なぜかバカタレと言われてしまう私が国を追放された王子に愛してると言われてしまいました。ほんとになぜ!?

暗黒神ゼブラ

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第一章平和な日常

第六話二時間目、部活・同好会紹介

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 第六話二時間目、部活・同好会紹介

 今私たちは二時間目の部活・同好会紹介のために体育館に来ている。
 始まりのチャイムが鳴り私たちは号令をした。
「さてこれからの紹介の司会をさせていただくヨミノ・サワタリと申します!さてさて、最初に紹介しますのはドゥルドゥルドゥル~ドドン拷問部です!さて部長さんに話を聞いてみましょう!部長のドウジマさん拷問部とはどんなことをするのですか?」
「拷問部と名前は物騒ですがいつもしている活動内容は簡単に言えば我慢大会ですね」
「我慢とは?」
「例えばここに自分の欲しい食べ物があったとしますそれを前に何分我慢出来るかというやつです。我慢している間は他の部員がその食べ物をおいしいそうに食べている中我慢するのです!それはもう拷問と言っても良いのではないでしょうか!私が特に大変だったのは大好きなミルクティーが目の前にある中周りがおいしいそうに飲んでいて我慢している時です!ですが空腹は最高のスパイスというように私は我慢しました……するといつもよりも格段においしくなったのです!さあ、みなさんもこの拷問部に入って最高のスパイスを体験してみませんか!!!」
 隣に座っている女の子がよだれを垂らしているのをみてしまいそのあと目があって話しかけられた。
「ねえそこのあなた私二組のジィラシ・プレイルっていうんですが……こういう我慢大会的なやつ私大好きで私この部活入ろうと思うんだけどあなたは入るの?」
「わっ私は入らなくていいかな……どれだけ我慢出来るか気になるけど部活でしたいかって言われたら……まあ入らなくても自分たちで出来るしね」
「そうなんだ……残念。あなた綺麗だったから我慢して歪んだ顔見てみたかったんだけどな」
 いろんな人がいるんだな
「じゃあさ私たち友達になろうよ!そうすれば部活じゃなくても我慢大会できるでしょ!」
「……やったあ、嬉しいありがとう……そういうばあなたの名前聞いてなかったね。私あなたの名前知らないや」
「あははっ、私は一組のユミナ・グレースだよこれからよろしくねジィラシ!」
「うん!よろしくユミナ」
「……癖が強かったですね……つっ次行ってみましょうか次は……夜桜部です!部長のヨザクラ・アケノさんに話を聞いてみましょう!夜桜部は普段どんな活動をしているのですか?」
「夜桜部の普段の活動内容はお花見ですね♪桜しか見ないわけではないですよ。さまざまな花を見ますよ最近見た夜桜が綺麗だったのでその桜を火の魔法で再現してみたんですよ……これです」
 この体育館にいる人大勢がその焔桜に目を奪われた……そして私はその焔桜を見て思った私もやってみたい!とそして手を挙げた
「あのー部長さーん!私もその焔桜やってみたいです!!」
「焔桜ですか……いいですよ。ステージにおいで……他にもやってみたい人がいたら手を挙げてください」
「おおっと突然の募集だ~……あの私もやってみたいんですけどいいですか?」
「いいですよヨミノさん」
 そしてステージに上がって焔桜を披露する人はクラスと名前を名乗ってから披露することになった。集まったのは四人
「最初は私みなさんご存知の三組のヨミノ・サワタリです。マイクを持ったままですから上手く出来るかわからないですが頑張りますからね~…………あちゃあ木の幹までしか出来ませんでした残念です!……やっぱり成功したかったな」
「二番目一組のユミナ・グレースです頑張ります!……なんでリュシオンとミクリアがここにいるの?」
「なんでって突然ユミナが手を挙げてやってみたいっていうから心配で来たんだよ!」
「私はあの焔桜が美しかったから出来るようになれば……友達が増えると思って」
「あのユミナさんやらないんですか?」
「ああやりますやります!……ふぅよしっ!」
 よかった上手く出来た。なぜか周りが大騒ぎしてるけどなんでだろう
「ユミナ上!上!」
「上ってなに……!!天井が燃えてる!!!早く水魔法を使わなきゃ……やばい失敗だ威力調節間違えた!!」
 私が威力調節を間違えたせいで天井は消し飛びこのまま水浸しになるかと思っていた時ミクリアが
「ああもうユミナあなたって人は!」
 そう言って私の出した水を魔法でなくしてくれた。
「ねえねえねえミクリア今の魔法って何!?教えて!!」
「はあ、ユミナ反省してないでしょ……まあいいわ教えてあげる。この魔法はね……なんていうのかしら空間魔法っていうのかしら……とにかく簡単にいうとあのユミナの水魔法を別の場所に飛ばしたってことよ!……はあはあどう分かった?」
「うん!分かったよなんとなくは」
「突然のハプニングが発生しましたが続けるぞ~……どうしたの先生……えっ焔桜の披露はやめて次を紹介しろって……わかりましたよ。焔桜の披露はここで終了となりましたので次を紹介しますよ~さあ盛り上がっていきましょう!次は深淵を覗きし我らが世界を混沌に堕とすの会……中二病同好会ですね!さて代表のマヒル・ヨイヤミさんに話を聞いてみましょう!普段の活動をしているのですか?」
「中二病同好会とは失礼ですね……本当はね、ただの漫画同好会なんですよ!何か、かっこいい名前にしようってなったらこうなったんですよ!あそこにいる兄のせいで!」
「えっ俺にここでくるの!?あははそれじゃあ四人でいつものやるぞ!」
「「了解!!」」
「えーここでやるの!?はあ分かったよもう」
「俺はこの世の絶望の闇を晴らし永遠の伝説として語られし者トコシエ・ヨイヤミなり!!」
「我は異なる世界から参った混沌の使者!お前らを我色の闇に染めて永劫を与える者マイセル・ドリトール又の名を絶望のマイセルだ!!」
「ぼくは神秘の威光でこの契約の地より神より世界を託されし大英雄エルトルド・ラージャンなり!!」
「わっ私は……この闇炎にて世界を灰燼に帰し終焉を齎す者マヒル・ヨイヤミ!」
「「「「四人揃って深淵を覗きし我らが世界を混沌に堕とすの会!!!!」」」」
「ああもうだから嫌だったの!この空気になるから!お兄ちゃんが考えた私のセリフ絶対おかしいって!」
「大丈夫可愛かったぞマヒルおりゃおりゃ」
「もう頭わしゃわしゃしないでよ」
「いやだこんな可愛い反応されてやめるわけないだろ」
「もうこうしてやる!えいっえいっ!」
「ポカポカ叩くなよ……可愛いなもうマヒルは」
「ぼくはこの二人を見てて癒されるからここに入ったんだけどね」
「ああ我も我もなんかこう……楽園みたいな」
「そうそれな!」
 私たちはこのマヒルとトコシエの光景を見て気持ちがホワホワになった。
 すると隣から
「あのー私この同好会入ってもいいですか?セリフは任せるので!」
「えーと君は?」
「私は二組のセルジュ・アイゼンです……楽しそうだから入りたいと思って」
「いいよ入ってもセリフは考えてあげるから安心して!」
「あっあのー紹介を続け……えっ巻きで進めろって……じゃあ次の紹介に行きますね!はいっはい早くあなたたち退場して……次は謎解き部の部長のトキムネ・ヨシノさんに話を聞きましょう!普段はどんな活動をしているのですか?」
「謎解き部と言っても問題などをやるのではなく普段は自分たちが気になったものをいろいろ試すなどのことをしています。この部での謎は自分たちがなぜ・どうしてと疑問に思うことを言いますね」
「はい!ありがとうございました。それでは時間がないのであとの部活・同好会は名前だけ紹介して内容はプリントで紹介しますので今から残りの名前をいいます。演劇部、料理部、メロンパン同好会、馬術部、娯楽部、イケメン大好き同好会、処刑道具同好会、銭湯部、司会部、死闘部、ミルクティー同好会、護衛部、コスプレ部、占い部、人生相談部、お薬部、美少女大好き同好会、ショタ大好き同好会、王子キャラ大好き同好会、擬人化部、SM部、土下座部、農業部、工業部、人間観察部、ツンデレ大好き同好会、クーデレ大好き同好会、生き物部、内政部などが今ありますね。部活・同好会はいつでも新しく作れますので作りたい時は気軽に学園長に言ってくださいね」
 私は謎解き部に入ることに決めたがリュシオンとミクリアはどうするのかな?
「ねえリュシオンとミクリアはどこに入るの?」
「僕はユミナが入るところに入るよ……ユミナとずっと一緒に居たいからね」
「私はユミナとリュシオンが入るところに入りますよ。理由は一人が嫌だからですわ!!」
「私は謎解き部に入ろうと思ってるよ!!」
「「ユミナらしいね」」
「えっ!そんなに!?」
 二人は大きく頷いた……でもこれからも三人で居られるの嬉しいな!それに今日新しい友達出来たしいいことだらけだな……そうだったあと一時間あるんだった!忘れてた。
 そして二時間目の終わりのチャイムが鳴り三時間目はクラスごとに校内見学することになった。
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