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第一章平和な日常
第九話家に帰ったらお母様が帰ってきてて私がリュシオンと結婚したことがバレちゃったよ、どうしよう!
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第九話家に帰ったらお母様が帰ってきてて私がリュシオンと結婚したことがバレちゃったよ、どうしよう!
そして私とリュシオンは私の実家に帰った。
ガチャ
「お父様ただいま~…………リュシオン早く隠れて!早く」
「ユミナどうしたの!?」
「あとで説明するから早く!」
どうして今日に限ってお母様が帰ってきてるのよ!
もし見つかったら絶対リュシオンとの結婚のこと言われるし……お母様絶対リュシオンと決闘するだろうし、そうしたらリュシオン負けちゃうかも……負けたら一緒にいられない……それは嫌だ。もっとリュシオンと一緒にいたい
そして
「あっユミナ~お母さん帰ったよ。ただいま……それで結婚したんだって……誰なの……まあ誰だとしても、私に勝てないようじゃユミナと結婚なんて絶対に認めないけどね!」
ほら、やっぱりお母様はこう言うと思った!
……どうしようこのままだとリュシオンが見つかっちゃ…………
「あっリュシオン久しぶりね元気してた? それでね、うちのかわいいユミナが誰かと結婚したみたいなのよ……そいつを殺……コホン、私がその人に試練を与えちゃおうかなって思ってるのよ! いいわよねユミナ」
「ダメだよ!! 何言ってるのお母様!?」
さっそく見つかっちゃったぁぁぁそれでとてつもなく物騒な単語が聞こえたよ! お母様今殺すって言いかけなかった!? このままじゃリュシオンが殺されちゃうよ!……なんとかして説得しないと……あっお父様だ! お願いお母様を説得して!
「なあクロエ、素直にユミナの幸せを祝ってやれよ……祝ってくれるならこのあと遊んでやるから」
「これでも祝ってるわよ! でもでもユミナが……結婚なんて……早すぎるわよ! というか相手が可哀想よ! だって絶対毎日毎日いろんなこと聞かれるのよ! それなら辛い思いをする前に諦めてもらった方が……まあ本当はユミナをあげたくないだけなんだけど」
「おいクロエ、聞こえてるぞ……なら今から遊ぶか? ちょうど俺も身体が鈍ってきてたところだからな」
「いいわねそれ! 久しぶりに本気出せる」
待ってまさか遊びってあれのこと!? ここでやるの!?
「リュシオン早く家から出るよ! また家が壊れる!」
「またってなに! これからなにが起こるのユミナ」
私は答える前にリュシオンの手を引いて家の外まで走った
そして外が近づいた時家が揺れ始めた
「ユミナなんなのこの揺れ!?」
「お父様たちの遊びが始まったのよ……私たちが近くにいたら確実に死んじゃうから早く行くよリュシオン!」
お父様とお母様の遊びとは模擬試合のことだ……まあ模擬試合というにはやりすぎだけどね……家は全部壊れるし、誰かが巻き込まれて死んじゃうし……まあ死んじゃったの私なんだけどね! なんで死んだのに今生きてるかってこれはなんか教会で蘇ったみたいだよ。シスターさんにどうやって私を蘇らせたの!?って何回も聞いたけど『ひ・み・つ』って言われちゃったし……もう気になるんだけど! まあ今は考え事をしてる暇はないよね早く家から出ないと!
「……ユミナ考え事は終わった?」
「えっうん今終わったところだけど……どうして分かったのリュシオン?」
「そっそれは……まあユミナと毎日一緒だからね……分かるよ……ああでもこんな僕に分かられても嫌だよね、ごめ…………」
「嫌じゃない! ていうか、その分かってもらえて嬉しいんだから! 自分を卑下しないで……私はリュシオンのこと好きだから」
「ユミナ……ありがとう……でも今言わないで、涙で前が見えないから……出口が分からなくなっちゃう」
「大丈夫だよ! 安心して私が出口まで一緒だから(まあ出口までというか……最近は死ぬまで一緒にいたい……なんて思ってきてるんだけど……ああもうそんなの、はっ恥ずかしくて言えないよ! 昔は気になることはなんでも試せたのに……今はなんだか気になることがリュシオン関係になると試せることが減った気がする……なんでだろう)」
そうして私とリュシオンが外に出ようとした時お母様が
「ユミナの結婚相手ってリュシオンだったの!? なら早く言ってよ……ていうかあんな甘い雰囲気を見せられたら認めるしかないじゃない(ていうかこれで殺しちゃったらユミナが悲しんじゃうし、私がユミナに嫌われちゃうからそれはいや……まあそれが認めた理由なんだけどね……だってユミナに嫌われたくないもん)」と言ってくれた。お母様認めてくれてありがとう
その時お父様が
「クロエちょっとこい、話がある」って言ったからお母様が
「なによラウル」と言ってお父様のほうに行っていた。
なんの話をするのかな?
「ユミナ僕たちの結婚認めてもらえて……僕嬉しいよ…………あれユミナなんで泣いてるの?」
えっ私泣いてなんて……本当だ……どうしてだろう…………ああそうか、お母様にリュシオンとの結婚を認めてもらえたことが嬉しくて出てきた嬉し涙だなこれは……そんなに好きになってたんだ、私
そのあと私が泣き止むまでリュシオンがいてくれた……私のほうがリュシオンのこと好きになってるな……最初は告白されたからどんな人か気になっただけ……だったんだけどな
「なあクロエなんだか懐かしいな、あの二人見てたら昔を思い出すよ」
「ほんとね、まあユミナは私たちの子どもだし私たちに似ててもおかしくないわよ……今日はお祝いパーティーでもしようかしら……ちょうど食材はここにあることだし」
「そうしようかクロエ、まだユミナとリュシオンくんの結婚祝いをしてなかったからなこの機会に盛大にしようか」
その夜
「おーいユミナ、リュシオンくんご飯の時間だぞー」
というお父様の声が聞こえたので
「はーい今行くから待っててー」と私は言った。
リュシオンも
「分かりました! 今行きますー」と言った……やっぱり今がとっても幸せだな、この幸せがずっと続けばいいのになぁと私はそう思いながらリビングに向かった。
そして私とリュシオンは私の実家に帰った。
ガチャ
「お父様ただいま~…………リュシオン早く隠れて!早く」
「ユミナどうしたの!?」
「あとで説明するから早く!」
どうして今日に限ってお母様が帰ってきてるのよ!
もし見つかったら絶対リュシオンとの結婚のこと言われるし……お母様絶対リュシオンと決闘するだろうし、そうしたらリュシオン負けちゃうかも……負けたら一緒にいられない……それは嫌だ。もっとリュシオンと一緒にいたい
そして
「あっユミナ~お母さん帰ったよ。ただいま……それで結婚したんだって……誰なの……まあ誰だとしても、私に勝てないようじゃユミナと結婚なんて絶対に認めないけどね!」
ほら、やっぱりお母様はこう言うと思った!
……どうしようこのままだとリュシオンが見つかっちゃ…………
「あっリュシオン久しぶりね元気してた? それでね、うちのかわいいユミナが誰かと結婚したみたいなのよ……そいつを殺……コホン、私がその人に試練を与えちゃおうかなって思ってるのよ! いいわよねユミナ」
「ダメだよ!! 何言ってるのお母様!?」
さっそく見つかっちゃったぁぁぁそれでとてつもなく物騒な単語が聞こえたよ! お母様今殺すって言いかけなかった!? このままじゃリュシオンが殺されちゃうよ!……なんとかして説得しないと……あっお父様だ! お願いお母様を説得して!
「なあクロエ、素直にユミナの幸せを祝ってやれよ……祝ってくれるならこのあと遊んでやるから」
「これでも祝ってるわよ! でもでもユミナが……結婚なんて……早すぎるわよ! というか相手が可哀想よ! だって絶対毎日毎日いろんなこと聞かれるのよ! それなら辛い思いをする前に諦めてもらった方が……まあ本当はユミナをあげたくないだけなんだけど」
「おいクロエ、聞こえてるぞ……なら今から遊ぶか? ちょうど俺も身体が鈍ってきてたところだからな」
「いいわねそれ! 久しぶりに本気出せる」
待ってまさか遊びってあれのこと!? ここでやるの!?
「リュシオン早く家から出るよ! また家が壊れる!」
「またってなに! これからなにが起こるのユミナ」
私は答える前にリュシオンの手を引いて家の外まで走った
そして外が近づいた時家が揺れ始めた
「ユミナなんなのこの揺れ!?」
「お父様たちの遊びが始まったのよ……私たちが近くにいたら確実に死んじゃうから早く行くよリュシオン!」
お父様とお母様の遊びとは模擬試合のことだ……まあ模擬試合というにはやりすぎだけどね……家は全部壊れるし、誰かが巻き込まれて死んじゃうし……まあ死んじゃったの私なんだけどね! なんで死んだのに今生きてるかってこれはなんか教会で蘇ったみたいだよ。シスターさんにどうやって私を蘇らせたの!?って何回も聞いたけど『ひ・み・つ』って言われちゃったし……もう気になるんだけど! まあ今は考え事をしてる暇はないよね早く家から出ないと!
「……ユミナ考え事は終わった?」
「えっうん今終わったところだけど……どうして分かったのリュシオン?」
「そっそれは……まあユミナと毎日一緒だからね……分かるよ……ああでもこんな僕に分かられても嫌だよね、ごめ…………」
「嫌じゃない! ていうか、その分かってもらえて嬉しいんだから! 自分を卑下しないで……私はリュシオンのこと好きだから」
「ユミナ……ありがとう……でも今言わないで、涙で前が見えないから……出口が分からなくなっちゃう」
「大丈夫だよ! 安心して私が出口まで一緒だから(まあ出口までというか……最近は死ぬまで一緒にいたい……なんて思ってきてるんだけど……ああもうそんなの、はっ恥ずかしくて言えないよ! 昔は気になることはなんでも試せたのに……今はなんだか気になることがリュシオン関係になると試せることが減った気がする……なんでだろう)」
そうして私とリュシオンが外に出ようとした時お母様が
「ユミナの結婚相手ってリュシオンだったの!? なら早く言ってよ……ていうかあんな甘い雰囲気を見せられたら認めるしかないじゃない(ていうかこれで殺しちゃったらユミナが悲しんじゃうし、私がユミナに嫌われちゃうからそれはいや……まあそれが認めた理由なんだけどね……だってユミナに嫌われたくないもん)」と言ってくれた。お母様認めてくれてありがとう
その時お父様が
「クロエちょっとこい、話がある」って言ったからお母様が
「なによラウル」と言ってお父様のほうに行っていた。
なんの話をするのかな?
「ユミナ僕たちの結婚認めてもらえて……僕嬉しいよ…………あれユミナなんで泣いてるの?」
えっ私泣いてなんて……本当だ……どうしてだろう…………ああそうか、お母様にリュシオンとの結婚を認めてもらえたことが嬉しくて出てきた嬉し涙だなこれは……そんなに好きになってたんだ、私
そのあと私が泣き止むまでリュシオンがいてくれた……私のほうがリュシオンのこと好きになってるな……最初は告白されたからどんな人か気になっただけ……だったんだけどな
「なあクロエなんだか懐かしいな、あの二人見てたら昔を思い出すよ」
「ほんとね、まあユミナは私たちの子どもだし私たちに似ててもおかしくないわよ……今日はお祝いパーティーでもしようかしら……ちょうど食材はここにあることだし」
「そうしようかクロエ、まだユミナとリュシオンくんの結婚祝いをしてなかったからなこの機会に盛大にしようか」
その夜
「おーいユミナ、リュシオンくんご飯の時間だぞー」
というお父様の声が聞こえたので
「はーい今行くから待っててー」と私は言った。
リュシオンも
「分かりました! 今行きますー」と言った……やっぱり今がとっても幸せだな、この幸せがずっと続けばいいのになぁと私はそう思いながらリビングに向かった。
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