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記憶がなくなる前の話
38話
しおりを挟む琉架サイド
「りぃくん、あれやってみよ?」
「ぇ、るぅこんどにしとこ?」
「りぃくんがそういうなら、、、。」
ーーーーーー
「りぃくん、あっちいってみたい!!」
「るぅ、そんなにはしゃぐとくるしくなっちゃうよ?はぁはぁ嫌でしょ?」
「でもぉ~(´;ω;`)」
「きょうはるぅのからだがしんぱいだからやめとこ?」
「ん。りぃくんがそういうなら。」
ーーーーーー
「りぃくん、ぼくになにもさせてくれない。」
むっすーっとした顔でりぃくんを見やれば本当に心配そうに顔をしかめて、るぅが倒れるのはやなの!って怒られた。
「そんなにしんよーないの??」
ううっ泣きそう。。。
うるうるしてりぃくんに言えば焦った声が返ってくる。
「そんなことないよ!!でも、るぅいっつも倒れちゃうんだもん。」
「(ㆀ˘・з・˘)」
ーーーーーーーーー
今はお昼寝前の遊ぶ時間。
りぃくんは先生に何か言うことがあるっていっていっちゃったの。
( \∇\)いましかないよね!!
「えっと、、、たしかこっち、、、」
べりっ
お靴のベリベリを剥がして履こうとしたところで終了のお知らせ。
「琉架様?」
「ぴぎゃっ」
ギギギ、と音がつきそうな感じで首を回すと冷たい笑顔の遼が。
「それ以上首を回されると痛めてしまいますよ。」
「むぅ」
遼が僕が履きかけた靴を持って僕を抱き上げる。
「それにここは陽が当たっています。あとで氷をお持ちしますから。きょうはもう帰りましょう。」
「え、、!やなの!!うぅ。。。」
遼が今日は帰るって言ったからビックリして遼を見上げたらクラってなった。
「あっ!るぅ!?!?」
「ちょっ理斗様!!」
「るぅどうしたの?はる。」
「理斗様が外されている間に陽の当たるところに行かれてしまい、、、。」
「はりゅ!!うぇっ」
「らん!」
「はい。」
僕はそのまま蘭が差し出してくれた黒い袋にオエッした。
「あの、琉架様は大丈夫なのでしょうか、、、?」
「琉架様、お耳を失礼いたします。」
「あんたにりとたちのなまえ、よんでいいなんてきょかだしてないから。」
「ひっ、、、!しっ失礼しました。」
「失礼いたしました。」
「??りぃくん?」
遼の手が耳から離れたらりぃくんの顔が怖くなってた。
「( ◠‿◠ )何にもないよ、るぅ。かえろ。」
「ん?ん。」
いつのまにか僕たちのお家の車が幼稚園の前に停まってた。
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