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第一章
第三十話リリーの過去を知ったよ
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第三十話リリーの過去を知ったよ
私たちの旅にノゾミとリュウとジンが加わったけどまずは……外に出ないと!!
まだ私たち外に出てないよ!そう考えているとあるものを見つけたそれは……大きな矢印だった。矢印の下にはこう書いてあった
『この魔法陣のワープで帰れるよ!試練が失敗したにしろクリアしたにしろよく頑張ったね。頑張って偉いね、君たちのその頑張れることは才能だよ!君たちの頑張りはちゃんと見てる人がいるから自分は頑張ってるんだって自信を持って言っていいよ。ここで行きたい場所を念じれば行けるからゆっくり休んでね。
ーアリス・ヴァルトナーよりー』頑張ってて偉いね……かなんだか少し嬉しいな……でも中には上から目線で言うなって思う人もいるんだろうな……でもその人もいろいろな経験をしたからそう思うようになったんだよね。
するとクリボーが
「オレもクッパさまに褒められてえよ」
と言っているのが聞こえた。
私はこう思った。
スーパーマリオのゲームだったらクリボーはたくさんのマリオ倒してるからそれと同じだったら褒められると思うけどなあと。
私はリリーが試練の時に言っていたことが気になったので聞いた。
「ねえリリーが試練の時に言ってたセシリアって誰なの?」
「気になりますよね、やっぱり……少し話が長くなりますがいいですか?」
そうリリーに聞かれたので私はいいよと答えた。
するとリリーの話を始めてくれた。
「セシリアと私は小さい頃、仲が良く唯一無二の友人と言ってもいいぐらい仲が良かったのです」
回想
「ねえセシリアぁまた明日も遊ぼうよ」
「いいけど明日は何して遊ぶのリリー」
「うーん何して遊ぼうかな……あっじゃあ冒険者ごっこしようよセシリア!」
「いいよ、それじゃあ……帰るねバイバイ」
「うんまた明日セシリア!」
するとセシリアが何か呟いた。
「うふふっやっぱり今日にしよう……さっそく呼ばなきゃ」
そして夜
「おいお前がリリーか?」
「そうですけど誰ですか?」
「俺か……俺はセシリアの下僕一号だ!」
「下僕?……ちょっちょっと離して……んんんん!」
「捕まえたしさっそくセシリアのところに行くか」
私はセシリアの下僕一号と名乗る仮面の男に誘拐された。
そして連れて行かれた場所には見渡す限りでも最低でも千人はいるかというほどの大勢の人がいてその中にセシリアがいて、セシリアのことを助けなきゃと思って近づいた時、セシリアがこう言った。
「私のリリーへの愛のために今から蛆虫以下の……これでは蛆虫に失礼ね……蛆虫にも満たないあなたたちには殺し合いをしてもらうわ……私のモルモットになれることを光栄に思いながら死になさい!
そしてここにいるこの男は私の下僕のヘルヴィよ、さあその仮面を取ってこのモルモットたちに絶望を与えなさい!」
「なんで俺たちがそのリリーとかいうやつのために死ななきゃいけねぇんだ!ふざけるなよ!なら殺される前にお前を殺してやるよ!」
セシリアたちに連れてこられたであろう男の人がセシリアを攻撃しようとした時、セシリア周りに仮面をつけた人が何人も集まりその男をバラバラにした。
その後仮面を外したヘルヴィの顔を見て私は驚きを隠せなかった。
「ねえリリー今あなたこの男が自分の父親と似ていて驚いたでしょ……まあ驚くのも無理ないわよね、だって本当にあなたの父親なのだから!(まあこの姿は私がヘルヴィにかけた魔法、恐怖の幻影(シュレッケンイルズィオーン)の効果で見た人が一番恐怖心を抱いている人に見えるのよ!)」
私はそう言われさらに動揺してたら男が
「すまないなリリー、でもこれは試練なんだ!……あっ、このことはお母さんには内緒にしててくれ」
「お父様はそんな……こと言わ……ないはずよ」
なんだか頭に響く声だな……おかしいな、お父様の声はこんなのじゃ……
するとセシリアとヘルヴィが何か話していた。
「なあセシリアのかけた恐怖の幻影(シュレッケンイルズィオーン)と俺の幻惑の音波(エンチャントメンツシャルヴェレ)が上手くいってるよな」
「ええあなたと私のコンビネーションのおかげね、あの試練を受けてて良かったわね本当!これでやっと私の恋が実るのね!」
「ほんとセシリアの愛っておかしいよな、なんで好きな人を殺したくなるのが愛なんだよ」
「あなたには分からないでしょ!私はねリリーと一生一緒になりたいからリリーを殺して喰らって私の一部にするのよ……本当はリリーの身体の一部を私にくっつけたいけど……今までの人はすぐ終わっちゃったからね」
「うわぁ一体何人殺したんだよセシリア」
「十一人かな今も一緒にいるから安心してよ」
「怖っ」
そしてセシリアが
「リリーあなたも参加するのよ!ちゃあんと生き残って私に殺されて(あいされて)ね。逃げ道はないから安心してモルモットと殺し合ってね、さあ始めなさい!」
そして私たちは殺し合いをさせられた。
一年三ヶ月後
「やっと終わった……でも次はセシリアを殺さなきゃ、帰れないよもう服も血だられだし……はあ何でこんな目に遭ってるんだろ私……でもやっともうすぐ家に帰れる。みんな心配してるだろうな、早く帰られるようにセシリアを……やっぱり殺したくはないな。たくさん人を殺した私が言えることじゃないことは分かってるけど……友達を殺したくない、でも殺した人にも友達や家族が……もう取り返しがつかないけど私にはその人たちの死を無駄にしないようにしないと。もう私と同じ思いをする人を出さないようにすることがせめてもの罪滅ぼし……なんて言ったところでただの自己満足だってことぐらい分かってる。それでも私はやらないといけない」
そう考えているとセシリアを見つけた。
「やあリリーやっとここまで来たのね!ずいぶん待ったよ……ヘルヴィを殺した時は驚いたわよ!やっぱり想像通り……いや想像以上よ……やっぱり好きだわリリーのこと、ああもう殺したくてたまらないわ一生一緒になりましょうよ。あはは、まあ返事がどうであれ無理矢理にでも一緒になってもらうけどね!」
そう言ってセシリアが私に向かって突っ込んできた。
ドンッ……シュダダダダダダッ
「どうリリー私が渡した槍の使い心地は!」
「……使いやすいっけど私には合わない!」
「やっぱりすごいわ、合わない武器をここまで使いこなすなんてっ!」
「私は早くこの戦いを終わらせて家に帰りたいの!」
「……どうしてもなの?」
「どうしてもっだよ!」
「そうなら今はやめるわ(ここでやめて、もう少しおいしくなるまで待ってみるのもいいかもしれないからね。私は好きなものは最後に食べたい派だからね。でも食べごろまで待つのは初めてね……興奮するわ!)」
「そんな簡単にやめるならどうしてこんなことをしたの?」
「えっ、だったこうすればいい具合にリリーに筋肉ついておいしくなるかなって思ったから……もう帰っていいよ。次会った時はおいしく食べてあげるから楽しみにしててよ」
「絶対いやだ、じゃあ帰るね。また今度はなしで」
「ええ分かってるわ」
そして家に帰ると家族から言われたことに私はショックを受けた。
「あらお姉様帰って来たんですか、残念です。せっかくグリッツさんとずっと一緒にいられると思ったのにね、お母様」
「まあ新婚だからそう思うかもだけどせっかく帰って来てくれたんだから、おかえりなさいリリー」
「おかあ……」
「おいリリーお前誘拐されたんだって!俺の一族に穢れた血は必要ない!俺の一族を一時でも穢れさせたお前は一族の恥だ!そうだろグリッツさん」
「ええそうですね……ならこの際絶縁すればいいのでは?」
この頭に響く声……とは違うな、なんだか精神操作されそうな、私はこれまでの殺し合いの経験で耐えられたけど……もしかしてこのグリッツって人の能力って相手を精神的に操って自分の思うがままにする能力なんじゃ……今はグリッツの言う通り絶縁しておこう。冒険者になってそれから家族の精神操作を解ける人を探そう。お金は無いけど仕方ない
「ねえリリー、せめてこのお金を受け取って」
「……お母様ありがとう」
するとお父様が
「リリー早く出て行け!」
そう言われて私は……洗脳されてるとはいえやっぱり悲しくなった。
そのあと私は家から出て街に着いた時、渡されたお金が入った袋をみて驚いた……入っていたお金は百六十四ゴールド……何も買えないなこれじゃあ。
……あれ?家族本当に洗脳されてるのかな思い返せばお父様はいつも『あの脆弱者たちのようになりたくなければちゃんとしなさい!』そしてお母様は『リリーあなたはナサリヤより下なんだから黙って従って』
