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本編
つ、冷たい……
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俺とクロは、炎に映る魔獣のシルエットを唖然と見つめる。
するとバタバタと、いくつかの足音が聞こえてきた。
「大丈夫か!?」
声の方を振り返ると、3つの人影が走ってくるのが見えて身構える。
でも先頭を走って来た金髪の男の人は、警戒する俺たちに構わずに目の前までやってきた。
「怪我は?」
心配そうに覗き込んでくる男の人に何か答える前に、新しい声が聞こえる。
「まぁ、まだ子どもですわ」
「人間の子どもと、犬? いや、狼ですか」
追いついてきた青いロングヘアの女の人と、小柄で茶髪の男の人は俺とクロを見て驚いた顔をしていた。
魔獣に襲われた直後に知らない人たちに話しかけられた俺は、混乱していて上手く話すことが出来ない。
金髪の男の人が、綺麗な緑色の瞳を細めて微笑んだ。
俺を気遣うように、優しい声色で首を傾げる。
「こんなところで、何してるんだ」
「……え、と……いや、おじさんたちこそ何してるんだよ」
「おじ……!」
笑顔が引き攣った金髪の人の後ろで、茶髪の人が大笑いし始めた。
青い髪の女の人も手で口を覆って肩を震わせている。
「あははははは! そりゃ、子どもからしたらおじさんですよね!」
「アクストうるさい! 僕はまだ25歳だ!」
丁寧な口調とは裏腹に、ゲラゲラと腹を抱えている茶髪の人。アクストと呼ばれたその人を、金髪の人は怒鳴りつけた。
大人だと思ったから咄嗟におじさんって言っちゃったけど、20代ならまだお兄さんだ。
(悪いことしたな)
ちょっと反省しながらクロを伺うと、尻尾をピンと高く上げている。
犬が警戒しているときと同じ仕草だ。
俺も気を許しちゃいけないのかもしれないと、気を引き締め直す。
金髪のお兄さんは剣を握り直した俺の手元を見て、両手を開いて見せた。
敵意はないってことが言いたいんだろう。
「急に声をかけられたらびっくりするよな、悪かった。僕はフィーバ。後ろの2人はアクストとマリーだ」
親指で全員を指し示してから、フィーバは俺に目線を合わせたまま話を続けた。
「僕たちは魔獣退治の為に世界中を旅してるんだ。偶然この辺りの獣人の村を、魔獣が襲ってるって聞いてな。早速、役に立てて良かったよ」
「わたくしたち、宿屋を探して迷子になってしまいまして。貴方は人間のようですが、獣人の村に住んでいますの? よろしければ案内していただけません?」
青い髪のマリーは俺の方に近づいて腰をかがめ、手のひらを合わせてきた。
俺は改めて、3人を見る。
金髪に緑の目、紅いマントをして腰に剣がある、いかにも勇者って感じのフィーバ。
青いロングヘアーに金の目の、魔術師っぽい黒いローブを着て杖を持ってるマリー。
そして小柄で茶色い髪と目をした、体格に似合わない大きな斧を持つアクスト。
見れば見るほど、ゲームの勇者の初期パーティっぽい。
(……助けて、くれたんだよな……)
さっきまで魔獣がいた場所に目をやると、焼かれてしまったのか影も形も無くて少しぞっとする。
良い人たちなんだろうとは思うけど、俺が勝手に村に連れて行って良いのかは分からなかった。
「……えっと……」
「村は今、旅人を受け入れてる余裕ねぇよ。助けてくれたことは感謝するけど村に寄らずに森を出ろ」
足元から声がする。
しどろもどろな俺の代わりに、ずっと黙っていたクロがキッパリと言い切ったのだ。
(おお……つ、冷たい……)
口は悪いけど、どこの誰かもわからない俺に自分のベッドを貸してくれるって言ったくらい面倒見が良いのに。
少し驚いた俺を上回る勢いで、目の前の3人が声を上げた。
「じ、獣人か!」
「狼の、獣人ですって?」
「しかも銀色の毛の……!」
獣人の村を探しに来たにしては、狼がしゃべったくらいでびっくりしすぎだ。
爛々と目を輝かせる3人の勢いがすごすぎて、俺は思わずクロを後ろに庇うように立つ位置をずらしてしまった。
「旅の方」
「あ! 村長さんたち!」
俺があたふたしているうちに、村の大人たちが集まってきていた。
勇者パーティーみたいな3人は、木の杖をついて登場した村長さんへと目を向ける。
村の人たちは俺が頼んで、祭壇の周辺に隠れてもらっていた。
もし生け贄の祭壇に現れたのが、魔獣やドラゴンではなく人間だった場合。
俺だけではどうしようもないだろうから助けに出てきてくれってお願いしてたんだ。
それが、生け贄を代わる条件だった。
結局、魔獣が出てきたから皆帰ってしまったかと思っていた。
どうやらそのまま残ってくれていたらしい。
「魔獣を倒していただきありがとうございます。何もない村ですが、歓迎いたします」
柔らかく静かに笑う村長さんは、3人を村に招き入れることに決めたらしい。
(本当にゲームの中みたいなシーンだ)
なんて気の抜けたことを考えている俺の後ろで、クロが小さく唸り声を上げていた。
するとバタバタと、いくつかの足音が聞こえてきた。
「大丈夫か!?」
声の方を振り返ると、3つの人影が走ってくるのが見えて身構える。
でも先頭を走って来た金髪の男の人は、警戒する俺たちに構わずに目の前までやってきた。
「怪我は?」
心配そうに覗き込んでくる男の人に何か答える前に、新しい声が聞こえる。
「まぁ、まだ子どもですわ」
「人間の子どもと、犬? いや、狼ですか」
追いついてきた青いロングヘアの女の人と、小柄で茶髪の男の人は俺とクロを見て驚いた顔をしていた。
魔獣に襲われた直後に知らない人たちに話しかけられた俺は、混乱していて上手く話すことが出来ない。
金髪の男の人が、綺麗な緑色の瞳を細めて微笑んだ。
俺を気遣うように、優しい声色で首を傾げる。
「こんなところで、何してるんだ」
「……え、と……いや、おじさんたちこそ何してるんだよ」
「おじ……!」
笑顔が引き攣った金髪の人の後ろで、茶髪の人が大笑いし始めた。
青い髪の女の人も手で口を覆って肩を震わせている。
「あははははは! そりゃ、子どもからしたらおじさんですよね!」
「アクストうるさい! 僕はまだ25歳だ!」
丁寧な口調とは裏腹に、ゲラゲラと腹を抱えている茶髪の人。アクストと呼ばれたその人を、金髪の人は怒鳴りつけた。
大人だと思ったから咄嗟におじさんって言っちゃったけど、20代ならまだお兄さんだ。
(悪いことしたな)
ちょっと反省しながらクロを伺うと、尻尾をピンと高く上げている。
犬が警戒しているときと同じ仕草だ。
俺も気を許しちゃいけないのかもしれないと、気を引き締め直す。
金髪のお兄さんは剣を握り直した俺の手元を見て、両手を開いて見せた。
敵意はないってことが言いたいんだろう。
「急に声をかけられたらびっくりするよな、悪かった。僕はフィーバ。後ろの2人はアクストとマリーだ」
親指で全員を指し示してから、フィーバは俺に目線を合わせたまま話を続けた。
「僕たちは魔獣退治の為に世界中を旅してるんだ。偶然この辺りの獣人の村を、魔獣が襲ってるって聞いてな。早速、役に立てて良かったよ」
「わたくしたち、宿屋を探して迷子になってしまいまして。貴方は人間のようですが、獣人の村に住んでいますの? よろしければ案内していただけません?」
青い髪のマリーは俺の方に近づいて腰をかがめ、手のひらを合わせてきた。
俺は改めて、3人を見る。
金髪に緑の目、紅いマントをして腰に剣がある、いかにも勇者って感じのフィーバ。
青いロングヘアーに金の目の、魔術師っぽい黒いローブを着て杖を持ってるマリー。
そして小柄で茶色い髪と目をした、体格に似合わない大きな斧を持つアクスト。
見れば見るほど、ゲームの勇者の初期パーティっぽい。
(……助けて、くれたんだよな……)
さっきまで魔獣がいた場所に目をやると、焼かれてしまったのか影も形も無くて少しぞっとする。
良い人たちなんだろうとは思うけど、俺が勝手に村に連れて行って良いのかは分からなかった。
「……えっと……」
「村は今、旅人を受け入れてる余裕ねぇよ。助けてくれたことは感謝するけど村に寄らずに森を出ろ」
足元から声がする。
しどろもどろな俺の代わりに、ずっと黙っていたクロがキッパリと言い切ったのだ。
(おお……つ、冷たい……)
口は悪いけど、どこの誰かもわからない俺に自分のベッドを貸してくれるって言ったくらい面倒見が良いのに。
少し驚いた俺を上回る勢いで、目の前の3人が声を上げた。
「じ、獣人か!」
「狼の、獣人ですって?」
「しかも銀色の毛の……!」
獣人の村を探しに来たにしては、狼がしゃべったくらいでびっくりしすぎだ。
爛々と目を輝かせる3人の勢いがすごすぎて、俺は思わずクロを後ろに庇うように立つ位置をずらしてしまった。
「旅の方」
「あ! 村長さんたち!」
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村の人たちは俺が頼んで、祭壇の周辺に隠れてもらっていた。
もし生け贄の祭壇に現れたのが、魔獣やドラゴンではなく人間だった場合。
俺だけではどうしようもないだろうから助けに出てきてくれってお願いしてたんだ。
それが、生け贄を代わる条件だった。
結局、魔獣が出てきたから皆帰ってしまったかと思っていた。
どうやらそのまま残ってくれていたらしい。
「魔獣を倒していただきありがとうございます。何もない村ですが、歓迎いたします」
柔らかく静かに笑う村長さんは、3人を村に招き入れることに決めたらしい。
(本当にゲームの中みたいなシーンだ)
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