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第3章 戦い開始
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「何しに来た?」
治樹は静かな口調で相手に話しかけたが、内心は不審感でいっぱいだ。
彼の問いかけに、相手は薄っすらと笑うばかりだ。
「つい最近、といっても去年の王の会議があるまでは同じ国を治める者として同志だった。でも今は違うだろう?」
「ええ」
「私は官軍。君は賊軍じゃないか?」
「そうですよ」
「で、僕に一体何の用かな?」
彼はすっと己の玉座から立ち上がり、階段を下る。その様に、周りにいた衛兵も手にした槍を相手に向けた。その場には、殺気が走り死の影がチラついていた。
「言っておくが、冗談じゃないぞ。四の王」
「僕は何も、戦う意思はありませんよ。助けを求めに来ました」
「何?」
聡士は、周りの緊張感を気づいていないのか、この状況が予想の範囲内なのか不明だがすっかり落ち着き払っている。
意外な答えに治樹はあきれていた。
「さっぱりわからない。降伏の意思表示なのか?」
「はい」
「証明してもらえるだろうか?」
「はは、こうして単身であなたの元に来ているのが何よりの証拠じゃありませんか?」
「そうかな? 君ほどの魔術に長けた者が企みもなしに、わざわざ降伏するとは思えない。そもそも恭順の意思があるのならば、本国ではなく聖都に向かうべきだろう?」
「聖都には会いたくない人が大勢いますから」
「それは、私の関知することではないよ」
「あなたなら理屈の通る方だと思いましてね。そもそもあなたを暗殺するなら、機会はいくらでもありましたから」
「ほう」
「お見せしましょうか?」
聡士は、パチンと指を鳴らした。瞬く間に周りの景色に異変が起きる。時間がまき持っていた。瞬く間に昨日の夜になり、昼になり、朝になる。槍を突き立てたいずこかに消える。やがて治樹の妾達がぺちゃくちゃと話している。これは昨日のことだろう。彼女たちも消え、夜になる。王の間に人が消えた。
場面が変わる。
「で、まあ暗殺の機会があったのは三日前。あなたとお気に入りの妾が、仲良くしていた時ですよ」
「ああ、このときか。いわゆるハニートラップかね?」
生々しいシーンだが、この上なく情欲に溺れられた。心が躍るほど楽しい時間だったなと思う。
「ずいぶんとご執心のようですが、彼女は僕が差し向けた刺客」
「それで次は……」
また時間が遡る。今度は昼間だ。自分が玉座に座っている。衛兵や、大臣がそろいもそろっている。それで眼下にほかの国の使者が親書を読み上げている。まあ西王の烈王と罰に際しての協力感謝の返礼を言っていたのを思い出した。
「ここです。あなたに壱の国より使者が訪ねてきたでしょう?」
「なるほどもういいよ」
「はい。これで疑いは晴れたかと」
「いや、過去の記憶の断片を見せていただいたのはありがたい。が、今現在こうして私と君が面と向かっているこの瞬間こそ暗殺の最大の機会じゃないか?」
「なるほどそう来ましたか?」
「王を殺すなら使者など差し向けず直接殺しに来るのが一番じゃないかな? 君なら自在に時間を操れるのだから」
「おっしゃる通り」
「なぜここに来たのか真意は不明だが、ここを立ち去るのが賢明だと思うが、いかがかな? この狭い宮廷で大勢を巻き添えにしたくない」
「それは僕も同じですよ」
聡士は不気味なほどずっと朗らかな表情をしたままだ。
「僕があなたを殺し、この国を乗っ取ることなんて実にたやすいこと」
「――ほお、ずいぶんと言ってくれる」
「さっき過去の記憶を見せた通り、私は時間を自在に操れる王の能力がある。でもあなたの能力は、異性を恋させる力でしょう? 失礼ながら、あまりにも力の差は歴然だ」
「確かに私は争う気もないし、張り合いがないから戦ってもすぐに終わってしまうだろう」
「そういうことです」
「それで、何が望みかな? そろそろ質問に答えてほしい」
「個人的な願望です。この国をいずれ私に譲ってほしい、それだけです」
「……」
治樹は彼の言葉に閉口した。
「これが僕の望みです」
「――わからない。やはり国を乗っ取りたいのか?」
「違いますよ。強引なやり方は望んでいません」
「僕が君に土地を譲る理由がわからない」
「あなたの命が長くないからです。そうなったときに土地を受け継ぐものがいなければ、土地と民は流浪に迷う。それを阻止するために私に譲れと言っています」
「はは、なぜ私が死ぬ?」
「あなたの時間を見ました。王としてあなたも長い間生きてきました。あなたは、旧暦の時代の人だ。そろそろ命運が尽きてもおかしくない」
「それを言うなら君も同じだろう?」
「ほう、あなたはご自身の命の限りを感じていないのですか?」
「――ふん、それを君にいうと思うかね?」
「何も隠さなくていい。私にはある程度の時間が見せます。この戦いの勝者が誰なのかも、近い将来どうなるかも」
王の死期。それは定まったものではない。王の宝を手にしたとき、人としての一生が、何十倍にも伸びることもあれば、あっけなく死んでしまうこともある。治樹は、先代の伍の王が死んだと知り、不安を感じた。旧暦の王が一人死んだ。時代はうねりを帯びて、新暦に向けて変わりつつある。
王の死は、前触れもなくやってくる。最近眠りが深く、数日も寝入ってしまうのは明らかに死がさしせまっている証拠だ。王は寝る必要がない。前までは眠りなど、そうしたいとき時に取っていた。しかし今は耐え難い睡魔が襲い掛かる。
「君に土地を譲るか否かは、私が決めることだ。その問題は、今すぐに答えられる話じゃない。私が持っている王の首飾りを譲ることも、私が決めることだ」
「ええ、もちろん」
「まあ長話になったが、君に敵意はなさそうだ。降伏を西王に打診しよう。まあ頭を下げるなり、何なりしてみるといい。どうなるかは知らないよ。それにしても、なぜ相棒を裏切った? 彼とは酒を酌み交わしたのでは?」
〇わざわざ酒を酌み交わしているのに裏切るのは、話が矛盾するので、変更する
「へえ、よくそんなことまでご存じで?」
「なぜかな?」
「まあ彼には、味方のふりを演じるためにそこまでやっただけのことですよ」
「ずいぶんとひどいことを」
「聖女奪取が失敗して、烈王の信頼はなくなっていましたからね」
「また無茶なことをしたものだ」
「いつまでも西王に付き従うのは、ごめんだ。ずいぶんと長く僕らは付き従ってきた。彼女の事態に終わりを突き刺すものがいれば、それを育て上げ西王を殺す予定でした」
「まあ内心わからないでもない。だが彼女はずっとそうだけど――圧倒的に強い」
「はい」
「君が強いのも分かるし、君のお姉さんも十分強いし、烈王も精神は幼いが、力はあるようだ」
「無理ですね。僕ら姉弟は、とてもとても大事なものを奪われているから、西王を殺せない」
「あ、そうだね」
「だから誰か必要だった」
「だけどなぜ代わりに殺してくれる者を育てたのに見殺しにする? 君は西王を殺したいと言いつつ、殺せないから代わりに烈王にやらせているのでは?」
「言ったでしょう? 僕は近い将来がわかると。この戦いの結末が僕にはわかっているから今回こういう行動に出た」
彼は半ば諦めた顔をする。
「いつかは西王の時代も終わる。彼女を代表とした旧暦から続いた王朝は次期に幕を下ろす。ですが……」
「何だい?」
「幕を下ろすのは、まだ先の話ですよ。去年の王の会議で、西王の姿を見て思いました。降伏するのが妥当だと」
「君の未来予想が当たるといいけど。まあ少しの間ここにいるといい」
「ありがとうございます」
「ただしお客として歓迎はできない。君は本来なら来るはずのないあり得ない訪問者だから」
治樹は、そういうと衛兵に彼を連れて行くよう命じた。七の国を訪れた珍客はいなくなった。ずっとしゃべり続け彼は眠気を感じた。反逆者である四の王捕らえたことを西王に伝えたら寝るとしよう。彼はふらふらと王の間を後にした。
