。
「ッ、、」
中に入ると思わず顔を覆ってしまいそうなくらいの性行為特有の匂いがした。
そんな部屋の中。
大きなベッドの上で未だに状況がつかめずちょこん、と座っているレイ様がいた。
レイ様の姿を見れば何があったかは一目瞭然だった。
掛けられたセネスティ様のマントが余計にレイ様を幼く見せ、庇護欲を掻き立てられた。
同時に、レイ様をこんな目に合わせた輩にもそんな状況を作ってしまった自分にも怒りが湧いた。
ルイズ様とセネスティ様もはらわたは煮えくりかえっているようだが、スメローやローザにレイ様のことを頼みつつ、優しくレイ様をつつみこんでいた。
ボクのからだの上に馬乗りになって乗っている侍女さんはギラリ、と眼を光らせてる。
小動物を狙うヤツだこれ。
何て、呑気に考えたいたら目の前に侍女さんの顔があった。
「ッ?!?!ッふ、、、んぅ。。。」
濃厚なキスをされ、唾液が喉を伝う。
「んッはっっ」
暫くしてやっと解放されたかと思うと、口に猿ぐわみたいな拘束具を突っ込まれる。
急なことで少し吐き気を覚えてしまった。
、、、そう言えば昔、こんなことを施設の女の子にされたことがあった。
この世界の侍女さんは男の人だけどその時の記憶がまざまざと思い出され、やっと状況を理解したらしい体がガタガタと震えてくる。
「ふふっ。震えていらっしゃるのですね。お美しい。。。ああっ愛しい君、、!」
「ンンーーーッ!」
そのまま侍女さんはボクの乳首に再び吸い付いた。
着ていたネグリジェを今度は完璧に破り裂きボクの太ももをなぞる。
こそばゆいのに堪えていると口の中に入れられていた猿轡みたいな拘束具がうねうねと動き始めた。
「んッ?!はぅっ?!」
「ふふっ。レイ様、それはこちらの世界の魔獣です。そいつは意思を持っておりまして、、、んふふ流石ですレイ様。気に入られたようですよ。そいつから汁が出てきたいるでしょう?その成分は媚薬なんですんふふ。。。淫乱ですねぇ神子ともあろうお方が。」
媚薬と聞いた瞬間にボクはこの生き物から出る汁を飲まないようにしようとするけど生き物がどんどん口の中に入ってくる。
「ん、、、んく、、、。」
飲んだ瞬間に身体が熱くなる。
いやいやと首を振るが逆効果なようだ。
「、、、お美しい。流石は我がレイ様!!アアッ!アアッ!アア、、、ッ!」
身体が熱くなるにつれ、なにも考えられなくなってくる。
フッと脳裏をよぎるのは施設の女の子たち。
ボクをこんな風に襲った子達。
ボクよりずっと年上で綺麗で皆にちやほやされてた3人組。
二人がボクを抑えて一人がボクの上に跨がっていた。
嗚呼。もうどうでもよくなってきた。
このまま汚されてもボクはまた、以前のボクに戻るだけ。
そう思うと考えることが、脳が、身体がシャットアウトした。
最後にほんの一瞬だけ愛する二人の姿がうかんだ気がした。
ーーーーーー
俺はレイ様が起きたときにいたと言う侍女を探していた。
レイ様がお眠りになるのをしっかりと見届けてから。
俺たち、レイ様専属の侍女や執事、警備の騎士は特別な試験をクリアしてここにいる。
まあつまり、普段はバカやってる俺も凄い侍女ってことだ!
解ったか?読者の皆!!
そんなことはおいておいて、俺は出会う獣人皆に聞き回っていた。
だがしかし、これといってめぼしい情報はない。
城の侍女が間違えてここに来たのかと思い、ドミールに確認してもらったが何しろ数が多すぎてわからない。
ちゃんとしろよと思うけどさすがの俺でも首が跳ぶのは嫌なので黙っておく。
「メリー!」
ふと、後ろから声をかけられた。
「??あっ!ルイズ様~!」
声をかけてきたのはレイ様の伴侶の一人であるルイズ様だ。
この国の皇太子であるのに騎士団団長も勤めている凄い人だ。
レイ様のもう一人の伴侶で騎士団副団長のセネスティ様もこの国じゃ名の知れた貴族の御子息だ。
「おい!レイに変な輩が訪ねてきたらしいじゃないか。あそこの侍女は俺達が直々に面接をしているから俺が知らない奴なんているはずがないんだ!!」
とにかく急ぐぞ!とルイズ様が俺を引っ張って走る。
だから人材確認はしっかりしとけよ、、!
喉のすぐそこまで出掛かった言葉を飲み込む。
セネスティ様には知らせているらしく、レイ様のお部屋の窓の下で警備をしているらしい。
レイ様がお眠りになられているこの間に何としてでも不届きものを成敗しなくては。
横にいるルイズ様も傍にいるだけで判ってしまうくらいの濃密な魔力を発しながら最高レベルの結界と守護の術式を展開させている。
これなら安心。
そう、一息着けそうなときだった。
バチンッ
「「っ?!?」」
ルイズ様の高濃度の魔術のなかに何かレイ様以外の異物が入ったようだ。
まさか、、、!
と俺が顔を真っ青をにしていたらルイズ様が俺のすぐ横をスッと風のように通り抜けた。
バン!
そのままルイズ様が体当たりしたレイ様の扉はミシリ、と音を出した。
レイ様のお部屋の扉は頑丈に出来ている。
それはもうサイが突進しても破れないくらいに。
だが、今ルイズ様のたった一度の体当たりでミシリ、といった。
ブルッ
無意識に体が震えた。
パリンッ
窓の方から割れるような音が聞こえた。
中にいる不届きものが気づいたのだろうか。
だがしかし、窓の方にはセネスティ様率いる部隊がいる。
「ア"ア"ア"、、!」
明らかにレイ様のものではない呻き声が聞こえる。
そして、少ししてから、、、
「「レイ!/レイ様!」」
お二人のレイ様を呼ぶ声が聞こえる。
俺も駆けつけた治癒師のローザと医術師のスメローと共に中に入る。
「ッ、、」
中に入ると思わず顔を覆ってしまいそうなくらいの性行為特有の匂いがした。
そんな部屋の中。
大きなベッドの上で未だに状況がつかめずちょこん、と座っているレイ様がいた。
レイ様の姿を見れば何があったかは一目瞭然だった。
掛けられたセネスティ様のマントが余計にレイ様を幼く見せ、庇護欲を掻き立てられた。
同時に、レイ様をこんな目に合わせた輩にもそんな状況を作ってしまった自分にも怒りが湧いた。
ルイズ様とセネスティ様もはらわたは煮えくりかえっているようだが、スメローやローザにレイ様のことを頼みつつ、優しくレイ様をつつみこんでいた。
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リク、感想、日常会話何でもオッケー!!とにかく作者が寂し死にしないようにお願いします。はしゃいではしゃいで語りまくれ!※愚痴でも可※作者の本体否定不可
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