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記憶がなくなる前の話
24話
しおりを挟む理斗サイド
「んもぉぉおーー!にぃさんたちのせいでるぅが一人で行っちゃったんじゃん!!それにあれはしばらく許してくれないよ!!どーすんのーー!!」
るぅがプリプリとほっぺたを膨らました可愛らしい怒り方にドキドキしてたらるぅが拗ねちゃった。
仲間外れにされて怒ってるるぅかわいい、、、❤︎
じゃなくて!
やばいんだよ!!
どうしよう、、このままるぅが許してくれなかったら。
ぐるぐるとかんがえているうちにバタバタとパパがるぅの後を追っていった。
「るぅッ!待ってまだ掃除中!!」
「あっ!忘れてた!るぅーーー!!!」
パパのるぅを呼ぶ声で僕とるぅの部屋は寝る前のベッドめいきんぐ?の時間なことを忘れていた。
そうだよ!るぅが入っちゃダメだ!
僕としたことが忘れてた!!
急いでるぅを追いかける。
にぃさんたちもそのことに気づいたのか急いで吸入器と水などのうがいセットを用意していた。
寝る前はシーツをバタバタと動かすから埃が立つ。
部屋をどれだけ綺麗にしていても、布からの繊維はどうしようもない。
にぃさんたちから気をつけるように言われていたのに!!
「るぅッ!!」
パパの悲鳴のような声が聞こえた。
そして少し遅れてバンッと扉を開く音。
パタパタと僕も急いで部屋に走る。
もう!どうしてこんなに家が大きいの!!!
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