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第1章 ドローン回収業という職業
1−3 おっさん、いつもと違うドローン回収に戸惑う!?
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キィーーーー キィーーーー
荷物が満載のミニバンで峠道を下っていく。多少?タイヤが悲鳴を上げ、激しいロールしているが時間もないし、何より楽しいからこのまま突き進む。
「もう少し大人しく走れないの?」
「問題ない。タイヤもブレーキもまだある」
「そんな問題じゃなーーーい」
いつもは銀大の工房でリモートで補佐してくれるサイカだったが、珍しく現場に出たいというから連れてきたのだが......今にも口からやばいものを出してしまいそうなのを、シートベルトをぐっと掴んでこらえている。
「おいおい、はくなよ、足元にビニールあるから」
「だ、大丈夫よ、これくらい。現場に出るまでみんながリモートで繋がらない理由がわかったけどね」
依頼があった場所は、国道から山側に入った牧場だった。普段トラクターくらいしか通らない峠道だから普通のタイヤでは滑る。さらに、ドローン3機と発電機、簡易リペアキット、PCなど、重量物が満載のミニバンで走行するにはかなり過酷だが、自分にとっては楽しい道なんだよね。
「こんなこともあろうかと、今回はダート用のタイヤを履いてるからな、泥道だろうが、砂利だろうが問題ナッシング」
「ナッシングって何? おっさんたまに妙な言い回しする、痛っ!」
「無駄口叩いてると舌噛むぞ」
大丈夫、と言いつつ舌をかみ続けている。ダート走行はなれてない人間には辛いだけなんだろうが、こっちは競技の練習にもなるし、楽しくて仕方ない。
「あとでコソ練に来よ」
サイカは地獄の30分をなんとか乗り越え、牧場につくとフラフラになりながらもドローンの設置を手伝ってくれる。
牧場は月明かりこそないが、きれいな星空の下、草が風になびいていた。広い牧場だが、起伏が激しいのでドローンが墜落していたら見つけるのは大変かもしれない。
「ビーコン生きてればいいんだがな」
ドローンは墜落や緊急着陸をすると発見しやすいように音と光を発信する。また、墜落時、ネットワークを通じてGPS情報も送るので探すのは容易いはずなのだが、大抵はいろいろが妨害があって見つけるのは難しいことが多い。
「サイカ、ドローンはどうだ?」
「いいわ、2機ともスタンバイOK。いつでも飛べる。あとは……先客がいるわね。ビーコン、GPS情報もロスト」
「はぁ。まったく、どこのあほだろうな。人様のドローンを奪おうなんて輩は」
GPS情報もロストしているということは、墜落時、緊急情報(GPS情報)をネットに出す前に壊されたか、妨害電波のためにネットに繋がらなかったのだろう。
妨害電波はもちろん違法。捕まえれば金一封が出るほどだ。だが、電波を出すドローンも、プロキシたっぷりのリモート接続なのでほぼ捕まえられない。また、不正なドローンを発見した際、攻撃してもよいという(暗黙の)業界ルールがあるので、リモート先を特定する前に粉々にされることも少なくない。
「今後のことを考えれば、壊すより、特定した方がいいのに」
サイカの言い分もわかる。でもね、この業界、零細企業が多いからね。クライアントのドローンを見つけ、敵はとっとと倒して仕事終わらせたい。というのが自分を含め多くの業者の本音だろうね。
現場についてドローンをスタンバイさせるとVR空間で待機していた、よど、チェンがセッティングを開始する。待機中に仮設定は終わってるので、実機のドローンにインストールするだけで飛べる。
ドローンのカメラは複数搭載され、360度の視野を持つ。リモートでドローンを操作する場合、よどのようにVR空間内の仮想ドローンを俯瞰して操作することもできれば、チェンのようにドローンのカメラをヘッドマウントディスプレイ(通称、ギア)で見ながら操作することもできる。
チェンは複数のドローンの操作も研究の一環だから「俯瞰モード」を利用するのかと思ったら
「子猫ちゃんが何をみているのか、知りたいじゃないですか」
ということでギアで操作するのだそうだ。自分も俯瞰モードは苦手なんだよな。
「なに? おっさんもなの? キモっ!
