上 下
86 / 120
瑠璃がいじめられる

いじめ1

しおりを挟む
あれから数週間が立ち俺は瑠璃と挨拶を交わすぐらいにはなった。

俺は下駄箱で瑠璃に遭遇する


「おはよう、今日も可愛いね」

瑠璃は笑顔で何いってるのと言ってその後おはようと返す。

俺は未練がましくまだ瑠璃を諦めてはなかった。
確かに瑠璃の幸せが一番だが俺にはどうしても芦屋がキーくんには見えなかったのも理由の一つだ。

『ていうか絶対芦屋キーくんじゃねー野心がぷんぷんしてるもんな。
俺は人間観察が趣味だから明確な性格まではわからなくても雰囲気でだいたいわかる。』


瑠璃は下駄箱から上履きを取ろうとしたら一瞬その動きを止めた。

どうしたんだろうと思って瑠璃の方に近づくとなんでもないからと言って、俺を近づけさせようとさせなかった。

俺は不思議に思った。
なんで下駄箱から遠ざけるんだそこにに何かあるんじゃないか?
俺は無理やり近づき瑠璃の下駄箱を見た。
そこには下駄箱の中に死ねと書かれた紙が所狭しと貼ってあった。
俺は瑠璃を見る。
瑠璃は泣きそうな表情をしていた。

『いじめなのか、それとも好きな人が瑠璃のことが好きで恨まれるとかか。
どのみち許される行為じゃない
絶対に犯人を見つけてやる』

だがその前に聞かなきゃいけないことがあるな

「瑠璃、上履きは大丈夫か?」

「うん、大丈夫」

消え入るような声で言った

相当ダメージ受けてるな、いじめじゃないことを願おう。


俺たちは2人で教室に入ると周りが一斉にコソコソ話し始めた。

俺はふと黒板を見たそこには

練馬瑠璃は自分で罰ゲームを告白にしたビッチだと書いてあった。

俺は瑠璃を見る、今にも泣きそうだった。

瑠璃はキョロキョロして人生ゲームをしてた友達を見つけそこによって

違うよね、こんなこと言ってないようねと必死に言っていた。

するとグループの1人が立ち上がり

「練馬瑠璃は負けた後に自分で罰ゲームで告白をして最終的に振ってその顔を見て笑っちゃいそうになりそうだったよなんて言ったひどい人間です」

すると、周りはひどいなと、それ以外にも罵声を飛ばしていた。

瑠璃は黙って机に向かった、俺も後を追いかけて向かったがそこにはでかくピッチが私の好きな人をたぶらかしやがってとかいろんなひどいことが書かれていた。

すると誰かわからないがクラスメートの1人が俺に近づき辛かったなと言ってきた。

『辛かっただと、何も知らないくせに同情をむけるんじゃねぇ。
瑠璃が罰ゲームで告白したのは事実だがこんなにひどいことは思っていない』

すると1人の少女がこんなくだらないこと辞めるんですわと言って黒板で書いてあることを消して瑠璃の方に歩き辛かったわねと頭を撫でた。

あるグループはこちらを見てクスクス笑ってる。

それに違和感を覚えたが

「瑠璃、俺は信じてるからな」

そいうと瑠璃は涙目ながら微笑みありがとうと消え入りそうな声で言った。

だがそれからがひどかった。

マナと近衛さんと俺以外に瑠璃が話しかけると無視してまるでそこにいないように扱われていた。

そしてそのままホームルが始まった。

瑠璃は頑張って机の上に書かれた言葉を消している。

ホームルームは始まりいじめだと確信した俺はマナと近衛さんを呼んだ。

「マナと近衛さんは味方でいてくれるよな?」

「もちろんいじめなんて許しませんわ」
近衛さんは声高に宣言した。

マナははぁーとため息をついて

「希堂は味方でいるんでしょ、なら私も味方でいるわ」
そしてこれからの対策を話し合った。

「きっと上履きも隠される可能性があるから誰かが一番に下駄箱に行くこと、ものを隠される可能性があるから誰かが最後まで残ること、とりあえずはそのくらいでいいか?」

「そうね、とりあえずはそれでいいと思うわ」
近衛さんは納得して

「私も異論はないわね」

とマナが真剣な表情で言った。

三人で瑠璃の元に行って

「俺たちが何があっても守るからな
心配するな。」
「私罰ゲームで告白したのは本当なの、でもねあんなことは言ってないよ」

「罰ゲームで告白したことは知ってる」

すると瑠璃は口をあんぐりと開けて驚いていた。
瑠璃もそんな表情するんだな可愛いけど。

「なんで知ってるの?」

俺はマナを見てこくんと頷いたので本当のことを話すことにした。

「マナが友達から聞いてマナに教えてもらったんだ他院してすぐにな」
瑠璃はそんな前からと言って

「傷ついたよねごめんね」

「確かに最初は傷ついた。でもなな、そもそも罰ゲームじゃなきゃデートできなかったしあんなに楽しい思いできなかったんだ。
だから今では罰ゲームに感謝してる」

瑠璃はそういうと涙を落とした。

手で涙を拭ってありがとうねと言った。

「とりあえず瑠璃の彼氏に連絡取らなきゃな、放課後呼び出してもらってもいいか?」

「うん、わかった」

「ごめんあそばせ、私は所用がありまして出れないですわ」

わかった俺とマナで行こう

まさかあんなことにはなるとは知らずに俺たちは彼氏元に行った

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

処理中です...