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第一章平和な日常
第十話リュシオンと私の実家で結婚祝いパーティをすることになって本当に今が幸せすぎます♪
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第十話リュシオンと私の実家で結婚祝いパーティをすることになって本当に今が幸せすぎます♪
お父様とお母様が私とリュシオンの結婚を認めてくれてお祝いパーティをすることになったから今リュシオンと手を繋ぎながらリビングに走りながら向かっているところです!!
結婚祝いのパーティなんてしたことないから……本当に気になる
「ねえリュシオンパーティって何するのかな?」
「ぼっ僕に聞かれても分からないよ……でもユミナと一緒だったらどんなパーティでも楽しいよ」
……リュシオンのことやっぱり好きだな
「私もだよリュシオン……もうすぐリビングだからね!! 楽しみだね」
「そうだねユミナ」
そして私とリュシオンはリビングについた。
するとお父様とお母様が
「「ユミナー、リュシオンくーん結婚おめでとう!!」」
と言ってくれた。
お父様は泣きながら笑っているような顔をしている。
喜んでくれているのかな?
お母様は複雑そうな顔をしている。
まあさっきあんなことがあったばかりだもんね……そんなすぐに受け入れることは難しいよね、あのお母様だから仕方ないといえば仕方ないけど……いつもより嬉しそうに見える。
「ねえお母様、私結婚したけど嬉しい?」
私がそう聞くとお母様は
「嬉しいに決まってるでしょ……でもやっぱりまだ早いんじゃないかとも思っちゃうのよ……でも嬉しいのよ……なんか母さんが私がラウルと結婚する時に反対してきた気持ちが分かったよ。こんな気持ちだったんだ……ごめんねユミナ別に私あなた達の結婚を反対してるわけじゃないのよ、それだけは分かって」
分かってもなにも……もうとっくにわかってるよ。
だってお母様友達が結婚した時も同じようになってたし……でもあの時の楽しそうなお母様たちをみて私もいつかは誰かとこんなふうになりたいって思ったんだよ。
でもこのことはお母様たちには秘密ね……だって恥ずかしくて言えないし……いつか言えたらいいな、いや言えたらいいなじゃない今言おう!!
「ねえお母様、お父様、わっ私ね本当は結婚に憧れてたの……お母様たちの友達が結婚した時のパーティの時に楽しそうにしてたから……あんなふうになりたいって思ったの……」
その時リュシオンが
「だったら僕がユミナを絶対に幸せにするから……それじゃあだめ?」
「私からしたらリュシオンがそう言ってくれるだけで……幸せなんだけど」
その時お父様が
「んんっ、そろそろパーティ始めてもいいか……そのいちゃいちゃするのはいいが……やっぱりユミナが結婚した事実を……ユミナ!! お父さんたちのところからいなくならないでくれよ!! 俺寂しくて死んじゃうんだからな」と言った。
「お父様のところからいなくならないでって私リュシオンとずっとここに一緒に住むつもりだけど……ねっリュシオン」
「えっ……うんそうだね。それでユミナ今決めたでしょ……まあ今の僕に帰る場所って言ったらここしか……ないし。はあ、ユミナは家族と仲良く出来ててすごいね、僕は……」
……リュシオン
「でももう私とリュシオンは家族でしょ!! だから……その、私と仲良くしてたらリュシオンも家族と仲良く出来たことになるよ!!……わっ私が言いたいのは……ずっと私はリュシオンのこと好きだしずっと一緒に居たいってこと!!」
今私すごく恥ずかしいこと言った!! 絶対恥ずかしいこと言ったって……あああ……
私が心の中で悶えていた時リュシオンが嬉しそうに満面の笑みで
「ユミナありがとう僕もユミナのこと好きだよ。それに……出来れば生まれ変わったあとも一緒にいたい……ってさすがにそれは気持ち悪いよねごめん……」
「気持ち悪くなんてないよ!! 私も思ってるもん!!」
その時お母様が
「ユミナたちがいちゃいちゃしてる間に料理出来たから早く食べよう」
ちょっ、ちょっと待って今の会話……ぜっ全部聞かれてる。
途中から話すのに夢中でお母様たちのこと忘れて……はっ恥ずかしいんだけど!!
……というか料理に出てるこの鳥ってまさか!?
「ねえお母様この鳥料理の材料って……」
「ああこれね、帰り道にドリュングの群れがいたからご飯に使えると思ってね」
はあ、やっぱりドリュングってSランク冒険者が三人でやっと一匹倒せるレベルの魔物だよ……それを二十匹も!?
そもそも死体が部屋の隅の見える位置に置いてあるの!!
死体が見える中で食べるの!?
たっ食べにくい……でも食べなかったら捨てられるんでしょ、その方がいやだ!! この子たちの命を無駄にしないために食べる!!
私が食べようとした時お母様が
「あとね魚料理にはシュビレを使ってるから」
シュビレは年間百九十万人殺してるって言われてるやつだよね。それでいて見た目がグロテスクだけど食べたら味がおいしい……あれ? どうやって捕まえたんだろ? 確か深海に住んででシュビレの強さから船で一年以上かかるって聞いたけど
「ユミナ今私がどうやって捕まえたか気になったでしょ……ふふん、海に潜って捕まえました!! 四日前にね!! 一日で捕まえましたんだよどうすごいでしょ!!」
「すっすごいねお母様」
「なあリュシオンくん俺ら空気になってないか?」
「僕はあまり空気になってないように思いますが……」
「リュシオンくんは楽しんでくれているか?」
「楽しいですよ……それになんだか心がポカポカします。こんな気持ち久しぶりですよ」
「……そうか、それはよかった…………もう俺のことお義父さんって呼んでいいぞ!! 突然かもしれんが、やっぱり俺はユミナの幸せが一番だからな!! だからまずはユミナが結婚した事実を自らの魂で受け止めないといけないだろ……だから……」
「ラウルさんもういつも通りでいいですよ……ラウルさんがユミナのこと愛してるのは分かってますから」
「……リュシオンくんありがとう!! ならお互いいつも通りにしよう。……ほれからこれからもユミナを頼むよリュシオンくんユミナを幸せに出来るのは……多分俺じゃない……あははだって俺ユミナに怒ってばかりだったからな」
「そんなことないですよ!! 今のユミナがあるのはラウルさんのおかげですよ……だから自信を持ってください!!」
「ねえユミナあの二人なんだか仲良くなってない?」
「そうだねおかあ……さま!? どうして怒ってるの!?」
「いやだってラウルは私の……」
「おっ落ち着いてお母様!! そんなことで嫉妬しないでよ!!」
「そんなことって……だったらリュシオンくんが他の女と仲良くしてたらユミナはどうなの?」
「……リュシオンが他の女の子と……嫉妬はしちゃうけどリュシオンが楽しいならいいかな……だって私はリュシオンの幸せそうな笑顔が見られるなら」
「……なんだかいいわねそういうの」
そしてその後、私たちはパーティ楽しんだ。
パーティ後お父様が
「そういえば明日学園で課外授業があるけど準備してるか?」と言った。
「課外授業? 聞いてないけど、ねえリュシオンは聞いた?」
「いや僕も聞いてないけど」
「あっそうだったサプライズとして秘密なんだったの忘れてた。準備はいらないんだったあと課外授業って言っても観光施設で遊んでもらうだけなんだけどな、まあ親睦会みたいなもんだな……あれ!? これじゃあサプライズの意味が……二人とも聞かなかったことにしてくれ」
「分かったよお父様」
「分かりました秘密ですね」
「ありがとな二人とも」
するとお母様が
「ねえリュシオンくん、ユミナの部屋広いからさリュシオンくんも一緒に使えば?……というか使え」
「ちょっちょっとお母様!?」
「僕はいいですよ、それでも……これでずっと一緒だねユミナ」
「まあリュシオンがいいならいいけど」
そして私とリュシオンは同じ部屋を使うことになった。
お父様とお母様が私とリュシオンの結婚を認めてくれてお祝いパーティをすることになったから今リュシオンと手を繋ぎながらリビングに走りながら向かっているところです!!
結婚祝いのパーティなんてしたことないから……本当に気になる
「ねえリュシオンパーティって何するのかな?」
「ぼっ僕に聞かれても分からないよ……でもユミナと一緒だったらどんなパーティでも楽しいよ」
……リュシオンのことやっぱり好きだな
「私もだよリュシオン……もうすぐリビングだからね!! 楽しみだね」
「そうだねユミナ」
そして私とリュシオンはリビングについた。
するとお父様とお母様が
「「ユミナー、リュシオンくーん結婚おめでとう!!」」
と言ってくれた。
お父様は泣きながら笑っているような顔をしている。
喜んでくれているのかな?
お母様は複雑そうな顔をしている。
まあさっきあんなことがあったばかりだもんね……そんなすぐに受け入れることは難しいよね、あのお母様だから仕方ないといえば仕方ないけど……いつもより嬉しそうに見える。
「ねえお母様、私結婚したけど嬉しい?」
私がそう聞くとお母様は
「嬉しいに決まってるでしょ……でもやっぱりまだ早いんじゃないかとも思っちゃうのよ……でも嬉しいのよ……なんか母さんが私がラウルと結婚する時に反対してきた気持ちが分かったよ。こんな気持ちだったんだ……ごめんねユミナ別に私あなた達の結婚を反対してるわけじゃないのよ、それだけは分かって」
分かってもなにも……もうとっくにわかってるよ。
だってお母様友達が結婚した時も同じようになってたし……でもあの時の楽しそうなお母様たちをみて私もいつかは誰かとこんなふうになりたいって思ったんだよ。
でもこのことはお母様たちには秘密ね……だって恥ずかしくて言えないし……いつか言えたらいいな、いや言えたらいいなじゃない今言おう!!
「ねえお母様、お父様、わっ私ね本当は結婚に憧れてたの……お母様たちの友達が結婚した時のパーティの時に楽しそうにしてたから……あんなふうになりたいって思ったの……」
その時リュシオンが
「だったら僕がユミナを絶対に幸せにするから……それじゃあだめ?」
「私からしたらリュシオンがそう言ってくれるだけで……幸せなんだけど」
その時お父様が
「んんっ、そろそろパーティ始めてもいいか……そのいちゃいちゃするのはいいが……やっぱりユミナが結婚した事実を……ユミナ!! お父さんたちのところからいなくならないでくれよ!! 俺寂しくて死んじゃうんだからな」と言った。
「お父様のところからいなくならないでって私リュシオンとずっとここに一緒に住むつもりだけど……ねっリュシオン」
「えっ……うんそうだね。それでユミナ今決めたでしょ……まあ今の僕に帰る場所って言ったらここしか……ないし。はあ、ユミナは家族と仲良く出来ててすごいね、僕は……」
……リュシオン
「でももう私とリュシオンは家族でしょ!! だから……その、私と仲良くしてたらリュシオンも家族と仲良く出来たことになるよ!!……わっ私が言いたいのは……ずっと私はリュシオンのこと好きだしずっと一緒に居たいってこと!!」
今私すごく恥ずかしいこと言った!! 絶対恥ずかしいこと言ったって……あああ……
私が心の中で悶えていた時リュシオンが嬉しそうに満面の笑みで
「ユミナありがとう僕もユミナのこと好きだよ。それに……出来れば生まれ変わったあとも一緒にいたい……ってさすがにそれは気持ち悪いよねごめん……」
「気持ち悪くなんてないよ!! 私も思ってるもん!!」
その時お母様が
「ユミナたちがいちゃいちゃしてる間に料理出来たから早く食べよう」
ちょっ、ちょっと待って今の会話……ぜっ全部聞かれてる。
途中から話すのに夢中でお母様たちのこと忘れて……はっ恥ずかしいんだけど!!
……というか料理に出てるこの鳥ってまさか!?
「ねえお母様この鳥料理の材料って……」
「ああこれね、帰り道にドリュングの群れがいたからご飯に使えると思ってね」
はあ、やっぱりドリュングってSランク冒険者が三人でやっと一匹倒せるレベルの魔物だよ……それを二十匹も!?
そもそも死体が部屋の隅の見える位置に置いてあるの!!
死体が見える中で食べるの!?
たっ食べにくい……でも食べなかったら捨てられるんでしょ、その方がいやだ!! この子たちの命を無駄にしないために食べる!!
私が食べようとした時お母様が
「あとね魚料理にはシュビレを使ってるから」
シュビレは年間百九十万人殺してるって言われてるやつだよね。それでいて見た目がグロテスクだけど食べたら味がおいしい……あれ? どうやって捕まえたんだろ? 確か深海に住んででシュビレの強さから船で一年以上かかるって聞いたけど
「ユミナ今私がどうやって捕まえたか気になったでしょ……ふふん、海に潜って捕まえました!! 四日前にね!! 一日で捕まえましたんだよどうすごいでしょ!!」
「すっすごいねお母様」
「なあリュシオンくん俺ら空気になってないか?」
「僕はあまり空気になってないように思いますが……」
「リュシオンくんは楽しんでくれているか?」
「楽しいですよ……それになんだか心がポカポカします。こんな気持ち久しぶりですよ」
「……そうか、それはよかった…………もう俺のことお義父さんって呼んでいいぞ!! 突然かもしれんが、やっぱり俺はユミナの幸せが一番だからな!! だからまずはユミナが結婚した事実を自らの魂で受け止めないといけないだろ……だから……」
「ラウルさんもういつも通りでいいですよ……ラウルさんがユミナのこと愛してるのは分かってますから」
「……リュシオンくんありがとう!! ならお互いいつも通りにしよう。……ほれからこれからもユミナを頼むよリュシオンくんユミナを幸せに出来るのは……多分俺じゃない……あははだって俺ユミナに怒ってばかりだったからな」
「そんなことないですよ!! 今のユミナがあるのはラウルさんのおかげですよ……だから自信を持ってください!!」
「ねえユミナあの二人なんだか仲良くなってない?」
「そうだねおかあ……さま!? どうして怒ってるの!?」
「いやだってラウルは私の……」
「おっ落ち着いてお母様!! そんなことで嫉妬しないでよ!!」
「そんなことって……だったらリュシオンくんが他の女と仲良くしてたらユミナはどうなの?」
「……リュシオンが他の女の子と……嫉妬はしちゃうけどリュシオンが楽しいならいいかな……だって私はリュシオンの幸せそうな笑顔が見られるなら」
「……なんだかいいわねそういうの」
そしてその後、私たちはパーティ楽しんだ。
パーティ後お父様が
「そういえば明日学園で課外授業があるけど準備してるか?」と言った。
「課外授業? 聞いてないけど、ねえリュシオンは聞いた?」
「いや僕も聞いてないけど」
「あっそうだったサプライズとして秘密なんだったの忘れてた。準備はいらないんだったあと課外授業って言っても観光施設で遊んでもらうだけなんだけどな、まあ親睦会みたいなもんだな……あれ!? これじゃあサプライズの意味が……二人とも聞かなかったことにしてくれ」
「分かったよお父様」
「分かりました秘密ですね」
「ありがとな二人とも」
するとお母様が
「ねえリュシオンくん、ユミナの部屋広いからさリュシオンくんも一緒に使えば?……というか使え」
「ちょっちょっとお母様!?」
「僕はいいですよ、それでも……これでずっと一緒だねユミナ」
「まあリュシオンがいいならいいけど」
そして私とリュシオンは同じ部屋を使うことになった。
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