269 / 293
第一章 久遠なる記憶
記憶の間 1
しおりを挟む
幻妖に揺らめく、小さな灯りと、窓から差し込む銀色の月の光が交わるところに、痩せこけた小さな人影が立ち現れている。
『王……太母様……』娃の戦慄く声が、<アマテラス>のブリッジを震わせた。
「あ、あの婆さん……か?」ティムは、唇を震わせて呟いた。
<アマテラス>ブリッジのモニターに、青白く浮かび上がった老婆は、まるで憑き物が落ちたかのように、かつての権勢の影は無く、生気すら感じられない。
『ふぉふぉふぉ……久方ぶりに祖母に会えたというに』皺に覆われた顔をくしゃっとさせて、老婆は言う。
『ご存命で……あられましたとは……』平伏し、娃は、畏まっている。
『摂政に頼み、死んだ事にしてもろうてたのじゃ』『え?』
思わず、娃は顔を上げる。
『其方の父が、身罷った事を告げに参った折、奴は、儂の幽閉を解くと申し出た……だが、断った。儂を担ぎ出すものが、いないとも限らんかったのでな。奥でくたばった事にさせてもろうた』
老婆は言いながら、娃の方へと進み出る。
『ふぉほほ……すっかりこの奥の暮らしに馴染んでしまってのう……ここは外の喧騒から離れていられる……それ以来、あやつは、何かと便宜を計ってくれている。お陰で、不自由なくやっておるわ』
『良き夫を持ったの、娃』老婆は、娃の肩にそっと手を添え、微笑んだ。
『お婆様……』
……? ……亜夢? ……
ふと直人は、仄かな熱の気配を感じ、振り返った。フォログラムの娃は、俯いている。光像の裡側には、微かに、温かな光が灯っていた。
『……何も言わずとも良い。好きなだけ、ここにいると良い』
老婆は、かつての、あの王太母と同一人物とは思えない、穏やかな眼差しで、娃を包み込む。
『其方に見せたいものがある……ついて参れ』
微睡の中に溶け込むように、モニター景色が切り替わって言った。
細く狭い、階段廊下を降りてゆくと、奥宮の下層には、かなり広い、地下空間が広がっている。石積みで覆われたその空間は、今のこの地の建築物をも、はるかに凌ぐ遺構であると、娃にもすぐに理解できた。
『ここじゃ。ここは、奥宮の最奥……我らが祖、"真の"この地の主らが眠る処』
代々の女王、あるいはその眷属のものであろうか? 幾つもの、立像が立ち並ぶ。
神格化され、生前の面影はわからない、恐ろしき表情をした幾つもの像(土器が大半ではあるが、中には、木製で、漆の朱塗りの像や、青銅製らしきものもある)が、娃の立ち入りの是非を問うかのように、見下ろしていた。
『真の?』『うむ……数百年前、我が民族の多くは、この地を離れ、今やこの国は、近隣から流入した、多民族からなっている……最初に、この地に王国を築いた、国大母の系譜。その血筋も、限られた、儂等王族に残されるのみ』
『娃……其方にも、その血が受け継がれておるのだ』
墓所を抜けると、そこは宝物庫らしき小部屋となっていた。老婆が、灯明皿に火を移すと、室内が、艶やかな、乳白や青緑の色に照り変える。壁棚状になった至る所に、翡翠の装飾品、玉壁、玉琮が、所狭しと並んでいる。
「わぁお……」サニは、目を輝かせた。サニだけではない。決して煌びやかではないが、その眩きと荘厳さを兼ね備えた光は、インナーノーツ、見守るスタッフら皆、一様に魅了していた。
『これは! 玉が……いったい、どれ程あるのか⁉︎』
普段から玉器に慣れ親しんでいる娃ですら、目を丸めている。
『……手に取ってみよ』
灯明皿の脇に佇む老婆は、火明かりの中で微笑んでいる。娃は、中央に置かれた、古ぼけた大型の玉琮に、何故か無性に惹きつけられる。
ここに納められた玉の殆どは、軟玉であるが、この玉琮は、あの、倭人の宝玉と同じ、青緑に輝く、硬玉を加工したもののようである。
四辺が正確に揃った方柱、その中心を円筒状に狂いなく穴が通る。内側の穴の表面には、びっしりと細かな溝が刻まれている。一体、どのような技術を用いて加工したのか、皆目見当もつかない代物だ。少なくとも、娃の知る限り、硬玉をここまで細工できる技術は、この時代の南都には無い。
恐る恐る、手をかざす。それを、老婆は、静かに見守る。
娃の手が、玉琮に触れた瞬間。
<アマテラス>のモニターが、夥しい数のイメージ映像に覆われ、それらもまた、目まぐるしく、入れ替わり立ち替わり、入り乱れる。
どこの言語ともつかない言葉や、何の音なのかもわからない声音が、ブリッジに響き渡り、インナーノーツは、思わず耳を塞ぐ。
『ああ‼︎』
娃と、アムネリアの叫びが、重なる。
「アムネリア⁉︎」直人は、思わず声を上げていた。
『……⁉︎ お、お婆様! これは、何なのです⁉︎』娃は、混乱と恐れに身体を震わせながら、玉琮から手を離し、後ずさる。
『やはりの……娃。其方には見えるか?』
『お婆様……え、ええ……』
『記憶じゃ』『記憶?』
娃は、何かに気づき、胸元から、鯀より贈られた翡翠の大珠を取り出し、玉琮と見比べる。
『ほう……其方、珍しいものを持っているな。それもまた、ここの宝玉と同じじゃろう』
「記憶……だと?」IMCで見守る藤川は、眉を顰める。「所長。一体、何が……」東は、否、インナーノーツも、スタッフらにも、何が起こっているのか、皆目、見当もつかない。
「ううむ……」藤川は、モニターに映し出される、玉琮をただ、凝視していた。
『……ここは記憶の間……太古の我らが先祖達の残した遺産。これを其方に託す……それが儂の最後の仕事じゃ』
『最後……』娃は老婆の方へと振り向く。
『我ら代々、祭祀を受け継ぐ者は、伝承と共に、この記憶を引き継いできた』
——天地の秩序は滅び、世、乱れし時、神の依代は来たれり。汝、神子なり。汝に我らの記憶を授けよう。我らの記憶、汝を大いなる源へと誘わん——
娃のフォログラムに、アムネリアの姿が浮き上がって、現れてくる。
『み……こ……』
アムネリアは、そっと、その言葉を反復していた。
『娃……其方こそ、神子……なり……』
そこまで語ると、壁に寄りかかった老婆は、ずり落ちた。
『お婆様? ……お婆様‼︎』
娃は、老婆を抱え起こす。老婆が差し出した、震えるその手を娃は、しっかりと握りしめていた。
『……あの時、其方を選んだ……儂は……其方の霊威に……恐ろしかった……儂の坐を……脅かす……と…………赦しておくれ…………』『何を、何を仰せに!』
娃の瞳が潤む。老婆は、静かな微笑みを浮かべた。
『……其方こそ……真の神……子……』『お婆様ああぁぁ‼︎』
老婆は、娃の腕の中で、眠るように瞳を閉じ、呼吸を止めた。娃の頬を涙が伝う。
老婆は、この瞬間、娃にこの事を伝えるためだけに、命を繋いでいたのだ……娃が、そう理解した事を、直人は直感しながら、背後に迫る圧迫感に思わず振り向く。同時に、娃の姿を映すフォログラムも振り返っていた。
先ほどの玉琮が、青緑の光を鈍く放っているように見える。娃は、静かに老婆の亡骸を横たえると、導かれるように、玉琮へと歩み寄ってゆく。
『もう一度……触れてみよ……と言うのか? ……なれば示せ!』
娃は、意を決して、玉琮に両手を差し出した。
『王……太母様……』娃の戦慄く声が、<アマテラス>のブリッジを震わせた。
「あ、あの婆さん……か?」ティムは、唇を震わせて呟いた。
<アマテラス>ブリッジのモニターに、青白く浮かび上がった老婆は、まるで憑き物が落ちたかのように、かつての権勢の影は無く、生気すら感じられない。
『ふぉふぉふぉ……久方ぶりに祖母に会えたというに』皺に覆われた顔をくしゃっとさせて、老婆は言う。
『ご存命で……あられましたとは……』平伏し、娃は、畏まっている。
『摂政に頼み、死んだ事にしてもろうてたのじゃ』『え?』
思わず、娃は顔を上げる。
『其方の父が、身罷った事を告げに参った折、奴は、儂の幽閉を解くと申し出た……だが、断った。儂を担ぎ出すものが、いないとも限らんかったのでな。奥でくたばった事にさせてもろうた』
老婆は言いながら、娃の方へと進み出る。
『ふぉほほ……すっかりこの奥の暮らしに馴染んでしまってのう……ここは外の喧騒から離れていられる……それ以来、あやつは、何かと便宜を計ってくれている。お陰で、不自由なくやっておるわ』
『良き夫を持ったの、娃』老婆は、娃の肩にそっと手を添え、微笑んだ。
『お婆様……』
……? ……亜夢? ……
ふと直人は、仄かな熱の気配を感じ、振り返った。フォログラムの娃は、俯いている。光像の裡側には、微かに、温かな光が灯っていた。
『……何も言わずとも良い。好きなだけ、ここにいると良い』
老婆は、かつての、あの王太母と同一人物とは思えない、穏やかな眼差しで、娃を包み込む。
『其方に見せたいものがある……ついて参れ』
微睡の中に溶け込むように、モニター景色が切り替わって言った。
細く狭い、階段廊下を降りてゆくと、奥宮の下層には、かなり広い、地下空間が広がっている。石積みで覆われたその空間は、今のこの地の建築物をも、はるかに凌ぐ遺構であると、娃にもすぐに理解できた。
『ここじゃ。ここは、奥宮の最奥……我らが祖、"真の"この地の主らが眠る処』
代々の女王、あるいはその眷属のものであろうか? 幾つもの、立像が立ち並ぶ。
神格化され、生前の面影はわからない、恐ろしき表情をした幾つもの像(土器が大半ではあるが、中には、木製で、漆の朱塗りの像や、青銅製らしきものもある)が、娃の立ち入りの是非を問うかのように、見下ろしていた。
『真の?』『うむ……数百年前、我が民族の多くは、この地を離れ、今やこの国は、近隣から流入した、多民族からなっている……最初に、この地に王国を築いた、国大母の系譜。その血筋も、限られた、儂等王族に残されるのみ』
『娃……其方にも、その血が受け継がれておるのだ』
墓所を抜けると、そこは宝物庫らしき小部屋となっていた。老婆が、灯明皿に火を移すと、室内が、艶やかな、乳白や青緑の色に照り変える。壁棚状になった至る所に、翡翠の装飾品、玉壁、玉琮が、所狭しと並んでいる。
「わぁお……」サニは、目を輝かせた。サニだけではない。決して煌びやかではないが、その眩きと荘厳さを兼ね備えた光は、インナーノーツ、見守るスタッフら皆、一様に魅了していた。
『これは! 玉が……いったい、どれ程あるのか⁉︎』
普段から玉器に慣れ親しんでいる娃ですら、目を丸めている。
『……手に取ってみよ』
灯明皿の脇に佇む老婆は、火明かりの中で微笑んでいる。娃は、中央に置かれた、古ぼけた大型の玉琮に、何故か無性に惹きつけられる。
ここに納められた玉の殆どは、軟玉であるが、この玉琮は、あの、倭人の宝玉と同じ、青緑に輝く、硬玉を加工したもののようである。
四辺が正確に揃った方柱、その中心を円筒状に狂いなく穴が通る。内側の穴の表面には、びっしりと細かな溝が刻まれている。一体、どのような技術を用いて加工したのか、皆目見当もつかない代物だ。少なくとも、娃の知る限り、硬玉をここまで細工できる技術は、この時代の南都には無い。
恐る恐る、手をかざす。それを、老婆は、静かに見守る。
娃の手が、玉琮に触れた瞬間。
<アマテラス>のモニターが、夥しい数のイメージ映像に覆われ、それらもまた、目まぐるしく、入れ替わり立ち替わり、入り乱れる。
どこの言語ともつかない言葉や、何の音なのかもわからない声音が、ブリッジに響き渡り、インナーノーツは、思わず耳を塞ぐ。
『ああ‼︎』
娃と、アムネリアの叫びが、重なる。
「アムネリア⁉︎」直人は、思わず声を上げていた。
『……⁉︎ お、お婆様! これは、何なのです⁉︎』娃は、混乱と恐れに身体を震わせながら、玉琮から手を離し、後ずさる。
『やはりの……娃。其方には見えるか?』
『お婆様……え、ええ……』
『記憶じゃ』『記憶?』
娃は、何かに気づき、胸元から、鯀より贈られた翡翠の大珠を取り出し、玉琮と見比べる。
『ほう……其方、珍しいものを持っているな。それもまた、ここの宝玉と同じじゃろう』
「記憶……だと?」IMCで見守る藤川は、眉を顰める。「所長。一体、何が……」東は、否、インナーノーツも、スタッフらにも、何が起こっているのか、皆目、見当もつかない。
「ううむ……」藤川は、モニターに映し出される、玉琮をただ、凝視していた。
『……ここは記憶の間……太古の我らが先祖達の残した遺産。これを其方に託す……それが儂の最後の仕事じゃ』
『最後……』娃は老婆の方へと振り向く。
『我ら代々、祭祀を受け継ぐ者は、伝承と共に、この記憶を引き継いできた』
——天地の秩序は滅び、世、乱れし時、神の依代は来たれり。汝、神子なり。汝に我らの記憶を授けよう。我らの記憶、汝を大いなる源へと誘わん——
娃のフォログラムに、アムネリアの姿が浮き上がって、現れてくる。
『み……こ……』
アムネリアは、そっと、その言葉を反復していた。
『娃……其方こそ、神子……なり……』
そこまで語ると、壁に寄りかかった老婆は、ずり落ちた。
『お婆様? ……お婆様‼︎』
娃は、老婆を抱え起こす。老婆が差し出した、震えるその手を娃は、しっかりと握りしめていた。
『……あの時、其方を選んだ……儂は……其方の霊威に……恐ろしかった……儂の坐を……脅かす……と…………赦しておくれ…………』『何を、何を仰せに!』
娃の瞳が潤む。老婆は、静かな微笑みを浮かべた。
『……其方こそ……真の神……子……』『お婆様ああぁぁ‼︎』
老婆は、娃の腕の中で、眠るように瞳を閉じ、呼吸を止めた。娃の頬を涙が伝う。
老婆は、この瞬間、娃にこの事を伝えるためだけに、命を繋いでいたのだ……娃が、そう理解した事を、直人は直感しながら、背後に迫る圧迫感に思わず振り向く。同時に、娃の姿を映すフォログラムも振り返っていた。
先ほどの玉琮が、青緑の光を鈍く放っているように見える。娃は、静かに老婆の亡骸を横たえると、導かれるように、玉琮へと歩み寄ってゆく。
『もう一度……触れてみよ……と言うのか? ……なれば示せ!』
娃は、意を決して、玉琮に両手を差し出した。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
アンチ・ラプラス
朝田勝
SF
確率を操る力「アンチ・ラプラス」に目覚めた青年・反町蒼佑。普段は平凡な気象観測士として働く彼だが、ある日、極端に低い確率の奇跡や偶然を意図的に引き起こす力を得る。しかし、その力の代償は大きく、現実に「歪み」を生じさせる危険なものだった。暴走する力、迫る脅威、巻き込まれる仲間たち――。自分の力の重さに苦悩しながらも、蒼佑は「確率の奇跡」を操り、己の道を切り開こうとする。日常と非日常が交錯する、確率操作サスペンス・アクション開幕!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる