先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!

暗黒神ゼブラ

文字の大きさ
上 下
33 / 53
第一章

第二十八話共鳴の魂(レゾナンスアムニス)を見つけたよ!

しおりを挟む
 第二十八話共鳴の魂(レゾナンスアムニス)を見つけたよ!

 私たちはリュウたちにここにいる理由を話した。
「なんかすっげえかっこいいな共鳴の魂(レゾナンスアムニス)って!」
 するとシャルロッテがリュウたちに質問をした。
「なあノゾミはどうしてこいつらと一緒にいるんだ?」
「それはですねどこから話しましょうか……それではまずは闘技大会の後の出来事から」
 回想
「あのリュウって人の巨大化の能力があれば今よりもっと困ってる人たちを助けることが出来るのに……」
 私はそう思いながらヒョウさんとリュウさんの試合も観ていた。
 最初は戦うかもしれない相手の弱点を探すために観ていただけだった……けど私は……
 リュウさんは負けても明るい笑顔をしていた。そして私試合が始まって……私はシャルロッテさんに負けた……というより、シャルロッテさんが突然自分の腕を切断するからいつもの癖で怪我を治さないと思ったら身体が勝手に動いてて……隙だらけになったけどシャルロッテさんは優しく勝ってくれた。
 その後教会に帰った時になぜかリュウさんのことを考えてた。だから周りに相談してみたからそれって恋だよって言われたけど私はよくわからないそんなことを考えていた時リュウさんが教会にきて『ここに闘技大会に出ていたやついねえか?……あの魔法がすごかったやつだよ』とすると同僚のエリカがこの子だよ!と私をリュウさんのところに連れて行った。
「あんたか……確か名前は……なんだったっけ、すげぇ魔法を使ったのは覚えてるんだけどな」
「私はノゾミです。それでなんのようですか?」
「ああそうだった忘れるところだった。ノゾミさ俺のパーティー入らないか?今魔法を使えるやつ探しててさあんたなら闘技大会での戦いも見たから強いことは分かってるから誘ってみてもいいかなって思ったからな」
「しかし私はここで治癒士として働いてますし……私がいなくなったらエリカたちが困るし……」
「ならさ俺が巨大化の能力で教会のやつらにタダで食い物渡すから、ノゾミはここに仕送りでもすればいいじゃん」
「でも……」
 私がそう言って躊躇っていたら
「ああもう焦ったいわね! ノゾミ私たちは大丈夫だから行ってきなさい!」
 そう言ってエリカたちが無理矢理パーティーを組ませた。
 そこで護衛依頼を受けた。その依頼を出したのがジンさんだった。
 ジンさんも冒険者をしていたのだが勝手に叔父の連帯保証人にされてしまい叔父の借金五百万メニーを支払わされる羽目になった。そして借金取りに命を狙われているので護ってくれという依頼だった。
 私とリュウさんはその依頼を受けて今パーティーを組んでいる。
 今日、遺跡の調査の依頼があり報酬が多かったのでジンさんが受けようと言ってきた。
 回想終わり
「こういう理由で今ここにいます」
「じっジンさん私たち頑張りましょうね!!」
「あんたも借金があるのか?」
「私じゃなくてお父様がね……騙されて……はあ」
「お互い頑張ろうな……はあ」
 そんな暗い空気になりながらも私たちは最奥の部屋を目指し進み始めた。
 十七分ほど歩いていた時、突然奥からすごく甘い香りが漂ってきたのでなんだろうと思いその香りを目指した。
 絶対に罠だと思うけどね。
 そしてその匂いのした部屋に着いたのだが……その匂いがした物の名前が共鳴の魂(レゾナンスアムニス)と書いてある。
 看板にはこう書いてある
 ここに来たということはさまざまな罠を潜り抜けたのだろう。この共鳴の魂(レゾナンスアムニス)は全員で息を合わせて飲むと効果が出てくるよ。効果が出てきたかどうかは……飲んでからのお楽しみだよ!おかわりもいっぱいあるから持って帰っても大丈夫だよ。さあ試してみろ!ーアリス・ヴァルトナーよりー
 そして私たちはリュウとノゾミとジンさんを加えてみんなで飲むことになった。
 一回目
「せーの!」
 ごくっごくっ
「出たのかな、効果」
「エルはどう思う?」
「出てないと思う」
「ねえノア!効果出たかな!?」
「まだ分からないよ。そもそも効果が書いてなかったでしょ」
「シャルロッテ私ね、効果が出ても出なくてもみんなでここに来られただけで嬉しいです。でも、もし効果が選べるなら……私はもっとあなたと深く仲良く出来る効果を選びますよ」
「みっミリア突然耳元で囁くなよ!びっくりするだろ……なんだよ深く仲良くって」
「ふふっ、それはあなたの想像にお任せしますよ」
「ねえヨシカゲ私ね……やっぱりあんたに出会えてよかったと思ってるわよ」
「なんだよ突然……でもまあ俺も思ってるが、なんで突然言ってきたんだ?」
「だって私たちっていつ死ぬか分からないでしょ……考えてたくはないけどいつか来ることだから、伝えれるうちに伝えようと思ってね」
「ありがとなアカネ」
「私は……本当はもっと母様と父様と仲良くなりたかったです……」
「どうした?リリー寂しそうな顔して」
「そうですよリリーさん、悩みがあるなら言ってくださいよ。私たちはいつでもあなたの味方ですからね」
「はい、それは分かってますよ。(私だった本当は悩みを言いたいです。しかし言ってしまったら二人が困ってしまいますから……言えませんよ)」
 二十一回目
「もうお腹いっぱいなんだけど……スミカはまだ飲める?」
「私はまだまだ飲めるよ!」
 二十六回目
「「兄貴すごいです!」」
「そうかそんなにすごいのか?」
「「すごいですよ!だって二秒で飲み続けるなんて!!」」
「ぐぬぬ、俺は負けねえからなヒョウ!」
「もうリュウさんそんなに勢いつけて飲んだら……」
「うっ!ごほっごほっ」
「だから言ったでしょ」
「二人は元気だな。俺にはそんな元気はないがタダでたくさん飲み物が飲めるのは嬉しい」
「頑張って飲んだよぉスミカ褒めてぇ……なんだか身体が光始めたんだけど!?」
「すごいよエル(エルが口つけたこれを見つからないように持って帰ろう)」
 そして私たちの身体が光はじめ知らない場所ワープさせられた。
 次の瞬間声が聞こえた。
「ここは試練の間、試練は簡単だ。いつも通り仲間と協力して戦うそれだけだ!」
 そして私たちは試練を受けることなった。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。 亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。 さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。 南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。 ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

とあるおっさんのVRMMO活動記

椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。 念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。 戦闘は生々しい表現も含みます。 のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。 また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり 一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。 また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や 無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという 事もございません。 また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~

イノナかノかワズ
ファンタジー
 助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。  *話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。  *他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。  *頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。  *無断転載、無断翻訳を禁止します。   小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。 カクヨムにても公開しています。 更新は不定期です。

魔力∞を魔力0と勘違いされて追放されました

紗南
ファンタジー
異世界に神の加護をもらって転生した。5歳で前世の記憶を取り戻して洗礼をしたら魔力が∞と記載されてた。異世界にはない記号のためか魔力0と判断され公爵家を追放される。 国2つ跨いだところで冒険者登録して成り上がっていくお話です 更新は1週間に1度くらいのペースになります。 何度か確認はしてますが誤字脱字があるかと思います。 自己満足作品ですので技量は全くありません。その辺り覚悟してお読みくださいm(*_ _)m

処理中です...