罰ゲームから始まる恋

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瑠璃がいじめられる

いじめ6

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俺が近衛さんが犯人だと突き止めてから一週間たった。
俺はあれから嫌がらせを受けてる。
靴を隠されたら机の上に騙されてたのにバカなやつとかさ書いてあるプリントを貼られたり、クラスのやつに無視されたりしてる。

だがそんなことは気にしてない、問題は瑠璃がどうやったらいじめられないかだ。

俺はそんなことを考えながら瑠璃と別れ自分の家に着き、鍵を買って家に入る。

「おかえりー」

そこには料理を作ってる母親の姿があった。

『なんでいるんだ、今日記念日でもないよな。
母さんがいるってことは父さんもいるってことか?』

そう思いながら靴を脱いでゲリビングに入ると新聞を読んでる父さんがいた。
俺がただいまと言うと

「おかえり」

新聞から顔を上げ

「おかえり」

とシワをくしゃっとさせて、優しく微笑みながら言った。

「なんで母さんたちがうちにいるんだ?」

「仕事が早く終わったから久しぶりに家族で水入らずにに食べようと思ってね」

優しく微笑みながら母さんが言った。

『俺の両親はテレビ関係で働いてる。なので帰ってくるのはいつも遅いはずなんだか、今日は早いらしい。テレビ?なんか思いつきそうだ』

「それじゃ希堂たち皿を並べてくれないかしら」

料理を終えた母さんが料理を皿に乗せなが言う。

俺と父さんは母親の言う通り皿を並べた。

皿を並べたら料理取りに来て、俺たちは並べ終えたので、料理を運んだ。

運び終えると俺たちは席につきいただきますと言って食べ始めた。

「それにしても、最近いじめ問題が多いわね」

ご飯を食べながら真剣な眼差しで父さんを見ながら言った。

「そうだな、希堂はいじめられてないか?ぼっちだし」

『ぼっちであること前提かよ、普通友達できたか?って聞いてからぼっちなのかかわいそうだなて言うだろ。ぼっちにからりないが』

「いや俺友達いるぞ、ちなみにいじめられてはない」

両親は箸を落とした。

『失礼すぎんだろ、どんだけおれがともだちできないと思ってるんだ。』

父さんがははと笑いながら、

「マナは友達じゃなくて、親戚だぞ」

「知ってるわ、マナ以外の友達だよ」

俺はなに当たり前のこと言ってるんだと言う顔をしながら言った。

「まさか、希堂に友達できるなんて、大切しろよもうできないかもしれないだから」

『ひでえ、自分の息子にもう友達できないって言ってること酷すぎだろ』

それからは両親に学校のこと聞かれ、いじめられてることは言わずに話した。

食べ終わって俺が皿を洗ってると母さんが心配そうな目で、

「いじめられたらいいなさいよ、私たち、マスコミ関係だからそれを学校に言うこともできるんだから」

「わかった、いじめられたら言うな」

『ん?マスコミ関係、そうだそれだ瑠璃がいじめられてることをマスコミにバラすぞと脅せばいいのか、でも相手は権力者潰される可能性が高いか、記者と嘘つけばいけるか』

「ありがとうな、母さん」

「何が?」

「今、ちょっと課題にぶち当たったってたけど解決できそうだから」

多少困惑したように言った

「何が解決に繋がったかわからないけどどういたしまして」

『だけど今思いついたものだけじゃ解決の糸口が開いただけでまだ解決はできない、根本的な問題が残ってるからだ。瑠璃は周囲から嫉妬されていじめられてからだ。
また解決方法は後で考えよう。』

皿を洗い終わり母さんたちと雑談をしながら残りの時間を過ごした。

母さんたちは時計で時間を確認すると、

「もうこんな時間か、そろそろ帰るか?」

時計を見ながら父さんが言った。

母さんはそうねと頷き、帰る支度を始めた。

帰る支度を終えた母さんたちは玄関で靴を履き、

「友達大切にするのよ」

ドアを抑えながら母さんが言った。

「わかってるよ、母さんたちも体調にきおつけてな」

「わかったわ、じゃーね」

そう言ってドアを閉めて帰った。

俺はこれからどうやって解決に導くか考えながら、風呂に入り、寝る準備を整えた。

『また明日考えよう、明日になったらなんか思いつくような気がするし』

俺はベットにドスンと寝っ転がり寝た。






朝起きて俺は制服に着替えて、顔を洗い、食パンをオーブンに入れて焼き、焼き終えたらジャムを塗り食べた。
その時ある考えが浮かんだ。

『そうか瑠璃は今嫉妬されてる、それなら瑠璃は被害者にしてしてしまえばいい。
そのためには俺が共通の敵になればいい、協力者は脅せばいいだろう』

俺は素早くパンを食べ終えて、玄関で靴を履き外に出た。


俺は晴れやかな心で歩いているとマナにが前方に見えた。

「おはよう」

俺はマナの肩を叩きながら挨拶した。

するとマナは振り返りおはようと返した。

「希堂、なんか企んでるでしょ」

こちらを怪しげな視線を向けながら言った。

俺はビクッとなったが平静を装って、

「何も企んじゃいないよ」

マナは目を覗き込むように見てきたが、俺がだんまりを決め込んでると

ハァーと息を吐きまぁいいわと言って

「もし、希堂が傷つくようなことだったら止めるからね」

『マナ、何か感づいてやがるな
まぁ、教えたら止められるから言わないけど』

俺はそれからマナと駅に行き、
そこで瑠璃と落ち合い電車に乗った。

「瑠璃、今日でいじめを終わらせられるからな」
俺は小声で誰にも聞こえないぐらいの声で言った。

「へ?何か言った希堂くん」

『聞こえてたのか、内容までは聞き取れてないようだな。よかった。』

「何も言ってないよ」

「そう、ならいいんだけど」

そう言うと瑠璃は携帯をいじり始めた。

電車が平和台に着いて、俺たちは電車を降りて学校に向かった。

学校に向かう間俺は瑠璃と楽しく会話した。

『この会話が最後だと思うと悲しくなるな、しかもこの方法だと瑠璃を傷続けることになるし』

俺は思いついた方法を考えると涙が出そうになるがなんとか耐えた。

そして電車が平和台に着いた。

俺は切符を出してそれを駅員に見せて、駅内から出た。

俺は未練ができてしまう可能性があるので、できるだけ瑠璃に話しかけないようにした。
前ではマナと瑠璃が楽しそうに会話してる。

俺はそれを見て2人の間に入りたくなったが我慢し、学校に着くのをまだかまだかと歩きながら思った。

やがて学校に着くと、俺は下駄箱で素早く履き替え瑠璃たちにさっき言ってるなと言って教室に向かった。

その時マナが何か言ってる気がしたが無視した。
『おそらくマナは俺が何かする予感がして止めようとしたのだろう。だが、俺は瑠璃のためにもここで何か言われてやめるわけにはいかないんだ。』

俺は教室入ると過去に瑠璃と仲よかった集団からバカにしたような視線を浴びたが羨望のような視線も同じところから感じた。

なんで羨望されてるんだと疑問に思ったが俺は自分の席に座り寝るふりをした。

すると後ろから肩を叩かれるマナだと思い無視してると聞き覚えない声で、

「多目くん、起きて話したいことがあるの」

耳元で囁かれたので俺はドキドキしながら顔を上げ視線を起こした彼女に向けた。

『なんか見覚えがあるな?あー瑠璃と仲よかった集団の1人かてことは俺をバカにしにきたのか?』

「瑠璃と一緒にいる俺をバカにしにきたのか?」

俺は睨みつけながら言った。

「違うよ、私瑠璃に誤ってまた仲良くしたいと思って多目くんの元にきたの」

「瑠璃と仲良くしたいだって、あれだけのことをしておきながらか」

「うん、それはわかってる、私ね好きな男子がいたの、それでその子は瑠璃が好きで私は嫉妬をしてその子に嫌われればいいと思って情報を売ったの」

『要するに嫉妬をして好きな子に失望させようとしたってことか
クズだな、好きなら振り向かせる努力をするべきだと思う』

「それで俺に仲を取り持ってほしいのか?多分無理だぞ」

「やっぱりそうだよね、虫が良すぎるよね」

「不可能とは言ってないぞ、俺に策があるそれに乗ってくれ」

「わかった、あと最後に伝えなきゃいけないことがあるの
実は罰ゲームで告白っていたの私なの」

「そうなのか、それならこの策もハマりやすいな」

「その策ってどいうものなの?」

「あー耳をちょっと貸してくれ」

すると少女は頭俺の口元に持ってきた。

俺作戦を誰にも聞こえないように手を筒状にして少女の耳元で作戦を言った。

すると少女は少し悲しそうな表情をしながら

「本当にそれでいいの?」

と言った。


俺はああと覚悟のできてる表情で言った。

「それと頼みがあるんだが昼休み近衛さんを連れてきてくれないか?」

「うん、いいよでもなんで自分で連れてこないの?」

「理由は色々あるんだか、女の子の集団の中に俺が入るのが無理なだけだ」

すると少女はわかったと微笑み

「そうだ私の名前は菅井由貴というの、よろしくね」

菅井は微笑みながら自己紹介をした。

じゃまた後でと言って元の集団に帰った。

『これでなんとか一つ目はクリアしたなまさかあっちから来るとは予想外だったが。
あとは菅井さんが近衛さんを連れてくるだけだな』

俺は改めて作戦を確かめながら昼休みが来るのを待った。




 

 授業の終わりのチャイムが鳴る。


俺は背伸びして、教科書を片付ける。
当たり前のように瑠璃は俺の席を隣から借りた席をくっつけて昼ごはんの用意をする。

「ごめん、今日昼休み用事があるから、一緒に食べれないわ」

瑠璃は目をまん丸にしながら驚いた。

『傷つくぞ、予定があることにそんなに驚いてたら、まるでぼっちみたいじゃん。いやぼっちだったわ、厳密に言えば今からぼっちになるってことだか』


「予定があるなら仕方ないね、マナちゃんと楽しく食べてるよ」

悲しそうな表情で瑠璃は言った。




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