ぼくの名前

戸笠耕一

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登場人物

笠神耕也 
 主人公ぼく。過労のところ車に轢かれかけ百の犯罪を実施する。父は日本の法曹界で名を遺した人物。
 
戸神一也
 小説「犯罪百物語 ぼくがぼくであるために」を書いている謎の人物。

田湯崎真子
 警視庁調布警察署の巡査部長。笠神耕也の階上の住人の自殺に疑念を持ち捜査を始める。
 
与野谷保
 警察署調布警察署の警部補。田湯崎の上司。管轄外の事件にも突っ込む田湯崎を疎ましくも思いつつ自身が現場を離れたいために昇進してほしいと考えている。
 
市松正
 自動車修理工社長で会社の破産手続き中。笠神耕也の依頼人。六十七歳。
 
野々村平次
 不動産会社社長。笠神耕也の依頼人。八十七歳。スマートフォンの使い方に慣れておらず周りに当たり散らす。

朱雀武弘 
 大学生。部活は陸上部。二十一歳。裏口入学が笠神にばれて、犯罪の手助けをさせられる。

峯永統一郎
 世田谷区議員。四十八歳。妻と離婚調停中。娘の峯永葵とお手伝いの三人で暮らしている。

峯永葵
 高校生。世田谷区議員の娘。十七歳。福祉施設のボランティア活動をしているが、裏で援助交際をしている。
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