79 / 133
地獄編
またもや彼らは家族という名の鎖の中で③
しおりを挟む
「………」
地下室で1人、頼昌は正座を続けていた。
このまま死ぬのもありだろう。もしこの刀を腹に突き刺せば…………
「馬鹿らしいな、だいたい作法もなってねえ。」
刀を鞘に収めると、そのまま倒れ込み、天井を眺めた。
「なあ………生きてんだろ?黒式。俺に相応しい決着をくれ。死ぬのはそれからで良い。」
そのまま彼は静かに目を瞑り、瞼を閉じた。
「…随分気楽な奴らですにゃ。」
猫耳のフードを被った少女は、モニターでそれぞれの様子を眺めながらそう言った。
「だからこそこうして集うことができたと言うものだろう。ジャニスくん。」
「それもそうだナゴ。」
「ところで……私は後何日だと思う?」
組織を統括する男、ベクター.ボイルは、自身の手のひらに付着する血液を眺め、そう質問した。
「さあ?リリに聞けば良いにゃ。まあ持って数日どころの話じゃにゃいにゃ。」
「だと思ったよ。………十分さ、それだけあれば。アレをそろそろ投下しよう。」
「りょーかいにゃ。」
「君の能力は一回きりだからね、慎重にいかないといけないのが難点だ。」
「じゃ、ミーは持ち場に行くにゃ。B塔で待機、で良かったかにゃ?」
「ああ、そうだよ。」
ジャニスはその場から消え、部屋にベクターだけが残った。
「うっ………ぐぅ……あああああ……!」
彼の全身を魔力が逆流し、想像を絶するほどの痛みが走る。
「はあ……はあ……」
震える手で静脈に注射をする。発作は急激に沈静化した。
「まだ…死んでは行けない。」
ベクターは、背後にある装置に目線を運ぶ。
「後…半日だ。半日だけ経てば………」
「さーて…吐いてもらおうか?」
ジハイドは椅子に縛り上げられた少年の前に立つ。
「あー…うー……」
「あのなあ…あーとかうーとか言ってねえでいい加減普通の言葉ってのを…まさか。」
ジハイドは何かを察し、少年のマスクを剥ぎ取った。
「あー…そうか…そう言うわけかよ…」
回復魔法でも治療不可能なレベルの傷が、彼の口を覆っていたのだ。詳細を口にするのも憚られるほどに惨たらしいその容姿に、ジハイドは思わず顔を顰めた。
「あー……」
悲しげな表情を浮かべる少年の口の中には、同様に痛々しい傷跡が残っていた。
「声帯まで届くってどんな怪我だよ…お前……。そんなんで死にきれねえとか………あークソ、最悪だよなあ…」
ジハイドはその場に座り込んでしばらく考えたのち、一旦その場を後にした。
「おい機械女、あいつについて知ってるか?」
「…死体処理の仕事を家族ぐるみでやってる奴らがいたんだと。
その子供は大層正直で、親の言うことは何でも聞くほどには従順だった。だからこそ悲劇は起こってしまった。
ある日、口封じで依頼した組織に家族ごと消されそうになった。
その両親が最悪で、息子に自分の盾になるように命じてしまった。そして息子は爆撃を一身に受ける事になった。
結果として両親ともども逃げおおせたが、息子は死亡。
だけど人の心は多少あったんだろうね、それ以降夫婦は、自身の息子に殺される夢を見るようになった。こちらを恨んで殺しにくる、と。
そして最終的に精神疾患となって追い詰められるようになった頃、突然2人の前に息子が現れた。かつて死んだはずの息子が。
申し訳なかった、と両親は命乞いをした。当然許すはずなんか無い、それが普通の人間ならね。
息子には両親への深い愛情があったんだよ。普段から両親にはネグレクトを受けていたし、何より爆撃の後遺症で声を出すことすらできなくなっていた。にも関わらず、彼はその両親を咎める事なんかしなかった。
両親は息子の優しさに感激して、愛情を感じるようになった。そうして家族はようやく家族になることができた訳。
……そんな筈だったんだけどね、そこからが悲劇だった。いや、喜劇かもね。
家族が元に戻っても、両親はまだ精神疾患が治りきっていなくて、そこから来る自殺願望を度々口にしていた。
息子はそれを本気にしてしまったんだよ。死を迎えさせれば、2人はきっと幸せになる、と。両親を銃殺して、いつも通りに死体を処理した。息子は人間じゃなく、飼い慣らされた獣だったんだよ。
それ以降、彼は死体処理の仕事を何食わぬ顔で続けその後失踪した。これが8年くらい前に出てきた『優しき獣.オーガスタス』って噂話。
アンタは殆どの時間寝てるもんね、知らないのも当然か。」
「………そうか。」
ジハイドはオーガスタスの隣に座り込んだ。
「色々聞いたよ、お前について。」
「………」
「なぁに落ち込んでんだよ。お前のやりてぇようにやった。それで十分じゃねえか。」
「……?」
「…何で励ましてくるのか、って顔だな。…お前が死に方を選ばなかったからだ。親に命令されて死を選び、親に命令されて殺した。そこにお前は何処にもいない。命を自由に切り捨てられない奴がいるとな…やっぱり我慢ならねえよ。」
「あ…ぅ…」
「違えよ、優しさじゃねえ。
…お前、この世の中に足りてないのは何だと思う?
自由な生き方とやらはこの世の中じゃ保障されてる。
だが、自由な死に方は誰も選べねえ。
そんなの不幸そのものだろ?
全く同じ生き方をする人間なんてこの世にはいないが、誰もが平等に死を迎えるように出来てる。生きる長さがどうであろうと、皆死ぬ運命にあるんだ。
だったら死に方くらい選んで良いんだよ。何しろ一度しか味わえないしな、俺を除いて。
生きるために死ぬやつがこの世は多すぎる。そんな後悔ばかりじゃやってけねえよ。いっぺん、死ぬために生きてみたって良いだろ?
だからまあ…お前が親にやったことを俺は肯定するよ。
何であれ親が望んだことだ。お前は俺を実行した。
お前の傷もそうさ、お前が幸せに死ぬ為の過程だよ。
……今や誰もお前を愛しちゃいないかもしれないが、代わりに俺はお前を信じてやる。だから安心して死んでみな。」
「…………!」
6歳の頃、親を殺した。皆が僕に向ける視線の意味が分からなかった。僕はただ、僕はただ2人のためにやった事なのに。
口の傷は好きだった。話せなくなったのは悲しかったけど、僕と家族を繋ぎ止めてくれたから。
だけどそれさえも蔑まれた。死体処理の仕事は相変わらず続けてたけど、これのせいで虐められる日々。
それからこの傷も、殺した過去も後悔するようになった。
そんな中だった。彼が現れたのは。もしやり直せるとしたら?そう言ってきたのだ。
夢物語とも言える希望に、僕は縋った。なんだか分からないけど、彼の後についていくのは好きだった。両親といられた時を思い出したから。
だけど、
だけど、僕を肯定してくれたのは、この時が初めてだった。
誰も肯定してくれなかった全てを受け入れてくれた。
「う…あああ……」
オーガスタスは両足で地面を蹴り始める。
「……?モールス信号か。そうか、その手が……よし、聞かせろ。」
ジハイドはメモ帳を取り出し、オーガスタスの正面に向かい合う形で座り込んだ。
「………」
サレムはソファにもたれかかっていた。
一般の人間が味わうにはあまりに濃密な一日を味わい、彼の疲労は既に限界を迎えていた。
「………」
レドが彼の隣に腰掛ける。
「なあ…アンタはどうして俺を助けたんだ?」
「……さあ、よくわからないですよ。兎に角、このまま避難所に送ってもらえる。貴方の家族もそこにいるでしょう。」
「そうか…。ありがとう。」
「貴方は…」
「タメ口でいい。」
「…君は家族がいる場所からかなり離れた場所にわざわざ来て、そしてわざわざ僕から金を巻き上げようとした。とても家族を大事に思っていたようには見えない。何があったんです?」
「言って何になる?」
「僕が君を助けた理由が知れるかも、と。」
「………分かったよ。話す。」
地下室で1人、頼昌は正座を続けていた。
このまま死ぬのもありだろう。もしこの刀を腹に突き刺せば…………
「馬鹿らしいな、だいたい作法もなってねえ。」
刀を鞘に収めると、そのまま倒れ込み、天井を眺めた。
「なあ………生きてんだろ?黒式。俺に相応しい決着をくれ。死ぬのはそれからで良い。」
そのまま彼は静かに目を瞑り、瞼を閉じた。
「…随分気楽な奴らですにゃ。」
猫耳のフードを被った少女は、モニターでそれぞれの様子を眺めながらそう言った。
「だからこそこうして集うことができたと言うものだろう。ジャニスくん。」
「それもそうだナゴ。」
「ところで……私は後何日だと思う?」
組織を統括する男、ベクター.ボイルは、自身の手のひらに付着する血液を眺め、そう質問した。
「さあ?リリに聞けば良いにゃ。まあ持って数日どころの話じゃにゃいにゃ。」
「だと思ったよ。………十分さ、それだけあれば。アレをそろそろ投下しよう。」
「りょーかいにゃ。」
「君の能力は一回きりだからね、慎重にいかないといけないのが難点だ。」
「じゃ、ミーは持ち場に行くにゃ。B塔で待機、で良かったかにゃ?」
「ああ、そうだよ。」
ジャニスはその場から消え、部屋にベクターだけが残った。
「うっ………ぐぅ……あああああ……!」
彼の全身を魔力が逆流し、想像を絶するほどの痛みが走る。
「はあ……はあ……」
震える手で静脈に注射をする。発作は急激に沈静化した。
「まだ…死んでは行けない。」
ベクターは、背後にある装置に目線を運ぶ。
「後…半日だ。半日だけ経てば………」
「さーて…吐いてもらおうか?」
ジハイドは椅子に縛り上げられた少年の前に立つ。
「あー…うー……」
「あのなあ…あーとかうーとか言ってねえでいい加減普通の言葉ってのを…まさか。」
ジハイドは何かを察し、少年のマスクを剥ぎ取った。
「あー…そうか…そう言うわけかよ…」
回復魔法でも治療不可能なレベルの傷が、彼の口を覆っていたのだ。詳細を口にするのも憚られるほどに惨たらしいその容姿に、ジハイドは思わず顔を顰めた。
「あー……」
悲しげな表情を浮かべる少年の口の中には、同様に痛々しい傷跡が残っていた。
「声帯まで届くってどんな怪我だよ…お前……。そんなんで死にきれねえとか………あークソ、最悪だよなあ…」
ジハイドはその場に座り込んでしばらく考えたのち、一旦その場を後にした。
「おい機械女、あいつについて知ってるか?」
「…死体処理の仕事を家族ぐるみでやってる奴らがいたんだと。
その子供は大層正直で、親の言うことは何でも聞くほどには従順だった。だからこそ悲劇は起こってしまった。
ある日、口封じで依頼した組織に家族ごと消されそうになった。
その両親が最悪で、息子に自分の盾になるように命じてしまった。そして息子は爆撃を一身に受ける事になった。
結果として両親ともども逃げおおせたが、息子は死亡。
だけど人の心は多少あったんだろうね、それ以降夫婦は、自身の息子に殺される夢を見るようになった。こちらを恨んで殺しにくる、と。
そして最終的に精神疾患となって追い詰められるようになった頃、突然2人の前に息子が現れた。かつて死んだはずの息子が。
申し訳なかった、と両親は命乞いをした。当然許すはずなんか無い、それが普通の人間ならね。
息子には両親への深い愛情があったんだよ。普段から両親にはネグレクトを受けていたし、何より爆撃の後遺症で声を出すことすらできなくなっていた。にも関わらず、彼はその両親を咎める事なんかしなかった。
両親は息子の優しさに感激して、愛情を感じるようになった。そうして家族はようやく家族になることができた訳。
……そんな筈だったんだけどね、そこからが悲劇だった。いや、喜劇かもね。
家族が元に戻っても、両親はまだ精神疾患が治りきっていなくて、そこから来る自殺願望を度々口にしていた。
息子はそれを本気にしてしまったんだよ。死を迎えさせれば、2人はきっと幸せになる、と。両親を銃殺して、いつも通りに死体を処理した。息子は人間じゃなく、飼い慣らされた獣だったんだよ。
それ以降、彼は死体処理の仕事を何食わぬ顔で続けその後失踪した。これが8年くらい前に出てきた『優しき獣.オーガスタス』って噂話。
アンタは殆どの時間寝てるもんね、知らないのも当然か。」
「………そうか。」
ジハイドはオーガスタスの隣に座り込んだ。
「色々聞いたよ、お前について。」
「………」
「なぁに落ち込んでんだよ。お前のやりてぇようにやった。それで十分じゃねえか。」
「……?」
「…何で励ましてくるのか、って顔だな。…お前が死に方を選ばなかったからだ。親に命令されて死を選び、親に命令されて殺した。そこにお前は何処にもいない。命を自由に切り捨てられない奴がいるとな…やっぱり我慢ならねえよ。」
「あ…ぅ…」
「違えよ、優しさじゃねえ。
…お前、この世の中に足りてないのは何だと思う?
自由な生き方とやらはこの世の中じゃ保障されてる。
だが、自由な死に方は誰も選べねえ。
そんなの不幸そのものだろ?
全く同じ生き方をする人間なんてこの世にはいないが、誰もが平等に死を迎えるように出来てる。生きる長さがどうであろうと、皆死ぬ運命にあるんだ。
だったら死に方くらい選んで良いんだよ。何しろ一度しか味わえないしな、俺を除いて。
生きるために死ぬやつがこの世は多すぎる。そんな後悔ばかりじゃやってけねえよ。いっぺん、死ぬために生きてみたって良いだろ?
だからまあ…お前が親にやったことを俺は肯定するよ。
何であれ親が望んだことだ。お前は俺を実行した。
お前の傷もそうさ、お前が幸せに死ぬ為の過程だよ。
……今や誰もお前を愛しちゃいないかもしれないが、代わりに俺はお前を信じてやる。だから安心して死んでみな。」
「…………!」
6歳の頃、親を殺した。皆が僕に向ける視線の意味が分からなかった。僕はただ、僕はただ2人のためにやった事なのに。
口の傷は好きだった。話せなくなったのは悲しかったけど、僕と家族を繋ぎ止めてくれたから。
だけどそれさえも蔑まれた。死体処理の仕事は相変わらず続けてたけど、これのせいで虐められる日々。
それからこの傷も、殺した過去も後悔するようになった。
そんな中だった。彼が現れたのは。もしやり直せるとしたら?そう言ってきたのだ。
夢物語とも言える希望に、僕は縋った。なんだか分からないけど、彼の後についていくのは好きだった。両親といられた時を思い出したから。
だけど、
だけど、僕を肯定してくれたのは、この時が初めてだった。
誰も肯定してくれなかった全てを受け入れてくれた。
「う…あああ……」
オーガスタスは両足で地面を蹴り始める。
「……?モールス信号か。そうか、その手が……よし、聞かせろ。」
ジハイドはメモ帳を取り出し、オーガスタスの正面に向かい合う形で座り込んだ。
「………」
サレムはソファにもたれかかっていた。
一般の人間が味わうにはあまりに濃密な一日を味わい、彼の疲労は既に限界を迎えていた。
「………」
レドが彼の隣に腰掛ける。
「なあ…アンタはどうして俺を助けたんだ?」
「……さあ、よくわからないですよ。兎に角、このまま避難所に送ってもらえる。貴方の家族もそこにいるでしょう。」
「そうか…。ありがとう。」
「貴方は…」
「タメ口でいい。」
「…君は家族がいる場所からかなり離れた場所にわざわざ来て、そしてわざわざ僕から金を巻き上げようとした。とても家族を大事に思っていたようには見えない。何があったんです?」
「言って何になる?」
「僕が君を助けた理由が知れるかも、と。」
「………分かったよ。話す。」
0
なろう版https://ncode.syosetu.com/n0704io/?p=2カクヨム版https://kakuyomu.jp/works/16817330669013450484
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる