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天上編
それでも最後に
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次の日カンダタは、ウリエルにベッドから叩き起こされた。
「さあ!強化月間の始まりですよ!」
彼はのっそりと起き上がったカンダタに対してにこやかに言い放つ。強化月間?なんだそれは。いつそんな約束をした。困惑する彼を、ウリエルは外に連れ出す。
「貴方の見せたあの形態……アレはまだ不完全です。もっと進化させれば、四大天使……いや、それどころか12神にも対抗できる。」
「はあ……」
いきなり連れ出されて言われたところで、実感もやる気も湧いてこない。カンダタは、ただ放心するだけだった。そんな彼に対して、ウリエルは炎の剣を引き抜いた。
「取り敢えずやるべきは……実践です♡」
にこやかな笑顔で、ウリエルはカンダタに一歩、一歩と距離を詰める。へ?と思わず彼の口から声が出ていた。こいつ、いちいち行動に移すのが早すぎる。とてもじゃないがついていけない。
「ま、待て待て待て……まだ俺も寝起きっつーかほら……朝飯もまだっつーか……だから待ってって!ああああああああ!!」
カンダタに、容赦なく剣は振り下ろされる。その後、数時間にわたって繰り返された攻防は、地下空間全体に響き渡っていた。
「もうヤダ……」
午後になり、カンダタは酒場の机で疲労困憊の体を休めていた。机に体を突っ伏した状態で、白目をむいて動かない。
「か、カンダタさん……」
「今は放っておくのが吉だよ、マカ。それより久しぶりの猫じゃらしプレイだー!」
カンダタを気にかけるマカの手を引き、美琴はその場を後にする。近寄りがたいオーラが、彼の体全体から放たれていたがために、誰1人として近寄ろうとしなかった。
「よお、疲れてんのかい?」
だが、唯一彼に近寄るものがいた。筋肉質な天使、ダンだった。
「ああ?……アンタか。ちょっと休ませてくれや……」
一瞬カンダタは頭を起こして彼の方を見るが、即座に机に頭をつけてしまった。そんな彼に対して、ダンは一度ため息をつきつつ、一つの質問を投げた。
「なあ……なんでアンタらは俺たちに協力するんだ?」
その質問に対して、しばらくカンダタは沈黙しつつ、ゆっくり頭をあげて口を開いた。
「別に?俺は正義とかどうでも良いのさ。自分のやってる事が正しいと思わねえ。……ただ、守りてえ奴らが苦しんでる。だからそれに協力するのさ。」
「……そうか。」
ダンはそう一言だけ答えると、椅子から立ち上がり、こう言葉を続けた。
「そうか……じゃあ、一緒に守ろうぜ。」
ダンはカンダタに向けて拳を突き出す。彼はそれに対して、若干気だるげに拳を合わせた。
そしてそのまま夜になり、アテナはその日も酒場で窓を眺めていた。そんな彼女の隣に、アイリスが座った。昨日と逆の立場である。
「アテナ様……その……」
「どうしたの?」
「昨日は……ありがとうございました。色々、整理がついたんです。」
「そ。どう致しまして。」
アテナは、手をひらひらとさせながら、彼女の告げた感謝に対して答える。
「その……私……」
彼女が言葉を続けようとしたその時だった。ドォォォォン、と言う爆発音が突如巻き起こったのだ。
「なんだ……?!」
カンダタは、寝床から起き上がると、窓を見る。そこには、地面を突き破って人々を襲うギガンテスの群れがあった。まさか……まさか……!
「内通者。」
カンダタがそう口にした次の瞬間、後ろから何者かが彼に襲いかかった。カンダタはその男……ダンに向けて刀を振り上げる。ダンの硬化させた拳と、その刃がぶつかり合う。
「テメェ……内通しやがったな!!」
「おかしいのはテメェらの方だ!!もともと勝てるわけがない戦い。そいつに堕天使までよこしやがった!守りたいものだと?あんな奴らがお前の守りたいものか!」
「テメェ……ふざけやがって!!」
カンダタは、ダンを壁面まで吹き飛ばした。カハっと嗚咽を漏らす彼に対して、カンダタは飛びかかる。ダンは再び全身を硬化させ、その刀を受け止める。
「オリンポスの連中は良いもんだぜ!いい飯もいい暮らしも用意してくれる!!俺はごめんだね!こんな奴らの為に戦うなんて!」
「ふざ……けんな!!」
カンダタは勢いよく刀を振り下ろし、刃を受け止めていたダンの両腕を切断した。そこから大量の血煙が上がり、彼はその場に膝をついた。
「ぐ……ああああああ!!」
ダンは膝をついて、あるはずの無い両腕を押さえつける。
「良い暮らしなんざさせるか馬鹿野郎!」
カンダタはそう言い放つと、酒場の外へと出る。ギガンテスの群れに襲われたであろう人々の死体が、そこらじゅうに転がっている。
「この……やめろってんだよ!!」
カンダタは無我夢中でギガンテス達を切り裂いていく。だが、あまりにもキリがない。何度倒しても、無尽蔵に湧いて出てくる。
「カンダタさん!!」
その時だった。マカ達が一斉に飛び出し、彼と同様にギガンテスの群れに攻撃を始めた。
「この……!」
美琴の拳は、次々と巨人を薙ぎ倒していく。マカの剣が、巨人の体を両断する。牛頭と馬頭の武器は、周囲の瓦礫を切り落とす。
「誰か!アイリスが怪我を……」
アテナは血を流して倒れるアイリスを抱え、襲い来る攻撃全てを防ぎ切っていた。だがそれでも、巨人の増殖を止めることはできない。このままでは、全滅してしまう。
「ああああああああ!!!」
ウリエルの炎によって、その場にいた巨人は全て一掃される。そして彼は、奥にある穴を指差した。
「早くこっちに!!」
彼の手招きする方向に、一同は走っていく。前に言っていた、緊急脱出用の穴だ。だが、カンダタは知っていた。それが無意味なことを。
「いや……だめだ。多分ここも……」
彼がウリエルにそう言った直後、穴から大量の巨人が飛び出してきた。
「そんな……!」
アテナは、絶望した。このまま、全滅してしまうのか?このまま……
「はははははは!!ざまあねえ!このまま全員死にやがれ!」
両腕を失い、死を間近に控えたダンは、天を仰いで笑っている。どうすれば……どうすれば……
「アテナ様、大丈夫です。」
そんな彼女の隣に、1人の女が立っていた。
「アイリス……?」
アイリスは怪我する体を押さえ、にこやかな笑顔で巨人の群れの前に立ちはだかった。
「大丈夫です。ここは私に任せてください。」
アイリスは、自身の神器を手に持った。
己の神性を解き放つ。
己の瘴気を身に纏う。
全身の感覚を研ぎ澄ませる。
「待って……何を……」
アテナは彼女の行動を止めようと手を伸ばす。だが、ウリエルはそんな彼女の手を掴み、
「……行きましょう。」
と悲しげな表情で言い放った。アテナが困惑する内に、彼は彼女を担ぎ上げる。そして天井に開いた穴に向かって、一同は飛んでいく。当然、ギガンテスはそれに向けて手を伸ばした。だが、その伸ばした腕は、蒸発するように消え去ってしまった。
「え……」
まさかこれは、アイリスの能力か。アテナは彼女のいる方を見る。見ると、彼女の体は、既に消え掛かっていた。
「アテナ様……私は……自分を愛する事ができました。だって今の私は……」
尚も自身に手を伸ばし続けるアテナに対して、アイリスは呟く。そして、自身の神器を上に構え、詠唱した。
「滅せ……雷滅破天《ティタノマキア》!」
自身の全感覚、自身の命。全てを投げうって完成する、彼女の唯一の奥義。その能力は、神性の無効化。その場にいる巨人全てを、その波動は一瞬で塵へと変えた。
滅びゆく体で、飛んでいく一同にアイリスは手を伸ばす。ああ、やっぱり……死ぬのは怖いなあ。だけど、うん。これで良いんだ。最後に自分を愛せたから、それで良いんだ。彼女は一筋の涙を流し、消えていった。
沈みゆく地下空間を眺め、アテナは涙を流していた。一度の喪失。二度の喪失。そして、今回で三度目の喪失。それを、彼女は味わったのだ。
「なんで……なんでいつもこうなるのかなあ。」
膝をついて、おいおいと泣き崩れる彼女を見て、誰1人として答えることはできなかった。答える資格など、ありはしないのだ。
「さあ!強化月間の始まりですよ!」
彼はのっそりと起き上がったカンダタに対してにこやかに言い放つ。強化月間?なんだそれは。いつそんな約束をした。困惑する彼を、ウリエルは外に連れ出す。
「貴方の見せたあの形態……アレはまだ不完全です。もっと進化させれば、四大天使……いや、それどころか12神にも対抗できる。」
「はあ……」
いきなり連れ出されて言われたところで、実感もやる気も湧いてこない。カンダタは、ただ放心するだけだった。そんな彼に対して、ウリエルは炎の剣を引き抜いた。
「取り敢えずやるべきは……実践です♡」
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「ま、待て待て待て……まだ俺も寝起きっつーかほら……朝飯もまだっつーか……だから待ってって!ああああああああ!!」
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「もうヤダ……」
午後になり、カンダタは酒場の机で疲労困憊の体を休めていた。机に体を突っ伏した状態で、白目をむいて動かない。
「か、カンダタさん……」
「今は放っておくのが吉だよ、マカ。それより久しぶりの猫じゃらしプレイだー!」
カンダタを気にかけるマカの手を引き、美琴はその場を後にする。近寄りがたいオーラが、彼の体全体から放たれていたがために、誰1人として近寄ろうとしなかった。
「よお、疲れてんのかい?」
だが、唯一彼に近寄るものがいた。筋肉質な天使、ダンだった。
「ああ?……アンタか。ちょっと休ませてくれや……」
一瞬カンダタは頭を起こして彼の方を見るが、即座に机に頭をつけてしまった。そんな彼に対して、ダンは一度ため息をつきつつ、一つの質問を投げた。
「なあ……なんでアンタらは俺たちに協力するんだ?」
その質問に対して、しばらくカンダタは沈黙しつつ、ゆっくり頭をあげて口を開いた。
「別に?俺は正義とかどうでも良いのさ。自分のやってる事が正しいと思わねえ。……ただ、守りてえ奴らが苦しんでる。だからそれに協力するのさ。」
「……そうか。」
ダンはそう一言だけ答えると、椅子から立ち上がり、こう言葉を続けた。
「そうか……じゃあ、一緒に守ろうぜ。」
ダンはカンダタに向けて拳を突き出す。彼はそれに対して、若干気だるげに拳を合わせた。
そしてそのまま夜になり、アテナはその日も酒場で窓を眺めていた。そんな彼女の隣に、アイリスが座った。昨日と逆の立場である。
「アテナ様……その……」
「どうしたの?」
「昨日は……ありがとうございました。色々、整理がついたんです。」
「そ。どう致しまして。」
アテナは、手をひらひらとさせながら、彼女の告げた感謝に対して答える。
「その……私……」
彼女が言葉を続けようとしたその時だった。ドォォォォン、と言う爆発音が突如巻き起こったのだ。
「なんだ……?!」
カンダタは、寝床から起き上がると、窓を見る。そこには、地面を突き破って人々を襲うギガンテスの群れがあった。まさか……まさか……!
「内通者。」
カンダタがそう口にした次の瞬間、後ろから何者かが彼に襲いかかった。カンダタはその男……ダンに向けて刀を振り上げる。ダンの硬化させた拳と、その刃がぶつかり合う。
「テメェ……内通しやがったな!!」
「おかしいのはテメェらの方だ!!もともと勝てるわけがない戦い。そいつに堕天使までよこしやがった!守りたいものだと?あんな奴らがお前の守りたいものか!」
「テメェ……ふざけやがって!!」
カンダタは、ダンを壁面まで吹き飛ばした。カハっと嗚咽を漏らす彼に対して、カンダタは飛びかかる。ダンは再び全身を硬化させ、その刀を受け止める。
「オリンポスの連中は良いもんだぜ!いい飯もいい暮らしも用意してくれる!!俺はごめんだね!こんな奴らの為に戦うなんて!」
「ふざ……けんな!!」
カンダタは勢いよく刀を振り下ろし、刃を受け止めていたダンの両腕を切断した。そこから大量の血煙が上がり、彼はその場に膝をついた。
「ぐ……ああああああ!!」
ダンは膝をついて、あるはずの無い両腕を押さえつける。
「良い暮らしなんざさせるか馬鹿野郎!」
カンダタはそう言い放つと、酒場の外へと出る。ギガンテスの群れに襲われたであろう人々の死体が、そこらじゅうに転がっている。
「この……やめろってんだよ!!」
カンダタは無我夢中でギガンテス達を切り裂いていく。だが、あまりにもキリがない。何度倒しても、無尽蔵に湧いて出てくる。
「カンダタさん!!」
その時だった。マカ達が一斉に飛び出し、彼と同様にギガンテスの群れに攻撃を始めた。
「この……!」
美琴の拳は、次々と巨人を薙ぎ倒していく。マカの剣が、巨人の体を両断する。牛頭と馬頭の武器は、周囲の瓦礫を切り落とす。
「誰か!アイリスが怪我を……」
アテナは血を流して倒れるアイリスを抱え、襲い来る攻撃全てを防ぎ切っていた。だがそれでも、巨人の増殖を止めることはできない。このままでは、全滅してしまう。
「ああああああああ!!!」
ウリエルの炎によって、その場にいた巨人は全て一掃される。そして彼は、奥にある穴を指差した。
「早くこっちに!!」
彼の手招きする方向に、一同は走っていく。前に言っていた、緊急脱出用の穴だ。だが、カンダタは知っていた。それが無意味なことを。
「いや……だめだ。多分ここも……」
彼がウリエルにそう言った直後、穴から大量の巨人が飛び出してきた。
「そんな……!」
アテナは、絶望した。このまま、全滅してしまうのか?このまま……
「はははははは!!ざまあねえ!このまま全員死にやがれ!」
両腕を失い、死を間近に控えたダンは、天を仰いで笑っている。どうすれば……どうすれば……
「アテナ様、大丈夫です。」
そんな彼女の隣に、1人の女が立っていた。
「アイリス……?」
アイリスは怪我する体を押さえ、にこやかな笑顔で巨人の群れの前に立ちはだかった。
「大丈夫です。ここは私に任せてください。」
アイリスは、自身の神器を手に持った。
己の神性を解き放つ。
己の瘴気を身に纏う。
全身の感覚を研ぎ澄ませる。
「待って……何を……」
アテナは彼女の行動を止めようと手を伸ばす。だが、ウリエルはそんな彼女の手を掴み、
「……行きましょう。」
と悲しげな表情で言い放った。アテナが困惑する内に、彼は彼女を担ぎ上げる。そして天井に開いた穴に向かって、一同は飛んでいく。当然、ギガンテスはそれに向けて手を伸ばした。だが、その伸ばした腕は、蒸発するように消え去ってしまった。
「え……」
まさかこれは、アイリスの能力か。アテナは彼女のいる方を見る。見ると、彼女の体は、既に消え掛かっていた。
「アテナ様……私は……自分を愛する事ができました。だって今の私は……」
尚も自身に手を伸ばし続けるアテナに対して、アイリスは呟く。そして、自身の神器を上に構え、詠唱した。
「滅せ……雷滅破天《ティタノマキア》!」
自身の全感覚、自身の命。全てを投げうって完成する、彼女の唯一の奥義。その能力は、神性の無効化。その場にいる巨人全てを、その波動は一瞬で塵へと変えた。
滅びゆく体で、飛んでいく一同にアイリスは手を伸ばす。ああ、やっぱり……死ぬのは怖いなあ。だけど、うん。これで良いんだ。最後に自分を愛せたから、それで良いんだ。彼女は一筋の涙を流し、消えていった。
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