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好かれて見せる

好きな人を落とす15

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おはよう携帯のアラームを止めニヤニヤしながら起きる。

今のアラームの声は瑠璃の声だ
朝おはようと言ってくれた時こっそり録音した。

瑠璃に起こされた気分で今日はいい気持ちだ

『いやー録音するときはバレるかどうかヒヤヒヤしたよ
冷や汗を全力で走った時並に掻いて瑠璃に汗すごいけど大丈夫って覗きながら言われた時はうっかり話しそうになった
まぁ、今日はいつも以上に暑いからだよって誤魔化したんだかな。』

ちなみホーム画面も瑠璃なので俺はホーム画面に向かっておはようと呟いた。

『きもいだってーホーム画面が彼女だったら普通挨拶するだろ
初彼女ならなおさら

だって世の中の初彼女できたやつもきっと挨拶してると俺は信じてる』


俺は制服をハンガーから取り今着てるものを脱いで制服に着替えた。

眠い目をこすりながら洗面台に行き顔を洗い鏡で寝癖がないかチェックした。

今日の髪型は大丈夫だな、前寝癖を確認しないで行った時に瑠璃に寝癖がついてるよと瑠璃に爆笑しながら言われた、しかも若干距離置かれながら一緒に学校行ったし
おそらく一緒に並びたくないほど酷かったんだと思う。

俺は同じ失敗を繰り返さないために鏡で念入りにチェックする。

寝癖がないことを確認すると俺はパンを食器棚から引っ張り出し椅子に座り袋を破いて一口頬張り

『そういや今日はテスト返しだな、緊張してきたわ
数学は一限目からだよな
最初っから本番でなんか緊張する
だけど60点取れれば瑠璃のクッキーが食べれる。
チョコにしようかなバターにしようか
今からニヤニヤ止まらない』

こんなことばっかし考えてると時計の針が出る時間に近づいていった。

俺は慌ててパンを口に押し込んでリュックを背負って家を出た。

俺は駅までできるだけ早歩きで歩きながらチョコにしようかバターにしようがまた考えていた

あーでもチョコだと作るの面倒だし、それにバターの方が好きだからバターにしよう
瑠璃の手作りクッキーを食べれるだけで幸せ者だな俺は

俺は駅に着く周りの怪しむような視線でニヤニヤしてることに気づいた
『家から駅までニヤニヤしてたのかよ、気持ち悪すぎだろ』

俺は緩んだ頬を叩きガラスで表情を見て真顔になったのを確認すると俺はスイカで改札口を通った

ニヤニヤする可能性あるからクッキーのことはあんまり考えないでおこう

俺はそう決意して階段を下り電車がちょうどきたので乗った。
6分間電車に乗り松戸駅に着いたので電車を降りて、瑠璃の待つ改札口に向かった。

改札口を通るとみどりの窓口の近くに瑠璃が居た。

俺は瑠璃の近くまで駆け寄り携帯をいじってるりの肩を叩いた。

すると瑠璃は顔を携帯から前に向き俺だと認識すると背面に花畑が見えるような笑顔でおはようと言った

『瑠璃の笑顔朝から見ると癒されるわー
瑠璃の笑顔を世界中に中継したら平和になるんじゃね』

「おはよう、今日も可愛いね」

「もー朝から何言ってんの」

瑠璃は照れた笑みを浮かべながら言った。

いやほんとに可愛いと思う
いつもよりナチュナルメイクでいつもりよりも少しタレ目で可愛いマジ天使

瑠璃はカバンからスイカケースを手に取ると

じゃーいこと言って俺に向けて右手を差し出してきた。

俺はいつものようにその右手を掴み手を絡むように握った。

今は電車を待っている最中だ。

「数学自己採点どうだった?」

うちの学校はテストが終わり数日経つと答案を渡されるためタイテの人が自己採点をしてる

『ちなみに俺は数学以外も60点超えていた
まぁあれだけ頑張ったしな
数学以外も一応数学終わった後にかなり勉強した。』

「数学自己採点してたら60点超えてたよ。
これで60点超えてなかったら先生を末代まで恨むわ」

『答案配られるでも配点は出されてないので万が一があるのだ
そしたらまじて親戚に頼んで末代まで恨んでもらうわ』

すると瑠璃がおかしくふふと笑って

「先生呪っちゃだめだよー
それにあんだけ頑張ったんだからきっと大丈夫だよ」


最後にあざとくウィンクをした


『そのウィンク可愛すぎ、女子はあざとくて嫌いとか言うんだろう嫉妬して、だけど男からしたらただただ可愛いだけなのだが
可愛いて正義だよね』

「瑠璃のお墨付きをもらえるだから多分取れてるだろう、ありがとう自信が出てきたよ」

俺は表情をキリッとしながらカッコつけて言った。

瑠璃は本当のことを言ったまでだよとにこやかに微笑みながら言った。

俺はその微笑みにいつまでも瑠璃と一緒に居たいなと思った。

俺は絶対に瑠璃を落としてやる落とすためならなんだってやってやるという決意をした。

そう決意をしてると電車が来て瑠璃から手を話して電車に乗った。
俺は名残惜しそうに手を見たがまた外に行ったら手をつなげるなと思い俺は電車に乗った


俺たちは馬橋駅で降りて流鉄に乗り換えた。


流鉄に乗ると俺たちと同じ制服のやつが何人かいた。

そいつらに嫉妬の視線を受けながらそれを気にする風もなく空いてる席にそっと瑠璃と共に座った

『その嫉妬じみた視線にはなれた
最初の方はその視線に冷や汗をかいたがなれたいまとなってからはいいだろ心の中でニヤニヤしながら見せつけながら歩いてる。うらやましだろーとな』

心の中でそう思っていると前のドアからマナが急いで入ってきた。

瑠璃もそれに気がついたのかマナの名前をうるさくない相手に聞こえるぐらいの声で呼んだ。

マナは瑠璃の声でこちらに気がつき目を細めた笑顔を見せながらこちらに来た。

「瑠璃じゃん、毎朝ほんとに希堂と登校してるんだね。飽きない?」

そう俺のことを一瞥して微笑みながら言った

『飽きないって何だよ、俺をその辺お菓子と一緒にするなよ。
俺はイケメンよりも一緒に居て楽しいぞ
イケメンなんて美人と一緒で3日で飽きるからな多分』

「飽きないよー、付き合った当初は飽きるかなーと思ったりしたけど
付き合ってからは思ったよりも優しかったし一緒に居て楽しいよ」

『付き合った当初は思っていたのかよ、まぁ今思ってないならいいが』

「へぇーすごいねわたしなんて3日で飽きたよ」
マナは驚いて目をみ開きながら言った

『3日で飽きてたのに俺とこんなに長くいてくれたのか?
哀れんで付き合ってたのか、マナがいなきゃぼっちだし』

「でも何で飽きたのに希堂くんと一緒にそんなに長くいたの?」


「私がいないと希堂ぼっちになっちゃうし、それはかわいそうだなと思って一緒に居たらなんか居心地が良くなっちゃてね一緒にいるんだ。」

『そうなのか哀れんでじゃないのか、俺と一緒にいるのが居心地がいいんだな。』

「まぁ、哀れみも入ってるけどね」

『やっぱ哀れんでたのかよ、身内がぼっちなのが見てられないとかか、一人でいてもいいことはあるんだよ、例えばなににも縛られないで自由時間が増えたりするし、
何で自分が生きてるのかとか哲学的に考え思慮深くなったりするんだぜ、要するにぼっちは哀れむ存在じゃない』

そう結論付けたと同時に電車が出発し、愛瑠璃の隣に座り楽しげに2人だけで会話し始めた

2人だけで会話しても悲しくないよ、だってぼっちは哀れむ存在じゃないからな

そう俺は心の中で強がって外を眺めながら電車が着くのを待った。

流山には歴史のある神社があるんだよー

可愛らしい声が電車の中を駆け巡る。

どうやら今日から流山のご当地アイドルの声で流鉄の止まる駅の観光を紹介する日らしい

ちなみに流山に関わるものは皆このアイドルを知っているはずだ。

俺は密かにこのアイドルのファンでこの日を楽しみにしてた。

学校行きながら流山娘の声が聞けるんなんて他のファンが泣きながら悔しがる様子が思い浮かぶな

俺は優越感を感じながら流山娘の声を聞いていると

一つ隣のマナが軽蔑した症状で

「希堂ニヤニヤしてキモいよ」

俺は目を開け周りの見てみるとヒソヒソとこちらを見ながら何か言ってる。

やべーこれって瑠璃に恥ずかしい思いをさせてるよな

マナははぁーとため息混じりに

「瑠璃も希堂がニヤニヤしてると一緒にいるの恥ずかしいよね?」

瑠璃は苦笑して

「そうだね、少し恥ずかしかな」

俺の方をまっすぐ見て言った

『相当恥ずかしいってことだなじゃなきゃまっすぐこっちを見ながら言わないし
もうるりの前でニヤニヤするのやめれるよう努力しよう、いやニヤニヤしたら恥ずかしい思いをさせるんだから絶対やめよう。』

俺は緩んだ頬を戻しイケメンな真面目な顔を作った。

「それにしても希堂が流山娘好きなの意外だったなー」

周囲のヒソヒソがやんだと同時にマナが話を切り出した

「意外か?俺結構二次元に近いものは好きなんだが」

「二次元ぽい?」
頭にはてなと疑問を浮かべながら言った

「ほらあのひかりとかあんなの二次元にしかいないだろ」

「ああなんか分かる気がするあいうタイプの妹ぽい人って三次元じゃいないもんね」

「わかるのかさすが俺の彼女」

光の良さがわかるイコール俺と見てるところが同じてことは相性抜群ってことだな。

マナは顎に手を当て思案顔になって考えている

「そもそもマナアニメ見ないだろだからわからないんだと思うぞ」

するとマナは考えるのをやめそもそも二次元がわからないのに考えても仕方ないねと言って考えるのをやめた。

それと同時にアナウンスが平和台の観光スポットいいはじめもうそろそろだなと俺は立ち上がった

マナも瑠璃もバックから定期を出してから立ち上がった

俺も定期をポケットから出した







『電車を降りたのに瑠璃と手を繋げてない。
何でだ理由はマナがいるからだな』

マナと瑠璃は仲良く話をしながら前を歩いてる

『俺と話してるより楽しそうだな
まぁ女子同士で盛り上がることもあるんだろう
でも俺もいるんだよ俺が入れる話題で話してほしいんだが』

そう思いながら寂しく瑠璃とマナの後をついていった。

下駄箱に着くとあとした表情をすると俺の方に歩み寄り

「ごめんね、希堂くんをほっといて話しちゃて」

申し訳そうな表情で謝りながら言ってきた

俺は気づいてくれたことに嬉しくて泣きそうになりながらも

「大丈夫だよ、それに瑠璃がマナと仲良くなってくれて嬉しいんだ。
あいつ過去に色々あっただろ、だから友達と呼べるやつ少ないんだよクールだしな」

『まぁ感情が高ぶってるときとか気分がいい時はめちゃめちゃ喋るだけどな、ジェットコースター乗りにいった時なんかずーとやばいと単語をうるさいぐらい言ってたし
筑波山登って雲がかかったときはきれいと何回も言ってそう思うよねと言いながらどう綺麗なのか語り始めたしな。』

「そうなんだーでも過去をを考えたらそうなるよね
私も友達は少ないんだー」

俺は目を見開き驚いた表情して
「意外だなー友達多いと思ってたんだか、八人ぐらいのグループででよく遊んだりしてるから」

すると瑠璃はまぁ普通はそう思うよねボソッと言って

「グループに所属してるだけその中の友達は数人しかいないよ」

俺は初めてグループに所属してるからってみんなが友達じゃないんだってことを知った

『じゃー何かあったときにグループは助けてくれないってことか
俺はグループに所属したことないからわからないけど仲良いやつとだけと一緒にいることは無理なのだろうか?
いや無理かクラストのカーストもあるしできるだけ高いカーストにいたからその友達が上位のカーストに憧れてたらそのグループリ入り自ずと仲良くしていた瑠璃も入る羽目になるもんな
やっぱぼっちが最高だなどこのカーストにも所属してないから自分の思い通りに動けるし。
そういえばマナもどこにも所属してないよなやっぱり自由に動きたいからだろうかと考察をしてると』

「遅い、いつまで考え込んでんの」

マナは仁王立ちして片手で髪を払いながらかっこ良く言ってきた

瑠璃もいつの間にか履き替えマナの隣にごめんね手のひらをくっつけながら無言で謝ってた。

俺は大丈夫だよと手を手を挙げてひらひらさせながら合図した

俺は急いで靴を疾風の速さで脱ぎ
上履き下駄箱から取り出して履いて靴をしまい

俺は瑠璃とマナが間にごめんと謝った

「希堂、考えると動かなくなって集中する癖どうにかした方がいいよ
中学校の修学旅行の時みたいに置いてかれるよ」


『ああ、あん時は周りいたら誰もいなくて焦ったなしかも道にも迷って泣く泣くと近くの先生に話しかけで電話してもらって合流したんだよなー
あれは美しくて歴史のある建物に興味を示さなかった班のやつらが悪いだろ
見とれて考察して周りを見てない俺が悪いですねごめんなさい』

「とりあえず考えるなら動きながらにしなさいよ」 
呆れたようため息をつきながらマナが言った

「できるだけそうしてみるわ」

そういうとできるだけなのねと復唱するように小声で言って

じゃー先行ってるねと言ってマナはずんずんと前に進んでいった

俺はそれかが瑠璃と2人きりにさせる気遣いだと気づき俺は心の中でありがとうと言った

瑠璃も察したのか俺に向き直り一緒に教室に向かった。

教室入るといつものように嫉妬じみた視線を浴びながら俺平然と自分の席に座り、瑠璃もカバンをかけ隣の席に座った。

俺は今日の朝のご当地アイドルに関して話し始めた

「瑠璃って流山娘の中だと誰が好き?」

「希堂くんと同じでひかりだよー
妹ぽさが守ってあげたくなるよねー」

「だよなー後なんだかんだ言って兄が失敗したら優しく慰めてくれそうだし」

『守ってあげたくなるような可愛さと支えてくれそうとか最強じゃね
二次元好きの俺が好きになるんだから間違いなくあれ素だろ
ああ話してると会いたくなるなぁー』

すると瑠璃も微笑みながら

「何だか会いたくなってきたよね
今度握手会一緒に行かない?」

『やっぱラポールがができてるみたいだな俺と瑠璃の親密度は数字では表させないほどだな』

俺はニヤニヤを抑えながら

「良いよ、行こうぜ、それで握手会いつだっけ?」

すると瑠璃はカバンから携帯を取り出しネットで握手会がいつ開幕されるか調べた。

「夏休み入ってからみたいだねこの時間だと朝早く起きないとね」

「それじ夏休み待ち合わせして行くか楽しみだな」

そうだねと瑠璃は向日葵のような笑顔で言った

やっぱ瑠璃のチャームポイントは笑顔だな
瑠璃が笑ったり微笑んだりすると可愛さが倍増する


キーンコーンカーンコーン
朝のチャイムがなり俺たちは話をやめ数分経ってからホームルームが始まった










































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