13 / 14
第一章平和な日常
第十二話課外授業に行く前に護衛として来た人がリュシオンを怯えさせたから模擬戦をすることになっちゃったよ!?
しおりを挟む
第十二話課外授業に行く前に護衛として来た人がリュシオンを怯えさせたから模擬戦をすることになっちゃったよ!?
リュシオンが走って先に教室に行ってしまったので私は身体強化魔法と風魔法を身体に纏い全力で追いかけた。
そして私が走り始めて少しした頃に突然魔法が止まってしまった。
そして勢いよく転けた。
私は魔法が突然止まった理由を考えながら起き上がり教室に向かって再び走った。
……はあ、はあ
私が考えついたのは魔力の暴走、魔力干渉による妨害……他にもあるけど、可能性が高いと思ったのがこの二つ。さらに高いと思ったのは魔力干渉による妨害……理由は簡単、私昔いろいろやっちゃったから……私のこと嫌いな人とかが殺しにきてもおかしくないし。こういうこと昔も何回かあったから……昔は気にしなかったけど今は……リュシオンと一生会えなくなると思うと嫌だなってすごく思う。
私魔力が使えなかったら……そこまで強くない。一応武術の心得もあるけど最近は身体強化ばかり使ってたから強化無しでどれだけ通用するか分からない……そっか、なら試せばいいじゃん!! ちょうどこのあと課外授業があるし、誰かと模擬戦でもしてみれば……
私が狙われている可能性があることはアレク先生に言っておいた方がいいよね。
そして教室に着いた私は会議から戻ってきたアレク先生に狙われている可能性があることを話した。
「そうか……ユミナ話してくれてありがとな。少し待っててくれ他の先生たちに派遣できる人材がいるかどうか聞いてくる。……いやその前に学園長に言ってからだな。じゃないと、もし狙いがユミナだけじゃなく学園もだった場合守れる人数が減るからな……それじゃあ行ってくる」
ただ可能性があるって話しただけなのにここまでしてくれるなんて思ってなかった。
そして私は教室の方を見てあることに気づいた。
それは……リュシオンがこっちをチラッチラッとこっちを見ては隠れ見ては隠れを繰り返してたことに。
私は思わず
「ふふっリュシオンかわいい」と口に出てしまった。
さっきのことが恥ずかしいのかな?
リュシオンすごく周りから見られてるけど……これは気づいてないね
周りにいる知らない女子生徒たちがリュシオンを見てこう言っていた。
「ねえねえ、あの人カッコよくない? 奈津子(なつこ)アタックしちゃいなよ!!」
「えーでもでも、恥ずかしいよぉそういうなら言ってきた真中(まなか)がアタックすればいいでしょ」と
この人は知らないってことだよね……リュシオンと私が結婚してること
まあリュシオンが幸せになれるならいい……けど、なんだかモヤモヤする……でもこんなふうにモヤモヤ出来るってことは本当に私リュシオンのこと好きなんだな
私はリュシオンにアタックすると言っていた女子生徒たちに見せつけるようにリュシオンに話しかけに行った。
「ねえリュシオンさっきから私の方をチラッと見ては隠れてを繰り返してたでしょ……かわいかったよ…………」
その後に言おうとした言葉は恥ずかしくて口から出なかった。
「えっ見てたのユミナ!?……そっか、ここ教室だもんね!! ……だから見られてもおかしくな…………ってことはユミナ以外からも見られてるってことだよね……恥ずかしすぎる」
リュシオンにアタックしようとしていた女子生徒は少し悔しそうに自分たちの教室に戻って行った。
どうやら隣のクラスの生徒だったようだ。
今度話してみようかな?
そして十三分後アレク先生が誰かを連れて戻ってきた。
この人どこかで……
ガラガラ
「遅れてすまないなみんなちょっと先生同士で話しててな。それで今日は一緒に行く生徒を一人連れてきたから……ほら挨拶しろ(生徒って体にしたけど姉貴すまねえ。あとで命令口調なのは謝るから許して、お願い。でも……姉貴も同じ職場で教師してたから本当に驚いたけどな!!……教師をしてるのは姉貴から聞いていたが、まさかここに転勤してくるとは思わなかった。でも姉貴がここにいたから頼みやすかったっていうのもある……早く他の先生たちとも仲良くなっとかないと、せめてもう少し仕事以外の会話が続くようにしないとな)」
そして女の人が挨拶を始めた。
「はじめまして私は三年三組のたん…………生徒のセルジュ・ヴィリオンだ。アレクとはきょうだいだが、苗字が違うのはアレクが母方の姓で私が父方の姓だからだ…………」
その時アレク先生がセルジュさんの耳元に近づいて何かを言っていた。
仲良いのかな?
「なあ姉貴さすがに圧が強いんじゃないか? ユミナは大丈夫そうだが……他はバラツキがあるが怖がってるぞ。オーラを抑えてくれ……おっ抑えてください」
そういえばなんだか周りが静か…………リュシオンが……少し怯えてる。リュシオンが怯えて……る!?
そう考えたら私は思わず
「セルジュさん!! 私と模擬戦をしてください!!」と言ってしまった。
するとセルジュさんは
「いい度胸ですねユミナ。いいですよ模擬戦してあげますよ!!……どっちが上か身体に教えてあげる」とやる気満々で答えてくれた。
私がどれだけ出来るか試せる機会がこんなに早く来たんだから喜ばないとね……って違うでしょ!! リュシオンを怯えさせたんだから仕方ないよね……でもリュシオンが怯えてばかりだとリュシオンが精神的に耐えられなくなるかもだから、どうにかして鍛えた方がいいよね。
これから先どんなことが起きるか分からないから出来ることならリュシオン以外のみんなも鍛えた方がいいよね、いや私もだよね。私もまだまだなんだから人に鍛えた方がいいとか言える立場じゃない……鍛えるなら全員で鍛えて誰にも負けないようにしないと。
誰一人欠けてほしくない、みんなで卒業したいから……模擬戦のあとでもいいからなるべく早くアレク先生に私たちを鍛えてくださいって言わないと!!
そして私とセルジュさんは課外授業の班を決める前に運動棟の一階の運動場で模擬戦をすることになった。
リュシオンが走って先に教室に行ってしまったので私は身体強化魔法と風魔法を身体に纏い全力で追いかけた。
そして私が走り始めて少しした頃に突然魔法が止まってしまった。
そして勢いよく転けた。
私は魔法が突然止まった理由を考えながら起き上がり教室に向かって再び走った。
……はあ、はあ
私が考えついたのは魔力の暴走、魔力干渉による妨害……他にもあるけど、可能性が高いと思ったのがこの二つ。さらに高いと思ったのは魔力干渉による妨害……理由は簡単、私昔いろいろやっちゃったから……私のこと嫌いな人とかが殺しにきてもおかしくないし。こういうこと昔も何回かあったから……昔は気にしなかったけど今は……リュシオンと一生会えなくなると思うと嫌だなってすごく思う。
私魔力が使えなかったら……そこまで強くない。一応武術の心得もあるけど最近は身体強化ばかり使ってたから強化無しでどれだけ通用するか分からない……そっか、なら試せばいいじゃん!! ちょうどこのあと課外授業があるし、誰かと模擬戦でもしてみれば……
私が狙われている可能性があることはアレク先生に言っておいた方がいいよね。
そして教室に着いた私は会議から戻ってきたアレク先生に狙われている可能性があることを話した。
「そうか……ユミナ話してくれてありがとな。少し待っててくれ他の先生たちに派遣できる人材がいるかどうか聞いてくる。……いやその前に学園長に言ってからだな。じゃないと、もし狙いがユミナだけじゃなく学園もだった場合守れる人数が減るからな……それじゃあ行ってくる」
ただ可能性があるって話しただけなのにここまでしてくれるなんて思ってなかった。
そして私は教室の方を見てあることに気づいた。
それは……リュシオンがこっちをチラッチラッとこっちを見ては隠れ見ては隠れを繰り返してたことに。
私は思わず
「ふふっリュシオンかわいい」と口に出てしまった。
さっきのことが恥ずかしいのかな?
リュシオンすごく周りから見られてるけど……これは気づいてないね
周りにいる知らない女子生徒たちがリュシオンを見てこう言っていた。
「ねえねえ、あの人カッコよくない? 奈津子(なつこ)アタックしちゃいなよ!!」
「えーでもでも、恥ずかしいよぉそういうなら言ってきた真中(まなか)がアタックすればいいでしょ」と
この人は知らないってことだよね……リュシオンと私が結婚してること
まあリュシオンが幸せになれるならいい……けど、なんだかモヤモヤする……でもこんなふうにモヤモヤ出来るってことは本当に私リュシオンのこと好きなんだな
私はリュシオンにアタックすると言っていた女子生徒たちに見せつけるようにリュシオンに話しかけに行った。
「ねえリュシオンさっきから私の方をチラッと見ては隠れてを繰り返してたでしょ……かわいかったよ…………」
その後に言おうとした言葉は恥ずかしくて口から出なかった。
「えっ見てたのユミナ!?……そっか、ここ教室だもんね!! ……だから見られてもおかしくな…………ってことはユミナ以外からも見られてるってことだよね……恥ずかしすぎる」
リュシオンにアタックしようとしていた女子生徒は少し悔しそうに自分たちの教室に戻って行った。
どうやら隣のクラスの生徒だったようだ。
今度話してみようかな?
そして十三分後アレク先生が誰かを連れて戻ってきた。
この人どこかで……
ガラガラ
「遅れてすまないなみんなちょっと先生同士で話しててな。それで今日は一緒に行く生徒を一人連れてきたから……ほら挨拶しろ(生徒って体にしたけど姉貴すまねえ。あとで命令口調なのは謝るから許して、お願い。でも……姉貴も同じ職場で教師してたから本当に驚いたけどな!!……教師をしてるのは姉貴から聞いていたが、まさかここに転勤してくるとは思わなかった。でも姉貴がここにいたから頼みやすかったっていうのもある……早く他の先生たちとも仲良くなっとかないと、せめてもう少し仕事以外の会話が続くようにしないとな)」
そして女の人が挨拶を始めた。
「はじめまして私は三年三組のたん…………生徒のセルジュ・ヴィリオンだ。アレクとはきょうだいだが、苗字が違うのはアレクが母方の姓で私が父方の姓だからだ…………」
その時アレク先生がセルジュさんの耳元に近づいて何かを言っていた。
仲良いのかな?
「なあ姉貴さすがに圧が強いんじゃないか? ユミナは大丈夫そうだが……他はバラツキがあるが怖がってるぞ。オーラを抑えてくれ……おっ抑えてください」
そういえばなんだか周りが静か…………リュシオンが……少し怯えてる。リュシオンが怯えて……る!?
そう考えたら私は思わず
「セルジュさん!! 私と模擬戦をしてください!!」と言ってしまった。
するとセルジュさんは
「いい度胸ですねユミナ。いいですよ模擬戦してあげますよ!!……どっちが上か身体に教えてあげる」とやる気満々で答えてくれた。
私がどれだけ出来るか試せる機会がこんなに早く来たんだから喜ばないとね……って違うでしょ!! リュシオンを怯えさせたんだから仕方ないよね……でもリュシオンが怯えてばかりだとリュシオンが精神的に耐えられなくなるかもだから、どうにかして鍛えた方がいいよね。
これから先どんなことが起きるか分からないから出来ることならリュシオン以外のみんなも鍛えた方がいいよね、いや私もだよね。私もまだまだなんだから人に鍛えた方がいいとか言える立場じゃない……鍛えるなら全員で鍛えて誰にも負けないようにしないと。
誰一人欠けてほしくない、みんなで卒業したいから……模擬戦のあとでもいいからなるべく早くアレク先生に私たちを鍛えてくださいって言わないと!!
そして私とセルジュさんは課外授業の班を決める前に運動棟の一階の運動場で模擬戦をすることになった。
20
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
父逮捕のため、王子との婚約破棄を望みます!
メル
恋愛
公爵の地位を剥奪され、逮捕された父の負い目を感じているアリア・ベルトンは汚れた公爵の地位ではなく庶民として生きようと考えていた。
偽名も作り、まわりから見ればアリアは完璧な庶民だった。
だが、庶民になりきるためには数々の難関が待っている。
その中でも一番の難関が...?
【本編完結】若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
はづも
恋愛
本編完結済み。番外編がたまに投稿されたりされなかったりします。
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るためにカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
裏切りの先にあるもの
マツユキ
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる