56 / 76
天界決戦編
最強最弱
しおりを挟む
アレスは、その場に倒れる3人に向けて槍を振り下ろす。あと1秒も立たないうちに自身が死を迎える事を悟った牛頭は咄嗟に、自分を含めた美琴と馬頭を瞬間移動させ、その攻撃から逃れた。その直後、凄まじい風圧が巻き起こり、槍の振り下ろされた場所に底無しの穴が形成された。
「はあ……はあ……!」
ヨロヨロと、牛頭と馬頭は立ち上がる。もはや意識があるかどうかも怪しいだろう。だが、それでも戦うしかない。自らこの道を選んだのだから。美琴も、それに続くように立ち上がった。アレスは、そんな3人を睨みつける。
「貴様……避けたな?我が一撃をかわしてみせたな?」
その表情と言葉遣いは、歴戦の戦士そのものだった。アレスはその表情を崩さぬまま、3人に向けて突進した。あまりにも早過ぎるその移動速度に、彼らは対応できなかった。咄嗟に前に出た美琴によって、突き出された進路は曲げられる。だが、かわりに彼の腹部は、槍によって削り取られてしまった。右腕に続き、腹部。体のあらゆる部位を削ぎ落とされた美琴に、もはや残る体力は無い。
「美琴!!」
馬頭は、美琴の左手を掴むと瞬間移動し、追撃を浴びせにかかるアレスから逃れる。
……はずだった。アレスの背後に移動した彼女に向けて、アレスは即座に槍を突き立てたのだ。その攻撃により、馬頭の両足が吹き飛ばされる。
「馬頭ーーーー!!!!」
そんな、死んでしまう。馬頭が、私の妹が死んでしまう……!それを見ていた牛頭は、咄嗟に前に出た。しかし彼女は、アレスの残る左手に捕まれ、上に持ち上げられてしまった。
「瞬間移動と言っても、相手の攻撃を読めば対策は造作もない事だ……。まずは君から殺すとしよう。」
アレスは、冷徹な表情で牛頭の首を閉め始める。
「待って……牛頭……お姉ちゃん!!やめて!!やめてぇぇぇぇぇ!!!」
体を引きずりながら、馬頭は彼女に手を伸ばす。掴めるはずもないのに、手を伸ばした。牛頭はすでに、口から泡を吹いている。あと数秒で、彼女は死んでしまうだろう。どうすれば……どうすれば……美琴は必死で考えた。その時だった。アレスに、弱々しく突進する何者かがいた。
「……?」
アレスは、自身の足元を見る。それは、自身より遥かに体格の劣る少年……納言だった。
「納言……」
身体の再生能力があるとは言え、体力までは回復することができない。故に、納言の疲労はすでに限界にまで達しているはずだった。それでも、自分より遥かに強いはずの男に、彼は立ち向かっていたのだ。アレスは、牛頭から手を離すと、納言を左手で吹き飛ばした。
「がっ……!」
彼はそのまま地面に倒れる。だが、またしても立ち上がると、再びアレスに掴み掛かった。
「少年……分かっているのか?君では……」
アレスは、憐れむような表情で納言に言う。だが、それに対して彼は叫んだ。
「分かってるんだよ!!!僕じゃ……皆んなの役に立てない。どこまで行っても凡人だよ。でも……だからなんだって言うんだ!!戦わなきゃ……ここで戦わなきゃ……誰も助けられないじゃないか。」
アレスは目を見開いた。この少年は、明らかにこの中で最も浮いている。だが同時に、誰よりも真っ直ぐな、戦士の目をしている。なんと自分は愚かだったのだろう。この少年を、みくびっていた。アレスは自身の愚かさを悔いると、納言に向けて構えをとった。
「すまなかった、君に謝罪しよう。君を1人の戦士として認める。名を、聞こうじゃないか。」
「浅倉納言。……お願いします。」
納言は歯を食いしばり、自身を襲う果てしない恐怖を抑えながら言う。アレスは強く地面を踏み込むと、勢いよく槍を突き出した。その槍の衝撃により、納言の体はバラバラになった。だが、その直後に彼は体を再生させ、アレスに向かって突進する。
「なるほど……その再生力……面白い!!」
アレスは笑みを浮かべると、自身の神器の能力を発動した。
「火槍雷天誅《マーズ・オブ・インパクト》!」
先ほどとは比べ物にならない程の衝撃波が、あたり一面を吹き飛ばした。
「くっ……なんだ、これは……!!」
美琴、牛頭、馬頭の3人は、巻き起こる砂埃に目を瞑る。そして再び視界が晴れた時、その場に横たわる納言の姿があった。
「こ……の……」
それでも尚、彼は立ち上がる。仲間のために、立ち上がる。
「なるほど……この攻撃を受けて生きているとは……人間で生きていたのは君が初めてだよ。」
「はあ……はあ……!」
納言は体を引きずりながら、アレスに近づく。勝算など、万に一つもない。それでも良い。やるしか無いんだ。
「納言……もうよせ!君の体が限界を迎える……」
美琴は、納言に向かって叫ぶ。それでも、彼は歩むのを辞めない。そして遂に、アレスを目前にして納言は倒れてしまった。
「ここまでか。いい勝負だったよ、納言。」
アレスはそう言うと、その場に横たわる美琴たちの方を向く。……その時だった。突如立ち上がった納言が、自身の心臓部へと手のひらを押し当て、瘴気を時はなったのだ。
「……?!まさか、この時を狙って……」
美琴達との修行によって会得した、唯一の技。それを、納言は叫んだ。
「魔瘴炎帝《デモンズ・ソウル》!」
心臓部から、凄まじい瘴気が解き放たれる。彼に埋め込まれた悪魔の瘴気が、アレスの全身を覆い尽くした。その凄まじいまでのしょうきは、後方にある塔の一部に傷をつける。
「はあ……はあ……はあ……!」
勝った、これで……!納言は自身の勝利を確信した。だが、現実はそうは行かない。全身に傷を負った状態のアレスが、そこに立っていた。
「なるほど……これが君の奥義か。見事だったよ、納言。」
「そんな……まだ……!」
あの技は一日一回きりの大技。二度の発動はできない。どうすれば良いんだ。納言は、ワナワナと震え始める。そこに、先ほどまでの勇ましさは無かった。だが……新たな戦士が、彼の肩に手を置いた。
「大丈夫だ……納言。ありがとう。君のおかげで、僕は気付かされた。」
それは、美琴だった。彼とて、満身創痍の筈。どうやって、戦うというのだ。
「なるほど……次の挑戦者か。良いだろう。君も私を楽しませてくれるのかい?」
アレスは槍を美琴に構える。対する美琴は、ゆっくりと口を開いて語り始めた。
「僕はずっと……これを抑えておくべきものだと思っていた。だけど違った。仲間を巻き込まないとか、自分が嫌われるとか、そんな事ばかり考えていた。だけど……仲間は僕を信じてくれた。僕のために戦ってくれた。だから……僕も僕を信じることにした!!」
美琴は、自身ののありゃが解放させる。今度はブレーキなどいらない。駆け抜けるように、力を解き放つ。理性は白くは染まらない。体は大きくなどならない。失った右腕と腹部は、急速に再生する。そんな彼の体は、白い人型の虎へと変わっていた。凄まじい瘴気と神性が、彼から解き放たれていたのだ。
「これは……そんな馬鹿な……!このオーラ、私たちに匹敵する!!」
アレスは、美琴から放たれるオーラを前に驚愕した。対する彼は、ゆっくりと口を開く。
「今度は僕の番だ、12神。桃源郷の白い虎……見せてあげるよ。」
そう言うと、美琴はゆっくり歩き始めた。アレスは、美琴との距離を急速に詰めると、槍を突き出す。だが、その槍は途中で停止した。信じられないことに、その槍先を、美琴が掴んで止めていたのである。そんな、馬鹿な。と驚愕するアレスを、美琴は勢いよく殴りつけた。彼は地面に叩きつけられ、地面に底のない穴が形成された。
「さあ、立てよ12神。ラウンド2と行こうじゃないか!」
美琴はそう言って、アレスを挑発した。
「はあ……はあ……!」
ヨロヨロと、牛頭と馬頭は立ち上がる。もはや意識があるかどうかも怪しいだろう。だが、それでも戦うしかない。自らこの道を選んだのだから。美琴も、それに続くように立ち上がった。アレスは、そんな3人を睨みつける。
「貴様……避けたな?我が一撃をかわしてみせたな?」
その表情と言葉遣いは、歴戦の戦士そのものだった。アレスはその表情を崩さぬまま、3人に向けて突進した。あまりにも早過ぎるその移動速度に、彼らは対応できなかった。咄嗟に前に出た美琴によって、突き出された進路は曲げられる。だが、かわりに彼の腹部は、槍によって削り取られてしまった。右腕に続き、腹部。体のあらゆる部位を削ぎ落とされた美琴に、もはや残る体力は無い。
「美琴!!」
馬頭は、美琴の左手を掴むと瞬間移動し、追撃を浴びせにかかるアレスから逃れる。
……はずだった。アレスの背後に移動した彼女に向けて、アレスは即座に槍を突き立てたのだ。その攻撃により、馬頭の両足が吹き飛ばされる。
「馬頭ーーーー!!!!」
そんな、死んでしまう。馬頭が、私の妹が死んでしまう……!それを見ていた牛頭は、咄嗟に前に出た。しかし彼女は、アレスの残る左手に捕まれ、上に持ち上げられてしまった。
「瞬間移動と言っても、相手の攻撃を読めば対策は造作もない事だ……。まずは君から殺すとしよう。」
アレスは、冷徹な表情で牛頭の首を閉め始める。
「待って……牛頭……お姉ちゃん!!やめて!!やめてぇぇぇぇぇ!!!」
体を引きずりながら、馬頭は彼女に手を伸ばす。掴めるはずもないのに、手を伸ばした。牛頭はすでに、口から泡を吹いている。あと数秒で、彼女は死んでしまうだろう。どうすれば……どうすれば……美琴は必死で考えた。その時だった。アレスに、弱々しく突進する何者かがいた。
「……?」
アレスは、自身の足元を見る。それは、自身より遥かに体格の劣る少年……納言だった。
「納言……」
身体の再生能力があるとは言え、体力までは回復することができない。故に、納言の疲労はすでに限界にまで達しているはずだった。それでも、自分より遥かに強いはずの男に、彼は立ち向かっていたのだ。アレスは、牛頭から手を離すと、納言を左手で吹き飛ばした。
「がっ……!」
彼はそのまま地面に倒れる。だが、またしても立ち上がると、再びアレスに掴み掛かった。
「少年……分かっているのか?君では……」
アレスは、憐れむような表情で納言に言う。だが、それに対して彼は叫んだ。
「分かってるんだよ!!!僕じゃ……皆んなの役に立てない。どこまで行っても凡人だよ。でも……だからなんだって言うんだ!!戦わなきゃ……ここで戦わなきゃ……誰も助けられないじゃないか。」
アレスは目を見開いた。この少年は、明らかにこの中で最も浮いている。だが同時に、誰よりも真っ直ぐな、戦士の目をしている。なんと自分は愚かだったのだろう。この少年を、みくびっていた。アレスは自身の愚かさを悔いると、納言に向けて構えをとった。
「すまなかった、君に謝罪しよう。君を1人の戦士として認める。名を、聞こうじゃないか。」
「浅倉納言。……お願いします。」
納言は歯を食いしばり、自身を襲う果てしない恐怖を抑えながら言う。アレスは強く地面を踏み込むと、勢いよく槍を突き出した。その槍の衝撃により、納言の体はバラバラになった。だが、その直後に彼は体を再生させ、アレスに向かって突進する。
「なるほど……その再生力……面白い!!」
アレスは笑みを浮かべると、自身の神器の能力を発動した。
「火槍雷天誅《マーズ・オブ・インパクト》!」
先ほどとは比べ物にならない程の衝撃波が、あたり一面を吹き飛ばした。
「くっ……なんだ、これは……!!」
美琴、牛頭、馬頭の3人は、巻き起こる砂埃に目を瞑る。そして再び視界が晴れた時、その場に横たわる納言の姿があった。
「こ……の……」
それでも尚、彼は立ち上がる。仲間のために、立ち上がる。
「なるほど……この攻撃を受けて生きているとは……人間で生きていたのは君が初めてだよ。」
「はあ……はあ……!」
納言は体を引きずりながら、アレスに近づく。勝算など、万に一つもない。それでも良い。やるしか無いんだ。
「納言……もうよせ!君の体が限界を迎える……」
美琴は、納言に向かって叫ぶ。それでも、彼は歩むのを辞めない。そして遂に、アレスを目前にして納言は倒れてしまった。
「ここまでか。いい勝負だったよ、納言。」
アレスはそう言うと、その場に横たわる美琴たちの方を向く。……その時だった。突如立ち上がった納言が、自身の心臓部へと手のひらを押し当て、瘴気を時はなったのだ。
「……?!まさか、この時を狙って……」
美琴達との修行によって会得した、唯一の技。それを、納言は叫んだ。
「魔瘴炎帝《デモンズ・ソウル》!」
心臓部から、凄まじい瘴気が解き放たれる。彼に埋め込まれた悪魔の瘴気が、アレスの全身を覆い尽くした。その凄まじいまでのしょうきは、後方にある塔の一部に傷をつける。
「はあ……はあ……はあ……!」
勝った、これで……!納言は自身の勝利を確信した。だが、現実はそうは行かない。全身に傷を負った状態のアレスが、そこに立っていた。
「なるほど……これが君の奥義か。見事だったよ、納言。」
「そんな……まだ……!」
あの技は一日一回きりの大技。二度の発動はできない。どうすれば良いんだ。納言は、ワナワナと震え始める。そこに、先ほどまでの勇ましさは無かった。だが……新たな戦士が、彼の肩に手を置いた。
「大丈夫だ……納言。ありがとう。君のおかげで、僕は気付かされた。」
それは、美琴だった。彼とて、満身創痍の筈。どうやって、戦うというのだ。
「なるほど……次の挑戦者か。良いだろう。君も私を楽しませてくれるのかい?」
アレスは槍を美琴に構える。対する美琴は、ゆっくりと口を開いて語り始めた。
「僕はずっと……これを抑えておくべきものだと思っていた。だけど違った。仲間を巻き込まないとか、自分が嫌われるとか、そんな事ばかり考えていた。だけど……仲間は僕を信じてくれた。僕のために戦ってくれた。だから……僕も僕を信じることにした!!」
美琴は、自身ののありゃが解放させる。今度はブレーキなどいらない。駆け抜けるように、力を解き放つ。理性は白くは染まらない。体は大きくなどならない。失った右腕と腹部は、急速に再生する。そんな彼の体は、白い人型の虎へと変わっていた。凄まじい瘴気と神性が、彼から解き放たれていたのだ。
「これは……そんな馬鹿な……!このオーラ、私たちに匹敵する!!」
アレスは、美琴から放たれるオーラを前に驚愕した。対する彼は、ゆっくりと口を開く。
「今度は僕の番だ、12神。桃源郷の白い虎……見せてあげるよ。」
そう言うと、美琴はゆっくり歩き始めた。アレスは、美琴との距離を急速に詰めると、槍を突き出す。だが、その槍は途中で停止した。信じられないことに、その槍先を、美琴が掴んで止めていたのである。そんな、馬鹿な。と驚愕するアレスを、美琴は勢いよく殴りつけた。彼は地面に叩きつけられ、地面に底のない穴が形成された。
「さあ、立てよ12神。ラウンド2と行こうじゃないか!」
美琴はそう言って、アレスを挑発した。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
聖剣伝説〜乙女の姿しばしとどめむ〜
rabao
ファンタジー
これは、全ての中学生男子に捧げたい物語である。
成長期における少年達の狂気には、滑稽なほどの葛藤と混乱がある。
鯉が瀧を昇り昇龍となるように、その身を岩にこすりつけ傷ついていく。
男達は情けないほどに必死なのだ。
女性には、男の爆発的な成長のエネルギーが、異常行動を引き起こしていることを、心の片隅に少しだけ留めて、どうか暖かく見守っていて欲しい。
その道を通過した者。これからその道に進む者。
また、それを理解しようとする女性達。
全ての者が関わる、男の成長の物語である。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
男装バレてイケメン達に狙われてます【逆ハーラブコメファンタジー】
中村 心響
ファンタジー
☆タイトル「天地を捧げよ~神剣伝説~」から変更しました。改稿しなければならない箇所多数ですが、手間がかかる為、どんどん更新致します。修正は完結後に。
・中世を舞台に繰り広げられるハチャメチャ逆ハーラブコメファンタジー!
「お前、可愛いな? 俺様の情夫になれよ……」
強引なレオに狙われたアルは一体どうなってしまうのかーー
* 神に見初められし者だけに与えられ、その者だけに使い熟すことのできる剣ーー。
今や伝説さえも忘れさられ、語り継がれることもなくなった「神剣レイブレード」それを手にする者が現れた時、悪しき者が天地を紅く染める……。
[あらすじ]
生き延びるために故郷の村を出たアル達が辿り着いたのは王都ルバール大国だった……。生きて行く生活費を稼ぐために、アルはその国で開催される拳闘技大会の賞金を狙って出場を申し込みに行くが……
笑い、感動逆ハーラブコメファンタジー!
どんな展開になるのか著者も予想出来ません。
著者の書きたい放題ファンタジーでございます。
一部…出会い編
二部…闘技会編
三部…恋愛編
四部…伝説編
五部…冒険編
女子向けラブファンタジー
※空白効果や、記号等を多々利用して書いてあります。読み難い箇所、誤字脱字は後から修正致します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる