上 下
84 / 120
瑠璃がいじめられる

瑠璃に彼氏ができて転校生がやってきた!

しおりを挟む
あれから1ヶ月が立って夏休みが終わり今日から登校初日である。
布団から出るのめんどくセー
俺は普通の日々に慣れ幻想的な日々の前みたいに学校に行くのがおっくうになっていた。

『それに瑠璃に顔を合わせづらいしな。あれから瑠璃は芦屋にあったのだろか?
確かあいつ陰陽科のクラスだよなーあのクラスは夏休みがなくて秋休みがあるんだっけ
とするともう少しで休みか
 ずるいなー俺も陰陽科に転科しようかなー。』

これででも一つ呪術使えるだぜ陰隠の術とかな幽霊も見えるし転化できるんじゃねと思ったが筆記試験があることを思い出し断念した


俺はそんなどうでもいいことを考えていたために時間ん浪費してしまい余裕ある時間に起きたのに急いで用意をしなきゃいけないほど時間が切羽詰まっていた。

俺は朝ごはんは今日は無しでいいかと思い制服に着替えて靴を履き、急いで家をで出て駐輪場に行き自転車にグサと鍵を指してまたがりペダルを漕いで学校に向かった。
自転車で急いでいると何人かの同じ制服を着た見覚えのある生徒が通り過ぎたりしたが別に友達でもないので挨拶せずにそのまま通り過ぎ学校に着いた。
久しぶりだが思った以上にスピードが出てため10分前に着いたらしい、呼吸多少乱しながら自転車を駐輪場に起き呼吸を整えながら下駄箱まで歩いた。
ケダ箱に着いたら上履きを吐き下駄箱の中をチェックする

もしかしたら瑠璃からの復縁の手紙が入っているかもしれないと思いチェックしたが何も入ってなかった。

思った以上に俺は未練がましい性格みたいだ。入ってるはずないのにチェックするなんで

俺は自分の行為に苦笑しながら上履きをはき、自分のクラスへ向かい歩いてるとクラスの前で瑠璃を見つけた。
話しかけようとしたが瑠璃の話してる相手が芦屋だったため邪魔するのも悪いなと思い話しかけなかった。
『にしても陰陽科は今日休みのはずじゃないのか?部活でもやっているのか』
そう思いながら俺は席に着き教科書をリュックから引っ張り出して机の中に入れてボーとしてると後ろから肩を叩かれた。

そこには満面の笑みを携えたマナが挨拶をしてきた

「おはよう」

なんか今日気分良さそうだな、占いでもよかったか

「おはよう、今日はなんだか気分良さそうだな」

「やっぱそう見える、みんなに言われるんだよねー今日占いよかったんだ、なんと1位だったんだ」

『やっぱ占いだったか、昔から占いの類は好きだったもんな
ていうかそんなにテンションたかっかたら普段クールとか言ってるやつには驚かれるだろ。
俺と話す時ですらそんなにテンション高くならないのだから』

と俺はマナの友達が驚いてる姿をイメージした。

「マナ、この前の交流会男どもに囲まれてたな、あのあと大丈夫だったか?」
するとマナは眉間にしわを寄せて

「大変だったわよーだいたいが変なナンパしてくる連中だったし何が俺は火の術が得意で火力に関してはナンバーワンよそんなこと陰陽師でもない私に自慢してどうするのよ普通の生活じゃ焚き火ぐらいにしか役に立たないじゃない」

よく噛まないで最後まで言えたな

マナははぁはぁ息をしながら

「嫌なことを朝から思い出させないでよ、せっかく気分良かったのに」

「ごめんごめん、そんな変なナンパされてると思わなくて、せいぜい普通科って勉強難しいとか陰陽科の授業ってどいうのやるの?とかそいう世間話見たいのからナンパするのかと思ってたから」

「ナンパされることは前提なのね」

「そりゃマナほどの可愛さだったら当たり前だろう」

 さも当たり前のように言うと

「褒めても何も出ないわよ」

とそっぽを向きちょっと赤くなった顔で言った。

『照れてんな、他の男子からも言われてるはずなのにこんなことで照れるかよ
あーでも男が恥ずかしがって言ってないのかナンパで言うのと日常生活で言うのとは違うからな』

するとマナはそういえばと話変え真面目な表情で

「瑠璃、芦屋くんと付き合い始めたらしいよ」

俺はそれを聞いて心臓を捻られるような痛さを感じながら

「思い人と付き合えたらよかったじゃねーか、あとでおめでとうて言わないとな」

「大丈夫呼吸が荒いけど、保健室行ったら」

マナは覗き込むように言ってきた

俺は思ったよりもダメージがでかいことに驚きながら深呼吸して息を整えて

「大丈夫だよ、おめでとうぐらい言ってあげたいからな」

チャイム1分前になってるから瑠璃が慌てて席に戻ってきた

「瑠璃、おはよう」

瑠璃は一瞬ビクッと驚きながら声の主が俺だと知ると優しく微笑みながら

「おはよう、希堂くん」

『あーやっぱ俺瑠璃のことまだ好きだわ、あの笑顔が誰かのものになるなんて嫌だ。でも瑠璃はようやく思い人と付き合えたんだ祝福してやらないとな』

「瑠璃、芦屋くんと付き合ったんだてなおめでとう」
瑠璃は一瞬驚いた表情したがそのあとありがとうと微笑んだ

あー俺も昔から瑠璃に出会ってたらなと後悔しながら始業式で外に並ぶのを待った。

先生が入ってきて外に並んで体育館に入った。
俺たちは決まったところに座り校長先生が喋り出すのを待った。
数分経って校長先生が登壇して、
今日はいい天気ですねと天気の話をしてそのあと要約すると我が校に恥じない受験勉強をしなさいと言ってた。

『三年生からしたらいい迷惑だよな、そんなの言われなくてもわかっているっててな』

校長先生の話が終わりそれから数分経って始業式が終わって、俺たちは教室に戻った。


先生が教室に入ると、まるで入ってくるはずがない動物が動物園従業員に知らせないで入ってきたかのように慌てふためいていた。

みんな静粛に今日は転校生を連れてきた。

「みんなくれぐれも喧嘩をしないようにな。」

「じゃー入ってきていいぞ」

その合図ともにコツコツと音を立て黒髪のストレートで、目は気が強そうな意思が灯った切れ長の目て鼻は高く唇は笑みを浮かべてる
歩くたびに胸が揺れる巨乳だ。
とんでもない美少女だった。

男たち感嘆の声を上げた。

『そりゃそうだろな、こんな美少女がクラスに転向してきら嬉しくて気分もハイになるだろう。
俺はならないのかって?
俺は未練がましく瑠璃が好きだから何も思わない。
もし瑠璃と付き合っていなかったらクラスの男どもと同じようにテンションあげてただろう。』

「みなさん御機嫌よう、私は近衛可憐といいます以後お見知りおきを」

『お嬢様かよ、今時御機嫌ようなんて言葉使うやついたんだな。
どこの令嬢だ、確かニュースで近衛商社の本社が長崎から千葉に映るって聞いたな。』

「えーと、近衛さんは近衛商社の社長さんの娘さんです。
近寄りがたい存在かもしれませんが仲良くするように」


『やっぱ近衛商社の社長さんの娘さんか、関わると面倒そうだな関わらないでおこう。
まぁあっちから話しかけてくることなんてないげどね』

「新しい学期になったし席替えするぞー」

『席替え好きすぎだろこの先生、もう3回目だぞ。
俺は瑠璃の隣だからもう席替えなんてしなくていいんだが』

「近衛さんはあそこの空いてる席に座って待っていてください。」

近衛さんはわかりましたと言って空いてる席に座った。

そして席替えが始まった。




『なぜこうなった、なんで俺の隣に瑠璃じゃなくて近衛さんがいるんだよ。
それでマナがまた前の席って腐れ縁すぎないか。』


「教科書とかまだ届いてないので多目さん見せてくれまして」

気持ちが沈んでいる俺に近衛さんをそう言ってきた。

「次の授業は日本史だな、ほれ教科書使っていいぞ」

俺は教科書をリュックから出して近衛さんに渡した。

近衛さんは目をまん丸にして驚きながら

「あなたは見なくてよろしくて」

「あー俺は教科書何周も読んだから頭に入ってるんだ使っていいぞ」

近衛さんは微笑んでありがとうと言った。

『にしても瑠璃と離れちゃったよ、
まぁでもこれでよかったのかもしれない俺は振られたばっかしだし、瑠璃も気まずいだろうし』

そうこうしてるうちに先生が入ってきて日本史の授業が始まった。








ピンーポンパーポン四限目の終わりのチャイムがなった。

すると一部の男子たちは近衛さんの元には早歩きで向かってきた。

「近衛さんもしよっかたら一緒に昼ごはんどうですか?」

名前は忘れたがイケメンの1人がイケメンスマイルをして聞いてきた。

『うざいな、イケメン断れやがれ
だいたいイケメンはずるいんだよ
何もヤンなくても人がやってきて話してくれるからコミ力が高いんだよ。
イケメンじゃない奴は自分から話しかけなきゃいけないからコミ力ないと話しかけられない。
とりあえずイケメンは憎い。』

俺の思いが通じたのか近衛さんは申し訳なさそうな顔をしながら

「ごめんなさい、先約あるのですの」

そう言って近衛さんは丁寧にお辞儀をして男間を通って行きある男の前で止まって笑顔を見せて席と席をくっつけて談笑しながら食べ始めた。

男たちはその様子を遠目からポカーンと眺めていた。

だが数分経つと男たちは俺の隣の席で机をくっつけてなんであんな奴がとか言いながら食べ始めた。


俺もいつもなら瑠璃と食べていたが振られたばかりなのとそもそも瑠璃が教室にいなかった。まあどのみち一緒に食べるのは気まずいが、俺はぼっちでの昼食を楽しんだ。

『これこそ孤独のグルメだな
あとマナは友達と食べてるから一緒には食べれない。
それにしても近衛さん、いきなり男と食べるなんて知り合いなのか?
でも見た感じただの知り合いじゃなさそうだな。
もしかして近衛さんがあの男のことが好きなのか?
まぁそうとは限らないが』

俺は昼ごはんを食べながらそんなことを考えていた。


俺はいつもよりも早く昼食を食べ終えた。

俺は本を読むふりをして周囲特に近衛さんのことを観察した。

『俺の趣味の一つである人間観察だ。
あの屈託のない笑顔、おそらくあの男のことが好きなんだろう
だからと言って何かするわけじゃないが』

しばらく観察すると今度は俺はマナを観察した。

『笑い方が相変わらず作り笑いだな、女子同士でいるとマナは大抵ああいう笑い方をしている。
女子といると好きな人を探りあったり嫉妬されたりするから息苦しいらしい。
特に今食べてるメンバーはいつもと違う人も入ってるからな。』


ちなみに席替えでリア充たちは遠くの席に固まったので俺が席から動くことはなかった。

俺は観察終えて眠りに入った。





キンコンカーンコーン
授業の終わりのチャイムが鳴った。

俺は数学の教科書をリュックにしまった。

『俺は瑠璃と約束してから数学の授業は真剣に受けるようになった。
そうすればまた教えてくれるんじゃないかと思って、未練がましいというのはわかっている。
だが俺は一睡希望持って待っている、また笑顔で俺の元に来てくれることを』


俺は帰る用意をしてクラスを出ようとしたらマナに肩を掴まれた。

「2人で帰らない?久し振りに」

俺は否定する理由はないので了承してマナと帰ることにした。


俺たちは下駄箱に向かってると瑠璃に会った。

隣には彼氏と思わしき人物がいた。

胸がキュッと切なそうに痛くなった。

俺は急いで靴を履きその場を後にした。

希堂くんと瑠璃が小さく切なそうに呟いた気がした。





しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

処理中です...