治樹は静かな口調で相手に話しかけたが、内心は不審感でいっぱいだ。
彼の問いかけに、相手は薄っすらと笑うばかりだ。
「つい最近、といっても去年の王の会議があるまでは同じ国を治める者として同志だった。でも今は違うだろう?」
「ええ」
「私は官軍。君は賊軍じゃないか?」
「そうですよ」
「で、僕に一体何の用かな?」
彼はすっと己の玉座から立ち上がり、階段を下る。その様に、周りにいた衛兵も手にした槍を相手に向けた。その場には、殺気が走り死の影がチラついていた。
「言っておくが、冗談じゃないぞ。四の王」
「僕は何も、戦う意思はありませんよ。助けを求めに来ました」
「何?」
聡士は、周りの緊張感を気づいていないのか、この状況が予想の範囲内なのか不明だがすっかり落ち着き払っている。
意外な答えに治樹はあきれていた。
「さっぱりわからない。降伏の意思表示なのか?」
「はい」
「証明してもらえるだろうか?」
「はは、こうして単身であなたの元に来ているのが何よりの証拠じゃありませんか?」
「そうかな? 君ほどの魔術に長けた者が企みもなしに、わざわざ降伏するとは思えない。そもそも恭順の意思があるのならば、本国ではなく聖都に向かうべきだろう?」
「聖都には会いたくない人が大勢いますから」
「それは、私の関知することではないよ」
「あなたなら理屈の通る方だと思いましてね。そもそもあなたを暗殺するなら、機会はいくらでもありましたから」
「ほう」
「お見せしましょうか?」
聡士は、パチンと指を鳴らした。瞬く間に周りの景色に異変が起きる。時間がまき持っていた。瞬く間に昨日の夜になり、昼になり、朝になる。槍を突き立てたいずこかに消える。やがて治樹の妾達がぺちゃくちゃと話している。これは昨日のことだろう。彼女たちも消え、夜になる。王の間に人が消えた。
場面が変わる。
「で、まあ暗殺の機会があったのは三日前。あなたとお気に入りの妾が、仲良くしていた時ですよ」
「ああ、このときか。いわゆるハニートラップかね?」
生々しいシーンだが、この上なく情欲に溺れられた。心が躍るほど楽しい時間だったなと思う。
「ずいぶんとご執心のようですが、彼女は僕が差し向けた刺客」
「それで次は……」
また時間が遡る。今度は昼間だ。自分が玉座に座っている。衛兵や、大臣がそろいもそろっている。それで眼下にほかの国の使者が親書を読み上げている。まあ西王の烈王と罰に際しての協力感謝の返礼を言っていたのを思い出した。
「ここです。あなたに壱の国より使者が訪ねてきたでしょう?」
「なるほどもういいよ」
「はい。これで疑いは晴れたかと」
「いや、過去の記憶の断片を見せていただいたのはありがたい。が、今現在こうして私と君が面と向かっているこの瞬間こそ暗殺の最大の機会じゃないか?」
「なるほどそう来ましたか?」
「王を殺すなら使者など差し向けず直接殺しに来るのが一番じゃないかな? 君なら自在に時間を操れるのだから」
「おっしゃる通り」
「なぜここに来たのか真意は不明だが、ここを立ち去るのが賢明だと思うが、いかがかな? この狭い宮廷で大勢を巻き添えにしたくない」
「それは僕も同じですよ」
聡士は不気味なほどずっと朗らかな表情をしたままだ。
「僕があなたを殺し、この国を乗っ取ることなんて実にたやすいこと」
「――ほお、ずいぶんと言ってくれる」
「さっき過去の記憶を見せた通り、私は時間を自在に操れる王の能力がある。でもあなたの能力は、異性を恋させる力でしょう? 失礼ながら、あまりにも力の差は歴然だ」
「確かに私は争う気もないし、張り合いがないから戦ってもすぐに終わってしまうだろう」
「そういうことです」
「それで、何が望みかな? そろそろ質問に答えてほしい」
「個人的な願望です。この国をいずれ私に譲ってほしい、それだけです」
「……」
治樹は彼の言葉に閉口した。
「これが僕の望みです」
「――わからない。やはり国を乗っ取りたいのか?」
「違いますよ。強引なやり方は望んでいません」
「僕が君に土地を譲る理由がわからない」
「あなたの命が長くないからです。そうなったときに土地を受け継ぐものがいなければ、土地と民は流浪に迷う。それを阻止するために私に譲れと言っています」
「はは、なぜ私が死ぬ?」
「あなたの時間を見ました。王としてあなたも長い間生きてきました。あなたは、旧暦の時代の人だ。そろそろ命運が尽きてもおかしくない」
「それを言うなら君も同じだろう?」
「ほう、あなたはご自身の命の限りを感じていないのですか?」
「――ふん、それを君にいうと思うかね?」
「何も隠さなくていい。私にはある程度の時間が見せます。この戦いの勝者が誰なのかも、近い将来どうなるかも」
王の死期。それは定まったものではない。王の宝を手にしたとき、人としての一生が、何十倍にも伸びることもあれば、あっけなく死んでしまうこともある。治樹は、先代の伍の王が死んだと知り、不安を感じた。旧暦の王が一人死んだ。時代はうねりを帯びて、新暦に向けて変わりつつある。
王の死は、前触れもなくやってくる。最近眠りが深く、数日も寝入ってしまうのは明らかに死がさしせまっている証拠だ。王は寝る必要がない。前までは眠りなど、そうしたいとき時に取っていた。しかし今は耐え難い睡魔が襲い掛かる。
「君に土地を譲るか否かは、私が決めることだ。その問題は、今すぐに答えられる話じゃない。私が持っている王の首飾りを譲ることも、私が決めることだ」
「ええ、もちろん」
「まあ長話になったが、君に敵意はなさそうだ。降伏を西王に打診しよう。まあ頭を下げるなり、何なりしてみるといい。どうなるかは知らないよ。それにしても、なぜ相棒を裏切った? 彼とは酒を酌み交わしたのでは?」
〇わざわざ酒を酌み交わしているのに裏切るのは、話が矛盾するので、変更する
「へえ、よくそんなことまでご存じで?」
「なぜかな?」
「まあ彼には、味方のふりを演じるためにそこまでやっただけのことですよ」
「ずいぶんとひどいことを」
「聖女奪取が失敗して、烈王の信頼はなくなっていましたからね」
「また無茶なことをしたものだ」
「いつまでも西王に付き従うのは、ごめんだ。ずいぶんと長く僕らは付き従ってきた。彼女の事態に終わりを突き刺すものがいれば、それを育て上げ西王を殺す予定でした」
「まあ内心わからないでもない。だが彼女はずっとそうだけど――圧倒的に強い」
「はい」
「君が強いのも分かるし、君のお姉さんも十分強いし、烈王も精神は幼いが、力はあるようだ」
「無理ですね。僕ら姉弟は、とてもとても大事なものを奪われているから、西王を殺せない」
「あ、そうだね」
「だから誰か必要だった」
「だけどなぜ代わりに殺してくれる者を育てたのに見殺しにする? 君は西王を殺したいと言いつつ、殺せないから代わりに烈王にやらせているのでは?」
「言ったでしょう? 僕は近い将来がわかると。この戦いの結末が僕にはわかっているから今回こういう行動に出た」
彼は半ば諦めた顔をする。
「いつかは西王の時代も終わる。彼女を代表とした旧暦から続いた王朝は次期に幕を下ろす。ですが……」
「何だい?」
「幕を下ろすのは、まだ先の話ですよ。去年の王の会議で、西王の姿を見て思いました。降伏するのが妥当だと」
「君の未来予想が当たるといいけど。まあ少しの間ここにいるといい」
「ありがとうございます」
「ただしお客として歓迎はできない。君は本来なら来るはずのないあり得ない訪問者だから」
治樹は、そういうと衛兵に彼を連れて行くよう命じた。七の国を訪れた珍客はいなくなった。ずっとしゃべり続け彼は眠気を感じた。反逆者である四の王捕らえたことを西王に伝えたら寝るとしよう。彼はふらふらと王の間を後にした。
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