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第一章

第五話市長!これは魔物ではありません串カツという食べ物です!!

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 第五話市長!これは魔物ではありません串カツという食べ物です!!

 俺は市長室に呼び出されたので街の人に場所を聞きながらやっとたどり着いたところだ……どうして呼び出されたのかが分からないのだが……だって俺がこの街に来てからやったことと言えば串カツを売ったぐらいだし……串カツといえばこの世界では串カツって……魔物でいるじゃん!?
 理由はそれか! 危険な魔物を街に入れたと思われたんじゃ……もう本人に聞くしかないよな。俺はそう思い市長室の扉を叩いた。
 コンコン
「入れ」
「失礼します。おはようございます市長この度はどのようなご用件で私をお呼びになったのでしょうか?」
「ああそのことか、それは君がこの街に魔物を入れた疑惑があるからだ。この街を守るのが私の義務だからな……何もなければお詫びとしてなんでも……は無理だが君の心に傷が出来る可能性があることからそれなりのお詫びはするつもりだ。
 それでは尋問を始める……まあそんなかっこいいこと言ったところで私はただ聞きたいだけなんてだけどね! それと別に畏まらなくていいからね!! 私そんな畏まられるような柄じゃないし市長とか言ったって酔った勢いで選挙出たら……他の候補者たちがなぜか辞退し始めたから自動的になっただけだし……そのあと大変だったよ魔物がいっっぱい襲ってきて…………はぁ、もしかして他の人はこれを知ってて逃げたのかな? まあ私はこの街が好きだから守りたいだけなんだけどね! あはは、それでね…………」
 この人の話全く終わらないんだけど
 二十三分後
 何この人俺がいた学校の校長より喋るじゃん……さすがに長いな
 俺がそう感じていたら
「あっ話が逸れたけど実際のところどうなの君?」
 そう聞かれたので俺は
「市長!これは魔物ではありません串カツという食べ物です!!……今持ってますから一度でも構いませんので食べてください!! 食べてみれば分かりますからこの食べ物……串カツがどんなに偉大な食べ物であるか……どうぞ」
「ありがとう……はふはふ……あふいへどおいふぃふぇ」
「あの食べながら話されたら何を言っているかわからないですが」
 ごっくん
「ごめんごめん、さっき何言ったかって熱いけど美味しいねって言ったんだよ……ごめんねこの見た目に似てる魔物を知ってたからさ警戒しちゃって呼んだんだよ……最初に言った通りにちゃんとお詫びはするから自分で言ったからには行動するそれが私のポリシーだから!!……まあダイエットの時は失敗したけど…………はっ、いっ今のは聞かなかったことにして!!」
「分かりました……それで、あの私はもう帰ってもいいのでしょうか?」
「いいよ……それと畏まらなくてもいいって言ったでしょ……あーでも誰が聞いてるか分からないもんね。じゃあさ、たまにでいいからタメ口で話をしてよ……まあ二人きりの状況になるかわかんないけど、あはは」
 この人がいい人だってことはわかった気がする
「それでは失礼します」
 ガチャ
 そして俺は帰ることにした。
 そして俺はこの街の近くの魔物をこの市長のために殲滅しとこうかなぁって思ったから今魔物を探している。
 でもさすがに殲滅はやりすぎかな……まあ殲滅しても冒険者の仕事はなくならないし、危険な仕事が減って安全な仕事が増えるからいいことは多いよね。
 危険が好きな人からすれば嫌だろうからその時は魔物を作ればいいよね
「神さまぁ作れますよね」
 ピロン
 やっぱりメール来た。
『君の串カツで魔物なら作れるから強さは自分で決めてね……あと悪用すればちゃんと君を殺すから……そこは安心してねぇじゃあねー』
 まあそうだよね悪用するために与えたわけじゃないもんなぁ
 ……よしっ魔物探しを再開しよう
 そして再開しようとした時に思い出した。
 誰もいないところで俺は魔物を誘き寄せるとんかつソースのスキルを使えば探す手間が省けるじゃんと。
 俺は街の外の荒野も目指し歩き始めた。
 あのバナナは置いてきた。
 さすがに危ないからな
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