殺意増幅障害という新たな障害が当たり前になってしまった俺たちの"普通の日常"の話

暗黒神ゼブラ

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第一章

ムキムキ島の第二の金太郎の読み聞かせをするよ

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第九話ムキムキ島の第二の金太郎の読み聞かせをするよ
俺は翔夜に読んでほしいと頼まれた絵本『ムキムキ島の第二の金太郎』を読むことになったのだが……これもしかするとなんだけど第三の金太郎とかも読んでって言われるんじゃ……まあいいや、今は渡されたこの本を読むとしよう。
本の場面
『作ムロバタ タカシ
絵マツダ サマサ(絵本なので作中には絵はありますがこれにはありません)
むかしむかしあるところにムキムキ島というそれはそれは筋骨隆々の人たちが住んでいる島がありました。
そこには大胸筋太郎という少年がいました。
大胸筋太郎の得意技は大胸筋アッパー、大胸筋で相手を殴る技……』
天夜たちの場面に変わる
「ちょっちょっと待ってくれ!……今なんて? 大胸筋で殴るって言わなかったかこの本……なあ言ったよな神夜」
「言ったね天夜兄……ふっふふふ何それ変なの」
すると翔夜が驚くことを言った
「この本にシリーズにはね……太ももから生まれたもも太郎と裏筋から生まれたうらすじ太郎も出てくるよ!!」
なっなんだそれは……えっもも太郎だて普通桃から生まれるからだろ……それに裏筋から生まれたうらすじ太郎って……この本って何? 筋肉大好きすぎて童話じゃなくて、もう筋肉童話だろこれ、まあいいや今は翔夜のために続きを読まないとな
そして本の場面に変わる
『大胸筋太郎はこの大胸筋アッパーで今百戦錬磨の大将軍である上腕二頭キンジロウに勝利した!! これで大胸筋太郎はヒラメ筋大旋風を覚えたぞ!!…………』
そしてその時神夜の電話が鳴った。何の電話だろう?
「みんな電話出てもいいよね?」
神夜にこう聞かれたので俺と翔夜と雫さんは
「いいよ」と三人で答えた。
「はい、もしもし……えっ? 今からバイトに来てくれって……いいネタを提供してくれる依頼相手!?……はい、はい、わかりました。今行きます……はい、それでは切ります、失礼します。みんなごめん……天夜兄ごめんね、バイト行かないといけなくなったから抜けるよ」
いつのまに神夜はバイト始めたんだろ?
俺は気になったから聞いてみたら
「いつ始めたかって……まあ最近かな……内容は秘密だけどね」
と返ってきたので俺たちはついていこうって話になった。
俺と翔夜と雫で行くことになった。
三十六分後
「ふう……まさか天夜兄にバイトことがバレるなんてな……さてと仕事しますかねっと……はい、ターゲット捕捉しました。今から始末します……さてと頑張って今日も人間掃除屋の仕事をやりますか」


次回神夜の秘密の仕事お楽しみに!!
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