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記憶がなくなる前の話
29話
しおりを挟む琉架サイド
「では琉架様、参りましょう。」
遼に抱っこされてみんなの後をついていく。
なんでぼくだけ抱っこなの?
りぃくんはにぃにたちと一緒に歩いてるのに、、、。
さらに、りぃくんはにぃにたちとパパと怖いお顔をして何か話してる。
また仲間はずれ(ㆀ˘・з・˘)
でも今回は勝手に行動したりしない。
前に一人で部屋に帰っちゃった時は気がついたら遼に抱っこされてたけど、ちょっとお掃除中のお部屋に入っちゃって、お風呂に入ったって言うのにお薬持ったにぃにたちが追いかけてきたの。
ぼくがいやだ、っていってお願いしてるのにぼくがにがぁ~いお薬を飲むまで追いかけてきた。
結局にぃにたちに負けてたっくさんのお薬を飲むことになったの。
なんか、「さっき僕たちから逃げるために走ったでしょ?」ってせいにぃが怖いお顔でいってきたから素直にお胸のはぁはぁを止めるのを飲んだ。
もうあんなに苦いのを飲むのは嫌だから、がまん。
、、、あれ?
なんで目の前に車があるの?
幼稚園っておててをつないでお外に出て一緒にいくものじゃないの??
今、ぼくの目の前には真っ黒な大きな車がある。
にぃにたちとりぃくんは特に何にも言わないで乗っていく。
あとはぼくだけになった。
え??:(;゙゚'ω゚'):ぼくだけなの?歩くと思ってたの。
かなしい。
「るぅ、」と車の中からせいにぃに手招きされて遼がぼくの体を車の床の上におろしてくれた。
あれ、そういえば、、「るぅと理斗は車初めてだよね?理斗は多分大丈夫だと思うけどるぅ、大丈夫かな??」
おっ!せいにぃと同じこと思った!!
そう、ぼくは車に乗るの初めて。
絵本に出てきた車は前にお顔が書いてあったし、お話ししてたけどこの車は違うみたい。。。
「一応琉架様の食べ物に酔い止めは入っていました。」
「なら大丈夫かもね。るぅ、気持ち悪くなったら早めに言うんだよ?」
「ん。」
そのまま立っているとりゅうにぃがぼくをちっちゃな椅子に乗せてかちゃってしてくれた。
お腹がしめられちゃう。
でもみんなもそうだもんね。がまん。
遼が安全確認をして助手席に乗り込んだら、やっと車は動きはじめた。
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なるべく全ての感想に返信させていただいてます。
感想とてもとても嬉しいです、いつもありがとうございます!
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お久しぶりです。
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