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妹を止めたい姉の話
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今日、私田澤茉由(たざわまゆ)は妹の田澤美寿(たざわみよ)にドッキリをする!!
最初のは……ドゥルドゥルドゥル……ドン
美寿の大好きな彼氏の真彦(まさひこ)が殺されたように見えるドッキリです!!
今回は真彦にも協力してもらいます
「真彦今日は協力お願いね!!」
「んん!! んん!!」
「そうだった真彦の口塞いでたね。話せないか……なんで塞いだかってそりゃあ殺すためだよ。分かってるよ殺されたように見えるドッキリなのにどうして本当に殺すのか? ってそれは……本当は殺されたように見えたけど本当に死んでましたっていうドッキリなのだ!!……美寿絶対喜んでくれるよ!!」
「ねえ真彦……そんな目で見ないでよ……それにね今更もう遅いよ。私たちのおかしさに気づいても……そっか真彦には今は私のおかしさしか伝わってなかったね。だから美寿の本性教えてあげる。あの子ね……自分の好きな人を殺して食べちゃうの……今までにえっと、ひーふーみー……分かんないやあの子食べすぎて数え切れないや。大丈夫だよ真彦……今回もバレないから、ちゃんと隠してあげる。見られたくないでしょ……って話しすぎたかもね私、こらっ……それじゃ、殺るね。一撃で終わらせてあげる……それがせめてもの情けだよ。ごめんね助けられなくて真彦。(本当は美寿を止めたい……彦の字が付く人を片っ端から誘拐して殺して食べることを。最初は君彦(きみひこ)だったよね……あの人食べてからおかしくなっちゃったから……でも今更もう遅い。もう数え切れないほど殺してきた私が……美寿を止められるわけがない……だったら!!)真彦を殺すのはやめるよ。だから真彦、私を殺して……殺す担当の私が死ねばあの子はすぐに捕まるはずだから……はい、これでお願いね。……これで話せるでしょ」
真彦にどんなことを言われても……私は受け入れる。
真彦だけじゃない……その遺族からも世界からも……私は……本当はまだ生きていたい……最初に美寿をもっと止めていたら……警察に突き出してれば、でも美寿は大切な家族だから、家族……そうだよね……私が壊して奪ったのは『家族』だよね。許されるわけないよね……なんで許されようなんて……許して欲しいなんて思っちゃうのかな……ごめんね美寿不甲斐ないお姉ちゃんで。もっとちゃんとしてるお姉ちゃんになれてたら……『家族』を壊さなくてすんだし……美寿がおかしくならずにすんだのかな? あぁもうすぐか……もうすぐ真彦に渡した斧が私の頭に……死ぬまえは時間が長く感じるって本当だったんだなぁ…………
「死ね!! 死ね!! お前たちのせいで俺はこんな目に遭ってんだよ……どうしてくれんだよっ!! はあ、はあ……君彦、お前の仇とったぞ。お前はとらなくていいって言ってたが……俺は仇をとるために美寿に近づいた。あいつらなら何か知ってるはずだと思ったからな……俺はな仇をとったあとはお前に会いに行くつもりだったんだ。だから今から行くから待ってろ」
その後のことはと言うと美寿が私と真彦を食べているところに警察が入ってきた。
都合がいいと思うかもしれない……死んだ私に出来ることなんて、霊体として警察に通報する。簡単に言えばポルターガイストだ。
これでどうにか止められたらいいんだけど……あとは警察に任せるしかない……だって私はもう死んでるから、出来ることは見守るだけ。
真彦は君彦に会えたようだ。
あの世で会っているところを遠くのほうから見ていた。
会えたようで安心した。
ちなみに私は地獄に行かされることになった……まあ当然だよね。
あれだけの人を殺したから……あとは罪を償うだけだね。
おしまい
最初のは……ドゥルドゥルドゥル……ドン
美寿の大好きな彼氏の真彦(まさひこ)が殺されたように見えるドッキリです!!
今回は真彦にも協力してもらいます
「真彦今日は協力お願いね!!」
「んん!! んん!!」
「そうだった真彦の口塞いでたね。話せないか……なんで塞いだかってそりゃあ殺すためだよ。分かってるよ殺されたように見えるドッキリなのにどうして本当に殺すのか? ってそれは……本当は殺されたように見えたけど本当に死んでましたっていうドッキリなのだ!!……美寿絶対喜んでくれるよ!!」
「ねえ真彦……そんな目で見ないでよ……それにね今更もう遅いよ。私たちのおかしさに気づいても……そっか真彦には今は私のおかしさしか伝わってなかったね。だから美寿の本性教えてあげる。あの子ね……自分の好きな人を殺して食べちゃうの……今までにえっと、ひーふーみー……分かんないやあの子食べすぎて数え切れないや。大丈夫だよ真彦……今回もバレないから、ちゃんと隠してあげる。見られたくないでしょ……って話しすぎたかもね私、こらっ……それじゃ、殺るね。一撃で終わらせてあげる……それがせめてもの情けだよ。ごめんね助けられなくて真彦。(本当は美寿を止めたい……彦の字が付く人を片っ端から誘拐して殺して食べることを。最初は君彦(きみひこ)だったよね……あの人食べてからおかしくなっちゃったから……でも今更もう遅い。もう数え切れないほど殺してきた私が……美寿を止められるわけがない……だったら!!)真彦を殺すのはやめるよ。だから真彦、私を殺して……殺す担当の私が死ねばあの子はすぐに捕まるはずだから……はい、これでお願いね。……これで話せるでしょ」
真彦にどんなことを言われても……私は受け入れる。
真彦だけじゃない……その遺族からも世界からも……私は……本当はまだ生きていたい……最初に美寿をもっと止めていたら……警察に突き出してれば、でも美寿は大切な家族だから、家族……そうだよね……私が壊して奪ったのは『家族』だよね。許されるわけないよね……なんで許されようなんて……許して欲しいなんて思っちゃうのかな……ごめんね美寿不甲斐ないお姉ちゃんで。もっとちゃんとしてるお姉ちゃんになれてたら……『家族』を壊さなくてすんだし……美寿がおかしくならずにすんだのかな? あぁもうすぐか……もうすぐ真彦に渡した斧が私の頭に……死ぬまえは時間が長く感じるって本当だったんだなぁ…………
「死ね!! 死ね!! お前たちのせいで俺はこんな目に遭ってんだよ……どうしてくれんだよっ!! はあ、はあ……君彦、お前の仇とったぞ。お前はとらなくていいって言ってたが……俺は仇をとるために美寿に近づいた。あいつらなら何か知ってるはずだと思ったからな……俺はな仇をとったあとはお前に会いに行くつもりだったんだ。だから今から行くから待ってろ」
その後のことはと言うと美寿が私と真彦を食べているところに警察が入ってきた。
都合がいいと思うかもしれない……死んだ私に出来ることなんて、霊体として警察に通報する。簡単に言えばポルターガイストだ。
これでどうにか止められたらいいんだけど……あとは警察に任せるしかない……だって私はもう死んでるから、出来ることは見守るだけ。
真彦は君彦に会えたようだ。
あの世で会っているところを遠くのほうから見ていた。
会えたようで安心した。
ちなみに私は地獄に行かされることになった……まあ当然だよね。
あれだけの人を殺したから……あとは罪を償うだけだね。
おしまい
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