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勉強会

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テスト前の最後の土日だ。
俺は惰眠貪り昼頃に起きてしま位慌てて勉強の準備をしている

なんで勉強嫌いの俺がこんなに寝てしまったことに慌ててるかというと数学で60点取ったら好きなものをくれるという約束をしたからだ。

『何をもらおうかなー買ってもらうんじゃなくて作ってもらうのもアリだろうかそれなら手作りクッキーを作ってもらおうか、クッキを恥ずかしながら渡してくれるのかな、ヤベーにやけてきた』

ふと時間を見ると10分立ってた

ヤベー早く勉強しないとそう思いリュックから教科書を取り出し勉強をし始めようととしたら

ピンポーントインターホンが鳴った

何も頼んでないんだか、怪訝そうに外を眺めるとマナがいた。

俺は鍵を開けてドアを開いた

「どうしたの?遊ぶのは無理だぞ」
と俺は先に言う前に断った


「流石にこの期間に遊ぶ約束はしないわよ」

呆れた表情をしながら言った

『じゃあー他に何の理由があって俺の家に来たんだ。
勉強でも教わりにきたのか?』

「気づいたようね、勉強を教わりにきたのよ」

『何で人の顔だけで思ってることがわかるんだよ、あと勉強俺が得意じゃないくらいマナもわかってるはずだと思うんだか』

「俺そんなに教えらねーぞ、他のやつの方が教えられるんじゃないか?」

『マナの人気度だったら男女ともに喜んで手をあげオークションのようにお金払うからチャンスをくれつってなるんじゃないか、お金ももらってこさ教えてもらえるなんて、ずるい嫉妬してすぎて目から涙が出そうだ、あそれ悲しんでるだけだったわ。』

どうでもいいこと考えてるわね呆れたように言って、

「今回は希堂が適任なの、教えてもらいたいの日本史だから」

『それなら確かに俺が適任だな、マナに教えるためのオークション開幕されなくて良さそうだな』

そうおもいながらとドアを全開にしマナを家に迎え入れた。
するとマナはお邪魔しますと言って靴を脱いでちゃんと並べて中に入った。

俺はマナが中に入ると折りたたみ式のテーブルを組み立てて

「椅子だと疲れるだろ、組み立てたからここで勉強しようぜ」

隣の席に座布団を持ってきてそこに座るようにポンポンと叩いた。

するとマナはじゃ失礼するねといい隣に腰かけた。
 
そういやなんで歴史なんだ。もっとヤバい教科あっただろう。

するとマナはがくんと頭を落としながら

「次日本史赤点とったら追試どころかたくさん課題を出されるのよ、数学はそんなに課題ないから捨ててるの」 


『それどんまいだなあの人のことだし女子にだけ課題大量に出しそうだしな、宿題忘れても男だけに明日提出いいと言って女子はその日に提出期限にしたりしてたからな
マジで差別し過ぎだろうあの先生、て言うか女性怖い』

女性同士の嫉妬に恐怖におののいてると

「女性なんて互いを牽制するものなのよ、自分より可愛い奴には嫉妬して変な噂流したりとかね」

『もはや俺の考えが漏れてるのには突っ込まない
だか嫌な記憶を思い出し待ったぽい苦々し表情をしながら言ってるしな。』

「ごめん、嫌な記憶思い出させたな」

「いや、大丈夫だよ最近きになることがあってね」

気になるときになるなぁーと思っていたがマナの表情が効くなどと言ってるような気がしたので

俺は勉強し始めることにした

「マナそろそろ勉強しないか?」

俺はそう言って数学の教科書机の上に出した

マナはそうだねと言って日本史の問題集を出した


しばらく勉強するとマナが

「阿衡の紛議どう言う意味、教えて」

「阿衡紛議ていうのは宇多天皇が具体的に権限のない阿衡の任に基経を任じて基経が拗ねて部屋にこもって仕事を放棄してそれ困った宇多天皇が起草者である橘広相のせいにして基経の実力を見せつけた事件のことを言うだよ
ちなみに年代は888年に起こった出来事だ」

マナはそういうと俺言ったことを一文字も漏らさずに書き写していた。

俺は机に向かうため立ち上がりプリントを持ってきてそれをマナの目の前に置いた。

「それ俺が次のテストで出そうだなとまとめて置いたやつそれやった方が効率いいからあげる。」

「いいの?希堂の分はあるの?」

「あるよコピーしてあるからな、その中でわからないやつがあったら聞いてくれ」


しばらくマナはそのプリントを解いていた。
すると手が止まり俺裾を引っ張りながらある問題をに聞いてきた。

「三代格式って何?」


「格っていうのは律令の追加修正法のこをいうんだ
式っていのは施行細則のことな、んで三代格式、弘仁 格式 嵯峨天皇、貞観式 清和天皇、延喜式 醍醐天皇
最後の延喜式の年代927年、年代を覚えるのはこれだけでいい
書いたか?」

マナがノートに書いたのを確認すると俺は立って玄関まで行って俺はマックスコピーをマナにはお茶を入れてやりトレーに乗せて持ってきた。

「出すの遅れたなはいこれお茶」
トレーからお茶ををマナの近くにおいて言った

「ありがとう、ちょうど喉乾いてたんだ」

そう言ってマナはお茶を一気に半分くらい飲みながらプハーと言って生き返るーと言ってまたプリントをやり始めだ。

それから何回か質問をされそれに答えて行きとうとうプリントが終わった。

俺もマナの様子を見ながら教科書の問題を解いていてマナがプリント終わる数分後に解き終わった。

プリントを解き終わったマナは背伸びをして机にグターとなり

「これでテストで赤点回避できればいいんだけど」

「大丈夫だろそれが解ければ60点取れるからら今、回答持ってくるからな」

そう言って俺は立ち上がり机の引き出しからプリントを出してマナに手渡した。

「それ回答な、あとで答え合わせして復習しとけよ」

「わるいねーいつもだったらこんなにサービスしてくれないのに何で今日はこんなにサービスしてくれるの?」

「そんなのあの教師が瑠璃を困らせたからだろ、赤点を1人でも減らして悔しがらせてやる」

『課題を与えられそうなのは俺の知る限りだとマナぐらいだからな、だからマナさえ赤点を取らなければあの教師用意した課題ビリビリ破きながら悔しがるだろう。』

マナははぁとため息をつき

「結果的に助かってるんだからいいんだけど、理由がしょうもなすぎだわ」
両手に顎を乗せながら言った

一旦勉強が終わったのでテレビをつけて最新のニュースをマナとチェックしてマナは時計を見てそろそろ帰るね今日はお父さんがくる日だからと言ってマナは立ち上がったので俺も立ち上がり玄関までついて行きマナが靴を履いて

「今日はありがとうねー、勉強教えてくれて、あとプリントも」

髪の毛かきあげてバラのように微笑んだ。

俺そのシク座にキュンとして女子の気持ちが少しわかるぐらいカッコよかった。
 

その笑顔って天然なの?わざとなのと天然だったら強力だわと思いながらどういたしましてと返事をして
「じゃ月曜日ね、またね」

「また月曜日な」

そう言ってマナは隣自分の家に帰った。

俺はそれを確認してドアを閉め鍵をちゃんと閉めて机を片してテーブルで勉強することした

思ったり今日進んだな瑠璃にこの前教わったおかげかもな
だけどわからない問題も多いんだか瑠璃の邪魔をしたくないなから教えてもらうわけにはいかないし

そういやなんかのcmで動画で授業受けられるやつあったなあれやってみるかと思い俺はアプリをインストールしてわからない分野の授業を受けてみた。
めちゃくちゃわかりやすいじゃんこれなら60点取れるなと思い俺どんなプレゼントもらおうかなーと妄想しながら勉強した








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