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第一章

第二十二話見つけた扉に入ってシャルロッテとヒョウが模擬戦したよ

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 第二十二話見つけた扉に入ってシャルロッテとヒョウが模擬戦したよ

 今日私たちは見つけた扉に行くことになった。
「ここだよ!みんな」
 そう私が言うとみんなが反応してくれた
「裏路地にこんな扉があったのか」
「私も初めてみたよ。ね、ノア!」
「そうだねノラ中はどんなだろうね」
「なあアカネさっそく入ろうぜ!」
「あんたはほんとに変わらないわね」
「俺は変わらねぇよ。だから四年も待てたんだよ。アカネお前もだろ」
「まっまあね。でもね私が待ったのは四年じゃないんだから、七年待ったんだから!(最初の三年は言えなかったから、こういう意味では母さんに感謝なのかな……やっぱりダメだよね)」
「あっアカネお前……ありがとな」
 それからアカネちゃんとヨシカゲくんがいちゃつき始めちゃった
 その間に私たちは扉の中に入った。
 おお!ここなんだかすごく修練に適してる場所かも!
 するとシャルロッテがこう言った
「なあヒョウここでよ、久しぶりに模擬戦しねぇか?」
「いいぞシャルロッテ、お前も強くなっただろうからな……それに闘技大会の時は戦えなかったからな今回は手加減なしで行くぞ!」
「ルミエル一応蘇生魔法の準備しててくれ」
「分かったよシャルロッテ今から準備するね!」
「シャルロッテさん次は私と戦ってください!」
「分かったが少し待っててくれよ」
 そして二人は戦闘準備を始めた
「今回俺はこのエレメントナイフを使う。シャルロッテは何を使うんだ?」
「俺はなやっぱりいつもの相棒のこいつアンブラハイマを使うからよ」
「それじゃ、さっそく始めようぜ」
「ああそうだな」
 やっとヒョウと模擬戦が出来る。前回は負けたからな、今度こそ絶対に勝つ!
 ブブブブン
「さあ、行くぜ!」
 前回負けた時は、後ろからの攻撃で負けたからな……後ろを警戒しておくか
「シャルロッテ、前がガラ空きだぞ!」
 俺はヒョウの攻撃を素早く避けた。
 しっかしやっぱり速えな、ヒョウは……でも前回手加減されてたって考えるとだんだん腹立ってきたな。
 ならこっちも本気出すか!前回ヒョウに負けてから特訓して覚えたこれを使うか。
 最後の地獄(デルニエアンフェール)
 この技は敵を確実に仕留めるために自分の受けた痛みと敵の受けた痛みの全てを自分の攻撃に乗せることが出来る。
 これを使った状態で自分の左腕を斬る
「何をしているのですかシャルロッテ!」
「大丈夫だミリア! ただの技だ!」
 すまねぇなミリア心配させて、でも今回だけは絶対に勝ちたいんだよ!
「いい覚悟だシャルロッテ、なら俺も使わせてもらう!」
 運命の鏡(シックザールシュピーゲル)
 この技は自分の運命を反転させることができる。
 自分が相手に負ける運命なら勝てる運命に変えることが出来るが、この反転させる能力は自分が不利になる場合ある、それは自分が相手に勝つ運命なら負ける運命に変わってしまう。この技を使う時は自分より相手の方が強いと判断した時にしか使わないことにしているが必ず勝てるわけじゃない。なぜなら運命は変えられるからだ。
「さあ、いくぜヒョウ覚悟しろよ」
 これで俺もやっとヒョウに勝てるぜ
 そして俺右腕に少しの切り傷を作った後に全力でアンブラハイマを投げる。
「ーーおらっ!」
「あまいっ!」
 やっぱり避けられたか、だがそれも計算の内だ。ヒョウが着地した瞬間を狙って全力で殴る!!
 ドゴォッ……ドンドンドンバゴン
「……ッグハッ」
 なぜだ、いつ運命が変わったんだ。……あの時かシャルロッテが右腕に切り傷を作ったとき!シャルロッテの方が身体に傷が多くなったからシャルロッテが負ける運命に変わってしまったのか。そして運命の鏡(シックザールシュピーゲル)がその運命を反転させたのか
「やっとヒョウに勝てたぜ!」
 しかし今回俺が勝てたのは運を味方にしたからだ。
 実力だけでは勝てたかどうか……次からは実力だけで勝てるまで特訓しないとな
「「大丈夫ですか兄貴!!」」
「ああ大丈夫だ。ただのかすり傷だ……ッゴホッ」
「「兄貴それ全然かすり傷じゃないですよ」」
「シャルロッテ、ヒョウ今から治します!」
「「ありがとなミリア」」
「いえいえ、こういう時のために回復魔法を覚えたのですから」
 私の出番なかったな。ことあとスミカはシャルロッテと模擬戦をするんでしょ……
 私も戦ってみたいな、あとでおねがいしてみよう。
 そして次はスミカとシャルロッテが戦うことになった
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