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我が家の異常
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引っ越して来たこの家に住んでから二ヶ月、仕事から帰ってくると部屋がおかしくなっていた。目玉が飛び出て身体バラバラの人……いや幽霊がいて床や天井から腕が出て来ていて血が付いている部屋になっていた。
部屋に入ってしばらくしたら、その幽霊の記憶みたいなのが入って来た。
「はあはあ美波のことは、お兄ちゃんが守ってやるからな!」
「ありがとうお兄ちゃんお願いね!
私戦えたらお兄ちゃんを守れたのにな」
「ありがとう!でも美波はお兄ちゃんの希望だから側に居てくれるだけで嬉しいよ」
「うん、これからも側にいるね。それで、それでお兄ちゃんの希望?ってもので居続けるね」
ありがとう、そう俺は呟いた。
霊が入ってくるなら部屋の扉を殴れるぐらいまで閉めていつも通り退治するしかない
「……よし、三体目」
そして三十分ぐらい経って三十一体倒した後に来た霊に思わず心の声が漏れた
「ははっ、やばいな今来たこいつ部屋に入れたら確実に死ぬな」
絶対にここで止める
両手にナタを持った、筋骨隆々の霊。
なんとか本気を出して一体止めれた……が意味がなかった。
後ろから美波の悲鳴が聞こえたからだ。
俺が一体を止めている間にもう一体霊入っていた。
「殺すなら俺にしろ、美波だけはやめてくれお願いですから——!」
そういうと、霊はニヤリと笑い、美波を斬り始めた。
「いっ、いやだぁぁぁ痛い痛い、もうやめてやめてくださいお願いします、なんで助けて……お……兄ちゃ……」
「ぁああああ、なっ何が助けられずに何がお兄ちゃんだ、……もうすぐ美波のところに行くからな待っててね」
その後俺は腕を切られすぐに殺されず、
自分の脚の肉を食べさせられ一日放置されそれでも死ねず、今度は腹を裂かれ身体中内臓を出されやっと死ねると思ったら死ぬ瞬間まで何度も何度も何度も何度も何度も切られ続けた。
……流れてきた記憶はそこで終わった。
すると俺に記憶を流した霊が部屋の隅を見始めたのでそこに何かあるのか?と思い行ってみるとあの霊たちの家族写真だった。俺はその写真をあの霊に渡した。すると、あの霊がいなくなったが腕の霊は残ったままだった。その腕はタンスを指差したのでタンスを開けるとクマのぬいぐるみが入っていてそれを渡した。
すると、腕の霊も消えた。
俺は願った。兄と妹がこの先幸せになってくれと。
あの出来事からは部屋に異常は無くなった。
部屋に入ってしばらくしたら、その幽霊の記憶みたいなのが入って来た。
「はあはあ美波のことは、お兄ちゃんが守ってやるからな!」
「ありがとうお兄ちゃんお願いね!
私戦えたらお兄ちゃんを守れたのにな」
「ありがとう!でも美波はお兄ちゃんの希望だから側に居てくれるだけで嬉しいよ」
「うん、これからも側にいるね。それで、それでお兄ちゃんの希望?ってもので居続けるね」
ありがとう、そう俺は呟いた。
霊が入ってくるなら部屋の扉を殴れるぐらいまで閉めていつも通り退治するしかない
「……よし、三体目」
そして三十分ぐらい経って三十一体倒した後に来た霊に思わず心の声が漏れた
「ははっ、やばいな今来たこいつ部屋に入れたら確実に死ぬな」
絶対にここで止める
両手にナタを持った、筋骨隆々の霊。
なんとか本気を出して一体止めれた……が意味がなかった。
後ろから美波の悲鳴が聞こえたからだ。
俺が一体を止めている間にもう一体霊入っていた。
「殺すなら俺にしろ、美波だけはやめてくれお願いですから——!」
そういうと、霊はニヤリと笑い、美波を斬り始めた。
「いっ、いやだぁぁぁ痛い痛い、もうやめてやめてくださいお願いします、なんで助けて……お……兄ちゃ……」
「ぁああああ、なっ何が助けられずに何がお兄ちゃんだ、……もうすぐ美波のところに行くからな待っててね」
その後俺は腕を切られすぐに殺されず、
自分の脚の肉を食べさせられ一日放置されそれでも死ねず、今度は腹を裂かれ身体中内臓を出されやっと死ねると思ったら死ぬ瞬間まで何度も何度も何度も何度も何度も切られ続けた。
……流れてきた記憶はそこで終わった。
すると俺に記憶を流した霊が部屋の隅を見始めたのでそこに何かあるのか?と思い行ってみるとあの霊たちの家族写真だった。俺はその写真をあの霊に渡した。すると、あの霊がいなくなったが腕の霊は残ったままだった。その腕はタンスを指差したのでタンスを開けるとクマのぬいぐるみが入っていてそれを渡した。
すると、腕の霊も消えた。
俺は願った。兄と妹がこの先幸せになってくれと。
あの出来事からは部屋に異常は無くなった。
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