ヨドから汚いものを見るような目線をいただくが、チェンと違っておっさんはちょっと傷つくのよ。
「よどちゃんはきついなあ、自分で操作するのがドローンの醍醐味でしょ? おっさんもそう思うでしょ?」
チェンと意見が合うことは少ないが、操作については完璧に同意。自分が鳥になったかのように感じられるのは素晴らしいと思う。
「ほらほら、無駄口叩いてないでチェンは探索、よどちゃんは防御陣を構築」
はいはい。サイカに諭され、2機のドローンが発進、それぞれ行動を開始する。
ドローンの捕獲で大事なのは早期の発見。自分たちのチームだけなら数分で終わる。問題なのは競合相手と我々に攻撃する敵がいること。
競合相手は正規に回収業に登録している企業なので妨害はほぼない。単に早い者勝ち。競争中の事故はあるが、電磁パルスで攻撃してきたり、妨害電波を出すことはない。問題なのは敵の存在。
「泥棒というより、反社会的存在、テロリストよね」
この話になるとサイカはいつも声を荒げる。サイカの母親は、医療用運搬ドローンが攻撃され、血液と薬品が届けられず亡くなっている。サイカが回収業を手伝うのもサイカのような悲しい思いをする人が生まれないようにしたいからなのだろう。
敵はドローンハイウエイの周辺に現れる。最初は石をぶつけてくるなどの対策しやすい攻撃だった。しかし、資金源があるのか、急速に攻撃用ドローンを増やし、全国各地でドローンの飛行、回収を妨害している。しかも、大規模な組織化も進んでいると言われ、対策が急がれている。
今回、到着までに出会った競合会社はいなかったが、妨害電波が出されているということは敵はすでにいる。1チームなのか複数なのかはわからないが、チェンの探索に期待しよう。
「いたいた。草陰に隠れているねえ。よどちゃん、確認できる?」
「OK! 見つけた。データベース照合。だめね、不正改造ドローンだわ。ただ、攻撃装備はなさそうね。偵察機ということかしら」
チェンが見ている映像はよどや自分たちも確認している。草むらに隠れたドローンは30cmほどの小型ドローンだった。チェンの探索技術がなければ発見が難しいサイズでもある。
回収業者は国が管理するデータベースを利用してドローンの所属、装備を確認できる。データベースに無い所属不明機はすなわち敵なのだ。
敵のドローンを見つけた場合、うちは「無視」を徹底させている。回収対象を見つけ、回収するのが最優先だし、交戦して被害があれば零細企業にはつらいリペア費用が待っている。それに、よどが組み込む回収機用の防御陣形が破られることはまずないしね。
「あったりまえでしょ! よどが作るマルチドローンディフェンスは未だに破られたことないんだから」
「よどちゃんのディフェンスを崩すのは僕しかいない。うん、よどちゃんの初めては僕のものだ!」
「おまわりさーん、変態がここにいまーす」
「じょ、冗談だよ、よどちゃん」
よどとチェンの漫才はさておき、回収対象のドローンも発見できた、隠れている敵は気になるが回収してしまおう。
「ちょっと、この子猫ちゃんはやばいね」
「そうね。データベースで確認する限り、判断が難しいわ」
さっきまでの漫才は消え去り、仕事モードになったチェンとよど。やばさ、がネット越しでも伝わってくる。
送られてきたデータを確認して、サイカと自分は言葉を失った。
荷物が満載のミニバンで峠道を下っていく。多少?タイヤが悲鳴を上げ、激しいロールしているが時間もないし、何より楽しいからこのまま突き進む。
「もう少し大人しく走れないの?」
「問題ない。タイヤもブレーキもまだある」
「そんな問題じゃなーーーい」
いつもは銀大の工房でリモートで補佐してくれるサイカだったが、珍しく現場に出たいというから連れてきたのだが......今にも口からやばいものを出してしまいそうなのを、シートベルトをぐっと掴んでこらえている。
「おいおい、はくなよ、足元にビニールあるから」
「だ、大丈夫よ、これくらい。現場に出るまでみんながリモートで繋がらない理由がわかったけどね」
依頼があった場所は、国道から山側に入った牧場だった。普段トラクターくらいしか通らない峠道だから普通のタイヤでは滑る。さらに、ドローン3機と発電機、簡易リペアキット、PCなど、重量物が満載のミニバンで走行するにはかなり過酷だが、自分にとっては楽しい道なんだよね。
「こんなこともあろうかと、今回はダート用のタイヤを履いてるからな、泥道だろうが、砂利だろうが問題ナッシング」
「ナッシングって何? おっさんたまに妙な言い回しする、痛っ!」
「無駄口叩いてると舌噛むぞ」
大丈夫、と言いつつ舌をかみ続けている。ダート走行はなれてない人間には辛いだけなんだろうが、こっちは競技の練習にもなるし、楽しくて仕方ない。
「あとでコソ練に来よ」
サイカは地獄の30分をなんとか乗り越え、牧場につくとフラフラになりながらもドローンの設置を手伝ってくれる。
牧場は月明かりこそないが、きれいな星空の下、草が風になびいていた。広い牧場だが、起伏が激しいのでドローンが墜落していたら見つけるのは大変かもしれない。
「ビーコン生きてればいいんだがな」
ドローンは墜落や緊急着陸をすると発見しやすいように音と光を発信する。また、墜落時、ネットワークを通じてGPS情報も送るので探すのは容易いはずなのだが、大抵はいろいろが妨害があって見つけるのは難しいことが多い。
「サイカ、ドローンはどうだ?」
「いいわ、2機ともスタンバイOK。いつでも飛べる。あとは……先客がいるわね。ビーコン、GPS情報もロスト」
「はぁ。まったく、どこのあほだろうな。人様のドローンを奪おうなんて輩は」
GPS情報もロストしているということは、墜落時、緊急情報(GPS情報)をネットに出す前に壊されたか、妨害電波のためにネットに繋がらなかったのだろう。
妨害電波はもちろん違法。捕まえれば金一封が出るほどだ。だが、電波を出すドローンも、プロキシたっぷりのリモート接続なのでほぼ捕まえられない。また、不正なドローンを発見した際、攻撃してもよいという(暗黙の)業界ルールがあるので、リモート先を特定する前に粉々にされることも少なくない。
「今後のことを考えれば、壊すより、特定した方がいいのに」
サイカの言い分もわかる。でもね、この業界、零細企業が多いからね。クライアントのドローンを見つけ、敵はとっとと倒して仕事終わらせたい。というのが自分を含め多くの業者の本音だろうね。
現場についてドローンをスタンバイさせるとVR空間で待機していた、よど、チェンがセッティングを開始する。待機中に仮設定は終わってるので、実機のドローンにインストールするだけで飛べる。
ドローンのカメラは複数搭載され、360度の視野を持つ。リモートでドローンを操作する場合、よどのようにVR空間内の仮想ドローンを俯瞰して操作することもできれば、チェンのようにドローンのカメラをヘッドマウントディスプレイ(通称、ギア)で見ながら操作することもできる。
チェンは複数のドローンの操作も研究の一環だから「俯瞰モード」を利用するのかと思ったら
「子猫ちゃんが何をみているのか、知りたいじゃないですか」
ということでギアで操作するのだそうだ。自分も俯瞰モードは苦手なんだよな。
「なに? おっさんもなの? キモっ!
ヨドから汚いものを見るような目線をいただくが、チェンと違っておっさんはちょっと傷つくのよ。
「よどちゃんはきついなあ、自分で操作するのがドローンの醍醐味でしょ? おっさんもそう思うでしょ?」
チェンと意見が合うことは少ないが、操作については完璧に同意。自分が鳥になったかのように感じられるのは素晴らしいと思う。
「ほらほら、無駄口叩いてないでチェンは探索、よどちゃんは防御陣を構築」
はいはい。サイカに諭され、2機のドローンが発進、それぞれ行動を開始する。
ドローンの捕獲で大事なのは早期の発見。自分たちのチームだけなら数分で終わる。問題なのは競合相手と我々に攻撃する敵がいること。
競合相手は正規に回収業に登録している企業なので妨害はほぼない。単に早い者勝ち。競争中の事故はあるが、電磁パルスで攻撃してきたり、妨害電波を出すことはない。問題なのは敵の存在。
「泥棒というより、反社会的存在、テロリストよね」
この話になるとサイカはいつも声を荒げる。サイカの母親は、医療用運搬ドローンが攻撃され、血液と薬品が届けられず亡くなっている。サイカが回収業を手伝うのもサイカのような悲しい思いをする人が生まれないようにしたいからなのだろう。
敵はドローンハイウエイの周辺に現れる。最初は石をぶつけてくるなどの対策しやすい攻撃だった。しかし、資金源があるのか、急速に攻撃用ドローンを増やし、全国各地でドローンの飛行、回収を妨害している。しかも、大規模な組織化も進んでいると言われ、対策が急がれている。
今回、到着までに出会った競合会社はいなかったが、妨害電波が出されているということは敵はすでにいる。1チームなのか複数なのかはわからないが、チェンの探索に期待しよう。
「いたいた。草陰に隠れているねえ。よどちゃん、確認できる?」
「OK! 見つけた。データベース照合。だめね、不正改造ドローンだわ。ただ、攻撃装備はなさそうね。偵察機ということかしら」
チェンが見ている映像はよどや自分たちも確認している。草むらに隠れたドローンは30cmほどの小型ドローンだった。チェンの探索技術がなければ発見が難しいサイズでもある。
回収業者は国が管理するデータベースを利用してドローンの所属、装備を確認できる。データベースに無い所属不明機はすなわち敵なのだ。
敵のドローンを見つけた場合、うちは「無視」を徹底させている。回収対象を見つけ、回収するのが最優先だし、交戦して被害があれば零細企業にはつらいリペア費用が待っている。それに、よどが組み込む回収機用の防御陣形が破られることはまずないしね。
「あったりまえでしょ! よどが作るマルチドローンディフェンスは未だに破られたことないんだから」
「よどちゃんのディフェンスを崩すのは僕しかいない。うん、よどちゃんの初めては僕のものだ!」
「おまわりさーん、変態がここにいまーす」
「じょ、冗談だよ、よどちゃん」
よどとチェンの漫才はさておき、回収対象のドローンも発見できた、隠れている敵は気になるが回収してしまおう。
「ちょっと、この子猫ちゃんはやばいね」
「そうね。データベースで確認する限り、判断が難しいわ」
さっきまでの漫才は消え去り、仕事モードになったチェンとよど。やばさ、がネット越しでも伝わってくる。
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