22 / 69
本編
謎の女
しおりを挟む
教室に入り日直の仕事を終え、貴子は一息ついた。
誰も居ない教室で窓を開け換気をすると、少し冷たい風をスーッと吸い込んだ。
「誰か来たら閉めれば良いわね。」
そんな独り言を言った。
基本的にワタは夜型で、午前中は休みの日でもなければほとんど眠っている。
貴子は昨日の夕方のことを思い出していた。
とてもあのままあの場には居られず、そそくさと買い物のせいにして逃げ帰ったのだ。
家に帰ってから確かめておきたかった事を書き出した。
<高橋と美智子の関係は?>
<太一も二人が居たことに自然だったのはなぜ?>
<っていうか3人は知り合い?>
<太一の言ったプロポーズって、口裏会わせで言っただけ?>
<幼稚園のとき?>
<いつ?>
<何て言った?>
後半は太一だが流石にそれは聞けそうもないので、とにかく高橋に美智子との関係を聞けばいいと思ったのだ。
貴子は、心の中では太一と美智子の関係性がやはり不安なのだ。
いくら家族だからって言ってもそれは今だけのことで、いつ気持ちが変わるか分からない。
それなら、少なくとも美智子に他に好きな人が居て上手くいけば安心なのだ。
(情けないけど、自信がない)
というのが本音なのだ。
これでも結構あっちこっちから声を掛けられ、真面目な告白も何度もされてきた。
勿論、貴子にはその気がないので丁寧にお断りしているのだが。
太一とは昔から気心は知れていた。
まぁ、わんぱくな弟と言った感じではあったが。
中学生になってかなり疎遠になってからは、色んなイベントで活躍する太一を取り巻きを気にしながらいつも視線で応援していた。
あの昼休みのブランコだって、久しぶりに太一を見つけ、ついつい足を運んでしまったのだ。
それから・・・・・
でも、カラオケボックスでも観覧車の時も太一の対応は素っ気なく感じた。
付き合うことにした途端、恐らくドラマの真似をしてあんなセリフを吐いてみたりしてるが本心ではないだろう。
まだ中2というのもあるが、でもこんなボン・キュッ・キュッな私に何か感じてもいいんじゃないか。
まぁ、とりあえずは美智子の問題を片付けよう。
・・・でも、今色んなことになっても、結局は何も無かった事になるんだよね。
もし、このまま上手くいった所で、きっとあのブランコで私が見ていただけの関係に戻るんだな。
まぁ、でも・・・今、背一杯のことはしよう。
・・・所詮、臆病で意気地なしの自分に出来る範囲で・・・
そんな訳で、貴子の今の気持ちはとりあえず高橋待ち状態なのだ。
ところが・・・
ガラガラガラッ
教室の前の引き戸が勢い良く開いた。
謎の女:「フゥ~。」
見た事のない女性がブロンドの髪を揺らしながら吐息混じりに教室に入ってきた。
貴子 :「??」
貴子は教室で起こった非日常的な出来事と、その女性の身なりにびっくりして固まってしまった。
その女はゆっくりと教壇に進みながら、
謎の女:「あなただけ随分早いのね?」
170cmはゆうに超え、黒皮のミニスカートにVネックのサマーセーターで中の紫の下着が薄く見えるその女は貴子を見ることなくそう言った。
貴子 :「み・・・峰不二子?」
そう呟いてしまうぐらいにお色気ムンムンでグラマラスなのだ。
謎の女:「まさか、あなた・・・・・・・」
彼女はゆっくり座っている貴子に近付き顎に人差し指を当ててくいっと少し持ち上げた。
謎の女:「眠っているの?」
貴子 :「はい?」
貴子は挑発的な目になって立ち上がり机をバンっと叩いた。
貴子 :「起きてますけど!」
謎の女:「そういう意味ではないわ・・・・・・・・」
ワタ :(・・・・ちょっと・・・・もしかして・・・・・)
貴子 :「えっ?・・・・・何?」
謎の女:「私のこと、分かるかしら?」
貴子 :「え~と、どこかでお会いし・・・」
謎の女:「あなたじゃなくて!」
そう言いながら貴子の胸元の中心をつついた。
貴子 :「はぁ?」
貴子は慌てて胸を両手で覆い隠した。
瞬間、ワタが出て来た。
ワタ :「ちょっと!何挑発してくれてんのよ!」
ワタはすかさず両手を腰に当てて怒り始めた。
謎の女:「あら?あなたって、やっぱり間の抜けた顔になるのね、ウフフ。」
ワタ :「どういう意味よ!」
謎の女:「さっきの子の方がキリッと精悍な顔つきだって・こ・と。」
そう言いながらワタに顔を近づけ、息を吹きかけた。
ワタ :「ハッ!ようやくのこのこ現れて何言ってんのかしら。」
ワタはその息を振り払うようにしながら言った。
ワタ :「そもそもその女・・・・・・あれ?」
手を止めて前を向くとその女はいなかった。
ワタ :「え?」
とキョロキョロすると、貴子の列の一番後ろの机に腰を置いていた。
スラリと伸ばした足を組みその上で頬杖をついた。
謎の女:「ようやく良いベースを見つけたから来てあげたのよ。」
ワタ :「・・・・・・・・」
謎の女:「あなたたちが私を探していた事なんて、とっくに気付いてたわ。」
ワタ :「だったら・・・・・」
謎の女:「だから、これっていうベースを見つけるのに時間がかかったのよ。」
そう言いながら両手を一旦広げて、自分の胸を艶かしく揉んで見せた。
ワタ :「・・・・・・・・」
謎の女:「あれ?ひょっとして忘れた?」
ワタ :「・・・・・・・い~え。」
謎の女:「そう、それならいいけど。」
女はわざと腰をくねくねさせるように教壇まで歩いてみせた。
謎の女:「でも、あんな若い男の子とは思わなかったけど・・・まぁ、いいわ。」
そう言いながら廊下の方へ戻って行った。
去り際に貴子に振り返り、
謎の女:「これなら勝負にもならないわね、ウフフ。」
と勝ち誇ったような顔をして見せた。
貴子 :(え?・・・・・え?・・・・・・・)
ワタ :「やっぱり・・・・・・・・」
ワタは大きく溜息をついた。
誰も居ない教室で窓を開け換気をすると、少し冷たい風をスーッと吸い込んだ。
「誰か来たら閉めれば良いわね。」
そんな独り言を言った。
基本的にワタは夜型で、午前中は休みの日でもなければほとんど眠っている。
貴子は昨日の夕方のことを思い出していた。
とてもあのままあの場には居られず、そそくさと買い物のせいにして逃げ帰ったのだ。
家に帰ってから確かめておきたかった事を書き出した。
<高橋と美智子の関係は?>
<太一も二人が居たことに自然だったのはなぜ?>
<っていうか3人は知り合い?>
<太一の言ったプロポーズって、口裏会わせで言っただけ?>
<幼稚園のとき?>
<いつ?>
<何て言った?>
後半は太一だが流石にそれは聞けそうもないので、とにかく高橋に美智子との関係を聞けばいいと思ったのだ。
貴子は、心の中では太一と美智子の関係性がやはり不安なのだ。
いくら家族だからって言ってもそれは今だけのことで、いつ気持ちが変わるか分からない。
それなら、少なくとも美智子に他に好きな人が居て上手くいけば安心なのだ。
(情けないけど、自信がない)
というのが本音なのだ。
これでも結構あっちこっちから声を掛けられ、真面目な告白も何度もされてきた。
勿論、貴子にはその気がないので丁寧にお断りしているのだが。
太一とは昔から気心は知れていた。
まぁ、わんぱくな弟と言った感じではあったが。
中学生になってかなり疎遠になってからは、色んなイベントで活躍する太一を取り巻きを気にしながらいつも視線で応援していた。
あの昼休みのブランコだって、久しぶりに太一を見つけ、ついつい足を運んでしまったのだ。
それから・・・・・
でも、カラオケボックスでも観覧車の時も太一の対応は素っ気なく感じた。
付き合うことにした途端、恐らくドラマの真似をしてあんなセリフを吐いてみたりしてるが本心ではないだろう。
まだ中2というのもあるが、でもこんなボン・キュッ・キュッな私に何か感じてもいいんじゃないか。
まぁ、とりあえずは美智子の問題を片付けよう。
・・・でも、今色んなことになっても、結局は何も無かった事になるんだよね。
もし、このまま上手くいった所で、きっとあのブランコで私が見ていただけの関係に戻るんだな。
まぁ、でも・・・今、背一杯のことはしよう。
・・・所詮、臆病で意気地なしの自分に出来る範囲で・・・
そんな訳で、貴子の今の気持ちはとりあえず高橋待ち状態なのだ。
ところが・・・
ガラガラガラッ
教室の前の引き戸が勢い良く開いた。
謎の女:「フゥ~。」
見た事のない女性がブロンドの髪を揺らしながら吐息混じりに教室に入ってきた。
貴子 :「??」
貴子は教室で起こった非日常的な出来事と、その女性の身なりにびっくりして固まってしまった。
その女はゆっくりと教壇に進みながら、
謎の女:「あなただけ随分早いのね?」
170cmはゆうに超え、黒皮のミニスカートにVネックのサマーセーターで中の紫の下着が薄く見えるその女は貴子を見ることなくそう言った。
貴子 :「み・・・峰不二子?」
そう呟いてしまうぐらいにお色気ムンムンでグラマラスなのだ。
謎の女:「まさか、あなた・・・・・・・」
彼女はゆっくり座っている貴子に近付き顎に人差し指を当ててくいっと少し持ち上げた。
謎の女:「眠っているの?」
貴子 :「はい?」
貴子は挑発的な目になって立ち上がり机をバンっと叩いた。
貴子 :「起きてますけど!」
謎の女:「そういう意味ではないわ・・・・・・・・」
ワタ :(・・・・ちょっと・・・・もしかして・・・・・)
貴子 :「えっ?・・・・・何?」
謎の女:「私のこと、分かるかしら?」
貴子 :「え~と、どこかでお会いし・・・」
謎の女:「あなたじゃなくて!」
そう言いながら貴子の胸元の中心をつついた。
貴子 :「はぁ?」
貴子は慌てて胸を両手で覆い隠した。
瞬間、ワタが出て来た。
ワタ :「ちょっと!何挑発してくれてんのよ!」
ワタはすかさず両手を腰に当てて怒り始めた。
謎の女:「あら?あなたって、やっぱり間の抜けた顔になるのね、ウフフ。」
ワタ :「どういう意味よ!」
謎の女:「さっきの子の方がキリッと精悍な顔つきだって・こ・と。」
そう言いながらワタに顔を近づけ、息を吹きかけた。
ワタ :「ハッ!ようやくのこのこ現れて何言ってんのかしら。」
ワタはその息を振り払うようにしながら言った。
ワタ :「そもそもその女・・・・・・あれ?」
手を止めて前を向くとその女はいなかった。
ワタ :「え?」
とキョロキョロすると、貴子の列の一番後ろの机に腰を置いていた。
スラリと伸ばした足を組みその上で頬杖をついた。
謎の女:「ようやく良いベースを見つけたから来てあげたのよ。」
ワタ :「・・・・・・・・」
謎の女:「あなたたちが私を探していた事なんて、とっくに気付いてたわ。」
ワタ :「だったら・・・・・」
謎の女:「だから、これっていうベースを見つけるのに時間がかかったのよ。」
そう言いながら両手を一旦広げて、自分の胸を艶かしく揉んで見せた。
ワタ :「・・・・・・・・」
謎の女:「あれ?ひょっとして忘れた?」
ワタ :「・・・・・・・い~え。」
謎の女:「そう、それならいいけど。」
女はわざと腰をくねくねさせるように教壇まで歩いてみせた。
謎の女:「でも、あんな若い男の子とは思わなかったけど・・・まぁ、いいわ。」
そう言いながら廊下の方へ戻って行った。
去り際に貴子に振り返り、
謎の女:「これなら勝負にもならないわね、ウフフ。」
と勝ち誇ったような顔をして見せた。
貴子 :(え?・・・・・え?・・・・・・・)
ワタ :「やっぱり・・・・・・・・」
ワタは大きく溜息をついた。
6
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
「メジャー・インフラトン」序章1/ 7(太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!)
あおっち
SF
脈々と続く宇宙の無数の文明。その中でより高度に発展した高高度文明があった。その文明の流通、移動を支え光速を超えて遥か彼方の銀河や銀河内を瞬時に移動できるジャンプ技術。それを可能にしたジャンプ血清。
その血清は生体(人間)へのダメージをコントロールする血清、ワクチンなのだ。そのジャンプ血清をめぐり遥か大昔、大銀河戦争が起こり多くの高高度文明が滅びた。
その生き残りの文明が新たに見つけた地、ネイジェア星域。私達、天の川銀河の反対の宙域だった。そこで再び高高度文明が栄えたが、再びジャンプ血清供給に陰りが。天の川銀河レベルで再び紛争が勃発しかけていた。
そして紛争の火種は地球へ。
その地球では強大な軍事組織、中華帝国連邦、通称「AXIS」とそれに対抗する為、日本を中心とした加盟国軍組織「シーラス」が対峙していたのだ。
近未来の地球と太古から続くネイジェア星域皇国との交流、天然ジャンプ血清保持者の椎葉清らが居る日本と、高高度文明異星人(シーラス皇国)の末裔、マズル家のポーランド家族を描いたSF大河小説「メジャー・インフラトン」の前章譚、7部作。
第1部「太陽の季節 DIVE!DIVE!DIVE!ダイブ!ダイブ!ダイブ!」。
ジャンプ血清は保持者の傷ついた体を異例のスピードで回復させた。また血清のオリジナル保持者(ゼロ・スターター)は、独自の能力を飛躍的に引き上げる事が出来たのだ。
第2次大戦時、無敵兵士と言われた舩坂弘氏をモデルに御舩大(ミフネヒロシ)の無敵ふりと、近代世界のジャンプ血清保持者、椎葉きよし(通称:お子ちゃまきよし)の現在と過去。
ジャンプ血清の力、そして人類の未来をかけた壮大な戦いが、いま、始まる――。
彼らに関連する人々の生き様を、笑いと涙で送る物語。疲れたあなたに贈る微妙なSF物語です。
本格的な戦闘シーンもあり、面白い場面も増えます。
是非、ご覧あれ。
※加筆や修正が予告なしにあります。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》
小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です
◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ
◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます!
◆クレジット表記は任意です
※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください
【ご利用にあたっての注意事項】
⭕️OK
・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用
※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可
✖️禁止事項
・二次配布
・自作発言
・大幅なセリフ改変
・こちらの台本を使用したボイスデータの販売
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる