2 / 6
プロローグ旅立ち
第二話初陣
しおりを挟む
第二話初陣
これは俺にとって初めての戦い……俺たちが勝っても山賊たちが死ぬ……でも山賊たちの中には嫌々やってる人もいるはずだ。もしいたら仲間になってもらえないだろうか?
……そういう甘い考えが死を招くのは知っている。しかし敵だとしても……その人たちにも家族が……
「ちょっとラウルなにボーッとしてんの! もうすぐそこまで来てる!」
「ごっごめんクロエ、みんな……もう大丈夫だから!」
「それでラウルなんでさっきボーッとしてたの?」
「この山賊たちにも家族がいるかもしれないのに殺すのは……って考えちゃって」
「ラウルのそういうとこ、昔からす…………って違う違うから何言おうとしてんの私!!」
クロエがそう叫びながら山賊たちに突っ込んで行ったのだが山賊たちをバッタバッタと倒していた……また俺は守られるだけなのか
そう考えていたときケルヴィンさんが
「さすが俺の弟子だな!」
と言った時テッドが
「親父いつのまにクロエを弟子にしたんだよ!! 俺が戦い方を教えてくれって言った時断ったのによ!」
「テッドは家でゴロゴロしてたからな……クロエは家の手伝いで村の外に出たりしたから……魔物にも会うからな、教えないと殺されるだろ。必ずしも大人が一緒に行けるかどうか分からんからな仕方ないだろ」
「そりゃあそうだろうけどよ、村に魔物が入ってきた時のために少しぐらい良かったじゃねえか親父」
「それを言われたらな……じゃあこの旅の最中なら教えてやるから、ちゃんとついてこいよテッド」
「任せとけって……俺のことを好きな子がいるんだろ!! その子にいいとこ見せてやるためなら、このくらいいくらでもやってやるよ!!」
クロエってこんなに強くなってたのか……って見てるだけじゃなく、俺が早く山賊頭を倒さないと……クロエが他の山賊を倒してくれている今がチャンスだからな!
俺は部下たちが次々倒され焦っている山賊頭のところに全力で走っていき首を思いっきり叩いた。理由は脳しんとうで気絶させて縛っておくためだ……もしかすると他に捕まっている人がいる可能性があるならその人たちのことを助けないといけない。
山賊頭を殺してはその場所を永遠に聞き出せない……だから俺はこの山賊頭を木に縛っている。
他の山賊たちは怖がって逃げていった……まあクロエのことを怖がったんだろうけど……でもまずはこの山賊頭に聞かないとな
「なあ、あんた他に捕らえてる人がいるんだったら教えてくれないか?」
「誰が教えるかよ!! なんで教えてもらえるって思ったんだよバカじゃねえの!?…………ひぃ、やっやめろぉぉおいなにする気だ!! おい答えろって言ってんだろうがクソガキ!!」
「なにをするかってそれはお前たちがいつもしてることだろ……たまに俺たちの村にも来たよな……なら分かるだろ」
「そのことなら謝るから!! なっ、ここは見逃してくれよ」
するとクロエが
「はあぁぁ何言ってんのあんた!! ラウル見逃さなくていいからこんなやつ!! 見逃したら…………ルアが何の為に殺されたのか分からないじゃない!! だからこいつはここで殺すのよ!!」
「見逃せって言ってんのが聞こえねぇのかよこのクソガキ共が!! 今すぐ殺してやる!! とっととこっちこ……ゴホッ……なんでこの俺様が殺され……」
「親父!! なんで殺したんだよ!? 連れ去れた人たちが……」
「こいつらのアジトはもう知ってる……ルアを助けるために入ったことがあるからな……あの時は一足遅かったが……もっと俺が速く行っていれば、助けられたかも知れないのに……ルナにも『ケルヴィンは悪くないからそんなに謝らないでよ……悪いのはあいつらなんだから』って言われたがルナがなその後に『私がこの手で絶対に殺す…………殺す殺す殺す!! 死んだ方が楽って思わせてもルアが味わった苦しみよりも苦しませてからじわじわといたぶって殺してやる…………どうしてルアがあんな目に遭わないといけないんだ!! 私のルアをよくもっっ!!』ってなってるのを見てられなくてな……本当はルナが殺したかっただろうが、俺が殺すことにしたんだよ」
「なら親父そのこいつらのアジトまで案内してくれよ」
その時ケントが
「外を知りたいって思ったけど、こんな酷いことがある……なんて……オエッ…………でも僕は帰らないからな!! たとえもっと酷いことを知ったとしても……そこだけは分かってよ!!」
そして俺たちは
「分かってるよ」とそう言った。
「今からこいつらのアジトに連れていくから戦闘の準備をしておけよ……こいつの部下がまだ残ってる可能性の方が高いからな」
そして俺はみんなにこう叫んだ
「分かった……みんな戦闘準備だ!!」
これは俺にとって初めての戦い……俺たちが勝っても山賊たちが死ぬ……でも山賊たちの中には嫌々やってる人もいるはずだ。もしいたら仲間になってもらえないだろうか?
……そういう甘い考えが死を招くのは知っている。しかし敵だとしても……その人たちにも家族が……
「ちょっとラウルなにボーッとしてんの! もうすぐそこまで来てる!」
「ごっごめんクロエ、みんな……もう大丈夫だから!」
「それでラウルなんでさっきボーッとしてたの?」
「この山賊たちにも家族がいるかもしれないのに殺すのは……って考えちゃって」
「ラウルのそういうとこ、昔からす…………って違う違うから何言おうとしてんの私!!」
クロエがそう叫びながら山賊たちに突っ込んで行ったのだが山賊たちをバッタバッタと倒していた……また俺は守られるだけなのか
そう考えていたときケルヴィンさんが
「さすが俺の弟子だな!」
と言った時テッドが
「親父いつのまにクロエを弟子にしたんだよ!! 俺が戦い方を教えてくれって言った時断ったのによ!」
「テッドは家でゴロゴロしてたからな……クロエは家の手伝いで村の外に出たりしたから……魔物にも会うからな、教えないと殺されるだろ。必ずしも大人が一緒に行けるかどうか分からんからな仕方ないだろ」
「そりゃあそうだろうけどよ、村に魔物が入ってきた時のために少しぐらい良かったじゃねえか親父」
「それを言われたらな……じゃあこの旅の最中なら教えてやるから、ちゃんとついてこいよテッド」
「任せとけって……俺のことを好きな子がいるんだろ!! その子にいいとこ見せてやるためなら、このくらいいくらでもやってやるよ!!」
クロエってこんなに強くなってたのか……って見てるだけじゃなく、俺が早く山賊頭を倒さないと……クロエが他の山賊を倒してくれている今がチャンスだからな!
俺は部下たちが次々倒され焦っている山賊頭のところに全力で走っていき首を思いっきり叩いた。理由は脳しんとうで気絶させて縛っておくためだ……もしかすると他に捕まっている人がいる可能性があるならその人たちのことを助けないといけない。
山賊頭を殺してはその場所を永遠に聞き出せない……だから俺はこの山賊頭を木に縛っている。
他の山賊たちは怖がって逃げていった……まあクロエのことを怖がったんだろうけど……でもまずはこの山賊頭に聞かないとな
「なあ、あんた他に捕らえてる人がいるんだったら教えてくれないか?」
「誰が教えるかよ!! なんで教えてもらえるって思ったんだよバカじゃねえの!?…………ひぃ、やっやめろぉぉおいなにする気だ!! おい答えろって言ってんだろうがクソガキ!!」
「なにをするかってそれはお前たちがいつもしてることだろ……たまに俺たちの村にも来たよな……なら分かるだろ」
「そのことなら謝るから!! なっ、ここは見逃してくれよ」
するとクロエが
「はあぁぁ何言ってんのあんた!! ラウル見逃さなくていいからこんなやつ!! 見逃したら…………ルアが何の為に殺されたのか分からないじゃない!! だからこいつはここで殺すのよ!!」
「見逃せって言ってんのが聞こえねぇのかよこのクソガキ共が!! 今すぐ殺してやる!! とっととこっちこ……ゴホッ……なんでこの俺様が殺され……」
「親父!! なんで殺したんだよ!? 連れ去れた人たちが……」
「こいつらのアジトはもう知ってる……ルアを助けるために入ったことがあるからな……あの時は一足遅かったが……もっと俺が速く行っていれば、助けられたかも知れないのに……ルナにも『ケルヴィンは悪くないからそんなに謝らないでよ……悪いのはあいつらなんだから』って言われたがルナがなその後に『私がこの手で絶対に殺す…………殺す殺す殺す!! 死んだ方が楽って思わせてもルアが味わった苦しみよりも苦しませてからじわじわといたぶって殺してやる…………どうしてルアがあんな目に遭わないといけないんだ!! 私のルアをよくもっっ!!』ってなってるのを見てられなくてな……本当はルナが殺したかっただろうが、俺が殺すことにしたんだよ」
「なら親父そのこいつらのアジトまで案内してくれよ」
その時ケントが
「外を知りたいって思ったけど、こんな酷いことがある……なんて……オエッ…………でも僕は帰らないからな!! たとえもっと酷いことを知ったとしても……そこだけは分かってよ!!」
そして俺たちは
「分かってるよ」とそう言った。
「今からこいつらのアジトに連れていくから戦闘の準備をしておけよ……こいつの部下がまだ残ってる可能性の方が高いからな」
そして俺はみんなにこう叫んだ
「分かった……みんな戦闘準備だ!!」
20
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる