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第3章―契約者たちと
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『それじゃさっそくだけど順番に自己紹介を――』
「ちょっと待て、それより先にあの玄関に居たおっさんのことを説明しろ」
帰ってきたときから気になって仕方がないと言ったら、その場の全員が頷いた。
俺達だけでなく、契約者たちも気になっていたようだ。
『ああ、彼はオレのところで働いてた天使なんだけど、今回晴れて全員契約できたから、そこの雑務をやってもらうために地上に下ろしたんだ。これからは家事は彼がやるよ~』
家事をやってくれるのか、あのおっさん。だからエプロンをつけていたのか……
いやそれよりも!あのなりで天使なのかよ!?
「あんなごつい天使いるんだ……」
結城が顔を引き攣らせていた。
俺も、あのおっさんに天使の羽根が生えたところを想像して吐きそうになった。
……やめよう。とりあえずあのおっさんは天使だとは思わないようにしよう。
『はい、彼のことも説明したし、それじゃ自己紹介お願いね!名前と……そうだな、契約に至った経緯を簡単でいいので言ってってもらおうかな』
しかし神は俺達の受けた衝撃などつゆ知らず、明るい声でそう言った。
「――ではまず俺から自己紹介しよう」
ガタリと椅子から立ち上がり先陣を切ったのは結城の契約者だった。
「俺は2年B組の坂東朔也、結城翔の契約者だ。学校では生徒会に所属している。契約に至った経緯は……利害が一致したからだな」
結城の契約者――坂東は無表情に淡々とそう言った。
「利害って何かしら?」
「最近、学校や街で不可解な現象が起こっていてその原因を探っていたところを、翔に理由を教えてもらった。契約をすれば原因を絶つこともできるとな」
天満が訊くと、坂東は冷静に答えた。
不可解な現象っていうのが、【邪魔】がもたらす現象だったのだろう。
だけど……よくそれで契約しようと思ったな。
「だがそれで何故お前はその原因を絶とうと思ったんだ?」
「この街――ひいてはこの国は、いずれ俺のものになるからだ」
「……」
俺はまさかの返事にどう返したら良いかわからなかった。
「朔也は元総理大臣の孫なんだよ。いずれ首領になる身としては、世界が壊されるのを黙って見ているわけにはいかないんだってさ」
「……ああ、そういうことか」
結城の補足を聞き、納得した。首領になるつもりだからこそのあの態度なんだな。
にしてもいきなりすごいの来たな。
「それじゃあ次は俺が……」
次に名乗ったのは新田の契約者だった。
「俺は2年C組の佐々木拓馬。さっき紹介してた朔也とは中学時代からの親友だよ。サッカー部に入ってる。新田君と契約することにしたのは、朔也の助けになりたかったからかな」
新田の契約者――佐々木はそう言って爽やかに笑った。佐々木はどうやら友達思いな奴らしい。
「成程、なんでこんなロリコンと契約することにしたのか気になってたけど、朔也と友達だったからか」
「あはは……確かにいきなり初対面で家族に少女は居るかと聞かれたのは驚いたけどね……」
結城の言葉に佐々木は困ったように笑っていた。
「逆に新田はなんで佐々木君を選んだの?」
「……佐々木には、とても可愛い小学生の妹がいる……」
「やっぱりそこなのね……」
逆に新田が佐々木を選んだ理由を天満に訊かれた新田は、全くぶれずに答えた。
それを聞いた俺は、新田と佐々木を一緒にして本当に大丈夫かと心配になった。
「お前、佐々木の妹に何かする気じゃないだろうな」
「そんなことしない……俺は少女のことは基本陰から見守る主義だ」
「それはそれで怖いんだが」
新田は直接妹に接触する気は今のところないようだ。
まあ、俺達はこの世界のものに危害は加えられないことになっているし、大丈夫だろう……多分。
「それじゃ次はおれ行きますね!おれは征矢君の契約者で1年B組の上谷充っていいます!野球部に所属してます!征矢君とは名字の読み方が同じで意気投合して……なんやかんやで契約に至りました!よろしくお願いしまーす!」
次に紹介したのは狼谷の契約者だった。上谷は元気に立ち上がり、腰を綺麗に折って挨拶した。
「そのなんやかんやのところが気になるんだけど」
「あ、やっぱり気になりますか!?自分でもとんでもないことで契約しちゃったなって感じなんですけど……聞きます?」
結城が一番気になるなんやかんやのところを聞くと、上谷はちょっと困ったように笑った。
一体どうやって契約したんだ?確か狼谷は俺達の中で一番早く契約に至っていたが……。
「おれ、征矢君とは出会った初日に意気投合して、昼休みに二人で遊んでたんですけど……おれたち二人ともハイテンションになりすぎて、二人正面衝突しちゃって」
「それで二人で鼻血出しちゃったんすよね!その鼻血が偶然口に入っちゃって!」
「は、鼻血だと……?」
どんな偶然だよ!
契約は体液の交換だが……互いの鼻血が偶然口に入ったのも体液の交換になるのか……。
そういえば狼谷が一度だけ昼休みの集まりに遅れた日があった。そのとき確かに狼谷は鼻血を出していた。それじゃああのとき狼谷は既に契約していたってことなのか……。
「すごい経緯で契約したみたいだけど……あなたはそれで良かったの……?」
天満が顔を引き攣らせながら言った。
「後から事情を聞きましたけど、おれとしては全然構いません!むしろ世界を守るヒーローになれたみたいでテンションめっちゃ上がってます!!」
しかし上谷はそんな変な経緯で契約に至ったのに気にしていないようだ。上谷が良い奴で救われたな。
「しかし鼻血でも契約できるのか……ん?なら……」
俺は状況的に切羽詰まっていたこともあって三上と無理矢理キスして契約したが……新田や結城たちはどうやって契約したんだ?
同性同士でキスは普通しないだろうし……。
「お前らもまさか鼻血で契約したのか?」
「そんなわけないでしょ」
「……指を少し切って、その血を飲んで契約した……」
結城と新田に聞いてみると、新田が契約の方法を教えてくれた。
成程……指を切って血を飲んだのか……なら俺もそうすればよかった。
神が契約にはキスしろとか言うからそれしか方法がないのかと思い込んでいたな……。
「……契約、血で良かったんだ……」
横では三上も俺と同じようにショックを受けていた。
「三上……まさかあれ……ファーストキスだったか?」
ショックを受けている三上にそっと聞いてみると、三上は顔を赤く染めた後、俯いてしまった。
……この反応、やはりファーストキスだったようだ。
「すまん、三上……」
「……いえ……いいんです……あの状況じゃ、仕方なかったと思うので……」
俺達がすごく気まずい気分になっていると、「じゃあ次はみかみくんね!」と狼谷に振られた。
今このタイミングで振るか!
「ちょっと待て、それより先にあの玄関に居たおっさんのことを説明しろ」
帰ってきたときから気になって仕方がないと言ったら、その場の全員が頷いた。
俺達だけでなく、契約者たちも気になっていたようだ。
『ああ、彼はオレのところで働いてた天使なんだけど、今回晴れて全員契約できたから、そこの雑務をやってもらうために地上に下ろしたんだ。これからは家事は彼がやるよ~』
家事をやってくれるのか、あのおっさん。だからエプロンをつけていたのか……
いやそれよりも!あのなりで天使なのかよ!?
「あんなごつい天使いるんだ……」
結城が顔を引き攣らせていた。
俺も、あのおっさんに天使の羽根が生えたところを想像して吐きそうになった。
……やめよう。とりあえずあのおっさんは天使だとは思わないようにしよう。
『はい、彼のことも説明したし、それじゃ自己紹介お願いね!名前と……そうだな、契約に至った経緯を簡単でいいので言ってってもらおうかな』
しかし神は俺達の受けた衝撃などつゆ知らず、明るい声でそう言った。
「――ではまず俺から自己紹介しよう」
ガタリと椅子から立ち上がり先陣を切ったのは結城の契約者だった。
「俺は2年B組の坂東朔也、結城翔の契約者だ。学校では生徒会に所属している。契約に至った経緯は……利害が一致したからだな」
結城の契約者――坂東は無表情に淡々とそう言った。
「利害って何かしら?」
「最近、学校や街で不可解な現象が起こっていてその原因を探っていたところを、翔に理由を教えてもらった。契約をすれば原因を絶つこともできるとな」
天満が訊くと、坂東は冷静に答えた。
不可解な現象っていうのが、【邪魔】がもたらす現象だったのだろう。
だけど……よくそれで契約しようと思ったな。
「だがそれで何故お前はその原因を絶とうと思ったんだ?」
「この街――ひいてはこの国は、いずれ俺のものになるからだ」
「……」
俺はまさかの返事にどう返したら良いかわからなかった。
「朔也は元総理大臣の孫なんだよ。いずれ首領になる身としては、世界が壊されるのを黙って見ているわけにはいかないんだってさ」
「……ああ、そういうことか」
結城の補足を聞き、納得した。首領になるつもりだからこそのあの態度なんだな。
にしてもいきなりすごいの来たな。
「それじゃあ次は俺が……」
次に名乗ったのは新田の契約者だった。
「俺は2年C組の佐々木拓馬。さっき紹介してた朔也とは中学時代からの親友だよ。サッカー部に入ってる。新田君と契約することにしたのは、朔也の助けになりたかったからかな」
新田の契約者――佐々木はそう言って爽やかに笑った。佐々木はどうやら友達思いな奴らしい。
「成程、なんでこんなロリコンと契約することにしたのか気になってたけど、朔也と友達だったからか」
「あはは……確かにいきなり初対面で家族に少女は居るかと聞かれたのは驚いたけどね……」
結城の言葉に佐々木は困ったように笑っていた。
「逆に新田はなんで佐々木君を選んだの?」
「……佐々木には、とても可愛い小学生の妹がいる……」
「やっぱりそこなのね……」
逆に新田が佐々木を選んだ理由を天満に訊かれた新田は、全くぶれずに答えた。
それを聞いた俺は、新田と佐々木を一緒にして本当に大丈夫かと心配になった。
「お前、佐々木の妹に何かする気じゃないだろうな」
「そんなことしない……俺は少女のことは基本陰から見守る主義だ」
「それはそれで怖いんだが」
新田は直接妹に接触する気は今のところないようだ。
まあ、俺達はこの世界のものに危害は加えられないことになっているし、大丈夫だろう……多分。
「それじゃ次はおれ行きますね!おれは征矢君の契約者で1年B組の上谷充っていいます!野球部に所属してます!征矢君とは名字の読み方が同じで意気投合して……なんやかんやで契約に至りました!よろしくお願いしまーす!」
次に紹介したのは狼谷の契約者だった。上谷は元気に立ち上がり、腰を綺麗に折って挨拶した。
「そのなんやかんやのところが気になるんだけど」
「あ、やっぱり気になりますか!?自分でもとんでもないことで契約しちゃったなって感じなんですけど……聞きます?」
結城が一番気になるなんやかんやのところを聞くと、上谷はちょっと困ったように笑った。
一体どうやって契約したんだ?確か狼谷は俺達の中で一番早く契約に至っていたが……。
「おれ、征矢君とは出会った初日に意気投合して、昼休みに二人で遊んでたんですけど……おれたち二人ともハイテンションになりすぎて、二人正面衝突しちゃって」
「それで二人で鼻血出しちゃったんすよね!その鼻血が偶然口に入っちゃって!」
「は、鼻血だと……?」
どんな偶然だよ!
契約は体液の交換だが……互いの鼻血が偶然口に入ったのも体液の交換になるのか……。
そういえば狼谷が一度だけ昼休みの集まりに遅れた日があった。そのとき確かに狼谷は鼻血を出していた。それじゃああのとき狼谷は既に契約していたってことなのか……。
「すごい経緯で契約したみたいだけど……あなたはそれで良かったの……?」
天満が顔を引き攣らせながら言った。
「後から事情を聞きましたけど、おれとしては全然構いません!むしろ世界を守るヒーローになれたみたいでテンションめっちゃ上がってます!!」
しかし上谷はそんな変な経緯で契約に至ったのに気にしていないようだ。上谷が良い奴で救われたな。
「しかし鼻血でも契約できるのか……ん?なら……」
俺は状況的に切羽詰まっていたこともあって三上と無理矢理キスして契約したが……新田や結城たちはどうやって契約したんだ?
同性同士でキスは普通しないだろうし……。
「お前らもまさか鼻血で契約したのか?」
「そんなわけないでしょ」
「……指を少し切って、その血を飲んで契約した……」
結城と新田に聞いてみると、新田が契約の方法を教えてくれた。
成程……指を切って血を飲んだのか……なら俺もそうすればよかった。
神が契約にはキスしろとか言うからそれしか方法がないのかと思い込んでいたな……。
「……契約、血で良かったんだ……」
横では三上も俺と同じようにショックを受けていた。
「三上……まさかあれ……ファーストキスだったか?」
ショックを受けている三上にそっと聞いてみると、三上は顔を赤く染めた後、俯いてしまった。
……この反応、やはりファーストキスだったようだ。
「すまん、三上……」
「……いえ……いいんです……あの状況じゃ、仕方なかったと思うので……」
俺達がすごく気まずい気分になっていると、「じゃあ次はみかみくんね!」と狼谷に振られた。
今このタイミングで振るか!
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