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憧れの先輩とイケナイ状況に!?

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私、三船千歌(みふねちか)は今日もいつも通り一人で会社から帰ろうとしていたのですが……なんと! 私の憧れの人である有栖川遥(ありすがわはるか)先輩から晩ごはんを一緒に食べようと誘われてしまいました!!
 そして連れてこられた場所は
「千歌今日はここで食べるぞぉぉ」
 遥先輩が連れてきてくれたお店はガストです。
「千歌は何を食べたい? 今日は私の奢りだ!! たーんと食べていいからな!!」
「そっそんな遥先輩から奢ってもらうなんて畏れ多いですよ!!」
「なに言ってんだ千歌? 私は千歌が頑張ってるから連れてきたんだぞ!!
 まあ私はお酒が飲みたいな……店員さーんちょっといいですか~」
 遥先輩が店員さんを呼ぶと
 女性の声で
「少々お待ちくださ~い」
 と厨房から聞こえて来た。
 私と遥先輩は待つ間に何か話すことになった。
 話すってなにを話せばいいの~!
 というかそもそも憧れの人と二人きりとか何この状況……えっ何かのドッキリそれとも夢!?
 ……痛い痛い私がほっぺたをつねっていると遥先輩が
「どうした千歌!? 急に自分の頬をつねったりして……ロキソニン飲むか?」
「べっ別に歯が痛いわけじゃないですよ!!……というか遥先輩はどうしてそう思ったんですか?」
「ああそれはな……私は身体のどこかが痛くなったらつねったりしてるんだよ……別のどこかを痛くしたら本当に痛い場所が痛く無くなるかなぁって……おかしいかな?」
 遥先輩苦笑いを浮かべていたので私は
「おかしくないですよ遥先輩!! 私をたまにしますもん……ドテッて転んだ時に右足が痛いってなったから左足を叩いたりしましたもん……あまり効果は……でしたけど」
「だよな……まっまあ今は店員さんを待っとこうか」
「はい、そうしましょうか」
 どうしよう遥先輩がどんなことが好きなのか分からないから本当に何を話せばいいの!?
 三分後
 どうしようずっと沈黙が続いてる!! 何か話さないと
「あっあの、きょっ今日はいい天気ですね遥先輩」
 天気の話っていっつもつまらないし話が広がらないって言われるのに話題間違えたぁぁ
「そうだな今日はいつもより天気が良すぎるくらいだしな……こういう時ってアイスとか食べたくなるよな……千歌はアイスとかは好きか?」
「……はい!! 大好きですアイス!!(そして遥先輩のことも大好きです……もうお付き合いしたいくらいに!!……でも言えませんよ。だって……職場恋愛って付き合うのはいいけど、もし……もし別れたりしたら、業務に支障が出るし……一番は気まずいんですよ!! 周りの人も察したりした時の空気がっ!!……ガハッ、勝手に心にダメージが)この季節は特にアイスを食べますね。スイカバーとか……あぁでもたまにの贅沢でならハーゲンダッツも食べますね。遥先輩はどうなんですか?」
「私か? 私はいつもは爽とかモウとか……職場に向かってる時はパピコとかクーリッシュだな」
 そうなんだ……遥先輩も同じもの食べるんだ……それはそうだよね。
 でも嬉しいなそう考えていた時
「お待たせ致しましたお客様ご注文は何に致しましょう?」
 その後私は時間を忘れるほど楽しんだ
 そして帰ることになった
「本当楽しかったです遥先輩……私時間を忘れてしまいましたもん。でも遥先輩……お酒飲んでよかったんですか?」
「大丈夫大丈夫タクシー頼んでるから……でも一人じゃ不安だから千歌も家に来て、お願い」
 そっそんなウルウルさせた目で見ないで可愛すぎて断れないからぁぁ
「わかりました遥先輩のお家までついていきますから……その袖を引っ張らないでください」
「あぁごめんね今離すよ」
 離されたら離されたで何だか寂しくなってくる
「それでは帰りましょうか遥先輩」
「はーい帰りましょう帰りましょう♪」
 チリンチリン
「ありがとうございました~」
 いっ今から私遥先輩の家に行くんですよね……玄関に送るまでだとしても嬉しすぎる
 そしてタクシーに乗り三十四分後会計は遥先輩が払った。
 遥先輩の家の玄関前
「遥先輩お疲れ様です今日はごちそうさまです。ありがとうございましたまた今日は失礼しま……」
「ねえ千歌今日は泊まって……寂しいの」
 あぁぁぁもうかわいいな!!……でも流石にそこまでは
「今日も千歌が居てくれてよかったんだよ。本当にかわいいし松崎が資料間違えてテンパってた時もフォローしてくれたでしょ……本当に千歌が成長するのが早くて私も負けてられないってなるし……最初はあれだけ失敗ばかりだった千歌が……」
 あれから玄関前で褒められ続け私は……
「えへへそこまで言われたら泊まっていくしかないですよ」
「ありがとう……今日は寝かさないから」
 ねっ寝かさない!? 一体何をするの……まっまさか!?
「さっ入って入って」
「それじゃあ……おっお邪魔しま~す」
 一時間後
 どっどうしてこんなイケナイ状況に!?
 それは二十九分前の遥先輩の一言から始まった
「今日はな千歌にこれをして欲しいんだそれはな……ツイスターゲームだ!! 誰かとしたかったんだけど……そのやっぱり私はするなら千歌とがいいなって思ってな今日呼んだんだよ」
 つっつつつツイスターゲームってあの身体と身体がネッ~トリとくっつくあの!?
 そんな私初めてなのに……もう気合を入れて!! よし
「やってやりますよ~遥先輩さっ、さっそくやりましょう!!」
 そして今の状況に戻ります
 どっどどどどどうしよう今顔の前に遥先輩のむっ胸が……ああもうダメ
「どっどうした千歌!?」
「遥先輩が悪いんですよ……わっ私を誘惑するから!! もう我慢出来ないです!! ダメだってことくらい分かってます……だから早く私から……離れてください!!」
「……千歌となら……いいぞ」
「遥先輩……どうして……断らないんですか!! 襲われてるんですよ!!」
「断らない理由なんて一つしかないだろ」
「なんですか遥先輩」
「千歌のことが好きだからだよ」
「……遥先輩、私も遥先輩のこと好きです。いえ好きじゃありません」
「……え」
「大好きなんです遥先輩……好きって言葉じゃ抑えきれないくらいに」
「……千歌ありがとう…………ベットの方に行くか?」
「はい遥先輩」
 チュンチュンチュンチュン
 あぁぁぁやってしまったあぁそうだった私もお酒飲んでた!!!
 酔った勢いで……あぁぁぁ恥ずかしい……でも隣に遥先輩が……えへへ今日から私は遥先輩の恋人かぁ
「んん……ふぁああ、おはよう千歌昨日はありがと……」
「おっおはよう……ございます遥先輩……そっそれでは仕事行きましょうか!!」
「もう行くのか……じゃあ一緒に行こうか……その前にご飯を食べてからな」
「はい遥先輩……その手作りを……お願いしてもいいですか?」
「いいぞ何がいい?」
「その味噌汁がいいです」
「分かった……じゃあこれでも飲みながらちょっと待っててな」

「……えへへ本当ありがとうございます遥先輩」
 そしと私は遥先輩の手作り料理をたくさん食べて仕事に向かおうと遥先輩の家を出た時すれ違った人が
「ふふふ昨日はお楽しみだったみたいね……お幸せにね。それじゃあね」
 えっ嘘きっききき聞かれてたの!?
 遥先輩どうしましょうと私は言おうとした時、遥先輩の顔が真っ赤なトマトぐらい赤くなっていた。
「かわいいですよ、遥先輩」
「うっ、うっさい……もう、次からは気をつけないと……」
「次ですか……ここでその話していいですか? でも嬉しいですよ、私は……これからもずっっっとよろしくお願いしますね」

「よろしくな……そのもうこれからは先輩後輩だけじゃなく……まあそのこっ恋人としてもよろしくな千歌」
「…………はい!!」
 そしてその後私たちは職場に向かった。
 そう今日から私は憧れの先輩の恋人になれた……もうこれからの仕事もプライベートも楽しくて仕方ないよ!!
 今日も楽しくお仕事頑張ります!!

 おしまい
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