そして妹のナサリヤは『お姉様は私たちに従ってて、お姉様が食べるものはやっぱり生ゴミで十分ですよね。あははははっ』
お父様が言っている脆弱者というのは一部の貴族内で没落したアルカディア家を嘲笑するときに使われている言葉……私はその言葉が大っ嫌いだった。
没落したからってなんでそこまで言うのか分からないあの人たちだって頑張っているのに、馬鹿にするんじゃなく、少しでも手伝ってあげたい私はそう思っている。
もしかしたら私の家族は何も変わってないのかもしれない……けどグリッツって人の能力は精神操作だというのは確実なのではと私は考えている。
もしかすれば私の記憶なんかも操作されてるかもしれないからね。
いつかはまた仲良くできる友達や家族が欲しいな
回想終わり
「まあそんなことがあったんですよ話が長くなりましたが、どうですかみなさん?(もしかしてこんな経験ばかりしているからあの能力を手に入れたのかな?)」
私はリリーのことを少しでも知れたことが嬉しい……けど
「私たちはリリーの味方だから安心して!」
私はこう言うことしか出来ない自分を少し嫌になった。
本当はリリーをもっと安心させられる言葉が言えたら……そう思ったけど今はこれしか言えなかった。
「なあリリー今度オレとノコノコでスイーツたくさん食べような!」
「ええそうしましょう私はリリーさんとクリボーと一緒に食べるとおいしいですからいつまでも仲良くしましょうね」
「ありがとうございます。ノコノコ、クリボーこれからもよろしくね。それでは今度行くお店の相談をしましょうよ二人とも」
そしてリリーとノコノコとクリボーは三人の世界に入り始めたので完全に三人の世界に入る前に私たちは魔法陣のワープで帰ることにした。
私たちの旅にノゾミとリュウとジンが加わったけどまずは……外に出ないと!!
まだ私たち外に出てないよ!そう考えているとあるものを見つけたそれは……大きな矢印だった。矢印の下にはこう書いてあった
『この魔法陣のワープで帰れるよ!試練が失敗したにしろクリアしたにしろよく頑張ったね。頑張って偉いね、君たちのその頑張れることは才能だよ!君たちの頑張りはちゃんと見てる人がいるから自分は頑張ってるんだって自信を持って言っていいよ。ここで行きたい場所を念じれば行けるからゆっくり休んでね。
ーアリス・ヴァルトナーよりー』頑張ってて偉いね……かなんだか少し嬉しいな……でも中には上から目線で言うなって思う人もいるんだろうな……でもその人もいろいろな経験をしたからそう思うようになったんだよね。
するとクリボーが
「オレもクッパさまに褒められてえよ」
と言っているのが聞こえた。
私はこう思った。
スーパーマリオのゲームだったらクリボーはたくさんのマリオ倒してるからそれと同じだったら褒められると思うけどなあと。
私はリリーが試練の時に言っていたことが気になったので聞いた。
「ねえリリーが試練の時に言ってたセシリアって誰なの?」
「気になりますよね、やっぱり……少し話が長くなりますがいいですか?」
そうリリーに聞かれたので私はいいよと答えた。
するとリリーの話を始めてくれた。
「セシリアと私は小さい頃、仲が良く唯一無二の友人と言ってもいいぐらい仲が良かったのです」
回想
「ねえセシリアぁまた明日も遊ぼうよ」
「いいけど明日は何して遊ぶのリリー」
「うーん何して遊ぼうかな……あっじゃあ冒険者ごっこしようよセシリア!」
「いいよ、それじゃあ……帰るねバイバイ」
「うんまた明日セシリア!」
するとセシリアが何か呟いた。
「うふふっやっぱり今日にしよう……さっそく呼ばなきゃ」
そして夜
「おいお前がリリーか?」
「そうですけど誰ですか?」
「俺か……俺はセシリアの下僕一号だ!」
「下僕?……ちょっちょっと離して……んんんん!」
「捕まえたしさっそくセシリアのところに行くか」
私はセシリアの下僕一号と名乗る仮面の男に誘拐された。
そして連れて行かれた場所には見渡す限りでも最低でも千人はいるかというほどの大勢の人がいてその中にセシリアがいて、セシリアのことを助けなきゃと思って近づいた時、セシリアがこう言った。
「私のリリーへの愛のために今から蛆虫以下の……これでは蛆虫に失礼ね……蛆虫にも満たないあなたたちには殺し合いをしてもらうわ……私のモルモットになれることを光栄に思いながら死になさい!
そしてここにいるこの男は私の下僕のヘルヴィよ、さあその仮面を取ってこのモルモットたちに絶望を与えなさい!」
「なんで俺たちがそのリリーとかいうやつのために死ななきゃいけねぇんだ!ふざけるなよ!なら殺される前にお前を殺してやるよ!」
セシリアたちに連れてこられたであろう男の人がセシリアを攻撃しようとした時、セシリア周りに仮面をつけた人が何人も集まりその男をバラバラにした。
その後仮面を外したヘルヴィの顔を見て私は驚きを隠せなかった。
「ねえリリー今あなたこの男が自分の父親と似ていて驚いたでしょ……まあ驚くのも無理ないわよね、だって本当にあなたの父親なのだから!(まあこの姿は私がヘルヴィにかけた魔法、恐怖の幻影(シュレッケンイルズィオーン)の効果で見た人が一番恐怖心を抱いている人に見えるのよ!)」
私はそう言われさらに動揺してたら男が
「すまないなリリー、でもこれは試練なんだ!……あっ、このことはお母さんには内緒にしててくれ」
「お父様はそんな……こと言わ……ないはずよ」
なんだか頭に響く声だな……おかしいな、お父様の声はこんなのじゃ……
するとセシリアとヘルヴィが何か話していた。
「なあセシリアのかけた恐怖の幻影(シュレッケンイルズィオーン)と俺の幻惑の音波(エンチャントメンツシャルヴェレ)が上手くいってるよな」
「ええあなたと私のコンビネーションのおかげね、あの試練を受けてて良かったわね本当!これでやっと私の恋が実るのね!」
「ほんとセシリアの愛っておかしいよな、なんで好きな人を殺したくなるのが愛なんだよ」
「あなたには分からないでしょ!私はねリリーと一生一緒になりたいからリリーを殺して喰らって私の一部にするのよ……本当はリリーの身体の一部を私にくっつけたいけど……今までの人はすぐ終わっちゃったからね」
「うわぁ一体何人殺したんだよセシリア」
「十一人かな今も一緒にいるから安心してよ」
「怖っ」
そしてセシリアが
「リリーあなたも参加するのよ!ちゃあんと生き残って私に殺されて(あいされて)ね。逃げ道はないから安心してモルモットと殺し合ってね、さあ始めなさい!」
そして私たちは殺し合いをさせられた。
一年三ヶ月後
「やっと終わった……でも次はセシリアを殺さなきゃ、帰れないよもう服も血だられだし……はあ何でこんな目に遭ってるんだろ私……でもやっともうすぐ家に帰れる。みんな心配してるだろうな、早く帰られるようにセシリアを……やっぱり殺したくはないな。たくさん人を殺した私が言えることじゃないことは分かってるけど……友達を殺したくない、でも殺した人にも友達や家族が……もう取り返しがつかないけど私にはその人たちの死を無駄にしないようにしないと。もう私と同じ思いをする人を出さないようにすることがせめてもの罪滅ぼし……なんて言ったところでただの自己満足だってことぐらい分かってる。それでも私はやらないといけない」
そう考えているとセシリアを見つけた。
「やあリリーやっとここまで来たのね!ずいぶん待ったよ……ヘルヴィを殺した時は驚いたわよ!やっぱり想像通り……いや想像以上よ……やっぱり好きだわリリーのこと、ああもう殺したくてたまらないわ一生一緒になりましょうよ。あはは、まあ返事がどうであれ無理矢理にでも一緒になってもらうけどね!」
そう言ってセシリアが私に向かって突っ込んできた。
ドンッ……シュダダダダダダッ
「どうリリー私が渡した槍の使い心地は!」
「……使いやすいっけど私には合わない!」
「やっぱりすごいわ、合わない武器をここまで使いこなすなんてっ!」
「私は早くこの戦いを終わらせて家に帰りたいの!」
「……どうしてもなの?」
「どうしてもっだよ!」
「そうなら今はやめるわ(ここでやめて、もう少しおいしくなるまで待ってみるのもいいかもしれないからね。私は好きなものは最後に食べたい派だからね。でも食べごろまで待つのは初めてね……興奮するわ!)」
「そんな簡単にやめるならどうしてこんなことをしたの?」
「えっ、だったこうすればいい具合にリリーに筋肉ついておいしくなるかなって思ったから……もう帰っていいよ。次会った時はおいしく食べてあげるから楽しみにしててよ」
「絶対いやだ、じゃあ帰るね。また今度はなしで」
「ええ分かってるわ」
そして家に帰ると家族から言われたことに私はショックを受けた。
「あらお姉様帰って来たんですか、残念です。せっかくグリッツさんとずっと一緒にいられると思ったのにね、お母様」
「まあ新婚だからそう思うかもだけどせっかく帰って来てくれたんだから、おかえりなさいリリー」
「おかあ……」
「おいリリーお前誘拐されたんだって!俺の一族に穢れた血は必要ない!俺の一族を一時でも穢れさせたお前は一族の恥だ!そうだろグリッツさん」
「ええそうですね……ならこの際絶縁すればいいのでは?」
この頭に響く声……とは違うな、なんだか精神操作されそうな、私はこれまでの殺し合いの経験で耐えられたけど……もしかしてこのグリッツって人の能力って相手を精神的に操って自分の思うがままにする能力なんじゃ……今はグリッツの言う通り絶縁しておこう。冒険者になってそれから家族の精神操作を解ける人を探そう。お金は無いけど仕方ない
「ねえリリー、せめてこのお金を受け取って」
「……お母様ありがとう」
するとお父様が
「リリー早く出て行け!」
そう言われて私は……洗脳されてるとはいえやっぱり悲しくなった。
そのあと私は家から出て街に着いた時、渡されたお金が入った袋をみて驚いた……入っていたお金は百六十四ゴールド……何も買えないなこれじゃあ。
……あれ?家族本当に洗脳されてるのかな思い返せばお父様はいつも『あの脆弱者たちのようになりたくなければちゃんとしなさい!』そしてお母様は『リリーあなたはナサリヤより下なんだから黙って従って』
そして妹のナサリヤは『お姉様は私たちに従ってて、お姉様が食べるものはやっぱり生ゴミで十分ですよね。あははははっ』
お父様が言っている脆弱者というのは一部の貴族内で没落したアルカディア家を嘲笑するときに使われている言葉……私はその言葉が大っ嫌いだった。
没落したからってなんでそこまで言うのか分からないあの人たちだって頑張っているのに、馬鹿にするんじゃなく、少しでも手伝ってあげたい私はそう思っている。
もしかしたら私の家族は何も変わってないのかもしれない……けどグリッツって人の能力は精神操作だというのは確実なのではと私は考えている。
もしかすれば私の記憶なんかも操作されてるかもしれないからね。
いつかはまた仲良くできる友達や家族が欲しいな
回想終わり
「まあそんなことがあったんですよ話が長くなりましたが、どうですかみなさん?(もしかしてこんな経験ばかりしているからあの能力を手に入れたのかな?)」
私はリリーのことを少しでも知れたことが嬉しい……けど
「私たちはリリーの味方だから安心して!」
私はこう言うことしか出来ない自分を少し嫌になった。
本当はリリーをもっと安心させられる言葉が言えたら……そう思ったけど今はこれしか言えなかった。
「なあリリー今度オレとノコノコでスイーツたくさん食べような!」
「ええそうしましょう私はリリーさんとクリボーと一緒に食べるとおいしいですからいつまでも仲良くしましょうね」
「ありがとうございます。ノコノコ、クリボーこれからもよろしくね。それでは今度行くお店の相談をしましょうよ二人とも」
そしてリリーとノコノコとクリボーは三人の世界に入り始めたので完全に三人の世界に入る前に私たちは魔法陣のワープで帰ることにした。
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