愛され末っ子

記憶がなくなる前の話

43話

ふふふっ皆様！西条が帰ってきましたよ！！


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

琉架サイド



「こんど、『えんそく』なんだって。」

りゅうにぃもリビングに来て一緒に遊んで、今はちょっと休憩中。。。

せいにぃのお膝に乗って足をぷらんぷらんさせてるの。

っあ！りぃくんはふつうにソファに座ってる。

りゅうにぃがいっしょに座ろう？って言ってたけど一人がいいんだって。

さすが僕のお兄ちゃん！！


そんな時、幼稚園で先生たちが前に言ってたのを思い出す。

って言っても僕がりぃくんとのお約束を破ってからあんまり行けてないから詳しいことはわからないけど。


もうすぐだった気がする。


なんだか「えんそく」って響きワクワクするよね！

「え、るぅそんなこといつ聞いたの？」

頭の上からせいにぃの声がする。

「んーーわかんない(´-ω-`)」

「理斗は何か聞いてる？」

僕の頭をポンポンってした後にせいにぃはりぃくんに聞いてた。

むぅ、間違ってないもん。絶対言ってたもん。


「たぶん、らいしゅう。」

そっか、ってせいにぃは返しただけだった。
りゅうにいはもう一回りぃくんにこっちにおいでってやったのにりぃくんはいやって言った。

あっりゅうにい泣きそう。


「せいにぃ、下ろして。」

「いいけど、急にどうしたの？まだ遊んじゃダメだよ？」

「りゅうにぃのとこいくの。」

そう言ったらりゅうにぃはパァァア！ってお目めがキラキラした。

ふふっ嬉しそう。(●´ω｀●)

「僕のお膝、嫌だった？」

うわっ今度はせいにぃが泣きそう！

「ちがうもん！」

うぇぇええ、どうしたらいいの？？？